白い夏の墓標

白い夏の墓標

小説・文芸
781円 (税込)

3pt

パリで開かれた肝炎ウィルス国際会議に出席した佐伯教授は、アメリカ陸軍微生物研究所のベルナールと名乗る見知らぬ老紳士の訪問を受けた。かつて仙台で机を並べ、その後アメリカ留学中に事故死した親友黒田が、実はフランスで自殺したことを告げられたのだ。細菌学者の死の謎は真夏のパリから残雪のピレネーへ、そして二十数年前の仙台へと遡る。抒情と戦慄のサスペンス。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    白い夏の墓標
  • タイトルID
    :
    288841
  • 電子版発売日
    :
    2014年11月14日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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白い夏の墓標 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    久々にのめり込んだ作品。
    細菌兵器に手を染めさせられた科学者の悲運な人生をなぞる、自分にとってある種盲点な、なじみのないテーマに強く惹きつけられる。
    本書で取り上げる科学の二面性は、昨今のAIに対しても同じ思いを抱かずにはいられない。

    0
    2025年12月28日

    Posted by ブクログ

    「色褪せない」ってこういうことなのかと思った。
    描写が美しくて、頭の中で情景がふぁ〜って広がって、映画を見ているみたいな感覚になった。

    余白がたくさんで、すごく好き。

    最近の本に多いようなスピード感があるからページを捲る手が止まらないのとは違った感覚で、どんどん読み進めて、終わるのが寂しいって思った…もう一回読みたい。

    0
    2025年07月14日

    Posted by ブクログ

    書店で帯に惹かれ購入。名作と言われるだけあって繊細で綺麗で切ない文章が読む手を止めなかった。

    210頁「人は理由なしに生きることはできるけれども、十分な理由なしに死ぬことはできない。」本質的な素晴らしい一文だ

    0
    2024年11月22日

    Posted by ブクログ

    この作家さんの話は専門的だけど好きなんです。今回もまるでコロナが以前から知っていたような感じをさせる物語であるともいえる。まぁ所々専門すぎて読み飛ばしたものはありますが(笑)

    0
    2024年06月03日

    Posted by ブクログ

    「この本、本当に凄いぞ!!」の帯に衝動買い。45年前とは思えない現代的内容の医学ミステリー。

    アメリカで客死した学友の痕跡をおって行くうちに辿り着く細菌研究所。細菌兵器の研究に従事する医学者たち。逆立ちした科学。人体実験やウイルスなど、COVID19の出自を預言しているかのような内容。

    書店員のオススメのとおり大当たりでした。

    0
    2024年02月11日

    Posted by ブクログ

    謎解きは、早々とわかってしまった。それでも、そこに至る登場人物の描写が素晴らしい。読書中は、必要のない文脈のように感じたが、それがあってこその結末だった。
    医学の知識が皆無のわたしには、読み難い場所は多かった

    0
    2026年02月28日

    Posted by ブクログ

    仙台の大学に在学中、机を並べた親友・黒田はアメリカへ留学するも、留学先で事故死したと知らされた佐伯
    と思っていたら、パリで開かれた肝炎ウィルス国際会議にて見知らぬ老紳士から、黒田はフランスで自殺したと告げられる
    黒田の死の謎に迫るサスペンスやミステリー、死のトリックどうこうというよりも

    黒田の、細菌学者としての理想と苦悩を、良心の呵責を、人となりを、黒田の過去を辿り、時には踏み込まなくていいとこまで踏み込んじゃって後悔しながらも、佐伯はひとつひとつ知っていく
    黒田の過去と、過去に裏打ちされた生き様とに触れ、一度は切れてしまった黒田との糸を手繰り寄せる

    テーマがテーマだから、すごく専門的な用語が多いのは確か
    難しいことを難しく書くのは簡単だけど、この本は不思議と読みやすい
    そこも素晴らしい

    章立てがウィルスに関する用語になっていて、この物語と共鳴しているのも良いなと思う
    最後は大どんでん返しで、自分としては救われた気がした

    あと、仙台ヴァイラスというウィルス、実在するらしい!
    それにも驚いた!

    ↓↓ちょっとネタバレ↓↓




    友達が密かに国境を越えれるか賭けをしてて、自分は越えれるに賭けていて、成功させたいからアドバイスして、っていう手紙を、ジゼルが伯父(養父)に送り、それに対して詳細な返事が届くくだり
    やっぱりわかってたんやな、と思った

    気づけていない伏線も、まだたくさんあるのかもしれない
    人を思う気持ちと、そのために何かに背く行動は表裏一体なのかも

    0
    2026年02月02日

    Posted by ブクログ

    ミステリ部分というよりは、倫理と科学の探求の間で揺らぐ青年の心情描写が印象的でした。
    手記の章が特に好きです。

    0
    2026年01月20日

    Posted by ブクログ

    大どんでん返しの結末。これには驚いた。
    けれども、文章をしっかりと読んでいれば、ある箇所でその違和感に気づき、この結末を予想できたかもしれない。

    ウィルス、そこからの細菌兵器開発へ。人のためになるはずの科学ではなく、”逆立ちした科学”。それに従事せざるを得ない科学者の苦しみ、葛藤。そして、そこからの逃亡。

    1人ではできない、立っていられない。誰かが必要。

    それにしても、見事などんでん返しだと思う。面白かった。

    0
    2025年10月26日

    Posted by ブクログ

    フランスで開催される肝炎ウイルス国際学会に出席した佐伯教授は米国陸軍微生物研究所のベルナールという人物からの訪問を受けた。かつて仙台で一緒に机を並べていた黒田がアメリカ留学時代に事故死したと思っていたが、ベルナールが言うにはフランスで自殺をしたという。そしてフランスの田舎に黒田の墓があるのでぜひ見舞ってほしいという…。思いもしない旧友の後を追うことになり、細菌兵器研究の闇を覗くことになった。

    0
    2025年10月09日

白い夏の墓標 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    白い夏の墓標
  • タイトルID
    :
    288841
  • 電子版発売日
    :
    2014年11月14日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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