生きる力 森田正馬の15の提言
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生きる力 森田正馬の15の提言

1,100円 (税込)

5pt

『閉鎖病棟』『逃亡』『蛍の航跡』などの小説で知られ、数々の受賞歴をもつ著者は精神科医として臨床の現場にも立ち続けている。20世紀の初頭、西のフロイトと全くかけ離れた、東の森田正馬が創出した「森田療法」とは何か。薬を用いず、現在も学校現場や職場のメンタルヘルスでも実践され、認知行動療法にも取り入れられている、その治療法の独自性と先進性を、彼の15の言葉から読み解く。
一瞬一生、見つめる、休息は仕事の転換にあり、いいわけ、即、自然服従、不安常住、生きつくす……。森田の療法の根底には、人生を無理なく生きる「あるがまま」の肯定があった。
著者が臨床三十五年のなかで、患者さんに応用し、一般の人々にもそして自らも指針としてきた療法とその創始者の生涯を、小説家と精神科医の二つの奥深い視点からとらえた画期的な書。

●「目次」から
はじめに 森田正馬の人生
1 一瞬一生 2 見つめる 3 休息は仕事の転換にあり 4外相整えば内相自ずから熟す 5 いいわけ 6 目的本位 7無所住心 8 即 9 なりきる 10 自然服従 11 生の欲望 12 不安常住 13 事実唯真 14 あるがまま 15 生きつくす
おわりに 私と森田療法の出会い

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生きる力 森田正馬の15の提言 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    なんだか好きそうな考えだなあと思いつつ深掘りしていなかった森田療法。噛み砕いてくれている本書は入門にぴったりでした。

    「反省と吟味は自分の過去の小さな行動までに及びます。現在の行動よりも、過去の行動が重味をもってきます。(略)
    こうなると現在の時間は、過去の言動を点検し、今後の行動を事前に決めるの

    0
    2025年02月23日

    Posted by ブクログ

    改めて森田療法のお勉強。以下メモ。
    ・見つめよ、逃げるな。
    ・悩みや心配は5分以上頭の中でこねくり回さない。
    ・ハラハラドキドキこそ平常心。寒がったり暑がったりするのと同じ。
    ・心の正直な動きの事実を認めない時必ず起こってくるのが「ねばならない」⇒「はからい」「思想の矛盾」
    ・解決方法は「あるがまま

    0
    2024年09月08日

    Posted by ブクログ

    森田療法のエッセンスが凝縮されている、言わば森田療法のセルフヘルプ本といったところ。本書を読むと、悩んでいる人がいかに不毛な努力を続けてしまっているのかがよくわかるし、一つ一つの言葉にとても説得力がある。
    ビオンの記憶(知識)、欲望、理解は治療者に対してだけのものではなく、「なりきる」ことを妨げる要

    0
    2023年03月14日

    Posted by ブクログ

    神経症に対する解決策を示してくれる良書。
    エッセイ形式なので読みやすかった。
    現在に焦点を合わせ為今すべき事に集中する。
    過去と未来を考えずに今この瞬間だけに意識を置く。
    難しいが実践していけば強迫性障害の症状も軽くなるのだろう。
    あるがままに生きる。この言葉の大切さを常に意識しながら生きていきたい

    0
    2021年08月16日

    Posted by ブクログ

    目から鱗の連続。昔、物語を投稿した参加賞としていただいた岩波文庫にたくさん抜き書きしました。手帳貸出期限が来たので、つづきは購入して読みます。

    0
    2013年07月23日

    Posted by ブクログ

     本書は森田療法の核心がわかりやすく言語的に理解できるものとなっている。苦しい、悲しい、辛い、痛い、生きていれば苦しみは避けられない。しかし、森田はそれはあるがままにそのままにして、今成すべきことをとにかく成せと言ふ。森田自身もそういう生き方をしていた。およそ100年経っても森田の業績は語り継がれて

    0
    2024年06月28日

    Posted by ブクログ

    「あるがまま」の大切さを改めて認識できた。 
    不安はあるものとして、日々のやるべきことを淡々とこなしていこう。
    何かに行き詰まったときは沈思黙考ではなく、手足を動かして突破口を見つけよう。
    生きていく上で、心に留めておきたい考え方がいくつもあった。

    0
    2024年01月02日

    Posted by ブクログ

    昔、アフリカの蹄を読んだ記憶があり、ふと手に取った。大人になって自分に余裕が出来たからなのか、未来の不安を過剰に考えてるなと。
    水のように、揺れる気持ちを客観的に受け取る。
    抗うのではなく、手放す。自分を見つめる客観視。そんなことを思う。

    0
    2019年09月01日

    Posted by ブクログ

    「森田正馬の15の提言」は1つ1つが、心に響く。心に寄り添うものがある。森田正馬は、明治大正期の精神科神経科医。神経質に対する精神療法である森田療法を創始した人物。彼の言葉と人生のエッセンスが、大切にまとめられてる。自らの人生をムリなくあるがままに生きていく「生きる力」をもらうことができる。生き方の

    0
    2022年12月01日

    Posted by ブクログ

    繋驢桔(けろけつ)=ロバが繋がれた杭の周りを回って動けなくなる様=心配事をじっと考えて動かないこと。
    それよりも、身を忙しくして目の前のやらなければならない仕事にとりあえず手を出す。休んで考える間なないほど日課を組む。小事を疎かにして大事ができるはずがない。


    禅僧の修行=座禅、掃除、禅問答
    本人

    0
    2014年12月04日

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