Posted by ブクログ 2012年09月24日
アフリカにある某国でエイズ勢力が跋扈している。アパルトヘイトから解放された矢先のエイズ禍。低所得者層では、効果的な抗エイズ薬は買えない。彼らは製薬会社から人体実験のモルモットにされ、黒人政府には踏み台にされていた。そんな所に日本人医師・作田が多くの人達と共にエイズと戦う。
興味深く読むことができた。...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月03日
ノンフィクションなのではないか?
と思わせるほどの小説でした。
アフリカに蔓延るエイズ、そのエイズと政府に立ち向かっていく日本人医師と彼の仲間たちの様子を描いた物です。
世界各国でエイズは今も蔓延しています。圧倒的に多いのはアフリカですが、日本でもエイズ患者は多くいます。決して他人事ではないのだと...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年12月05日
アフリカの蹄の続編ともいえる。
アパルトヘイトに撤廃を成し遂げるが、貧富の差がなかなか埋まらない。貧しさに黒人たちがまだ喘いでいる。
やがてエイズ感染が広がる。
世界のエイズ感染者の60%の地域。
感染からどのように救い出すのか。
HIV感染者からエイズへ。
小説を読んで、日本ではどうなのだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
知らなければいけない現実。
見ようとしなければ見えない現実。
それは、事実に裏付けられた物語だからこそ、力がある。
病気で苦しむのも人間であるし、状況をさらに過酷にするのも人間。
でも、希望を見いだすとすれば、それもまた人間の中にしかない。
ペシミストでないかぎり、人は生き続けようとすることにこそ希...続きを読む