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Posted by ブクログ
認知症と肝細胞による治療。
今の最先端の問題に挑む。
確かに、選ぶ細胞によって、リスクの広がる可能性もある。
脳という領域は、人間のものでありながら、神の領域でもある。
つまり、脳は、まだ解明されていないことが多いのだ。
人間が、長生きすることで、今までになかったような病気
認知症という自分で自分をコントロールできなくなる。
最初の認知症の母親が糞を食べるシーンから始まるという
衝撃的な出だし。そこから、なんとか認知症の治療方法が見つかれば
という期待が高まる。
ベンチャー企業と投資家のやりとり
そして、旧態然たるお役所の対応。リスクを負わない。
副作用が起こるのは、わかる。
高血圧が、問題というところまでは理解できた。
でも、徘徊老人の行き倒れ死亡例が、きな臭く存在する。
が、その起きた要因もかなりヤバイ。ちょっとねぇ。
さぁーて、下巻に期待しよう。
Posted by ブクログ
アルツハイマー病の治療薬フェニックス7を開発した医者を主人公に、日本における再生医療の最先端を紹介している小説。アルツハイマー病を治すための治験は倫理的に許されるのか、治験はアルツハイマー病根絶のために必要なプロセスとして割り切るかというジレンマで主人公は悩み続ける。
この話はフィクションだが、医療を巡る倫理観を考えるきっかけになる。例えば、治療薬の治験段階で重大な欠陥が見つかった場合、患者に治験して仮設検証を繰り返すことは人体実験と言えるだろうか。コロナウイルスの治療薬が薬事承認され、近日中に市場に流通する今だからこそ、医療と倫理観の関係を考え直す機会かもしれない。
Posted by ブクログ
「こんなわたしはいやだ」と、物語は、衝撃的な場面から始まる。
認知症の発症による、自殺者数は多くないという。特に、初期および軽度の状態で、将来の不安で鬱になって自殺する場合がほとんどらしい。重度になれば、自殺する判断にも支障があり実行に到らないという。
もし、尊厳を守るとしたら、初期の自覚のあるうちに実行しなければ、自殺(自死による尊厳死)すらままならないかもしれない。
脳細胞を再生させる新薬。一時的に発症前の状態に脳を戻せる。有効期限は数年、その後は死を迎える。この新薬が開発されたら、藁に縋らない患者がいるでしょうか? たとえ、実験台としても、たとえ僅かな延命に過ぎないとしても。
ただし、選択の自由は、患者自身しかない(まだ判断できるほど早期)。親の、パートナーの、若年性の患者に家族が薬を投与する選択肢はない。きっと、耐えられないに違いない。機会があるとしたら、介護が限界に到った時だけかもしれない。一瞬の回復と安楽死をセットに。いずれにしても、残酷な薬(選択)です。
脳細胞の再生は、神の領域を犯すかもしれないと、説く。しかし、医療を考えたとき、神の領域はどこにあるのか難しいと言わざるを得ない。ワクチンはOKか、輸血はOKか、義手義足はOKか、臓器移植はOKか、人工臓器はOKか、再生医療はOKか。
手段はあっていいのではないでしょうか。利用する個人が是非を判断すれば。
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