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Posted by ブクログ
感想
武将自身ではなく、それに従える兵士という視点から語られる歴史も面白い。
戦略的にも織田徳川が常備兵を準備し、農民兵を減らしてきたことなどよく書かれている。兵站は重要。
あらすじ
植田茂兵衛は騎馬乗り身分となり、弓組頭である善四郎から姉を娶るように進められる。
茂兵衛は長篠城の戦いのあと、故郷の村に帰る。七之助という酒乱の巨漢を新たな奉公人とする。
その後、平八郎を仲人として善四郎の姉の松平寿美を妻とする。
高天神城が勝頼に攻められるも、信長の援軍も遅れて攻め取られる。その後も武田勢からの小戦が相次ぎ、家康は遠江での信用を落としていく。
翌年、勝頼によって長篠城が攻められる。鳥居強右衛門というものが陣屋に現れ、家康に伝言したいと言い、茂兵衛は城へ連れて行く。
強右衛門は武田勢に捕まるが、家康の伝言を長篠城に見事に伝える。
迫り来る武田勢に対して、酒井忠次が鳶ケ巣砦の奇襲を提案し、実行する。背後を突かれた武田勢は、鉄砲が織田方に残っていないと予想して、設楽原に打って出るも鉄砲の連射にやられる。
茂兵衛は、長篠城付近で小山田勢と乱戦になり、大将の伊奈を失うも手柄を上げる。かくして徳川勢は、戦いに勝ち、茂兵衛も75貫(750万円)から100貫に加増されたのだった。
Posted by ブクログ
嫁をとり、俸禄も上がってきた茂兵衛。
百姓の生まれであることから妬まれたり邪険に扱われたりすることもありますが、部下からは信頼される上役として着実に戦果を挙げてゆきます。
茂兵衛のことを忌み嫌っているように思えた上司も、実際には茂兵衛のことを慮ってのことであるなど、戦国の世ながら多くの恩人に助けられているのも、彼の人徳かもしれません。
初恋の相手・綾女の行く末を(未練がましく)心配する茂兵衛の姿を見ると、妻・寿美との関係が悪化しやしないかと冷や冷やさせられます。確かに戦の描写ばかりだと飽きてしまうかもしれませんが、あまり恋愛が強調されてもそれはそれで違和感があるかもしれません。今後のさじ加減に期待したいと思います。
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