あらすじ
三方ヶ原の敗戦で織田との同盟が揺らぐ中、信玄の跡を継いだ勝頼が再び遠江に侵攻してきた。決戦の地は長篠! ついに最大最強の敵と雌雄を決する時が迫る。それ行け茂兵衞、武田へ倍返しだ!
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善四郎の寄騎となり、彼の姉で未亡人の寿美を紹介された茂兵衛。故郷・植田村に錦を飾り、浜松城に帰って寿美と目出度く夫婦となった。順風満帆に見える茂兵衛だが、未だ綾女が忘れられない男心。くぅ~、よく分かるよ。しかし、時は戦国。再び茂兵衛が赴いた戦場は、長篠・設楽原の戦いへと動く。そこで「水曜どうでしょう」試験に出る日本史で取り上げられた鳥居強右衛門が登場した時には鳥肌が立った。設楽原の戦いでは、武田軍の背後を突く鳶ヶ巣砦の奇襲が奏功するが、ここで茂兵衛は討死間際の伊忠の本心を知る、またしても切ない別れが!
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戦国ものは、農民から始まり足軽になってという話は読んだことがないから、興味を持ったのだけれど、なんというかどうする家康のようなスピード感で、焦ったい時期がなかなか終わらない。それでもこの巻の話はそれはそれで面白く、読んでて楽しいので、これはこれで良いのだけれど。
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嫁をとり、俸禄も上がってきた茂兵衛。
百姓の生まれであることから妬まれたり邪険に扱われたりすることもありますが、部下からは信頼される上役として着実に戦果を挙げてゆきます。
茂兵衛のことを忌み嫌っているように思えた上司も、実際には茂兵衛のことを慮ってのことであるなど、戦国の世ながら多くの恩人に助けられているのも、彼の人徳かもしれません。
初恋の相手・綾女の行く末を(未練がましく)心配する茂兵衛の姿を見ると、妻・寿美との関係が悪化しやしないかと冷や冷やさせられます。確かに戦の描写ばかりだと飽きてしまうかもしれませんが、あまり恋愛が強調されてもそれはそれで違和感があるかもしれません。今後のさじ加減に期待したいと思います。
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シリーズ第4弾、舞台は長篠合戦。今回の見所は鳥居強右衛門との絡み。茂兵衛の将としての覚悟や判断力を鳥居を絡めながら素晴らしく描かれている。鳥居を魅力的なキャラとして描きつつ、疾走感のあるエピソードに引き込まれた。茂兵衛だけでなく、善四郎も鳥居の死に様を通じて一皮剥ける展開も良い。小者も増え、茂兵衛チームがより強固になっていく過程に高揚感を禁じ得ない。
戦い以外では茂兵衛の婚姻が大きなトピックス。いずれ綾女と結ばれると予想していたが予想外の展開になり、こちらも次が気になる。
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茂兵衛が騎乗の身分になり、段々と出世し始めた!
徳川と武田の攻防も目が離せないし、茂兵衛に嫁が出来たので、これからまた男として一歩一歩大きくなっていくのも楽しみ。
これは、シリーズ物の醍醐味。
戦国時代を堅苦しくなく読めて、歴史好き以外の人にも楽しめそうだし。
お気に入りのシリーズになっています。
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先手弓組筆頭寄騎となった植田茂兵衛は、徳川家康の縁戚である上司の松平善四郎の姉を嫁に迎えることになる。
武田信玄亡きあとの武田勝頼は、遠江に侵攻を開始する。
東三河衆で、あまり接点のない松平伊忠の麾下で、武田勝頼との長篠城での戦いに参加する。
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弟とともに侍となり、故郷に錦を飾る。母親が後妻として入った庄屋の義父は、茂兵衛に何かと援助する善い人。妹達も一人を除き幸せそう。
茂兵衛は10人を指図する寄旗として、騎乗身分まできた。妻も上司の姉を貰った。
長篠城合戦で有名な鳥居強右衛門が出てきて、これを助ける働き。これを独断専行と上司から咎められる。長篠の闘いでも手柄を立てた茂兵衛は、次はどこまで出世するのか?ワクワクさせられる。
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シリーズ第4弾
今回の舞台は「長篠の戦い」
信長も登場
改めてウィキペディアの記事を読み返すと、ほぼその内容の通りの展開になっていた。もちろん、そちら(ウィキペディアの記事)に茂兵衛は登場しないが・・・
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農民から足軽。足軽から騎乗の士分となり、ついに嫁を娶った植田茂兵衛。シリーズ第4巻は、武田との壮絶な戦い。
勇猛果敢なだけでなく、頭は切れるし情にも厚い。
ただ、女にはからきし弱くて、引っ込み思案。
今後の展開が楽しみ。
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家康の親戚筋の若武者、松平善四郎から慕われる茂兵衛。
2度夫に先立たれる姉を紹介される。
決して戦場で死なない人というのが、注文。
そして戦況は武田軍との戦いになる。
出世物語4巻目。
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2023.2.8
思い入れのある人もたくさん出てきてますます面白いなぁ。
綾女さんと結婚してほしかったし、綾女さんの件は辛いなぁ。
乱世はツラいぜ。
人が人として生きれば、失態や恥、悪名はつきものだ。
それをシラっと受け流せるか、イジイジと考え込んでしまうのかで、その後の人生は大きく違ってくる。