【感想・ネタバレ】三河雑兵心得 : 6 鉄砲大将仁義のレビュー

あらすじ

4年に及ぶ国境の砦番を解かれ、浜松城に呼び戻された茂兵衛。俸給も配下も増え、押しも押されもせぬ足軽大将となった。が、出世を喜んでばかりもいられない。本多平八郎からは「今後おまんは殿から徹底的にこき使われる」と脅かされてしまう。程なく、いよいよ武田の息の根を止めんと、信長の号令一下、甲州征伐が開始された。茂兵衛は、内応を密約した武田の重鎮、穴山梅雪の妻子を奪還するため、敵の本国である甲斐に潜入するように命じられる。戦国足軽出世物語、胆大心小の第6弾!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

 茂兵衛の指導者としての成長が心地良い。実力と評価は釣り合っていないかもしれないが、幹部からの信頼が良い。
 本巻は武田滅亡と本能寺がメイン。特に信忠と梅雪との絡みは想像していなかった展開で、周知の歴史に新鮮さを与えてくれる。信忠の勧誘を断る姿には茂兵衛らしさが出ていて良い。
 気になる伊賀越えは次回…

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2024年04月06日

購入済み

続きが気になります

私たちはその先を知っている。桶狭間も長篠も。そして本能寺も言わずもがな。でも読んでしまう。作家の筆力のなせる技というべきか。

#アツい

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2023年12月19日

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ついに本能寺の変。穴山梅雪や織田信忠など歴史上の重要人物との絡みもあって、戦国時代をどっぷりと生きている。

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2023年10月29日

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家康から鉄砲足軽50人を与えられた茂兵衛。平八郎曰く、殿様にこき使われることになる、との言葉どおりに、武田方から離反した穴山梅雪の寄騎となり、梅雪の正室と嫡男奪還という危険な作戦へ。人質救出作戦が成功したのも束の間、今度は梅雪の叔父・一条信龍が篭る上野城を攻め、鉄砲隊を指揮する茂兵衛が大活躍。この功績を織田信忠が評価して織田軍へスカウトされるが……時代は一つのクライマックスを迎える。本能寺の変と、それに続く家康の敗走=伊賀越えへと続くのである。波乱万丈な陸巻であった。

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2022年04月04日

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茂兵衛が戦いの指揮をとっている様子を読んでいると、普段の小説では歴史上の有名武将の指揮しか書かれませんが、こういう歴史に名の残っていない、このような足軽に対して不思議な感覚がありますね。他におもしろかった点は、服部半蔵。このシリーズでは、実に嫌な奴に描かれています。今後、茂兵衛とどう絡んでいくのかにも注目です。また、後半では信忠とのエピソードも。信忠は本能寺の変で、二条城で討たれたことで知られていますが、少しファンになりました。

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2025年09月06日

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感想
歴史を具に語るために、茂兵衛の階級や従える武将がよく考えられている。まさかの本能寺まで出くわすとは。


あらすじ
高根城でのお役目を終えて、茂兵衛は浜松城へ戻る。禄高も250貫と加増された。それに伴い、父の仇で自分を恨んでいる横山左馬之助を二番寄騎に、辰蔵を三番寄騎に任命する。

家康の高天神城攻めに同行する。高天神城を兵糧攻めにして、敵を炙り出し、陥落させる。小山城も落として遠江を制圧する。

家康は武田を討つべく、駿河の攻略に乗り出す。茂兵衛は家康の命で、穴山梅雪付きとなり、奥方の奪還を手伝う。穴山の正室の侍女として、ずっと想いを馳せていた綾女に合う。

信長からの要請で、急遽、武田攻めに加わることになった。梅雪の叔父の一条を討ち、すぐさま躑躅ヶ崎の戦いに駆けつける。茂兵衛はそこで信忠に出会う。

その後、信長から家康が京見学に誘われ、茂兵衛は穴山付きとして同行することに。信忠に気に入られ、仕官を打診されるも断る。そんな折、本能寺の変が起こり、茂兵衛は急ぎ、堺にいる家康に知らせる。

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2025年01月30日

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信長に「同盟者」でありながら家来のように扱われてきた家康ですが、配架である茂兵衛は織田家からの評価が高く、引き抜きの声もかかります。
生来の武士ではありませんから「主君への義」の感情は薄い茂兵衛ですが、自分を取り立ててくれた恩人への恩義と出世のはざまで悩むことになります。

因縁の女性・綾女との関係にも変化が起こりそうで、妻・寿美の気持ちを考えると複雑でもあります。

本能寺の変が起こり、いよいよ徳川の存在感が増すことになる次巻からの展開も気になるところです。

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2024年09月13日

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シリーズ第六弾。

国境の砦番から浜松城へ呼び戻された茂兵衛。
百人余りを率いる立場になり、鉄砲頭として活躍する(こき使われる)ことになる。
武田滅亡から本能寺まで、茂兵衛の目を通してみる戦国の世を今作でもたっぷり楽しめた。

茂兵衛の家康への心の声も、とても面白い。
百姓あがりの茂兵衛には、侍の義がどうしても理解できないが、自分の身の回りの人のためになら命を張れる、というのは非常に共感できる。

早く次が読みたい。

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2023年07月19日

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浜松城に呼び戻され、立派なら侍大将となった植田茂兵衛。
武田の甲州征伐が始まり、内応を密約した穴山梅雪の寄騎として行動する。
織田信忠に気に入られる一幕もあるなか、本能寺の変が勃発する。

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2023年04月05日

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2023.2.10
いや〜良い巻だった!
こうゆう平八郎とのつながりとかに痺れるわー!
もう大好き!!

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2023年02月10日

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城番につくこと4年はあっさりとした内容。ちょっとだけ昇格。肩書きは鉄砲頭で変わらないが、鉄砲50人と槍足軽40人、小頭含めて100人を率いる立派な足軽大将となる。
武田の重職である穴山梅雪の担当になり、甲州へ梅雪の妻と子供の救出で活躍。この穴山担当で京都まで付添、織田信長親子に気に入られる。信長の息子と一緒に酒を飲んで居ると、突然の本能寺の変。
山あり谷あり、大きな歴史のうねりの中で次の展開が気になる。

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2023年01月11日

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今回は武田滅亡から本能寺の変のあたりまで。
穴山梅雪という珍しい名前だけは知っていたが、こういうお人とは知らなんだ。

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2022年09月30日

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武田信玄が病に倒れてからというもの、武田の勢力はだんだん弱くなっていった。
三河の家康も武田から城を奪い返す。
そして、織田信長も好機を逃すはずはない。

信長と幼い頃から知り合いであった家康だったが、今では巷で三河は信長の犬、尻尾を振って命令を聞くと噂される。

武田軍の息の根を止めた後、信長から京都へ誘いを受ける家康。京都の宴の後堺の視察にいく。
その間茂兵衛は鉄砲隊の活躍を知っている信長、信忠親子から織田へと勧誘を受ける。

茂兵衛は、武士のように主人に命をかけた義はかんじぬものの、知り合って尊敬した男たちには命をかけてもいい自分の価値観を知るのだった。

本編、とうとう本能寺の変がおこる!

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2022年03月05日

購入済み

歴史の陰に茂兵衛あり

信長の甲州討ち入りに際して、家康より穴山梅雪への寄騎を命じられ、次代の天下人信忠にも顔を覚えられるが、上へ行くほどその腕っ節より腹芸が求められ戸惑い、悩む茂兵衛。青春から温めてきた恋の行方もどうなりますか!頑張れ茂兵衛!そこだ茂兵衛!その意気で本能寺の変も駆け抜けろ!

#胸キュン #アツい #ドキドキハラハラ

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2021年09月09日

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信長全盛期の終了。武田勝頼滅亡から、本能寺の変までを描く。
今回は穴山雪山がいいキャラでした。良い意味で戦国の武将感がない。
それにしても主役級の配置ではないにしても難しいところにばかりに配置され、なんとかそれを切り抜けていくのがいい。

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2025年09月08日

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明智が謀反を起こすまで。
茂兵衛は信長の長男の信忠に気に入られ、自分の配下に来ないかと言うが、茂兵衛は、自分が命をかけて守るのは、妻、家族、同僚、平八郎など自分の近くの人と漢字、断る。決して徳川のため、家康のためではなく、自分の周囲10メートルの範囲での思いだ。

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2023年01月16日

Posted by ブクログ

我らが足軽茂兵衛もついに第6巻。
鉄砲大将として50人もので鉄砲隊、さらに弓隊、槍隊などを率いる侍となった。

時は移り、武田が滅び、ついに本能寺で信長が討たれるという時代の大転換点。
家康直参の部下として、足軽茂兵衛はどこまで突き進むのか。
次巻を読むのがとても楽しみ。

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2022年07月12日

Posted by ブクログ

家康や信長、信忠とやり取りするなんて随分出世したものよのう。主人公が語る家康や三河衆のありようや各国のバランスなど雑兵上がりとは思えない洞察力だけど、そこは物語。面白さもひときわ。次巻の伊賀越えが楽しみ。

作品紹介・あらすじ
4年に及ぶ国境の砦番を解かれ、浜松城に呼び戻された茂兵衛。鉄砲も護衛の槍足軽も加増され、押しも押されぬ足軽大将となった。が、出世を喜んでばかりもいられない。吝嗇な主・家康は使える者はとことんこき使う。茂兵衛は、内応の密約をした武田側の穴山梅雪の妻子を救うため、甲斐に潜入することに。

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2022年07月09日

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