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Posted by ブクログ
戦は終わってはないが、戦国時代からは移ろい、世代間のギャップが現れ始める描写が面白い。
戦乱から太平へと動きながらも、戦に備えて若者を育てること、現場や実戦がなくて人を育てる苦労に茂兵衛が悩むところなどは、今の時代にも通じる。
コンプラやら、ハラスメント、所属する人材の多様化などで、大きく変わる中で、どう、人を育てるのか、成果を出してもらうのか。戦国の世にも、同じような悩みがあったのかどうかわからないが、どの時代も同じような悩みはあったのかもしれぬ。そう言えば、エジプトのピラミッドにも、最近の若い者はという落書きがあったそうだから、真実かも。
Posted by ブクログ
本巻では茂兵衛の江戸移住と九戸政実の乱が描かれる。
江戸に関しては、未開の地・江戸の雰囲気が出てて良い。多くは都会から田舎への移住の不満が見えるものの、思ったよりは反発はないように見えた。読者目線では発展の余地が大きいことは非常にワクワクする。特に小田原城を参考にした縄張り作りや治水事業などはまさに国のインフラ構築であり、興味深い。
加えて奥州征伐。高橋克彦「天を衝く」安倍龍太郎「冬を待つ城」では蝦夷視点であったため、それを討伐側で見るのは新鮮。それも豊臣ではなく、徳川視点で第三者目線で描かれるのは非常に面白い。作者の蝦夷勢への尊敬の念も感じられてとても良かった。ラストの佐藤監物のエピソードは本作品らしいすっきりとした終わり方だった。
Posted by ブクログ
本拠を江戸に移すことになった家康。配下武将の茂兵衛宅も新築されてワクワク感がすごい。お隣さんが因縁のライバル、服部半蔵の家とか笑っちゃう。なんだかほんわかしたムードの第13巻。
後半は奥州征伐で待ってましたの攻城戦も展開される。久しぶりに戦場で100丁の鉄砲斉射音が聞けて、これまたワクワク感。既に40歳を越えた茂兵衛の命からがらの一騎打ちもあり、これもうファンサービス多すぎじゃないですか?
ラスト、親子の身代わり話にも胸を打たれる。
はー、お腹いっぱい。
甲斐の武田勢といい奥州の九戸勢といい、あるいは今川・北条にしても、戦国を彩る個性的な武者たちが、三河兵・植田茂兵衛という土臭いフィルターによってなぜか意思を通わせていくドラマが本当に楽しい。信長・秀吉・家康の流れをディフォルメしながら、人がどういう人についていくのかが描かれている。
敢えて一言でいうならば、遠回り。なのかなと思う。遠回りしている人間にエールを送っているのかも。
焦らず。腐らず。
よしよし、もっと遠回りしてやろうとポジティブ変換完了。明日も泥臭くがんばるぞ。
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小説・文芸
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