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Posted by ブクログ
感想
信康の下りをどう処理するか気になっていたが、以前から西三河衆との不和を匂わせ、王道の通り氏真と武田に通づるとして処理された。
やっぱりどうする家康の筋書きが無理筋だったかな。
あらすじ
長篠設楽原の戦いから10日、家康は遠江を制圧しようと二俣城の攻略に狙いを定める。まず、北側にある城を落とすため、本多と榊原を派兵する。茂兵衛たちもこれを共にする。
二俣城を攻めつつも、家康には西三河の松平の不平分子が気掛かりだった。家康は善四郎を西三河とのつなぎ役にするために松平真乗の妹を娶らせる。また、石川数正からの進言で西三河勢に諏訪原城を攻めさせることにする。諏訪原城をなんとか落とし、牧之原城と改める。
高天神城への補給を断つために、茂兵衛は小荷駄隊の襲撃を命ぜられる。この働きが認められ、足軽大将に抜擢される。120貫に禄高が加増される。
その後、善四郎と共に大久保忠世付きとなり、武田との国境の高根城を任される。それから三年、信康と築山殿に謀叛の疑いがかかり、家康に粛清される。信康は切腹して果てる。
Posted by ブクログ
本作も安定の面白さ。長篠後から信康切腹までを描く。史実としては地味な時期であるが、信康との絡みをこう描くかと唸らせられた。
何より茂兵衛の将としての成長が余すところなく描かれていたのが良かった。家康や酒井忠次から直接の密命を受け、30〜50名規模を率い活躍。特に密命時に本多や榊原から貸し受けた足軽の一団を褒美に与えてもらえる場面は非常にエモかった。また、部下となった大久保忠世の弟、彦左衛門の成長も楽しみだ。
今回は前半で朋輩の辰蔵の死を予感させられたが、無事裏切られてひとまずホッとした(服部は命を落としてしまったが)。ただ、今後近い仲間の死は避けられないと思うと、戦国時代の宿命とはいえ、寂しさを感じる。
強いて言えば、信康切腹後の余韻がなかったのが残念だったが、そこは次編に期待しよう。
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