シルエット

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572円 (税込)

2pt

女性の体に嫌悪感を覚える元恋人の冠(かん)くん。冠くんと別れ、半ばやけでつき合った遊び人の藤野。今の恋人、大学生のせっちゃん…人を強く求めることのよろこびと苦しさを、女子高生の内面から鮮やかに描く群像新人賞優秀作の表題作と15歳のデビュー作他1篇を収録する、せつなくていとおしい、等身大の恋愛小説。

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シルエット のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年05月30日

    はじめの存在に安心する。

    高校生のころのあれこれを、いろいろ思い出す。
    今は、大人だから、
    水や栄養を注ぎあって、どこにでも出かけたい。

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    Posted by ブクログ 2024年03月21日

    透明感があって、静かで、そして切ない感じがする3つの短編。
    それぞれ15才、16才、17才の時に書かれたものだそう。
    作品の中に、ブラッドベリ、宮沢賢治、ヴォネガット、カポーティ、といずれも短編の名手の作品が書かれているのも興味深い。

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月08日

    島本理生さんの作品。
    本当に大好きな人。でもその人は女性に触ることに嫌悪感があり、徐々にすれ違うようになる。
    のちに出会った彼の愛情に包まれて幸せなのに、昔の彼のことが心のどこかでは引っ掛かってる。
    お互いに今更近づけない感じ、想いの描き方、最後の彼の様子を聞いた時の感情の動きが、嘘っぽくなくてスッ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月01日

    主人公の誰も報われる気がしないのはなぜ。mol-74を聴きたくなった。特に瞼。
    その人の口から語られることがなければ一生その出来事は日の目を見ることができない。それが相手を自分とは異なる人だと否応なく感じさせる。その通りだと思った。

    ところで17歳でこの作品を書く著者はどんな四半世紀を送ってきたの...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年02月16日

    とても綺麗な表現が多くて引き込まれた。
    心の雨の描写が特に印象的。
    書いた時の作者の年齢にびっくり。

    0

    Posted by ブクログ 2019年02月13日

    目次
    ・シルエット
    ・植物たちの呼吸
    ・ヨル

    表題作を読んで、やっぱり彼女の才能はずぬけていたなあと思う。
    17歳の少女が書く恋愛小説で、きちんと家族を書いている。
    あなたと私、二人だけの世界では、ない。

    言葉で伝えるものと、体温のぬくもりが伝えるもの。
    感情で気になる人と、感覚で恋うる人。

    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月28日

    先日読んだアンソロジーで島本理生を知り、さっそくこの人の作品を読んでみた。代表作にナラタージュやファーストラヴがあるが、書き出しが印象的だったこの作品を選んだ。読んでいて、「あ、やっぱりこの人の文章すきだ」と何度も感じた。

    あとがきに書かれている、「それでも時が経って振り返ったとき、この夜が世界の...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月25日

    島本さんの本はそんなに読んでないけれど相性が良いのか、言葉がするすると流れていて気持ちがいい。

    シルエットの最後はなんとも言えない気持ちになる。
    あのときこうしていればと思っても、時間が経ち過ぎていることがほとんど。

    傷つくのも傷つけるのもこわくて
    もう恋から離れようとは思わないたのだろうか

    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年07月08日

    私が読むには少し若くて気恥ずかしいな、と思ったら著者17歳の時のデビュー作なのですね。17歳でこれか、と逆に感心してしまいました。彼女のことを「あなた」と呼ぶ感じがとても素敵だな、と思いました。

    0

    Posted by ブクログ 2021年02月19日

    風景描写が綺麗。
    でも穏やかに読んでいると突然辛いシーンに当たってしんどくなる。
    みんな色々抱えてるけどとりあえず笑って生きて欲しい。

    0

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