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第8回ネット小説大賞受賞作! 偏屈でぐうたらな館長と苦労人司書、奇妙な来館者が織りなすビブリオファンタジー! 鬱蒼とした雑木林に囲まれた町はずれの私立図書館・黄昏堂《たそがれどう》。そこで働く新人司書・湊(みなと)は、膨大な蔵書を有するにもかかわらず、少ない来館者数に嘆いていた。しかし、偏屈な若き館長・空汽(うつろぎ)は「この館に余計な客を増やすつもりはない」とまったくやる気を見せない。怠惰な空汽と彼の飼い猫・クロ、そして数少ない常連客たちに囲まれ、湊は仕事にいそしんでいた。そんなある日、常連客の紹介でとある病に苦しむ大学生が訪れた。しかし彼は湊が目を離した僅かな隙に忽然と姿を消してしまう。「――そろそろ新しい仕事を覚えてもらおうと思っていたんだ」空汽に案内されたのは地下の閉鎖書庫・永劫廻廊。そこに足を踏み入れた湊は、書物に纏わる神々や伝承の存在と出逢い……? 謎を秘めた図書館を舞台に繰り広げられる、新たなビブリオファンタジー。
...続きを読むPosted by ブクログ 2021年06月07日
版元の特設ページにあった冒頭コミカライズサンプルの絵師さんが好きな方だったことがきっかけで手に取った本。
読み終わって1ヶ月も経った今でも振り返るとああ良いお話だったなあと思える。じわじわ沁みてくるタイプの作品。
予想してたよりもファンタジー色薄めで地に足がついていて、優しい人ばかりだけど決して味...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月09日
サスペンスなのかミステリーなのかファンタジーなのか、
色んな要素が組み合わさった物語。
一つ一つの要素が強すぎてなんだか乖離してしまっている部分もあるような気がする。
だが、ストーリーが、面白くて読む速度が止まらなかった
見開きののどまで、文章があって厚さの割に飲みごたえがあり楽しかった。上記に挙げ...続きを読む
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