小説作品一覧

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  • 極道株式会社
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    ヤクザ組織を近代的な企業へと変身させた宝田徳一は、組は部下に任せ、Q薬品を乗っ取り、社長に就任した。飽くなき野望の実現に挑む宝田は、ついに政界への進出を画策、市長選への出馬を決めた。一方、Q薬品では、動物を使って恐怖の実験を続けていた……!? 波瀾万丈の宝田徳一の極道人生ピカレスク・ロマン完結編!
  • 新・大阪極道戦争
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    七十数名を擁する塚田組組長・宝田徳一は、自宅前で、大日本義勇団員に狙撃され、四カ月の療養後、奇跡的に回復した。彼は、製薬会社の乗っ取りを目論みオイルダラーをバックに株の買い占めを始めたが、行く手に大きな罠が!?――『暴力極道戦争』、『狼の番外地』、『大阪極道戦争』に続く宝田徳一の極道痛快人生第四弾!
  • 大阪極道戦争
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    網走刑務所から出て十四年、いまや宝田徳一は七十数名を擁する塚田組の組長代行だった。網走で同房の元大学助教授平岡から経済学を教えられ、塚田組をビッグビジネスにしようと計画を練る。そして大規模な株式投資グループのコンピュータからデータを盗用し、株式投資の大バクチを打った。好評「暴力株式会社」シリーズ第三弾!
  • 暴力株式会社
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    わいのような人間に、ゼニ儲けがでけるのは、この世界しかない――宝田徳一は、ヤクザの社会を、学歴無しでのし上がれる一つの企業だと解釈した。多少の腕力と知恵があれば、いくらでも金を稼げるチャンスがある。 果てしない抗争をくり返す〃組〃を背景に、悪の哲学を貫いた男を描く長編アクション小説。
  • 破戒裁判
    4.0
    殺人と死体遺棄の疑いで起訴された男・村田和彦。そして、彼の容疑を晴らすべく、検察と対峙する弁護士・百谷泉一郎。最初から最後まで法廷一場面のみ。数日間の公判で繰り広げられる、息詰まる論戦。そして「破戒裁判」が示すものは何か。果たして百谷は被告人を救えるのか? 著者が「もっとも気魄を込めた」と自認し、法廷推理の先駆けとなった歴史的傑作。
  • ハイテク戦争の特殊部隊
    -
    特殊部隊・砦洋介二佐の弟平介が、シンガポール出張中に銃撃され重傷を負った。平介は最先端技術セラミックスの研究者だが、対共産圏輸出統制(ココム)違反の疑いをかけられているらしい。砦は仇討ちと真相究明のため現地へ飛んだ。――軍事目的に転用できるハイテクをめぐる、壮絶なスパイ戦! 砦はその渦中で闘った!
  • 函館・芙蓉伝説の殺人
    -
    浪人生・益子竜夫が何者かに刺殺された。死の直前に啄木の歌をつぶやいて……。文芸編集者・笹谷美緒は、その二カ月前、担当作家・秋野芙蓉子の部屋で竜夫を目撃していた。さらに二年前、竜夫が犯した婦女暴行事件で、芙蓉子が重要な証言をしていたことが判明。時と場所を超えた事件の鍵は、竜夫が残した歌にある!? 妖しく香る花の伝説が謎を呼ぶ傑作推理小説!
  • 熱海・黒百合伝説の殺人
    3.0
    文芸編集者笹谷美緒は、取材のため、博多から寝台特急「あさかぜ4号」に乗り込んだ。だが、彼女の乗った個室寝台には、不吉な出来事を暗示するかのように不気味な黒百合の花が置かれていた。はたして、東京に着いた列車のなかで女性の絞殺死体が発見され、死体の傍らには、なぜか黒百合の花が! 黒百合伝説に秘められた怨念か? 鉄壁の完全犯罪トリックに挑む傑作推理!
  • 札幌・鈴蘭伝説の殺人
    -
    五月のある夜、東京の井の頭公園で、「スズ……」という言葉を残して男が毒殺された。その一カ月後、札幌・円山公園内の池で、男の刺殺死体が発見された。なぜか、その死体にはスズランの花が添えられてあった。警視庁捜査一課の勝(かつ)は、二つの殺人に関連があるとにらみ、北海道へ飛ぶ。連続殺人の背後に隠された恐怖の事実とは!? 〃花伝説シリーズ〃第一弾!
  • 札幌・仙台48秒の逆転
    -
    函館山中で白骨死体が発見された。死体は一年前に失踪した、もと帝都大学勤務の女性と判明。一方、青森から上野へ向かう寝台特急「ゆうづる」の車中で退職刑事が殺された。そして死体からは帝都大学の電話番号が書かれたメモが。事件の謎を追う壮(ソウ)と美緒(みお)。二転三転する犯人像と鉄壁の時刻表トリック。アリバイ崩しの力作!
  • 阿蘇・雲仙逆転の殺人
    -
    渥美半島の突端・伊良湖岬に切断された手首が漂着。さらに御前崎で、両手首、両足首を切断された女性の死体が発見された。手首と死体は同一人物のものと断定され、博多に住む女資産家と判明。早速捜査線上に一人の男が浮かんだが、彼には鉄壁のアリバイが! フレッシュ探偵コンビ、壮と美緒が大トリックに挑む力作。
  • 大物(第二部 独眼流の巻)
    -
    〃大物への道〃を目指し、忠は社員わずか三人の紅葉川証券で、兜町人生のスタートを切った。彼のはる株はおもしろいように当たり、〃独眼流〃を名乗って「株式新聞」に書く予想記事も、たちまち兜町の名物となった。酒、女と、男の修行を積む忠に、大物にのし上がるチャンスが来た! 昭和25年朝鮮戦争勃発。売りか、買いか。独眼流、勝負のときである!
  • 機動捜査官
    -
    「明日の夜、新宿のマツを殺す」小学生の女の子のような声で110番があった。次の日、新宿にある貸本屋の主人が殺された。マツとは名前も屋号もかかわりなかった。しかし、また110番に幼い声で「予告したとおりマツは消した。今度はウメを殺す」と電話が入った!? 予告殺人に翻弄される捜査本部! 好評〃捜査官シリーズ〃
  • 広域捜査官
    -
    マレーシアの港で日本のタンカーが炎上、沈没した。FBIは船舶保険金詐取事件として、捜査官を派遣したが、彼は何者かに殺された。 国際刑事警察(インターポール)から共同要請を受けた警視庁は、急遽辺見警部を現地に飛ばした。彼はスチュワーデスの柳梨花、ペナンの女王龍らの協力を得て犯人を追いつめた……。 大好評〃捜査官シリーズ〃!
  • 女捜査官
    -
    東京湾から引き上げられたクルマの中に、東武大学の小田幸次郎教授の溺死体があった。彼は軽油の増力剤の発明で、業界の利権争いの渦中にいた。 晴海署の交通係、塩路勝子、大浜政子の二人は、女性特有のカンで犯罪の匂いをかぎ、小田の華やかな女性関係から捜査を開始した。 大好評の捜査官シリーズ!
  • 迷宮捜査官
    -
    一年前にホステス大和田絹代が絞殺された事件は、未解決のままだった。絹代は当時、車で人身事故を起こして調停裁判中の身であった。そして、捜査陣を嘲笑するかのように、事故当時絹代の車に乗っていた若い女が惨殺される! 迷宮(おみや)入りの事件を必死で追う迷宮捜査官の執念と名推理! 大好評「捜査官シリーズ」力作第二弾!
  • 科学捜査官
    -
    科学捜査研究所の円城寺警部をとりまく捜査官たちは、頭蓋骨の肉付けの名人・浜松技官、毛髪一本から真犯人をつきとめる徳丸技官、嘘発見器(ポリグラフ)の使い手・牧村香那子。若い女の白骨体が発見され、浜松は復顔(カービング)をするが、身元が割れない。いっぽう徳丸の陰毛分析は、事件の陰にいる男を暗示する……。
  • 0・096逆転の殺人
    -
    早苗の兄・喬が局部をえぐり取られた惨殺死体で発見された。同じ頃、喬の馴染みのバーのママの家へ、切断された男性器が送られてきた。勝刑事は早苗の協力をえて捜査を開始。ところが、喬の住んでいた部屋で、別の男がガス中毒死した! 二つの事件を結ぶ糸は? 密室トリックとアリバイ崩しで読者(あなた)に挑戦。本格推理の傑作!
  • 成田・青梅殺人ライン
    -
    奥多摩・青梅の神社で、高校生の死体が発見された。被害者は医学部進学をめざす秀才。しかも、系列大医学部への推薦枠をめぐる不正を探っていた。続いて、ライバルの女生徒を教えていた東大生家庭教師も殺される。背後には巨大な黒幕が……。そして舞台は成田へ。 斬新なアイデアと、卓抜なトリックを駆使した気鋭の本格推理!
  • 香港破壊作戦
    5.0
    九龍(カオルン)城を破壊せよ! 兵器商人星島弘の使命は、香港の中国返還阻止を謀る一味を壊滅する作戦だった。……そして、敵を追いつめる星島の行く手に、蒋介石の莫大な財宝のありかを秘めたフライト・ジャケットA‐2の謎が! 絶体絶命の窮地を脱して、黒幕と対決する星島! 大好評「戦場の狩人(ウェポン・ハンター)」シリーズ第4弾!
  • 戦場の狩人(ウェポン・ハンター)
    -
    戦争カメラマンの星島弘は、「死の商人」ゴールドスミス一派に恋人をなぶり殺しにされ、復讐を誓う。だが相手は世界の兵器市場を操る大物だけに手が出せず、しばらくその手下として忠誠を励んでみせる。飛行機の墓場(マスデック)から大量の飛行機部品を奪うなど、実力をつけた星島は……。
  • 殺人許可します
    -
    赤かぶ検事の娘・柊葉子弁護士が婦人警官を装い犯人逮捕! 犯人は家出少女たちを騙しては、覚せい剤を打って強姦していた暴力団幹部。が、赤かぶは娘の活躍を素直に喜べなかった。葉子がその犯人の弁護人になったからだ。果たして、法廷で父親に対峙した葉子は、なんと犯人の無罪を主張した……! 不思議な結末を迎える表題作など、好評シリーズの珠玉集。
  • 被告人、名無しの権兵衛
    -
    春の飛騨高山。置き引きの現行犯で逮捕された中年男がいた。男は犯行は認めたものの、氏名や本籍を頑として黙秘する。が、余罪ありと睨んだ赤かぶ検事は、「本籍、不詳。住居、不定。職業、不詳。氏名、不詳……被告人は、年齢四十七、八歳。容貌、別紙添付の写真のとおり……」 と、異例の起訴に踏み切った! ――表題作ほか、法廷推理の真髄(エッセンス)をユニークに描いた傑作集。
  • 疑わしきは罰せよ
    -
    絶大な人気を誇る「赤かぶ検事シリーズ」。なぜ、柊茂(ひいらぎしげる)は赤かぶ検事と呼ばれるようになったのか? 名シリーズの記念碑といえる第一作。 椎茸栽培用のビニールハウスで、農婦が一酸化炭素中毒死した。赤かぶ検事らの執拗な追及で、夫が犯行を自供。一件落着に見えたが夫は公判で犯行を全面否認。弁護側も検察のでっち上げだと主張した!(表題作より)
  • 無人島の首なし死体
    -
    推理トリック研究家・久我京介と助手・明夫、その女友達の洋子は、瀬戸内海の別荘に招待されて夏のバカンスを楽しんでいた。「あっ、首がない!」無人島の浜辺に、まるで日光浴でもするかのように横たわる、男の首なし死体。続いて起こる密室殺人。 本書主人公同様、推理トリックに造詣深い著者が放つ長編傑作!
  • シャーロック・ホームズの事件簿
    4.1
    王冠のダイヤモンドが盗まれ、首相みずからがホームズのもとを訪ねる「マザリンの宝石」、赤ん坊の血を吸う(?)母親を相手にする「サセックスの吸血鬼」、若い女性に恋をした老教授の不思議な行動に端を発する「這う男」など12編。発表はみなドイル晩年のものだが、「ライオンのたてがみ」以外、事件はすべてホームズの引退前(1903年以前)に起きている。
  • 乗取り屋(上)~赤い欲望の巻~
    -
    1~2巻770円 (税込)
    紅蓮の炎に包まれ、阿鼻叫喚の地獄と化した「ホテル・ニュー赤坂」を背に、社長の榊原文麿は無表情に空を見つめた。――酒乱の父のために、赤貧の少年時代を送った榊原は、東京のメリヤス問屋へ奉公に出た。そして、徹底した倹約によって貪欲に金を儲けた。〃乗取り屋〃と異名をとる男の栄光と挫折――長編企業ピカレスク!
  • 誅殺列島
    -
    恋人を暴走族に殺られた白バイ乗りの北条は、奴らに復讐する気はないかとある男に誘われた。それは司法手続き抜きで極悪犯罪の容疑者を断罪処刑する、闇の捜査官を養成する機関だった。厳しい訓練を受けた彼は、卒業試験として例の暴走族の処刑に当たった。ところがそのリーダーは死ぬ直前、あれは請負仕事だった、と洩らし……!? 好評『処刑捜査官』続編。
  • 逆立ちした死体
    -
    全裸の男の死体は、なぜかミイラのようだった。さらに、もう一つの死体が逆立ちしていたのはなぜか? 事故で気まぐれな超能力に目覚めた、新米の私立探偵小泉譲二とミス・ワトスンこと美人女医夕起子、おまけにドケチ刑事が入り乱れて、珍・名推理を競う……。 本格推理ファンをもうならせる、ユーモア・ミステリー第二弾!
  • 逃げ出した死体
    -
    死体がスタコラ、逃げ出した!? 殺人現場に哺乳瓶!? 三流タレント小泉譲二は、事故後の手術で、なぜか突然変異を起こし、特異な推理力に目覚める。記憶喪失に悩みつつも〃にわか名探偵〃ぶりを披露、奇妙な謎に挑む。ワトスン役の美人精神科医とのからみに、ルンペン刑事が割り込んで、混線推理合戦のユーモア本格ミステリー!
  • 夜よりほかに聴くものもなし〈サスペンス篇〉
    4.3
    「それでも……おれは手錠をかけねばならん」──ベテラン刑事の八坂は、犯罪者のやりきれない事情に理解を示しながらも、犯人に手錠をかける。人間の裏表、抵抗と復讐、犯罪者の心理を描く10話(表題作)。千変万化する話の手練手管は、技巧が技巧で終わらぬ厚みがあり、読者を虜にする。まさに風太郎ミステリーの真骨頂! 10話からなる表題作を含め、全13篇収録。
  • 富士六湖殺人水脈
    -
    山梨県上九一色村に出現した〃富士六番めの湖〃の底で 、女性の全裸死体が発見された。被害者に巨額の生命保険をかけていた夫のアリバイは完璧に見えたが、警部補・篝俊輔は、聞き込みを続けるうちに、8年前、自らの恋人が暴行され殺された未解決事件との接点を見いだした……。絶妙のストーリー展開、新鮮な発想、松本清張の系譜を引き継ぐ傑作推理小説!(『富士六湖まぼろしの柩』改題)
  • 幻の悪魔
    -
    弁護士事務所を訪れた男が、応接間で殺された!! その男の所持品には、なぜかスペードのカードが……。捜査により、殺された平田五郎は悪名高き詐欺師であることが判明。また、平田の相棒で、胸にトランプの刺青のある杉山勝枝が容疑者として浮上してくる。さらに、戦後の混乱期の事件との関連も取り沙汰されて……。思わぬ方向に展開する事件に検事・霧島三郎が挑む!!
  • 凶殺(きょうさつ)
    -
    勤務を終えて帰宅した青梅東署の鳴川将が見たものは、妻と娘の絞殺死体だった……。捜査によって判明する、鳴川の妻・郁子の意外な一面と、巨大な組織の存在。だが、捜査陣を嘲笑うかのように、容疑者らしき人間が、次々に殺(け)されていくのだった。誰が、何のために……? 事件は混沌を深めていく。元警察官の著者渾身のハード・サスペンス。
  • 悪魔の劇場(上)
    -
    南アフリカで、日本企業の多くがオフィスを構えるビルが爆破された。一方、西ドイツでは日本人学校の生徒の誘拐事件が! さらにタイでも……。犯行は『悪魔の劇場』と名乗るテロ組織。一連の事件は、やがて謎の集団の恐るべき目的を明らかにしていくのだった。 国際社会を舞台に壮大なスケールで展開する陰謀ノベルの大作!
  • 美貌の悪魔
    -
    ご存じ、野次馬探偵団。美穂と百合は女子校のおニャン子。そして、百合のフィアンセで警視庁捜査一課のロリコン刑事・倉岡正明。美穂たちの高校の先生がラブ・ホテルで殺された。新婚間もない先生とホテルに入った謎の女の正体は!? ミステリーとサスペンス、それにアクション。これでもかのおもしろさで好評シリーズ第3弾!
  • 妖精の罠
    -
    美穂と百合は女子校のおニャン子。百合のフィアンセ、倉岡正明は、警視庁捜査一課の刑事で、ルックスバツグンだが、重症のロリコン。 百合たちの同級生、森川奈保子が乱暴されて殺された。第一発見者の倉岡は、何と彼のロリコン趣味のために逮捕されてしまった! 美穂と百合は彼の無実を信じて、独自の捜査に乗り出した……!
  • あどけない悪魔
    -
    美穂と百合。色っぽい美少女とベビー・フェイスの女の子。ともに女子校のおニャン子。倉岡正明は、警視庁捜査一課の刑事。バツグンのルックスだが、重症のロリコン。倉岡は美穂に、百合は倉岡にぞっこんの、この複雑な3人組が女子高生殺人事件に巻き込まれる! 美穂は明晰な頭脳で事件に挑み、百合はカラダを武器に倉岡に迫る…!?
  • てやんでェ(上)
    -
    〃てやんでェ〃と借金蹴散らす、雑草大阪人の木塚慶太。 昭和三十六年、日本は高度成長の真っただ中。時代の申し子・木塚は、東京、京都、果てはアメリカを舞台にして、せこい奴らを翻弄する。欲望、計略、陰謀が渦巻く世間を手玉にとって、自由自在に活躍する破天荒な快男児を描いた痛快娯楽小説の大傑作!
  • ズベ刑事(デカ)
    -
    警視庁捜査一課に、秘密の別動隊、「捜一別」が新設された。超美人の隊長以下、ピチピチギャルの五人組。その五人は全員ズベ公あがりで、補導歴、逮捕歴の持ち主ばかりだ。女を武器にセックス産業に潜入するなんてお手のもの。捜査一課の猛者どもを尻目に、大活躍。 直木賞作家が軽快に描く、痛快ユーモア・ミステリー快作!
  • 人生最後の殺人事件
    -
    元刑事の私立探偵、志田司郎。依頼人は初老の作家で、愛人関係にある彼の美人秘書の素行を調べてくれということだった。尾行を始めた志田は、彼女が横浜にあるホテルのロビーで東南アジア系の美男と落ち合い、部屋にはいるのを確認した。男は麻薬の売人だった!? 『追いつめる』(直木賞受賞作)の志田司郎が、男と女の謎に迫る。
  • 怪奇大作戦 ミステリー・ファイル
    3.0
    SRI(特殊科学捜査研究所)の5人が怪事件の謎を追う! 突如生物が白骨化したり(「地を這う美女」)、ヒトが溶解する事件(「闇にうごめく美少女」)など、この世ならざる出来事の真相は!?
  • ファウスト(第一部)
    -
    1~2巻770円 (税込)
    ファウストは学問と知識に絶望して、悪魔のメフィストフェレスと契約をかわして魂を売りわたし、その見返りにすべての地上の快楽を手に入れ、享受しようとする。ファウストは秘薬を手に入れて若返り、マルガレーテとの恋を成就するが…(第1部)。マルガレーテの処刑からくる自責の念からよみがえったファウストは、皇帝の城、古代ワルプルギスの夜、ヘレナとの家庭生活など、次々に生命の諸相を体験する。やがて人生の〈たそがれ〉を迎えたファウストは盲目のなかで自分の大事業を見とどけようとしながら、思わず「時よ、とどまれ」と口にする(第2部)。ゲーテが60年の歳月をかけて完成した欧米文学の記念碑。ゲーテも賛嘆したドラクロワのリトグラフ挿絵16点入り。

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  • 靴に棲む老婆
    -
    全米一の製靴会社の創業者コーネリア・ポッツは、豪勢な靴の館に女王さながら君臨していた。先夫との子供3人のうち、裁判狂の長男が提訴した事件の法廷で、エラリー・クイーンは、黒ずくめの扮装をしたこの奇怪な老母と息子をはじめて眼にする。それがまさか、マザー・グースの童謡さながらの連続殺人の悲劇に巻き込まれていく端緒だったとは!

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  • 十字街
    4.0
    1巻770円 (税込)
    大晦日のパリ。深夜の地下鉄で死体を運ぶ不審な2人組を目撃した貧乏絵描き小田孝吉に、闇の世界から魔の手がのびてくる! フランス全土を揺るがした大疑獄事件に巻き込まれていく4人の日本人の苛酷な運命……変幻自在の文体と巧繊なペダントリーと知的ロマネスクで読者を翻弄・魅了する鬼才・久生十蘭の傑作冒険小説!

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  • キャンベル渓谷の激闘
    -
    厳格なピューリタンでありながら、油田開発でひと山あてようと未踏のカナディアンロッキーに挑んだスチュアート・キャンベル翁。「ロッキーに石油あり」の信念を遺言によって知らされた孫のブルース・ウェゼラルは、末期ガンに冒された身でキャンベルの王国を訪れ、油田掘削に挑む…そこに待ち受けていたのは…。

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  • 誘拐されて
    -
    若者デーヴィッド・バルファは遺産相続の権利をもちながら、欲深な伯父の陰謀によって「誘拐され」、アメリカ植民地へ奴隷として売られそうになる。だが船は難破、たまたま知り合ったジャコバイト党員のアランとスコットランドの荒野をさまよう。そこは内乱の影を宿す危険極まりない場所だった。スコットランド出身の作家が描く「宝島」とならぶ冒険物の代表作。

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  • 長く短い呪文
    3.3
    岐城(きじろ)島へようこそ。自分にかけられた「呪い」を解くため少女が帰った先は、その一族だけが住む孤島。かつて姉を交通事故死に追いやり、今度は妹の双子にまで伸びる魔手の正体とは? 木に刺さったネジ、腕を切断された人形が示す想像を絶する真相。周到な伏線が破天荒な推理へスパークする好調シリーズ、早くも第3弾!
  • できるかなクアトロ
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 インドの奇祭に乱入、ゴビ砂漠で恐竜の化石発掘、小学生相手にマジバトルと、サイバラの挑戦はますますディープに、アグレッシブに!! 大人気の『できるかな』シリーズ第4弾登場!
  • 夜行列車(ミッドナイト・トレイン)殺人事件~ミリオンセラー・シリーズ~
    4.5
    四月吉日午前三時の爆破決行を予告する手紙が、国鉄総裁宛に届いた。一方、「国鉄全線完乗」を目指す青年が殺され、その腕時計のアラームが、爆破予告時刻にセットされていた。国鉄当局と連携して厳戒態勢をしく十津川警部ら捜査陣は、犯人の恐るべき計画を阻止できるのか? 時刻表トリックと、息をのむ展開! 累計一一四万部を超える、本格推理サスペンスの傑作!
  • 終着駅(ターミナル)殺人事件~ミリオンセラー・シリーズ~
    3.7
    青森県F高校の男女七人の同窓生は、上野発の寝台特急「ゆうづる7号」で、卒業後七年ぶりに郷里に向かおうとしていた。しかし、上野駅構内で第一の殺人。その後、次々に仲間が殺されていく――。上野駅で偶然、事件に遭遇した亀井刑事は、十津川警部とともに捜査を開始した。累計一六〇万部の栄光! 第34回日本推理作家協会賞に輝く、愛と郷愁の国民的ミステリー!
  • モルダウの黄昏・HoLEP ―前立腺肥大と向き合った男の物語
    -
    1巻770円 (税込)
    前立腺肥大症は、男性特有の疾患である。患者数は年々増加し、1990年に約25万人だった実際に治療を受けた患者数は、2002年には約40万人と急増。今日、潜在的には50歳以上の男性5人に1人、約480万人がこの疾患で悩んでいると言われている。前立腺肥大症の手術をすると、代償として男性の性的機能の喪失。たくさんの患者を悩ましてきたが、最近、ホルミウムヤグレーザーを用いた内視鏡下の前立腺核出術「HoLEP(ホーレップ:holmium laser enucleation of the prostate)」が、この疾患で悩む人びとの福音となって登場。 HoLEPという手術では、大きな前立腺症例に対しても輸血の必要がなく安全に施行でき有用性が高くしかも、入院期間も大幅に短縮。その上に、男性の性的機能を損なうリスクがかなり軽減。その新しい手術法を著者が受け、身をもってその効果を確認。本書は、前立腺肥大症に悩んだ著者の体験を通して、男としての性を悩み、夢を見つづけて止まない男の黄昏と本音、男が能力喪失を決して認めないその機微を描いたセミ官能小説。「男と女」という関係が、近くて遠い人間社会の永遠の謎であることを感じさせる。本書の背景には、遠くスメタナの「モルダウ」が聞こえている。
  • メモリーズ しりこだま作品集
    -
    1巻770円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 しりこだま作品集
  • 虐待を生き抜いた少年―梅の木の証言
    -
    1巻770円 (税込)
    【日本図書館協会選定図書】信じがたい衝撃の少年虐待事件。極限の家庭内暴力、虐げられた生活、学校でのいじめを受け続けた少年心理をリアル描いた、入魂渾身の書き下ろし。現代社会に潜行し、見過ごされている暴力やいじめ、虐待、体罰、孤独、孤立などの問題の深層を考えさせる、人間の尊厳に突き刺さる事実に基づく問題作。著者は、ヘミングウェイ英文研究家、人間心理研究家、作家。
  • 叔母との旅
    4.0
    閉鎖的なイギリスを離れ、開放的な風土を求めて旅に出た、ロマンティストの甥とリアリストの叔母──過去の生活に相通じるものを持たない二人の奇妙な旅を、笑いと幻想と冒険で綴る風刺劇!
  • 超短編sengen
    -
    1巻770円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 超短編とは、数文字から数百文字の短い物語である。定義はこれで尽きる。短編小説でもない、ショートショートでもない、詩でもない、エッセイでもない、時によってそのどれにもなる物語の数々を収録した超短編集。
  • 学園祭の悪魔
    3.9
    あの日から、世界は壊れはじめていたのかもしれない。首なし死体、連続猟奇殺犬事件、そして……。私の周りに"死"が堆積していく。学園祭で出会った笑わない"名探偵"安藤直樹は、すべてを解決してくれるのだろうか? 凄惨! 壮絶! 明かされる事件の真相! 日常の意味が消失する浦賀エンタテインメント最新作!
  • ロスジェネの逆襲
    4.7
    1巻770円 (税込)
    人事が怖くてサラリーマンが務まるか! ドラマ化も果たした「半沢直樹」シリーズ第3弾となる『ロスジェネの逆襲』は、バブル世代の主人公が飛ばされた証券子会社が舞台。 親会社から受けた嫌がらせや人事での圧力は、知恵と勇気で倍返し。ロスジェネ世代の部下とともに、周囲をあっと言わせる秘策に出る。直木賞作家による、企業を舞台にしたエンタテインメント小説の傑作!
  • あ・うん
    3.3
    喧嘩をしても、まるで「あ・うん」の狛犬のように息が合い離れない男の友情――門倉修造と水田仙吉は、20年来の友達だが、見かけも気性も財力も正反対ときている。門倉は仙吉の妻の秘めたる色香をひそかに愛している。そんな大人の関係を不思議な思いで見ていた仙吉の娘さと子の恋人に召集令状がきた……。昭和10年代の愛しい一途な日本人像を浮彫りにする著者最後のTVドラマ。

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  • 闇の四神 シックスコイン
    4.0
    大学を卒業し新聞記者となった涼。しかし予想と違い、実際の記者の堕落ぶりに失望を覚える。そんな時、次々と不可解な出来事が。そして魔の手はついに“守護六家”にまで及んできた。恐るべき敵の正体とは?
  • シャイロックの子供たち
    4.1
    「半沢直樹」シリーズのドラマ化で大ブレイクした著者が、「ぼくの小説の書き方を決定づけた記念碑的な一冊」と語る本作。とある銀行の支店で起きた現金紛失事件。女子行員に疑いがかかるが、別の男が失踪!? “叩き上げ”の誇り、格差のある社内恋愛、家族への思い、上がらない成績……事件の裏に透ける行員たちの人間的葛藤。銀行という組織を通して、普通に働き、普通に暮らすことの幸福と困難さを鮮烈に描いた傑作群像劇。
  • 赤朽葉家の伝説
    4.3
    「辺境の人」に置き去られた幼子。この子は村の若夫婦に引き取られ、長じて製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれ輿入れし、赤朽葉家の「千里眼奥様」と呼ばれることになる。これが、わたしの祖母である赤朽葉万葉だ。――千里眼の祖母、漫画家の母、そして何者でもないわたし。高度経済成長、バブル景気を経て平成の世に至る現代史を背景に、鳥取の旧家に生きる三代の女たち、そして彼女らを取り巻く不思議な一族の姿を、比類ない筆致で鮮やかに描き上げた渾身の雄編。第60回日本推理作家協会賞受賞作。ようこそ、ビューティフル・ワールドへ。

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  • 私という運命について
    4.1
    大手メーカーに勤務する冬木亜紀が、かつて恋人からのプロポーズを断った際、相手の母親から貰った一通の手紙。女性にとって、恋愛、結婚、出産、家族、そして運命とは……。著者渾身の傑作長編。
  • ラスト ワン マイル
    4.1
    1巻770円 (税込)
    本当に客を掴んでいるのは誰か──。暁星運輸の広域営業部課長・横沢哲夫は、草創期から応援してきたネット通販の「蚤の市」に、裏切りとも言える取引条件の変更を求められていた。急速に業績を伸ばし、テレビ局買収にまで乗り出す新興企業が相手では、要求は呑むしかないのか。だが、横沢たちは新しい通販のビジネスモデルを苦心して考案。これを武器に蚤の市と闘うことを決意する。

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  • 続じゃがいも下巻
    -
    人気ドラマ「じゃがいも」の続編。前作からは多少シチュエーションを変えている。東京の下町・向島のコロッケ屋の家族を中心に、彼らを取り巻く人々が織り成す、おかしさとペーソス溢れる人情ドラマ。三沢家は夫婦と二男一女の5人家族。夫の善吉は個人タクシーの運転手。妻のたみ子は小さなコロッケ屋を切り盛りし、結構繁盛している。そんなある日、長男の竜夫が事故に巻き込まれて急死してしまう。その通夜に竜夫の恋人という女性・葉子が突然現れ、竜夫の子供を身ごもっているという。ひょんなことから葉子は三沢家に同居することになった。しばらくして、次男の雄次が葉子と結婚すると言い出し、三沢家は大騒動に。出演は森光子、佐野浅夫、加藤剛、三浦友和、吉沢京子、志村喬、大坂志郎、ハナ肇、大山のぶ代、近江俊郎、倍賞美津子、大門正明ほか。演出・山内和郎ほか。昭和50(1975)年NET(現テレビ朝日)系で放送。向田邦子の単独執筆。全22回。下巻は第12~22回を収録。
  • 続じゃがいも上巻
    -
    人気ドラマ「じゃがいも」の続編。前作からは多少シチュエーションを変えている。東京の下町・向島のコロッケ屋の家族を中心に、彼らを取り巻く人々が織り成す、おかしさとペーソス溢れる人情ドラマ。三沢家は夫婦と二男一女の5人家族。夫の善吉は個人タクシーの運転手。妻のたみ子は小さなコロッケ屋を切り盛りし、結構繁盛している。そんなある日、長男の竜夫が事故に巻き込まれて急死してしまう。その晩、竜夫の恋人という女性が突然現れ、竜夫の子供を身ごもっているという。出演は森光子、佐野浅夫、加藤剛、三浦友和、吉沢京子、志村喬、大坂志郎、ハナ肇、大山のぶ代、近江俊郎、倍賞美津子、大門正明ほか。演出・山内和郎ほか。昭和50(1975)年NET(現テレビ朝日)系で放送。向田邦子の単独執筆。全22回。上巻は第1~11回を収録。
  • じゃがいも下巻
    -
    東京の下町・向島のコロッケ屋の家族を中心に、彼らを取り巻く人々が織りなす、おかしさとペーソス溢れる人情ドラマ。三沢家は善吉・たみ子夫婦と長男・雄一、長女・ひろ子の4人家族。近くの浅草には善吉の父が一人で暮らしている。善吉は個人タクシーの運転手をしており、妻のたみ子は小さなコロッケ屋を営んでいて、店はそれなりに繁盛していた。そんな中、長女・ひろ子の恋愛騒動や、たみ子が離婚して婚家に残してきた実の娘・春子をめぐる結婚問題など、三沢家は毎日がてんやわんやの大騒ぎである。出演は森光子、佐野浅夫、三浦友和、吉沢京子、志村喬、大坂志郎、ハナ肇、大山のぶ代、井上順、沢田亜矢子、池部良、横内正ほか。演出・山内和郎、大村哲夫。番組は昭和48(1973)年からNET(現テレビ朝日)系で放送。向田邦子の単独執筆。全29回。下巻には第15~29回を掲載。
  • じゃがいも上巻
    -
    東京の下町・向島のコロッケ屋の家族を中心に、彼らを取り巻く人々が織り成す、おかしさとペーソス溢れる人情ドラマ。三沢家は善吉・たみ子夫婦と長男・雄一、長女・ひろ子の4人家族。妻のたみ子が切り盛りするコロッケ屋は小さいながらも結構繁盛している。そんなある日、かつてたみ子が離婚し婚家に残してきた実の娘・春子から23年ぶりに電話がかかってきた。出演は森光子、佐野浅夫、三浦友和、吉沢京子、志村喬、大坂志郎、ハナ肇、大山のぶ代、井上順、沢田亜矢子、池部良、横内正ほか。演出・山内和郎、大村哲夫。昭和48(1973)年NET(現テレビ朝日)系で放送。向田邦子の単独執筆。全29回。上巻には第1~14話を収録。
  • だいこんの花・第5部下巻
    -
    人気シリーズ第5弾。元巡洋艦「日高」艦長の父・永山忠臣と息子・誠を中心に、人生の喜びと哀しみを笑いとペーソスのうちにつづるロマンチック・ホームドラマ。誠がより子と晴れて結婚してはや1年。忠臣の小うるさい“嫁教育”、周囲へのお節介は相変わらずで、誠たちの気の休まるひまもない。おまけに、自由奔放なより子の妹や、忠臣がひそかに思いを寄せるバーのマダムがさまざまに絡むなど、永山家をめぐる騒動の日々はまだまだ続く。出演は森繁久彌、竹脇無我、いしだあゆみ、大坂志郎、加藤治子、牟田悌三、春川ますみ、榊原郁恵、長谷川哲夫、真屋順子、坪田直子、金子信雄、入川保則、久我美子、志村喬ほか。演出・山内和郎、大村哲夫、大井素宏。昭和52(1977)年テレビ朝日系で放送。向田邦子単独執筆。全26回。下巻は第14~26話を収録。
  • だいこんの花・第5部上巻
    -
    人気シリーズ第5弾。元巡洋艦「日高」艦長の父・永山忠臣と息子・誠を中心に、人生の喜びと哀しみを笑いとペーソスのうちにつづるロマンチック・ホームドラマ。誠がより子と晴れて結婚して1年。忠臣は、誠の嫁こそ亡妻の面影に似た“だいこんの花”のようにさわやかに美しく育てたいと日々、嫁教育に張り切る。が、より子は逆にそれを嫁いびりと受け取り、置き手紙をして家出してしまう。出演は森繁久彌、竹脇無我、いしだあゆみ、大坂志郎、加藤治子、牟田悌三、春川ますみ、榊原郁恵、長谷川哲夫、真屋順子、坪田直子、金子信雄、入川保則、久我美子、志村喬ほか。演出・山内和郎、大村哲夫、大井素宏。向田邦子の単独執筆。全26話。上巻には第1~13話を掲載。昭和52(1977)年テレビ朝日系で放送。
  • だいこんの花・第4部下巻
    -
    人気シリーズ第4弾。戦後20年以上経てもなお、往年の夢を捨てきれない元巡洋艦「日高」艦長の父、永山忠臣と適齢期を迎えた息子、誠との男所帯を中心に繰り広げられるロマンチック・ホームドラマ。誠がバーのホステス・まり子と恋仲になる。案の定、すったもんだの揚げ句、晴れてゴールイン。だらしなかったまり子の実父も再婚し、おめでたつづき。そんな折、忠臣にガールフレンドができたりして、まだまだ永山家を中心にてんやわんやの日々が続く。出演は森繁久彌、竹脇無我、いしだあゆみ、大坂志郎、加藤治子、牟田悌三、春川ますみ、大宮敏充、金子信雄、入川保則、長谷川哲夫、水の江滝子ほか。演出・山内和郎、大井素宏。昭和49(1974)~50(1975)年NET(現テレビ朝日)系で放送。下巻は向田邦子単独執筆(全30回)のうち、第16話~30話を掲載。
  • だいこんの花・第4部上巻
    -
    戦後20年以上経てもなお、往年の夢を捨てきれない元巡洋艦「日高」艦長の父、永山忠臣と適齢期を迎えた息子、誠との男所帯を中心に繰り広げられるロマンチック・ホームドラマ。こうるさい忠臣が原因で恋人と別れた誠が、今度はなんとバーのホステスに惚れる。昔気質の忠臣にとってまさに驚天動地の出来事で、愕然とする。元部下の京太郎や源助を助っ人に二人の仲を妨害したり、はたまた彼女のだらしのない実父が乗り出してきたりで大騒動に発展する。出演は森繁久彌、竹脇無我、いしだあゆみ、大坂志郎、加藤治子、牟田悌三、春川ますみ、大宮敏充、金子信雄、入川保則、長谷川哲夫ほか。演出・山内和郎。昭和49(1974)年NET(現テレビ朝日)系で放送。上巻は向田邦子全執筆(30回)のうち、第1話及び3~15話を掲載。
  • だいこんの花・第3部下巻
    -
    森繁久彌と竹脇無我共演の人気ドラマシリーズ第3弾。戦後20年以上経てもなお、往年の夢を捨てきれない元巡洋艦「日高」艦長の父・永山忠臣と適齢期を迎えた次男・誠との男所帯を中心に繰り広げられるロマンチック・ホームドラマ。「だいこんの花のように、人知れず清く咲き、ひそやかに散った」亡き母のような理想の女性を求める誠が、紆余曲折を経て子連れの未亡人と晴れて結婚する。ヒロイン役は川口晶と新人・和田恵利子。出演はほかに加藤治子、大坂志郎、武原英子、牟田悌三、春川ますみ、ミヤコ蝶々。新たに誠の兄夫婦(長谷川哲夫・真屋順子)が登場。向田邦子の単独執筆で全26回。下巻は第14~26回を収録。昭和47~48年にNET(現テレビ朝日)系で放送された。
  • だいこんの花・第3部上巻
    -
    森繁久彌と竹脇無我共演の人気ドラマシリーズ第3弾。戦後20年以上経てもなお、往年の夢を捨てきれない元巡洋艦「日高」艦長の父・永山忠臣と適齢期を迎えた次男・誠との男所帯を中心に繰り広げられるロマンチック・ホームドラマ。「だいこんの花のように、人知れず清く咲き、ひそやかに散った」亡き母のような理想の女性を求める誠が、見合い相手と子連れの未亡人との間で揺れ動く。ヒロイン役は川口晶と新人・和田恵利子。出演はほかに加藤治子、大坂志郎、武原英子、牟田悌三、春川ますみ、ミヤコ蝶々。新たに誠の兄夫婦(長谷川哲夫・真屋順子)が登場。向田邦子の単独執筆で全26回。上巻は第1~13回を収録。昭和47~48年にNET(現テレビ朝日)系で放送された。
  • 拳銃売ります
    4.0
    一匹娘の若い殺し屋レイヴンが手がけた大臣暗殺事件は、戦争勃発の危機をはらんで意外な方向へ・・・・・・そして二重三重の追跡劇が始まった!スリリングな展開をみせる著者初期のエンターテイメント。
  • ベラミ
    3.3
    極貧生活を送っていた鉄道員ジュルジュ・デロワは、持ち前の美貌を武器に女性たちを手玉にとり、社交界に乗り出し、パリの新聞界に君臨するようになるが──。
  • ツ、イ、ラ、ク
    4.0
    地方。小さな街。閉鎖的なあの空気。渡り廊下。放課後。痛いほどリアルに甦るまっしぐらな日々--。給湯室。会議。パーテーション。異動。消し去れない痛みを胸に隠す大人たちへ贈る、かつてなかったピュアロマン。恋とは、「墜ちる」もの。
  • 読書の方法~なにを、どう読むか~
    3.3
    「なにに向かって読むのか」「どう読んできたか」「なにを読んだか、なにを読むか」。偉大な思想家・詩人であり、また類まれな読書家でもある著者が、読書をとりまくさまざまな事柄について書いた、はじめての読書論集成。長年における著者の思索の軌跡、思想の背景が存分に詰まった、「知」の巨人による異色の読書論。

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  • 氷原・非情のブリザード
    -
    明治45年、木造帆船で南緯80度を越えた白瀬隊長の英雄物語「氷原」、昭和35年、昭和基地で遭難した福島隊員の悲劇「非情のブリザード」等の極地小説。地震の前日に現われる発光現象と地震の関係を調査する学者と、虹と地震の関連性を研究する在野の篤学者との相克「虹の人」、イタイイタイ病をはじめカドミウムによる公害病を告発した「神通川」他、「火山群」「三つの石の物語」「風の墓場」「春紫苑物語」「高原の憂鬱」の、自然に挑む人間を捉えた全9編。

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  • 望郷
    -
    昭和20年11月、沢田冬明は北朝鮮の丘の上から家族たちと引きはなされ、ソ連軍の捕虜となる。2カ月後、中共軍の技術者として職を得る。中共と国府が争う極限状況下、遠く妻子を思い、心の荒廃した人たちの間で、ひとり誠実に生き抜く……。表題長編および、その連作『豆満江』『夕日』の自伝的作品3編をはじめ、戦争の深い傷跡を小説化した著者の戦争文学全6編を収録する。

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  • 闇の大陸 シックスコイン
    4.5
    祖父・竜弦の術で中国に送り込まれた霧島涼。そこで彼が見たものは人身売買、公害の垂れ流し、弱者への暴力など中国の闇だった。仲間とともに立ち上がった涼だったが……。シリーズ第3弾!
  • 闇の嫡流 シックスコイン
    5.0
    自分が、戦国時代より続く“守護六家”の頭領家の跡取りだと知った霧島涼。その境遇に納得できないまま、病に倒れた祖父・竜弦の命で涼は紀伊半島へ飛ぶ。そこで目にしたのは、外国のエコテロリスト団体の横暴なふるまいだった。やがてそれが、日本の食料自給率を管理しようとするアメリカの陰謀だと知り、憤る涼。しかし敵は、竜弦にかわって頭領代行となった涼に対し、さらに巧妙な罠を仕掛けてきて……。シリーズ第2弾!
  • シックスコイン
    4.3
    大学生・霧島涼のバイト先の先輩が惨殺された。そしてなぜか魔の手は涼にも及んでくる。祖父・竜弦より手ほどきを受けた古武道で苦難を切り抜けた涼は、竜弦から命ぜられた北川香織の行方を突き止めるが、さらに謎の男たちの襲撃が続く。やがて浮かび上がってきた秘密結社の存在、そして六文銭が刻まれた小柄の謎。いったい霧島家とは何者なのか? 日本を守るため現代に蘇る侍たちの活躍を描くシリーズ、堂々のスタート!
  • キャプテンと敵
    4.0
    バックギャモンの賭けに勝って少年ヴィクターを貰いうけたのは、キャプテンと呼ばれる稀代の詐欺師だった。キャプテンのあとについて、少年はロンドンから中米のパナマへと行くが・・・・・・そしてキングコングのような愛とは?
  • のりうつぎ
    4.0
    1巻770円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 龍笛を吹く大学院生の邦生、画学生茜は結婚して栃木市に住む。二人の間に笛子、笙子を授かるが、笛子が15歳の折、夏の海岸で異変が起こる。親子の運命は如何に―?宇都宮市民芸術祭、久々の芸術祭賞受賞作品。
  • 阿修羅 悪行の聖者 聖徳太子
    3.0
    仏教こそが民を救い、律令国家への道を開く、と信じる摂政・厩戸皇子は、国難に直面する。隋の煬帝が厩戸の国書に激怒したのだ。仏教を信じる者同士がなぜ分かり合えないのか? 日本を戦火から守るため、厩戸は奇策を用いるが、大臣・蘇我馬子ら豪族勢は不穏な動きを見せる。妃・刀自古郎女との関係も冷え切り、理想と現実の狭間で公私とも孤立を深める厩戸。出生の秘密と血塗られた過去を胸に、ついに下した決断とは――。
  • 面白い本
    3.9
    面白いにもホドがある! 書評サイトHONZの代表が太鼓判を押す、選りすぐりの面白本100冊。ハードな科学書から、シュールな脱力本まで。いずれ劣らぬ粒ぞろい。一冊でも読んだら最後、全冊読まずにいられなくなる。本代がかかって仕方がない、メイワク千万な究極ブックガイド。

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  • シシド 小説・日活撮影所
    3.3
    1巻770円 (税込)
    たとえその顔にメスを入れても、シシドにはつかみたい“ナニカ”があった。だが思い切った手術の末に、彼がつかんだモノとは……。1950年代、日活。石原裕次郎、小林旭、赤木圭一郎らが銀幕で活躍する中、デビューはしたものの下積みの日々を送るニューフェイス第1期生の宍戸錠。果たして自分はスターになれるのか? 昭和を代表するアクション俳優が、若き頃の苦闘を大胆な文章で振り返った青春小説の傑作!
  • 万葉集入門
    4.0
    日本人なら一度は読んでみたい万葉集は、どのような作品であり、いつ頃成立し、またそれは日本文学の中でどのような位置を占めるのか。万葉文学の泰斗、久松潜一氏が、万葉を愛し、万葉の美を知ろうとする人々に捧げた入門書。
  • 黒猫の薔薇あるいは時間飛行
    3.8
    黒猫の渡仏から半年。付き人はポオをテーマに博士論文に挑むが、つい黒猫のことを考えてしまう。そんなとき、作家・綿谷埜枝の小説に「アッシャー家の崩壊」の構造を見出す。その小説を研究するには、一晩で消えた薔薇の謎を解く必要があるらしい。一方、パリで研究を始めた黒猫は、恩師の孫娘マチルドから、ある音楽家の音色が変わった原因を調べてほしいと頼まれる。日本とパリでそれぞれ謎を解くふたり。でも隣を歩くのはいつもの相手ではなくて……。待望の黒猫シリーズ第3弾。
  • 禁断のホテル
    -
    「えっ!レイプされたですって!?」ホテルの宴会支配人・秋月錬太郎は、泊まり客からの通報に驚愕した。トラブル処理の密命を帯びた秋月は半裸で泣き叫ぶ女の姿に一抹の疑惑を抱いた。「強姦ではない…」―やがて、男の“武器”を用いて様々な女に内偵を進めるうちに、ある政治団体が浮かび上がってきて…。

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  • 禿鷹の凶宴
    -
    51歳。早川邦夫は金庫破りとしては老いぼれと呼ばれる年齢。“最後の仕事”と決めた会社の金庫には4億円余りの現金が眠っていた。準備は順調に進み、社長室の金庫に辿り着いたが、そこには“先客”の死体が!金庫破りは成功したが、正体不明の組織が執拗につけ狙ってきた!

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  • 人間処刑台
    3.2
    網膜剥離を理由にボクシング界を去ったものの、戦いの熱気が忘れられずにくすぶっていた小鹿。彼のもとに、格闘エージェントである美女が訪れ、世界最強の男、ラムアとの一戦を持ちかける。それは、アンダーグラウンドファイトへの招待状だった――。闇のリングをまばゆく照らす光。血に飢えた観衆を熱狂させる野獣たちの死をかけた戦いが始まる。暴力だけがすべてを支配する、限りなく残酷で官能的な世界を、濃密に描く。
  • ドルリイ・レーン最後の事件
    3.4
    髭をまだらに染めた異様な風体の男がサムのもとを訪れた。一通の封筒を預けて男は消えたが、同じ頃博物館でシェイクスピアの稀覯本すり替え事件が起きる。サムの要請に応じ、ドルリイ・レーンが世界文学史を根底から覆す大事件の謎に挑む。X、Y、Zに続く四部作の掉尾を飾る、巨匠の代表的傑作。改訳決定版。
  • 投手殺人事件
    -
    1巻770円 (税込)
    作者と読者との知恵くらべを通して謎解きゲームを楽しむことを推理小説の本領とみなした坂口安吾。この巻には「投手殺人事件」「屋根裏の犯人」「南京虫殺人事件」「選挙殺人事件」「山の神殺人」「正午の殺人」「影のない犯人」「心霊殺人事件」「能面の秘密」の9編を発表順に収めた。 代表作「不連続殺人事件」と未完に終わった「復員殺人事件」を除けば、これらが安吾の書いたミステリーのすべてである。

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  • 不連続殺人事件
    -
    1巻770円 (税込)
    終戦後間もない、ある夏、詩人歌川一馬(かずま)の招待で、山奥の豪邸にさまざまな男と女たちが集まった。作家、詩人、画家、劇作家、女優など、いずれも一癖ありげな面々。そして交錯する情痴の果てにもちあがる八つの殺人事件! 「不連続殺人」の裏にひそむ真相はなにか? 鬼才安吾が読者に挑戦状をつきつけて犯人捜しを挑んだ快作。日本推理小説史上最高の傑作と呼び声たかい秀作。第二回探偵作家クラブ賞受賞。はじめ、あまりに多い登場人物に戸惑うが、読み進むにつれて物語は佳境に。巻末に江戸川乱歩の作品評を付した。

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  • 七破風の屋敷
    -
    「秘密にみちた恐ろしい過去の呪い」にしばられたピンチョン家の館……そこを舞台に繰りひろげられる、罪と報いと救いの物語。ピューリタン的伝統の色濃い1840年代アメリカ・ニューイングランドの歴史と雰囲気が背景をなす重厚な作品だが、登場人物たちは非常に個性的で、巧みな脇役とともに、その日常の描写はユーモラスでもある。

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  • 息がつまりそう
    -
    この集には、婚約時代の若いカップル、長年連れそった夫婦間の機微など、男と女のお話を、苦味のきいたユーモアで描き出した作品を中心に、私達の周囲によく見かける典型的庶民の笑いと哀歓を描いた作品――「息がつまりそう」「大都会」「お食事」「一方的陳述」「結婚記念日」「憩いの館」「愛の巣 」「金婚旅行」の8編をおさめてある。

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  • 微笑がいっぱい
    -
    リング・ラードナーは、単なるユーモア作家でなく、アメリカ有数の風刺作家と称され、「アメリカのスウィフト」「マーク・トウェインにつぐアメリカ的作家」とさえ呼ばれる。この集には、ユーモラスなプロ野球小説(『弁解屋アイク』『当たり屋』『ハリー・ケーン』)を中心に、「微笑(わらい)がいっぱい」「メイズヴィルの吟遊詩人」「チャンピオン」「この話もう聞かせたかね」「保養旅行」「古風なクリスマス」の9編を収録した。この作家に長いあいだ親しんできた訳者の選による、またとない好編。

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  • 人生論
    3.6
    人生とは善への希求であり、その努力にこそ人生の真の意義がある。善こそは人生の目的なのだ。だが、この目的は何によって達成しうるのだろうか。トルストイはこう断ずる、それは人間にのみ与えられたあの理性の働き、即ち愛によってである、と。『人生論』には、この偉大な「人生の教師」晩年の思索と体験のすべてがこめられている。

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