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Posted by ブクログ 2018年10月28日
"2013年6月にお亡くなりになった著者、リチャード・マシスンさんの代表作の一つ。
ジャンルでいえばSF、冒険談となるのだろう。この本には、人生とは何か?生きることの意味が問いかけられている。ある男の生きざまとして読むこともできる。縮みゆく身体も蜘蛛もスズメも飢えも比喩としてとらえることも...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年08月05日
毎日縮み続けていく男の人話。SFの古典として読んでみたけど、名著と言うだけあって、単なるホラー、SFでは終わらないメッセージが入っているのが伝わってくる。縮み続けて身長がゼロ以下になった時に人間はどうなるのか?
何となく展開は読めるけど、
クライマックスまで話のもって行き方や主人公の気持ちのもって行...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月17日
1日に3.6mmずつ縮んでいく男の最後の1週間。6日目には3.6㎜だった身長は翌朝には消える運命と思いきや?
SF的発想はそれだけ。あとは不条理劇です。
妻の身長を下回った時に夫の尊厳は失われ、娘の身長を下回った時に父親の尊厳が失われ、ドールハウスに暮らすようになると人間としての尊厳さえ失われる。殆...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年08月22日
蜘蛛と戦う、発情する、怒号を飛ばす。基本この三つのループ。格ゲーで角に追いやってからのハメ技をずっと見続けてる感覚。アントマンを見た後にあー縮んで見たいって大多数の男が透明人間になりたいのと同じ理由で自分自身考えていたが、その考えを改めるきっかけになった一冊。
退屈なものをグニョーンと引き伸ばして...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年04月07日
タイトル通りの話。どんどんどんどん縮んでゆくスコットの、過去と現在が互い違いに描かれて、過去の絶望感とかやり切れなさとか焦燥と、現在の生きるための奮闘ぶりに、なんかもう応援せざるを得ない。「なんとかならないのか?!」とこっちまでざわざわする。
このまま終わるかと思いきや、ボロボロになりにらも戦い抜い...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年06月14日
放射能を含む海霧を浴びて、身体が縮み続ける病気に冒された男の物語。人間の社会は、人間の身体のサイズを基準に成り立っている。家の大きさ、家電や家具や車、洋服や食器などの身の回りの物はもちろん、男女の恋愛や親子関係、さらには職業までもサイズの影響を免れない。
ただし、どこまで肉体は縮んでも、衣食住に関...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月23日
主人公のスコットが小さくなるにつれて、
人間としての存在価値といったものが変質して、
失われていく様が生々しい。
一日ごとに少しずつ小さくなるというチープな設定も、
巧みな心理描写がされているので、
質の良い思考実験のような印象を受けた。
安直なSFサスペンスではなく、
人間の存在意義とは何かと...続きを読む
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