無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
愛娘を惨殺され失意の日々を送るエッセイストの草薙。彼は夜の街でかつての担当編集者であった泉と再会する。以前書いていたライトエッセイではなく小説を書くことを勧める泉。娘の供養になればと自伝を模して書き始めた小説を「屍の王」と命名する。取り憑かれたように書き進める草薙の元には、まだ自分しか知らない内容について批評し示唆する謎の電話がかかる。さらにかつて同名の作品が存在し、著者は妻と娘を惨殺して自ら命を絶っていたことが判明する。―誰かが、いや何かがこの作品を自分に書かせようとしている。そして執筆を続けるうちに、草薙はこの世から自分が生きた痕跡が少しずつ消え始めていることを知る。泉のセッティングで“故郷”へと取材に向った彼は、恐ろしい真実を知る……。
作中の章タイトルからも伺えるが、この作品も記紀神話の「イザナギ・イザナミ」の話がストーリーに絡んでいる。亡き妻イザナミを追って冥界へ降ったイザナギは結局現界へと戻るが、同様に冥界へと踏み込んだ草薙を待っていたのは……。
この作品を完成させることで、この作家は何を為し―何を犯してしまったのか。
ちなみに「付記(あとがきに代えて)」と銘打たれた一文まで気を抜いてはいけない。(了)の文字がこの小説のエンドマークではないのだ。
……なんちゃって。
Posted by ブクログ
2017年、29冊目は久々の長編ホラー。単独作、初読みの、牧野修。
あらすじ:「小説を書かないか」かつてエッセイストであった、草薙良輔。現在は風俗ライターで生計を立てている。草薙は娘の死を境に、書けなくなっていた。そんな時、偶然に出会った、かつての編集者、泉は草薙に小説の執筆をすすめる。やがて、草薙は『屍の王』と題した、偽の自伝にとりかかるのであった。
このレビューを見て、「読んでみよう」と思う方もほぼいないと思うので、以下、『ネタバレ』要素を含みます。あえて『ネタバレ』指定はしませんが……。
着想
★★★★☆
有名な日本神話をベースにしている。その点は、個人的にも好き。
表現・描写
★★★☆☆
文章自体はソレ程、読み難くもなく、テンポ感、リズム感も悪くない。ただし、ホラー場面はいささか、映像喚起に難あり、と感じた。さらに、第二章は詰め込み過ぎの感も。もう少しソリッドな方がイイかな(❔)。
展開・オチ
★★☆☆☆
どう着地させるのか、気になったが、上位概念オチとは……。まぁ、ソレだけじゃないにしても。
以上の点を踏まえて、全体としては
★★★☆☆
Posted by ブクログ
軽妙な文章が特徴の人気エッセイストだった草薙良介は、愛娘が惨殺されて生きる気力をなくし、妻とも別れてどん底の暮らしをしていた。
そこへ昔からの付き合いの編集者から小説を書いて欲しいという仕事が入る。
草薙は即座に架空の男の自叙伝という形のプロットを固め、死んだ娘を登場させることにして異常な熱意で執筆を始めた。
ホラー物って夏が多いなー。
じっとりとした暑さで思考能力が奪われ、次第に狂気に陥ったり、殺した死体が熱気のこもる室内で腐乱して蛆がわき屍臭が漂ったり。
かと思うと恐怖でぞっと冷や汗をかいて夏なのに
ガタガタ震えるほど寒くなったり。
真夏ホラー味たっぷり、腐臭ただよう死の世界からの招待状。
帯には「綾辻行人氏、絶賛!」の文字。
そんな一冊。
「暗い」の一言に尽きます
読むだけ時間の無駄だったと、購入したことを後悔してます。
とにかく、終始「暗い」です。
救いがない。
たまには趣向を替えたものを読もうと、嬉々として読み始めましたが…
こういう、死者の国と繋がってる…云々や、亡霊だの幽霊だのっていうジャンル、やはり私には向いてないと思いました。
ひたすら暗いし、何を言いたいのか分からないので、途中読むのが億劫になりました。
この人の作品は、もう手に取らないと思います。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸