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鬼の当主にお嫁入り~管狐と村の調停お手伝いします~
「好きです、夫にします」 斎藤綾乃十八歳。許嫁と名乗る人からの手紙で高校を中退し、東京から遠く離れた田舎のとある村に移住しました。 私は貴方の許嫁です――母を亡くしたばかりの綾乃のもとに届いた一通の手紙。部屋の退去勧告を受け進退窮まっていた綾乃は、迷わず差出人・冬晟の元へ向かう。予想より若く、柔和な若隠居といった風情の冬晟は、村の揉め事を調停する大事な役割を担っていた。許嫁らしい決め事もなく、家事を引き受け慎ましく暮らす綾乃だが、調停を手伝い村人たちと関わることで、結婚の約束には深い理由があると知ることに…。 わみず・装画 -
業火
鎌倉で出会った少年は、一年前に交通事故で亡くした夫・和彦によく似た面差しを持っていた。若きピアノ教師・美袋由紀子は、その不可思議な少年・氷川橡にだんだん魅かれてゆく。一方、夫や兄のかつての同僚である産婦人科医・佐久野、柴崎が、次々と変死体で発見された。それぞれの現場には『運命の輪』のタロットカードが……。惺旺大学医学部に事件の鍵があるとみた警視庁捜査一課の須賀刑事は、氷川橡とその出生にかかわる十八年前の出来事に行き当たった。狂気の連続殺人にからむ数奇な運命とは!? ●石井敏弘(いしい・としひろ) 1962年、岡山県倉敷市生まれ。岡山商科大学卒業。1987年、第33回江戸川乱歩賞を『風のターン・ロード』で受賞。岡山商科大学でミステリーを主体とした文学の教鞭を取りつつ、ミステリー・イベント用原作小説の書き下ろし他、現在は脚本家としても活動。 -
北のロマン 青い森鉄道線
十津川警部&亀井刑事、本州最北端の下北駅に飛ぶ! 巻末に、最新の全著作リストを収録! 失踪した娘を捜してほしい―。 母親から依頼を受けた、かつて十津川警部の部下だった私立探偵の橋本は、池戸彩乃の捜索を始める。 勤務先のパソコンに残されていた「411658 1411123」という謎のメモを、 本州最北の鉄道駅である下北駅の緯度と経度と判断した橋本は下北に飛び、 彩乃の痕跡を求めて恐山、仏ヶ浦を訪れる。 一方、東京では彩乃の同僚が殺され、十津川警部が捜査に乗り出した…。 オリジナル著作600冊目にあたる記念作品! 第一章 下北半島・恐山 第二章 更に北へ 第三章 知床の海 第四章 知床か洞爺湖か 第五章 盛岡駅で 第六章 ある新聞記者の死 第七章 終末を告げるロボット -
シンデレラ名古屋嬢殺人事件
「名古屋嬢キャンペーン! 三名の名古屋嬢を、私どもテレショップ小林では、社の総力を挙げて、探しておりまあす。懸賞賞金として、一人につき、二千万円を差し上げまあす」 テレビ通販番組『テレショップ小林』の目玉企画として、社長の小林靖冶がテレビ画面で雄叫びを上げた。かつて共演した女性三名の消息を追っているという。調査の結果、そのうちの一名は病死、一名は自死、存命なのは井垣真理のみ。ようやく探し当てた彼女には、残り二名の分も含めて六千万円が現金で贈呈されるという。華やかな贈呈式には、今や売り出し中の推理作家・吉本紀子も特別ゲストとして招待された。しかし、一躍シンデレラとなった名古屋嬢・井垣真理は翌朝、死体となって発見され、六千万円もスーツケースごと消えてしまった……。 美貌の推理作家・吉本紀子と警視庁広域捜査官・上島警部のコンビが活躍する旅情ミステリ小説。完全書き下ろしの電子オリジナル作品。 ●石川真介(いしかわ・しんすけ) 1953年、福井県鯖江市生まれ。東京大学法学部卒。トヨタ自動車に40年間勤務。1991年に『不連続線』で第2回鮎川哲也賞を受賞。錯綜したストーリーと堅牢な構成、女性の数奇な運命と斬新な社会テーマ、丹念な現地取材に基づくローカル描写とグルメ、そして奇抜なアリバイ崩しの長編旅情ミステリーを得意にしている。主人公は推理作家・吉本紀子と広域捜査官・上島警部。作品は『女と愛とミステリー』(テレビ東京)、『木曜ミステリー』(テレビ朝日)でドラマ化。福井ふるさと大使。鯖江市ふるさと大使。日本推理作家協会会員。 -
遠い旋律、草原の光
軽井沢フィルを率いる美貌の指揮者・火渡樹理(ひわたり・じゅり)と難病を患う新進画家の緑川弦(みどりかわ・げん)が出会ったとき、三代にわたり二家を縛る不思議な因縁が露になる。第二次大戦中に起きた樹理の祖父の割腹自殺と弦の祖母の密室での縊死事件。短歌と楽譜、そしてロシア文字に隠された美しくも哀しい暗号とは? 樹理と弦にのみ聴こえるヴァイオリンの旋律が二人を真実の高みへと導く……。 現代のサナトリウム文学的恋愛音楽ミステリ。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。 -
首のない鳥
同族経営で百年の歴史を誇る光鳥印刷。校正者を務める辻堂怜子は、社が請け負った極秘文書を担当することになった。厳戒体制の下、窓のない部屋で仕事に就いた彼女は、上司からバッジを手渡される。絵柄は社のシンボル“首のない鳥”。裏にはなぜか“13”という不吉な数字が刻印されていた。直後、元同僚が「狙われています、次は」と謎の言葉を残して失踪した。不安に戦く怜子。やがて、光鳥印刷にまつわる忌わしい過去が浮上した時、彼女の身に……。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。 -
屍船
奇妙なことに、彼らは年をとらなかった。食事をしなくても空腹を覚えず、べつだん衰えもしなかった。不死の身となった兵士たちは、退屈と焦燥のなか、一人また一人と狂っていった。腹を切った者もいた。だが、どんなにはらわたを引きずり出し、首を切り離されても、兵士は死ぬことができなかった。船を見ぬこの島には、恩寵としての死は与えられていなかったのだ。(「屍船」より) 混沌の海と恩寵の殺戮を描く表題作他、ホラー・怪奇短編16本を収録。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。 -
世界の終わりと噓つき少女
遠河れんは幼馴染の彼――平間律と海を見ながら昼休みを過ごすのが日課。彼さえいればいいと他人と距離を取り、ある嘘をついていた。が、不思議な空の写真を見て以来、同じ高校で撮影者の黒百合とそれに感化された赤穂と一緒に過ごすようになる。黒百合は幻と現世の境、“現実から外れた”瞬間を写真に収めていた。やがて彼らの関係が変わり、嘘が暴かれて……。どうしようもない喪失に心が震える、青春の煌きと幻想を描く衝撃作。 -
怖すぎる実話怪談 瘴気の章
恐怖サイトに届けられたありえない体験の数々。 「逢魔が時物語」怪奇選第7弾!! 漁業が盛んなとある村では、数年に一度は漁師が戻らなくなることがあるという。そこには呪われたふたつの言い伝えがあった(「海のもの山のもの」)。廃品回収置き場から持ち帰った乳母車。ひとりでに動き出す怪異を目の当たりにし、夜中にこっそり元の場所に戻そうとしたが……(「乳母車」)――恐怖サイト「逢魔が時物語」に届けられた信じ難い怪異体験の数々。前作収録「三人塚」の後日談や、怪談界の語り部たちによる特別寄稿も収録。 【目次】 【視】 ロビーの階段/終電の駅/手術/遭遇/はじまり/第一発見者/幻の四階/海のもの山のもの 【聴】 お泊まり会/訪問者/キャンプサイト/恐怖のCD/霧の中/格安家賃/行商の宿/魔界バス 【縛】 盛り塩/手の感触/仮眠/異音/入院生活(1)/入院生活(2)/シーツ 【感】 ボロ自転車/坂道/受胎告知/事件現場/知らせ/ベッドの下/角膜移植 【異】 三人塚―後日談/開かずの間/乳母車/嵐の夜/常宿/マスクメロン/一本杉/石巻のタクシー/教員住宅 【特別寄稿】 伝説の男/天井裏にあったモノ/本館へ/幽霊に抱かれた感触/白い手 -
これからは別れのお時間です~薬屋兄弟と疫病神の縁直し~
病神体質が死にたがり兄弟を救う!? 態度が大きくて怖い小学生、イケメンだけど得体の知れない恐ろしさを醸す店主、そして人間じゃない客が来る薬処――。 別れはね、すべきときに、しなくてはいけないんですよ――。関わる人に不幸を招く疫病神体質で、大学進学を機に親戚宅を出た譲吉。だが上京当日に下宿は燃え、再会した幼馴染のすず子の家は突風で半壊してしまう。途方に暮れる譲吉が紹介されたのは作家・七雲静宅。出入りする小学生の舞人は静の兄だというし、副業の薬処の客は人じゃない。譲吉を招き入れたのは「不幸を呼び込んで静を死なせてほしい」から――!? 佐倉ハイジ・装画 -
花咲小路三丁目のナイト
たくさんのユニークな人々が暮らし、日々大小さまざまな事件が起こる花咲小路商店街。今回の舞台は商店街唯一の深夜営業店<喫茶ナイト>。すっかり夜ならではの相談所になっている店を手伝いながら、その相談事を店主の仁太が突拍子もない方法で何とかする様子を、居候の甥っ子・望が語っていく。前三巻でおなじみの人物も多数登場! -
花咲小路二丁目の花乃子さん
元「怪盗紳士」がご隠居として暮らし、非番の日にご近所の相談ごとで引っ張りだこの若手刑事も住む花咲小路商店街。ここにはたくさんのユニークな人々が暮らし、日々大小さまざまな事件が起こる。今回の主人公は「花の店にらやま」を営む花乃子さんのもとに居候中の十代の女の子。人々の慶びごとにも悲しみにも寄り添う花屋の仕事を手伝うなかで、ある日ちょっと気がかりなお客さんが来店して――。 -
χの悲劇 The Tragedy of χ
トラムに乗り合わせた"探偵"と殺人者。Gシリーズ転換点となる決定的一作。後期三部作、開幕!!香港のトラムで起きた密室殺人と、果てしなく広がるバーチャル空間での光速の追跡劇。天才を追い、天才に追い詰められる。「そう。ここが私の世界だ」香港で仕事をする島田文子のもとに男が現れた。島田が真賀田研究所にいた頃に起きた飛行機事故について質問があるという。その日、走るトラムの中で殺人が起き、死者の手に「χ」の文字が遺される。乗客として警察の捜査に応じた島田だったが、そこである交換条件を持ちかけられ……。Gシリーズ後期三部作開幕! -
真名の系譜
魂は睡を包み、睡の中に浮かぶは言。 この身ひとつの二郷一領 両目に「魂昇瀬」と呼ばれる異能を宿す荻乃は兄・藤生を頼り東京へ。だが荻乃を出迎えたのは、尽興と名乗る巨躯の坊主で……。 《荻乃、おまえはこれから、東京のおけぁさんのとこへ行きなっせ》――両目に「魂昇瀬」と呼ばれる異能を宿す岸本荻乃は、育ての綾婆に「拭き返され」て自身が異能の一族・伍賀家の荻乃であることを思い出す。さらに東京にいる兄・藤生のもとへ向かうよう追い立てられるが、そこで出迎えたのは尽興と名乗る巨躯の坊主で……。伍賀、雛、一統、有叉――異能の血族を巡る企みの深淵とは。大型伝奇ファンタジー。 烏城あきらの初期作品、こづみ那巳名義で刊行された第2回角川ルビー小説賞ティーンズルビー部門奨励賞受賞作が復活! -
鬼切りの綱
頼光四天王筆頭の美中年×名刀「鬼切」に宿る鬼 怪異は「境界」に生じる 鬼神、怨霊、妖物、狐狸猪…平安イケおじヒーローが人外美形とともに鬼を切る! 鬼を切り、時に切らない――不思議な縁によって源頼光より預けられた名刀「鬼切」の使い手にして、才色兼備・文武両道の武闘派貴族・源綱。妻を失い、四十路にして乳母不在に悩みながら一人息子の授を養育中であり、後進に道を譲りたいと思う傍ら平安京を跋扈する鬼たちを、鬼切に憑いた妖艶な鬼・薔薇とともに鎮めている。王朝絵巻の裏で繰り広げられた怪異と人のかかわりを描く、うつくしく匂いやかな伝奇物語。 佳嶋・装画 -
妖狐甘味宮廷伝
ある時は甘味職人、ある時は皇帝の妃、そしてある時は皇帝の愛犬!? 悪辣道士に脅されて、今日は後宮、明日は炊司部――謎多き皇帝相手に目が回るような一人二役の隠密任務開始!? 祖父母の遺した甘味屋「白尾」を営む翠は、見た目は年頃の娘ながら実は妖狐。とはいえ慎ましく暮らしていたある日、莱彪牙と名乗る道士に捕まり彼の野望の片棒を担ぐことに! 後宮に寄りつかない皇帝を莱家の姫の元へ手引きするため、昼は宦官、夜は貴妃となり搦手での籠絡作戦が無理矢理開始される。すると皇帝が無類の甘い物好きという一条の光が見えてくるのだが…。妖狐翠が八面六臂の大活躍をする後宮ラブ 仁村水紀・装画 -
トレース~科捜研の男~
科捜研のリアルな現場を描く、錦戸亮 主演、月9ドラマのノベライズ版。 鑑定から得たわずかな手がかりをもとに、“科捜研の男”が事件に隠された真実をあぶり出す!! 実際に起きた事件をベースに、リアリティたっぷりの現場を描いた本格科捜研サスペンス! 「真実のカケラは被害者が残した思いなんだ。それを見つけ出すのが科捜研の仕事――」。科学捜査研究所の真野礼二は、幼少期に家族が殺されるという壮絶な過去をもつ。冷静沈着で、鑑定結果が示す客観的真実のみを信じ、主観や憶測で操作をする者には、容赦なく反論する。とりわけ、勘を頼りに捜査するベテラン刑事、虎丸良平とは犬猿の仲だった。新人研究員の沢口ノンナは、そんな二人の板挟みになりながらも事件と真摯に向き合うようになる。 エピソード1は「バラバラの遺体」、エピソード2は「血痕」、エピソード3は「タバコの吸い殻」…ほか、科捜研が被害者の思いすくいあげ真実を明らかにする! 原作は古賀慶の『トレース 科捜研法医研究員の追想』(ゼノンコミックス)。 -
とり研の空とぶ事件簿
ヘンテコ学生ばかりの野鳥研究室「とり研」は、鳥がもちこむ事件でいっぱい。天才インコが犯人の名前をしゃべった? 鳥のヒナを襲った犯猫はどれ? 大学生の翼がへっぽこ推理を繰り広げる中、片思い中の先輩が姿を消して……。鳥たちの可愛さ全開のユーモアミステリ! -
四ツ谷白黒商会~悩みに効く塩の使い方教えます~
「お悩み相談と塩は、相性がいい」って知ってました? 料理に美容に厄除けだけじゃない!? 「白黒商会」をちょっと覗いてみませんか 東京四ツ谷右門町。聖が訪れたのは一つ上の高校時代の先輩・潮が経営する塩専門店「白黒商会」。亡き妻・宮子の言葉に従い、息子の温人とやってきたものの、昔からソリの合わない相手に及び腰は否めない。しかし――円はね、「縁」なのよ――宮子の言葉を裏づけるように、白黒商会を取り巻く人々と猫のグリが潮をも巻き込み、波紋のような広がりをもたらす。シングルファーザー聖の、塩とちょっと不思議な温かい日々。 熊猫・装画 -
イミテーションと極彩色のグレー
中学生の山浦大志は、“完璧”でなければいけなかった。 家にも学校にも居場所を作らず、世界に絶望していた彼は、ある日、夕陽の落ちる公園で少女と出会う。 古びたカメラを提げ、青い瞳をしたその少女は、写真を撮りながら旅をしていると語った。 誰よりも自由に羽ばたく彼女に、大志は自然と心惹かれていく。 だが、出会いから1ヶ月がたった頃、名前も知らぬその少女に大志がついに想いを伝えようとすると、 彼女は思いがけない言葉を残し、それっきり姿を消してしまった――。 彼女はなぜ、どこへ、消えてしまったのか? それから7年、“完璧”な大学生になった大志は、写真共有アプリで偶然見つけた1枚の画像から、またしても奇妙な出会いを果たすことになる。 時を越え、場所を越え、人々の前に姿を現す不思議な少女と、その軌跡を追いかけ続けた一人の不器用な少年。 時と、場所と、人。 全ての点が繋がるとき、少女が胸に秘めていた“ある後悔”が、二人の運命の歯車を大きく動かしていく。 イラストレーターとしてデビューし、装画担当作品の累計発行部数は400万部以上を記録。 さらに、近年ではアニメーション、マンガ、音楽などの分野でも活躍するなど、いま、その才能に注目が集まるloundraw。 “イラストレーションの表現の壁を越える” ために言葉で創られる物語は、 ダイナミックな世界観と、鮮やかな描写力で紡がれたラブストーリー。 雑誌『ダ・ヴィンチ』での連載を大幅に改稿し、カバーイラスト&挿絵を全て自ら描き下ろした、渾身の初小説。 -
南紀十津川殺人ライン
三十六も年上の夫が癌で死亡した後、山崎康子は時間とお金には不自由しないシンデレラ未亡人となった。「都会を離れたい」それは康子の切なる願望だった。懇意の信用金庫に相談すると、和歌山県にある広大な敷地と新築住宅を勧められる。内覧のため現地に向かった康子は、旅路で推理作家の吉本紀子と出会う。実は、亡夫からの「声の手紙」が届き、困惑していた康子は、紀子に悩みを打ち明ける。女二人の楽しい旅だったが、熊野古道で白装束の遍路男を見かけた時、康子の態度が明らかに変化した……。 美貌の推理作家・吉本紀子と警視庁広域捜査官・上島警部のコンビが活躍する旅情ミステリ小説。完全書き下ろしの電子オリジナル作品。 ●石川真介(いしかわ・しんすけ) 1953年、福井県鯖江市生まれ。東京大学法学部卒。トヨタ自動車に40年間勤務。1991年に『不連続線』で第2回鮎川哲也賞を受賞。錯綜したストーリーと堅牢な構成、女性の数奇な運命と斬新な社会テーマ、丹念な現地取材に基づくローカル描写とグルメ、そして奇抜なアリバイ崩しの長編旅情ミステリーを得意にしている。主人公は推理作家・吉本紀子と広域捜査官・上島警部。作品は『女と愛とミステリー』(テレビ東京)、『木曜ミステリー』(テレビ朝日)でドラマ化。福井ふるさと大使。鯖江市ふるさと大使。日本推理作家協会会員。 -
暗殺者のゲーム
さあ、暗殺(ゲーム)を始めよう 過去を捨てた最強の暗殺者(キドン)は、ふたたびモサドの駒となるのか 逆探知されても絶対に発見されない場所とは? モサド最強の暗殺者(キドン)ダヴィッド・スラトンは死んだ。 いまでは彼はアメリカ人として妻のクリスティンと平凡だが幸福な日常を送っていた。 しかし、平穏な生活は長く続かなかった。 モサドの新長官ヌーリンは、イランの核開発を阻止するために 二度ハメディ博士の暗殺を計画したがいずれも失敗していた。 業を煮やしたヌーリンは、権謀術数渦巻く盤上に比類なき暗殺者を投入することを決意したのだ。 モサドは学会のためにスウェーデンを訪れていたクリスティンを人質に取ろうとするが、 彼女は追手から逃れ行方不明に。 妻の危機を救うべく、最強の暗殺者は北欧の地に降り立った――。 -
世界の端から、歩き出す
就職も決まった短大二回生の秋、篠崎千晴のもとに叔母から奇妙な依頼が舞い込んだ。ずっと存在を知らされていなかった「叔父」に届けものをしてほしい、というものだった。戸惑いながらも、千晴はある箱を持って彼を訪ねるが、その中身は――。出逢いが出逢いを呼び、人との縁が人生を確かなものにしてゆく。孤独な半生を送ってきた千晴が最後に見つけた場所とは……。京都の街が舞台の、涙が頬を伝い、胸が熱くなる再生の物語。 -
アンティーク鑑定士 天羽奏の祓魔録~葡萄と小麦と海の星~
――我は汝に去るよう命じる 元バチカンのエクソシスト、現在アンティーク雑貨店店主&心理学者兼医師、ワインダイニングオーナー かつてバチカンで司祭としてエクソシストを務め、現在はアンティークショップを営む天羽奏は、特殊な能力を持っていた。他人と異なるその能力に悩み、私生活でも辛い思いを経験した彼を見守ってきたのは、旧友にしてワインダイニングオーナーの清泉宏輝だった。心理学者兼医師という異色の肩書をもつ経営者、清泉と天羽は下北沢に互いの店を構えている。そんな二人の元に、奇妙な出来事がつぎつぎ舞いこんできて…? 風変わりな二人が遭遇する、小さくも心温まる不思議な謎解き! 木々・装画 -
爛れ
ゴロンゴロン、ゴロンゴロン、転がりながら、そいつは呻いていた。「おごおご、おごおご、おごおご、おごおご」粘っこい、何とも苦しげな声であり、音である。低いが、しかし部屋全体をぶるぶる震わせるような、不思議な音声である。(「爛れ」より) 呑気に海外旅行へ出掛けてハメを外す日本人たちが、奇病や呪いで狂い死にする。現地人の怒りを買い、むごたらしく惨殺されてゆく……。グロテスクで残虐極まりないシーンが次々と繰り広げられる衝撃のスプラッタ・ホラー。邦人誘拐事件を扱ったバイオレンス中篇「輝ける道」(未完)を含む、電子オリジナル作品。「電子版あとがき」を追加収録。 *大蜥蜴の島 *人面疽 *アサムラール バリに死す *噛み付き女 *爛れ *インサイド・アウト *輝ける道 ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。 -
絶対零度~未然犯罪潜入捜査~
フジテレビの大人気ドラマシリーズ『絶対零度』の最新シーズン! 謎めいた仕掛けがふんだんに盛り込まれた新感覚捜査ドラマを完全小説化! シーズン1『絶対零度‐未解決事件特別捜査‐』、シーズン2『絶対零度‐特殊犯罪潜入捜査‐』に続き、7年という期間を経て帰ってきた本シリーズの最新作。 「未来の犯罪を予測して捜査する」という斬新な手法によって重大事件を未然に防ぐというメインストーリーを軸に、前シリーズまでの主要人物の衝撃的な変化やどこか闇を背負っている登場人物たちなど、さまざまな謎が複雑に絡む。 スリリングな展開にページをめくる手が止まらなくなる! -
神の気まぐれ珈琲店
そなたの望みを口にするがいい。すべて叶えてしんぜよう 手作り甘味と特製珈琲でおもてなし。 ちょっとズレてる神様たちの心に染み入るほっこりファンタジー。 初恋をこじらせたまま絶賛婚活中の杏沙。縁結びの神社にお参りした帰り道。白い猫に導かれて訪れたのは神様が営む珈琲店だった。ガテン系の大河に、爽やかイケメンの青葉、そして人形のように整った美貌の翡翠が、手作り甘味と心に染み入る特製珈琲でおもてなし。困惑しつつも神様たちに促され、悩みを打ち明ける杏沙だったが…。「エデンのタルトタタン」ほか二編収録。珠玉のほっこりファンタジー。 伊東七つ生・装画 -
翔ぶ一族
椎名晨(しいな・あきら)は、幼い頃に“父”と共に空を翔んだ記憶を抱えていた。それは、彼が“翔ぶ種族”に属する証だった。ふつうの人間として成長し、二十一歳になった晨は、初めて自らの能力で空を飛翔する。そして“アキラ”としてインドの聖地に到達。そこで彼はシロウと名乗る“父”に再会し、シロウは“種族”の秘密を語る……。 幻想SFの名手・河野典生が『小説新潮』に連載(1992年10月号~1994年3月号/全18回)後、単行本化されなかった幻の長編小説が、電子オリジナル作品としてついに登場! ●河野典生(こうの・てんせい) 1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。
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