無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
勝負の世界に青春を賭け、燃え尽きていった者たちのロマンを描く、
スポーツノンフィクションの名作が、待望の新装版に!
燃え尽きたいと望み続けついに叶わなかったボクサー、
栄光の背番号3によって消えた三塁手、夭折した長距離ランナーの「思い」、
良血馬達との決戦に臨むサラブレッ ド―
“勝負の世界に何かを賭け、 喪っていった者たち”をテーマに書き継がれた6篇。
著者の原点ともいうべきスポーツ・ノンフィクシ ョンの金字塔!
沢木耕太郎が、徒弟修業中の自分にひとつの可能な道筋が見えてきた、と語る、自身の出発点ともいえる記念碑的作品。
解説・北野新太
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
マラソン選手の円谷さんの遺書がとても印象的でした。
大切な人たちへ書き綴った最後の言葉。文学知識のない私ですが川端康成さんの感想 悲しい響きという表現 にしんみりしてしまいました。
過去の動画や人物を検索しながら読み進める。円谷さん、内藤さん、難波さん、土屋さん、榎本さん、イシノヒカル 色々なスポーツ界の方々の活躍を知ることができました。プロ意識や、ハングリー精神、人知れぬ努力。
ラストの「ドランカー」では、ボクシング輪島対「クレイになれなかった男」に登場した柳さんとの試合、もしかしてカシアス内藤さんも登場するのでは!と…
誰もが勝つとは信じていなかった試合に勝利を収めた輪島さん。
P242 「引退ということも考えられなくもなかった。でも、それはよくないと思ったんです。自分はまだ挑戦できる、そしてみなさんも挑戦させてあげようというんです。ということは、まだ金が稼げるということだ。まだ金が稼げるのに、その機会を放棄するっていうのは、プロのやることじゃない。五万だって、十万だって、稼がしてくれるというなら稼ぐべきじゃありませんか。それがプロということだ。〜」
与えられた機会に躊躇なく挑戦していく根性
勝っても負けても讃められるとおもう。何でも一生懸命やると周りの人にもその熱意が伝わると思います。
Posted by ブクログ
スポーツ界にあって優秀な成績を残しながらあと一歩突出できず満開の花を咲かす事ができなかった人々がいる。何故なのか?
著者は彼等を「敗れざる者たち」と呼びその対岸に大輪の花を咲かせたヒーロー、長嶋茂雄さんをおいて両者違いを見ているのだと思う。
ボクサーのカシアス内藤をはじめとして6人の敗れざる者たちの苦闘が著者によって語られる。
その中でマラソンランナー円谷幸吉を描いた「長距離ランナーの遺書」は胸に沁みる。
実際に彼が走る姿を見、自死の知らせをオンタイムで知った身だからという事もある。
しかし彼が生きた当時の生真面目にあらねばならないという考え、日の丸や応援者の期待に背いてはいけないという命懸けとも言えるトップランナーの辛さが著者の筆でヒシヒシと伝わったからだろう。
近年のオリンピック選手は大会に臨んで「楽しんできます」というような言葉をよく口にする。
それはそのまま本心ではなく心の中には辛さも責任感も緊張もあるに違いない。
けれどもそう口に出せることは彼等にとっては良いことに違いないと思う。
もし世の中に円谷選手がそんな言葉を出すことをためらわない雰囲気があったなら彼と彼を取り巻く人々の人生は変わっていただろうな。
Posted by ブクログ
スポーツを見ることはなぜ面白いのか。
残酷なようだが、そこにアスリートの命がけを見、それをショーとして外野で楽しみ、時には自分の不可能性を彼らの可能性に託すことで現実によりもたらされるストレスを発散したいという願望があるのではないか。
この本においては、その命がけのショーにおいて、まさに自分の人生を賭けて、アスリート的な栄光は掴めずとも、その日陰の中で足掻いて足掻いて、足掻き続ける者達の姿が描かれる。
我々にとってはショーの脇役としても、演者にしては人生そのものである。
スポーツの、勝ち負けが生じる戦いの残酷さ、諦めないことへの賛美というよりは、悲哀とでも言うべきか、儚く寂しく、されど美しく感じるものを読んでいて感じたところである。
昔の試合や競走であるが、迫真さがあって、ものすごく読み応えがありました。
Posted by ブクログ
『深夜特急』が面白いので(まだ読みかけ)、他のジャンルも読んでみたくなって寄り道してみた。
スポーツ・ノンフィクションの草分け的な作品。
1. ボクシング カシアス内藤
2. プロ野球 (長島にポジションを取られた)難波、土屋
3. マラソン 円谷幸吉
4. 競馬 競走馬イシノヒカルの馬手、調教師、騎手
5. プロ野球 榎本喜八
6. ボクシング 輪島功一
表題通りの内容なのだけど、本当に敗れることなく勝ち切った、という意味では、ラストの輪島功一のリターンマッチ最終ラウンドKO勝ちが、唯一カタルシスを得られる作品。
他の主人公は、『まだ、負けてないぞ』と足掻き続ける、ある意味、『見苦しさ』の美学を体現していて、殆どのひとの人生はこっち側だろうと思った。沢木耕太郎さんは、こっち側の目線で描くひとなんだなあ、と更にファンになった。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸