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Posted by ブクログ
終電の神様シリーズの第3段。
台風が襲来する中で終電を待つ人たちの物語。
「観客のいない舞台」では元女優の女性とその友人で医師とギャラのみをすることになり、結果、割りきった付き合いのはずが女性が医師のことを好きになり、台風の夜に会う約束をしようとしたが。。
「デウスエクス真季奈」では結婚式をあげる二人。お金のない二人がトリックを使って豪華に魅せた結婚式を母親に送ろうとするが、嵐がやって来て。
「消えた終電」では秘密を抱いた大学生が、ひとの家に迷い混んでそこで会った年配の女性に秘密を打ち明けていく
「インターカム」では台風で終電の時間が迫る駅の中のお客さんとの攻防を描く。お客さんを誘導中にひとりの女性が倒れて心配停止になるが。
「ガラスのふる夜」では、第1話で登場した医師の支店から女性を見る。第1話では単なる登場人物の一人でしかなかった医師が視点を変えると膨らみを増して、物語の中に溶け込んでくる。
Posted by ブクログ
シリーズ3作目の短編集
例によって、シリーズ間の話に繋がりはない
今回のキーワードはサブタイトル通り「台風による終電の繰り上げ」
そしてやはりその電車に乗った人の話ではない
収録は5編
・観客のいない舞台
・デウス・エクス・真季奈
・消えた終電
・インターカム
・ガラスの降る夜
・観客のいない舞台
元舞台女優が劇団時代の友人にギャラ飲みに誘われ、その関係以上の気持ちを抱くお話
結局は勝手に女性が恋心を抱いて独り相撲をとってるように思えてしまう
友人に迷惑をかけてしまう可能性を考えなかったのかね……
・デウス・エクス・真季奈
娘に「普通」の人生を望む母親の期待に応えるべく結婚式をするお話
結婚式って何であんなにお金がかかるんでしょうね?
普通のイベント会社に頼んだら同じような規模でもっと安く済ませられる気がする
ブライダル業界の相場がどの立場からもご祝儀相場を認めてしまっているんでしょうねぇ
終盤のお母さんの表現が変わっていく様は面白かった
・消えた終電
台風の日に海を目の前に佇む女性のお話
アカハラねー
ま、パワハラの一種なんだろうけど、アカデミックな世界はまた世間と違った価値基準で動いているからなぁ……
成果と結果を残している先生が人格的に高潔な人というわけでもないし、だからといってそれが両立出来ないものでもない
当人同士はそんな意識はなくとも、性別が異なっていたらまぁ邪推する人はいますよね
・インターカム
台風で終電が繰り上げになった駅構内での駅員さんのお話
私自身は作中のように緊迫感を伴う混雑した駅を体験した事がないのでよくわからないんだけど
家に帰れるかどうかという気持ちがある乗客がいっぱいいるんだったら、何が起こってもおかしくはないですね
そんな状況でも無事に納める駅員さんの手腕はすごいと思う
強い言い方をすると緊張感を煽ったり反感を買ってしまうので、伝え方が大事というのは面白いと思う
救急隊員の人達も、本当は急がなければいけない状況だからこそ、周囲に緊迫感を与えない態度というのがすごいですよねー
・ガラスの降る夜
1話目の医者視点の話
そうそう、こんな構成の物語を読みたかったんですよ
しかしまぁ、お金があるに越したことはないけど、その有意義な使い方がギャラ飲みな生活は嫌だなぁと想ってしまった
お医者様って大変ですね
1話目だけ読むと弁えない女の独り相撲と思ってたけど、違う可能性もあったというのが知れたのはよかった
もし続編があるなら、それぞれの登場人物がちょっとずつ関わってる構成のが読みたい
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