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将棋の世界で歩む7人をあたたかな筆致で描く感動作
藤井聡太二冠の師匠・杉本昌隆八段も共感!
「絶対棋士になってやる」と誓った中学1年生の祐也だが、次第に勝てなくなり学校の成績も落ちてきて……(「それでも、将棋が好きだ」)。
青春・家族小説の名手が、プロを目指す中学生、引退間際の棋士、将棋会館の清掃員など、勝負の世界で歩みを進める人々のドラマを生き生きと描く珠玉の短編集。第31回将棋ペンクラブ大賞文芸部門優秀賞受賞作。
「将棋の厳しさ、楽しさ、人の情を感じる作品。最後は師匠目線で読みました」――杉本昌隆八段(解説より)
装画 高杉千明
Posted by ブクログ 2021年06月08日
ほのぼのとした読後感の短編小説集。
将棋を題材というより、将棋に関係した人を題材にしている。
登場人物は多彩だ。将棋会館の掃除を担当する初老の女性、将棋に打ち込む少年少女、将棋担当の新聞記者、還暦を超えた棋士、等。
将棋を知らなくても楽しめるだろうけれども、将棋界のことをある程度知っていると、楽しみ...続きを読む
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