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父が横領罪で捕まって一家離散、陽介が札幌の養護施設“魴ぼう舎(ほうぼうしゃ)”に移って二年が経つ。中学三年の陽介と施設の仲間たちは高校進学を前に、将来を見据えてそれぞれの選択を下すことになり――(「おれたちの青空」)。表題作のほか、魴ぼう舎を運営する恵子おばさんの若かりし日を描いた「あたしのいい人」、陽介の相方でスポーツ万能の卓也目線で語られる「小石のように」の二作品を収録。話題の青春小説。
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Posted by ブクログ
男子中学生の陽介、卓也がそれぞれ家族と暮らせない事情を抱えつつも、自分なりの目標をみつけて前に進んでいく感じが爽やか。前作『おれのおばさん』では、色んな背景を明らかにする必要があって、個々の心情には今一歩踏み込めていない感じがあったが、今作では丁寧に描かれている。中学生なら一人になって考えたいと、突...続きを読む発的に家出をしたり、凍死寸前の寒さに無謀にも突っ込んでいったり、いろんな思いが頭の中をかけめぐって眠れなくなったり、そういうことがあるだろうなあと共感。そして彼らが卒業したあとに入ってくる予定だった二人の女子小学生の登場も興味深い。教育のあり方、児童養護施設で育つ子ども、子どもの成長、強さ、といったものを考えさせられる。恵子おばさんの存在に救われる。
札幌の養護施設を運営する恵子おばさんと、縁により移り住むことになった陽介と卓也のその後を描くシリーズ第2弾。 深い余韻を残すというのは、こういう作品をいうのだろう。三人の人生の選択を誇張することなく、自然な時の流れのように描かれている。個性的でありながら場面に無理がないので、読む者に一種の癒しを与え...続きを読むてくれる。 シリーズはまだまだ続くようなので、三人のこれからが非常に楽しみだ。
「おれのおばさん」の続編。陽介、おばさん、それから同じ施設にいる卓也の視点で物語が展開する連作集です。卓也の複雑な事情はある程度すでに分かっているのですが、あらためて卓也の視点から語られると、その重みに押しつぶされそうになってしまいます。それでも生きていくことを、日々を大切に過ごすことを選んだ卓也に...続きを読むは、幸せになってほしいと心から思いました。おばさんも陽介も、この物語に登場するすべての人たちが、かけがえのない存在でありきらきらと輝いている。彼らの行く手に幸あれと、願わずにはいられません。
物語だけど、どこかノンフィクションぽく、人と人との関わりが濃くて面白い。 おれのおばさん、の続編。 同級生の卓也の今まで、おばさんの大学〜おばさんになるまで、タイトルの陽介の高校受験にまつわる今後への話は20ページほどの3編。卓也の境遇、思い、人への優しさなど深くわかる。 おばさんは大学時代からの...続きを読む友達、次期教授、玉木さんも出てきて今でも好きな元旦那との出会い、演劇、浮気〜離婚と壮絶な半生を辛気臭くなく、テンポ良く語る。 ついつい読んでしまう面白さがある。 登場人物の素直さ、頑張り、努力、その陰には児童養護施設という環境で育つという道で、強烈なおばさんとの生活で曲がることなく生きていく様がまた清々しい。
おれのおばさんシリーズで一番好き。卓也目線での短編に泣けた。陽介や卓也の成長を見守る母の気持ちになる。恵子さんサイコー!
前作のおれのおばさんの続編というかスピンオフ中編&短編集かな? まずは、陽介とは仲良しコンビの卓也の過去がわかる中編。 うーん、卓也デカいぞ!w 出自に負けるな!頑張れ!! そして、おばさんの過去を書いた中編・・・離婚しちゃったおばさんだけど、今でも好きなのね~。。。これは、可愛いというべきなん...続きを読むだろうなぁ・・・わたし的にはありえんがw 前回主人公だった陽介は最後の短編にだけ。 これは全作の続編でもあり、最初の中編の続編でもあるわけねー。陽介、相変わらずいい子ね。続きが楽しみ♪
『おれのおばさん』シリーズ第2弾。養護施設で暮らす卓也、児童養護施設の運営者おばさん後藤恵子、父が逮捕された陽介のストーリーとなっている。第1弾の比べ勢いはないが心情がよくわかる。これからどうなるのか次回にも期待。
『おれのおばさん』のシリーズ。主人公だった陽介が暮らすおばさんの養護施設の同級生・卓也とおばさんが主人公の2編が中心。どこか小説のようなつくり話に思えた『おれのおばさん』の陽介の境遇に対し、卓也の生い立ちのほうが壮絶なんだけどありそうな感じに思えて、そんなことがありがちな話に受け取れてしまう現代って...続きを読むどうなんだろう。 おばさんのエピソードは豪放磊落なようで意外と繊細な彼女の様子が知れた。こちらのエピソードでも親と一緒に暮らせない子どものことが。
前作に続き面白いのだが、ページ数が短すぎてあっという間に読み終わってしまった。どんな人生でも幸せはあると思わせてくれる一冊。
前作のおれのおばさんの続編。前回主人公の陽介は最後だけ。スピンオフ的なものでなかなかに青春なのと、おばさんの過去がちょっとわかった。 皆旅立ったのでこの後は無さそうだな。
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おれのおばさんシリーズ
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佐川光晴
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