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  • 蒲生氏郷 武田信玄 今川義元
    -
    「今があながち太平の世でも無い。それでも女房には化粧をさせたり、親父殿も晩酌の一杯ぐらいは楽んでいられて、ソーレ敵軍が押寄せて来たぞ、酷い目にあわぬ中に早く逃げろ、なぞということは無いが、永禄、元亀、天正の頃は、とても今の者が想像出来るような生優しい世では無かった――」脱線、蘊蓄、戯言あり。知の巨人が興の向くまま、平易な語り口で史料を読みとく「戦国放談」。後の司馬遼太郎へと連なる傑作評伝。
  • 蒲生氏郷 信長に選ばれた男
    3.0
    信長に愛され、秀吉が怖れた。 信長の人質から92万石の大名に――時代の先陣を駆けた戦国武将! 信長に寵愛された勇将が見据えた「天下三分の鼎」とは? 近江国日野を治める領主・蒲生氏の嫡子・鶴千代(後の氏郷)は、齢十三にして織田信長の人質になる。 信長の側で戦いを学び、常に先陣を切る氏郷に、信長は娘の冬を娶せる。 織田家の重臣となるべく、阿修羅のごとく奮闘するが、信長は本能寺で討死。 その後、豊臣秀吉に仕え、伊勢松坂、奥州会津若松の礎を築いた猛将の生涯。 『蒲生氏郷』改題
  • ガモウ戦記
    3.0
    戦争で家も家族も失った、紙芝居屋の蒲生(がもう)太郎。かつての戦友の誘いに応じて秋田にやってきたら、そこは人生観がくるりと変わる別世界だった! 温厚な金木医師、マタギ免許皆伝のイワオ、色っぽい敏子、そして悪戯ばかりの悪ガキども。秋田で暮らす決意をした太郎は、戸惑いながらも田舎の暮らしに溶け込んでいく。終戦直後の秋田の山奥にあったパラダイス的な生活を、いきいきとユーモアたっぷりに描く。読めば心が豊かになる、ふるさと賛歌!
  • がらくた屋と月の夜話
    値引きあり
    3.8
    仕事も恋も上手くいかないつき子は、ある晩、ガラクタばかりの骨董品屋に迷い込む。そこは古道具に秘められた“物語”を売る店だった。未亡人を未来へと導いた時刻表、母と娘の拗れた関係を解いたレース、居場所のない少女に特等席を与えた椅子……。人生の落し物を探して、今日も訳ありのお客が訪れる。つき子もまた、ある指輪を探していた。
  • ガラクとタビタ 凶手と魔女の逃避行
    5.0
    気が付くとそこはチキュウだった。なぜだ?ガラクは生体金属エリクシルで改造されたネオ・ルナ最強の暗殺者なのに。途方に暮れたガラクは魔女見習いタビタの使い魔となる。ガラクとタビタは魔物を倒しながら旅を続け、ついに世界の果てにたどり着く。しかし次に二人が見たものは――。果たして二人は再会できるのか?仮想空間と現実世界にまたがり、ガラクとタビタは安住の地を目指す。
  • がらく屋の呪われた質草
    4.0
    人に呪いを振りまく悪い魔法使いが描いた肖像画の真実とは――? 買取専門ショップで働いていた神楽は、祖父の遺言で彼が経営していた質屋『がらく屋』を譲り受けることになる。 しかし、質流れしてしまった『曰くつきの絵画』を取り戻すまでの期間限定で、千景と祖父の家で一緒に住むことに!? 個人経営の古びた質屋に持ち込まれる質物をめぐるハートフルドラマ 第一章 魔法使いに呪われた質草 第二章 幽霊が喜ぶのは、呪われたラーメン屋台 第三章 呪われた小箱と遺産をめぐる狂想曲 第四章 恩師の呪われたネクタイピン 第五章 魔法使いがかけた呪いを、ポジティブでぶっ飛ばす 第六章 絵の中にいる真実 2012年頃よりWEBに小説を投稿しはじめる。2015年に連載を開始した「コンカツ!」でアルファポリス「第8回恋愛小説大賞」大賞を受賞。2016年、同作にて出版デビューに至る。『第二回お仕事小説コン』優秀賞受賞作家。マイナビ出版より『おいしい逃走』『河童の懸場帖(かけばちょう) 東京「物ノ怪(もののけ)」訪問録』1~3巻、『あやかしトリオのごはんとお酒と珍道中』1~2巻を発行。また著書に『ぽんこつ陰陽師あやかし縁起』(アルファポリス)、『京都北嵯峨シニガミ貸本屋』(双葉社)などがある。
  • ガラシア祈祷書
    -
    寛永十四年。九州は島原地方において、年貢の取立てと仕置きの厳しさに反抗した百姓一揆が起こり、また、怪しげな切支丹伴天連の預言が広まっていると噂された。細川藩が放った密偵・松井寄之と阿修羅衆のくノ一・不知火。この男女が切支丹一揆の真っ只中に潜入し、そこで見たものは……。  捕縛された隠れ切支丹が囁いた“ガラシア・オラショ”とは何を意味するのか? 天童・天草四郎との関係は? 島原の乱を斬新な発想で描いた長篇時代小説。 ●えとう乱星(えとう・らんせい) 1949年、熊本県生まれ。慶応大学中退後、同人誌を主催。1989年に「中風越後」で小説CLUB新人賞佳作入選。1990年、『蛍丸伝奇』を発表、作家生活に入る。『奥義・殺人剣』(光文社)、『裏小路しぐれ傘』(学研)、『用心棒・新免小次郎』シリーズなど著書多数。
  • ガラシャ
    3.8
    明智光秀の娘として美しく成長した玉子。主君である織田信長の媒酌で、細川藤孝の子・忠興と華燭の典を挙げ、平穏な日々を送っていた。だが、突如発生した本能寺の変。実父の犯した罪により蟄居を命じられた玉子は、幽閉先で出会った男に惹かれてしまう。愛の何たるかも知らず妻となった女を苦しめる恋の業火──。絶世の美女と謳われた細川ガラシャの人生を描く華麗なる戦国純愛絵巻。
  • ガラス越しの記憶【ハーレクインSP文庫版】
    -
    孤独な乙女が、初めて見つけた愛 幼いころに受けた虐待から、ひどい男性恐怖症になったマーラ。誰にも愛されず、孤児のマーラが背負ってきた運命は過酷だった。ところが、ある日、生き別れの双子の姉が彼女を捜しだし、マーラは生まれて初めて家族のぬくもりを知ったのだ。姉は、マーラのことを大富豪の養父母にどう伝えるべきか悩んでいるようだった。だから二人のことは、だれにも秘密。姉の義兄ジェイクは突然、現れた“妹の親友”に警戒している。マーラといえば、ジェイクに惹かれていく自分に、混乱していた。そんな矢先、姉が事故にあい、マーラの記憶だけ失ってしまう。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ガラス越しの記憶
    4.0
    法律事務所勤務のマーラは、テキサスに引っ越してきたばかり。生き別れていた愛すべき双子の姉ジェイシーと再会し、ともに暮らそうとせがまれたからだ。ジェイシーは義理の家族に、いきさつをどう伝えるか悩んでいた。だから二人の血の繋がりは今のところ誰にも秘密だが、義理の兄ジェイクは訝しげにマーラにあれこれ尋ねてくる。自分だけを信じて孤独に生きてきたマーラは、妹思いのジェイクと話すうちに彼に惹かれ、混乱していた。そんなとき、ジェイシーの交通事故という最悪のニュースが飛びこんできて……。★実力派スーザン・フォックスの巧みなストーリーに、ページを繰る手が止まりません。過去にトラウマをもつヒロインを、さらなる試練が待ち受けています。失意の彼女を癒したのは、たくましいヒーローと二匹の猫との心の交流でした。★
  • ガラス越しの記憶【ハーレクイン文庫版】
    -
    幼いころに受けた虐待から、ひどい男性恐怖症になったマーラ。誰にも愛されず、孤児のマーラが背負ってきた運命は過酷だった。ところが、ある日、生き別れの双子の姉が彼女を捜しだし、マーラは生まれて初めて家族のぬくもりを知ったのだ。姉は、マーラのことを大富豪の養父母にどう伝えるべきか悩んでいるようだった。だから二人のことは、だれにも秘密。姉の義兄ジェイクは突然、現れた“妹の親友”に警戒している。マーラといえば、ジェイクに惹かれていく自分に、混乱していた。そんな矢先、姉が事故にあい、マーラの記憶だけ失ってしまう。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ガラス細工のショパン
    -
    1巻1,386円 (税込)
    すずが健一郎から戦場の話を聞いたのはこれが初めてだった。「そして覚悟を決めた時、声が聞こえたんです。とにかく走れ、日本に帰る為に走れと。その声はすずさん、あなたの声でした。その時はっきり気づいたんです、自分の本当の気持ちを。もう一度あなたに会いたい、いやあなたに会う為に必ず日本に帰るのだと」「西崎様」健一郎の言葉にすずはそれ以上かける言葉が見つからなかった。
  • 硝子細工のマトリョーシカ
    3.3
    生放送のテレビドラマ本番中に、スタジオ内で次々と勃発する事故。毒は本物にすり替えられ、脅迫電話は真実の声音(こわね)となり、脚本に秘められた真実は、慟哭(どうこく)と贖罪(しょくざい)の扉を開く。「完全なる虚構(パーフェクト・フィクション)」と「不完全な虚構(インパーフェクト・フィクション)」という2つの世界が交錯する、入れ子トリックの博覧会。この物語は、著者自らが奏でる鎮魂歌でもある。
  • 硝子生命論
    4.2
    1巻1,540円 (税込)
    失踪した異端の人形作家ヒヌマ・ユウヒを偲ぶ会が、彼女の顧客たちの手で催された…。今、最も熱い注目を浴びる気鋭の作家による超前衛カルト小説。
  • ガラス玉演戯(上)
    -
    ガラス玉演戯――学問と、美の崇拝と、瞑想という三つの原理の融合――の名人ヨーゼフ・クネヒトの、芸術的香気の高い理想郷カスターリエンにおける活躍と現実世界でのさまざまな苦悩とを描いて、戦争と雑文的文化に明け暮れる二十世紀文明に対する反極として構成された、ヘッセの芸術と知恵との最高の結晶。上巻。
  • ガラス玉演戯(上)
    -
    精神的なユートピア「カスターリエン」にあこがれ、その指導者となる運命に導かれるクネヒトの伝記というかたちをとって、戦争と雑文文化の20世紀に対する文明批判を盛りこんだ未来小説。だが、「ガラス玉演戯名人」という最高位に昇りつめたクネヒトは最後に、現実遊離の精神性だけの生活に疑問をいだき、現実の世界のなかでの「教師」という奉仕の道を選びとる。……作家ヘッセの最後の長編。

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  • ガラス玉演戯(上下)合本版(新潮文庫)
    -
    ガラス玉演戯――学問と、美の崇拝と、瞑想という三つの原理の融合――の名人ヨーゼフ・クネヒトの、芸術的香気の高い理想郷カスターリエンにおける活躍と現実世界でのさまざまな苦悩とを描いて、戦争と雑文的文化に明け暮れる二十世紀文明に対する反極として構成された、ヘッセの芸術と知恵との最高の結晶。 ※当電子版は新潮文庫版『ガラス玉演戯』上下巻をまとめた合本版です。
  • ガラスと雪のように言葉が溶ける 在日韓国人三世とルーマニア人の往復書簡
    4.3
    注目の人類学者と在日三世ライターが語る! 自分の子供と異国の言語で話す文化人類学者と自国の言葉を話せないライターが、自らルーツと言語、そして言葉で表現できないアイデンティティと身体感覚について語り合う。
  • 硝子戸の中
    -
    1巻110円 (税込)
    「硝子戸の中から外を見渡すと、霜除けをした芭蕉だの、赤い実の結(な)った梅もどきの枝だの、無遠慮に直立した電信柱だのがすぐ眼につくが、その他にこれといって数え立てるほどのものはほとんど視線に入ってこない。」胃の大病を患って外出もままならない漱石が、書斎の中で静かに人生と哲学を語った漱石最後の随筆集。読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 硝子戸の中
    3.8
    自己を語ることに寡黙であった漱石が「自分以外にあまり関係のない詰らぬ」事を書くとことわって書いた連作エッセー。記憶の底に沈んでいる体験や回想に光をあてることで静謐にして一種不思議な明るさに充ちた表現世界を生み出している。この作品は『こころ』のあと『道草』の前という漱石の晩年に書かれた。 (解説・注 竹盛天雄)

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  • 硝子戸の中
    3.5
    明治43年夏の伊豆修善寺における大患は、漱石にとって一つの思想的転機を意味した。「思い出す事など」は、生死の境をうつつに彷徨したその病中の心境を静かな澄明な筆致で綴ったもの。硝子戸の中に静座して眺めた人生への感懐と過ぎ去った日々への追憶を語る「硝子戸の中」は、その後の心境的発展をうかがわしめるものである。
  • 硝子戸の中
    -
    1巻440円 (税込)
    一日中、書斎の硝子戸の内にこもり、頭にうかぶあれこれを、そのつど気分の変わるままに綴ったエッセイ。話題は身辺のなんでもない出来事、人生と社会に関するものなどバラエティに富む。漱石の日常をうかがい知る好編。

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  • 硝子戸のうちそと
    5.0
    夜中にふと目が覚めた。そんなことはこの夜に限ったことではない。若いころなら枕に頭をつけた途端に寝入って朝まで目覚めないのが当り前のことだった。今はそうはいかない。何度寝返りを打っても廊れないときは眠れない。そういう日は手洗いに行き、睡眠薬を服用してから寝床に戻る。そうして何とか朝方まで寝入る。目覚めた時間が六時、七時だと起きてしまう日もあれば、それから九時、十時までぐっすり睡る日もある。  今夜は私一人である。隣りで寝息をたてたり寝返りを打つ音がまるで聞こえてこない。私は臆病だから私を取り巻く静寂な闇が、私を抑えつけて胸を圧し潰したりしないか、とビクビクしている。  でもその夜は一人きりのわりには、不思議なほどこわくなかった。もう老人だものなぁ。私がお化けになって人に恐がられる日も間近いのかもしれない。そんなことを考えた。  夫は今朝入院して、今はいないのである。……  夫が救急車で入院するのもおそらく珍しいことではなくなって、その回数も増えていくであろう。私がその都度うろたえないように、あわてないように、と神様が私に練習の機会を今日は与えて下さったのであろうか。  八十七歳と八十二歳の夫婦には、やがては無に帰する日が来るのであるが、その日が来るまで長く生きていくのは、それほど容易なことではない。試練はまだこれからか。とにかく年を取るということは、避けることができないだけに、大変な大仕事なのである。 年を重ねると同じものが別のように見え、かぎりなく愛しくなってくる。一族の歴史、近所のよしなしごと、仲間たち、そして夫との別れ。漱石の孫である著者によるエッセイ集。
  • 硝子の葦(新潮文庫)
    3.9
    道東・釧路で『ホテルローヤル』を営む幸田喜一郎が交通事故で意識不明の重体となった。年の離れた夫を看病する妻・節子の平穏な日常にも亀裂が入り、闇が溢れ出す――。彼女が愛人関係にある澤木とともに、家出した夫の一人娘を探し始めると、次々と謎に直面する。短歌仲間の家庭に潜む秘密、その娘の誘拐事件、長らく夫の愛人だった母の失踪……。驚愕の結末を迎える傑作ミステリー。(解説・池上冬樹)
  • ガラスの家【ハーレクインSP文庫版】
    -
    ロマンスの巨匠たち~ミシェル・リードの軌跡 3~いつまで仮面をつければいいの?あふれるこの想いを隠して―― 夫の亡骸とともに、リリーは茫然とデインの到着を待っていた。もうすぐ彼がここに来る。私を軽蔑している彼が……。デインの弟と極秘の取り決めを交わし、偽装結婚してから、そうとは知らないデインにリリーは罵声を浴びせられてきた。家名を汚す雌狐! 清楚な仮面に隠れて浮気を楽しむ悪女!いわれなき汚名に耐えつづけた結婚生活は、今、幕を閉じた。夫を亡くして、もうデインの憎悪に対処するすべもない。やがて顔をこわばらせたデインが、リリーの前に現れた。彼は知らない。私の体が無垢なことも、この胸に秘めた思いも。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ガラスの家【ハーレクイン・ロマンス版】
    -
    愛されぬ白い結婚に甘んじた理由――それは、あなたを愛しているから。 夫の亡骸とともに、リリーは茫然とデインの到着を待っていた。もうすぐ彼がここに来る。私を軽蔑している彼が……。デインの兄と極秘の取り決めを交わし、偽装結婚してから、そうとは知らないデインにリリーは罵声を浴びせられてきた。家名を汚す雌狐! 清楚な仮面に隠れて浮気を楽しむ悪女!いわれなき汚名に耐えつづけた結婚生活は、今、幕を閉じた。夫を亡くして、もうデインの憎悪に対処するすべもない。やがて顔をこわばらせたデインが、リリーの前に現れた。彼は知らない。私の体が無垢なことも、この胸に秘めた思いも。 ■HQロマンスが誇る数々の逸作を厳選してお贈りする“伝説の名作選”。情熱の作家として絶大なる人気を集めるミシェル・リードが綴る狂熱の恋物語をお楽しみください。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ロマンス版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 硝子の家
    -
    僕がまだ小学校に通っていた頃、下校途中に見つけた「硝子の家」。赤く衰弱した陽光に照り映えたその屋敷の入り口には『お入りください 入場無料』の看板が立てられていた。入るかどうか迷っていた僕は背中を何かに押され、気づけば鏡の林の中に紛れこみ、迷っていた。泣きながらやみくもに駆けまわって、もう二度と外へ出られないと思ったその時、気づけば出入り口に辿りついていた。そして、月日が流れ「硝子の家」のことを忘れかけていた僕は、再びあの家の前に立っていた…。
  • ガラスの家
    3.5
    夫の亡骸とともに、リリーは茫然とデインの到着を待っていた。もうすぐ彼がここに来る。私を軽蔑している彼が……。デインの弟と極秘の取り決めを交わし、偽装結婚してから、そうとは知らないデインに罵声を浴びせられつづけてきた。家名を汚す雌狐! 清楚な仮面に隠れて浮気を楽しむ悪女!いわれなき汚名に耐えた結婚生活は、今、幕を閉じた。夫を亡くして、もうデインの憎悪に対処するすべもない。やがて顔をこわばらせたデインが、リリーの前に現れた。彼は知らない。私の体が無垢なことも、この胸に秘めた思いも。
  • ガラスの海を渡る舟
    4.1
    1巻1,500円 (税込)
    大阪の心斎橋からほど近いエリアにある「空堀商店街」。そこには、兄妹二人が営むガラス工房があった。兄の道は幼い頃から落ち着きがなく、コミュニケーションが苦手で、「みんな」に協調したり、他人の気持ちに共感したりすることができない。妹の羽衣子は、道とは対照的に、コミュニケーションが得意で何事もそつなくこなせるが、突出した「何か」がなく、自分の個性を見つけられずにいる。正反対の性格である二人は互いに苦手意識を抱いていて、祖父の遺言で共に工房を引き継ぐことになってからも、衝突が絶えなかった。そんなガラス工房に、ある客からの変わった依頼が舞い込む。それは、「ガラスの骨壺が欲しい」というもので――。『水を縫う』『大人は泣かないと思っていた』の寺地はるなが放つ、新たな感動作! 相容れない兄妹ふたりが過ごした、愛おしい10年間を描く傑作長編。
  • ガラスの丘のプリンセス
    1.5
    5年前、この町から不意に去っていった初恋の人――ジャン・ジャック!突然目の前に現れた男性を見て、ニコルの心は震えた。だが、やっと再会できたというのに、彼の黒い瞳は陰り、昔のような優しさがない。あまりの変貌に、ニコルは戸惑うばかりだった。

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  • ガラスの鍵
    5.0
    市政を腐敗させるボス同士の争いの渦中におこった奇怪な殺人事件。害者は上院議員の息子であった。謎を解こうと奮闘する賭博者ネド・ボウモン……非情な世界を活写するハードボイルドの名作。作者ハメットが自作のうちでいちばん愛好するとのべた作品でもある。

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  • ガラスの壁
    -
    1巻693円 (税込)
    都内でも一等地といわれる渋谷区松濤。 商社に勤める夫の和智高広と二人暮らしの絢子は、行きつけのブティックを出て拾った現金入りの封筒を持ち帰ったことから、見知らぬ男に拉致され複数の男から陵辱される。その最中、なぜか男は高広についての情報を事細かく訊いてきた。不感症だった絢子が急に淫乱になったことに不審を抱いた高広だったが、これは大きな陰謀の発端にすぎなかった。 新興宗教から北海道をめぐる国際問題へと、波乱の渦が大きくなっていく――。
  • ガラスの仮面の告白
    3.8
    「男性と一式の寝具で寝て何もなかった数の世界一」というのが、もしギネス・ブックにあったら、載れるんじゃないかと思う。大学生時代など、いったい何人の男性と寝ただろう、グーグーと。杉村くんとも畑さんとも寺沢くんとも藤堂くんとも清水くんとも、私はセックスしていないキスもしていない。手も握り合っていない。彼らと私は、男と女ではなく、中性と中性のつきあいだった――。享楽の都TOKYOに上京した、夢多き乙女が綴る、孤独で切ないけれど、明るくって元気な物語。
  • 硝子(ガラス)の記憶
    3.0
    1巻825円 (税込)
    夫・徹夫の元から逃げ出した実優は、2年たった今でも、暴力の悪夢を見る。徹夫からの追及を恐れていたが、ついに居所を突き止められてしまう。離婚を主張する実優に、夫の代理人である弁護士は、暴力などなかったと言う。事実を証明しようと、実優はかつて住んでいた街を訪れたが、自分が間違っていたことに愕然とする。彼女の記憶の深淵に隠された真実とは!?
  • ガラスの絆
    3.5
    美しい蔓薔薇と高麗芝の敷かれた洋館で、治子は五歳になる一人息子の信之と建材メーカーの社長である夫と明るい家庭を築いていた。だが、この家庭にも不安があった。それは、結婚後、数年たっても妊娠のきざしがないことから人工授精を受けて生まれた信之の本当の父親は、夫なのかドナー(精子提供者)なのか不明なことだった。そして、ある日――ドナーと名乗る男の出現によって平穏な家庭に大きな亀裂が生じていった……。治子の心を支えたのは脆い一本の試験管につながれた母と子の強い絆だった。表題作ほか日常生活のなかで遭遇する事件をテーマに、女性の微妙な心理を描いた作品集。
  • ガラスの巨塔
    値引きあり
    3.3
    巨大公共放送局で三流部署ディレクターから名実ともにNo.1プロデューサーにのし上がった男がいた。手掛けた「チャレンジX」は視聴率20%超の国民的番組となり、特別職に誰よりも早く抜擢される。しかし、天皇と呼ばれる会長が失権すると事態は一転し……。組織内部に渦巻く野望と嫉妬を、元NHK看板プロデューサーが描ききった問題小説。
  • ガラスの麒麟 新装版
    3.0
    17歳の女子高生、安藤麻衣子が通り魔に刺殺された。その同級生・直子を娘に持つ野間は、童話雑誌で挿絵などを描くイラストレーターだ。彼がこれから絵を手掛けようとしていた雑誌への応募作『ガラスの麒麟』の、安藤麻衣子は投稿者でもあった。事件の日から娘・直子は、安藤麻衣子が乗り移ったかのようなことを口走ったりして学校へ行かなくなる。心配な野間は安藤麻衣子の葬儀で出会った養護教諭の神野に娘のことを告白する。神野は、直子のことを知り安藤麻衣子のことにも詳しい女性だった。とびぬけて美しく、すべてに恵まれていた麻衣子の何が死を招き寄せたのか。彼女の書いた『ガラスの麒麟』のように、精一杯首を伸ばし背伸びして、だからとても不安定で壊れやすく細やかな少女たち。その心理を温かく描き、六つの物語を通じて真相に近づいていく連作ミステリーの傑作! 日本推理作家協会賞受賞作。
  • ガラスの靴
    3.0
    君は母を見失ったのか、長旅を終えたばかりの老婦人を!怒り狂うリードを前に、ダーシィは言葉もなく身をすくませた。敏腕実業家であるリードの秘書に雇われて7カ月、ダーシィは今日、ロンドンを訪れた彼の母親を迎えに行った。確かに空港で会えたのだが、オフィスに戻ってくる途中、老婦人は忽然と消えてしまった。ちょっと目を離したすきに。絶望的だわ――彼の信頼を失ってしまったんだもの。今までひそかに抱いていた彼への想いも、もう叶わない。ダーシィは悲しみをこらえて、首を言い渡される瞬間を待った。
  • ガラスの靴がはけたなら
    -
    ■つかのま夜を照らす花火より、輝き続ける星のような幸せがほしい。■夜空に打ち上げられた花火が大輪の花を描き、庭に集まったパーティ客たちから感嘆の声があがった。セアラは屋敷の主人のマックスに寄り添いながら、信じられない思いで花火を見上げていた。女性客のうらやましげなまなざしが痛いほどなのに、マックスは気にかける様子もない。それどころか、取材で屋敷を訪れた新聞記者のセアラに、次々と質問を浴びせてくる。セアラはどこか決意を秘めたようなマックスの視線に戸惑ったが、同時に抑えようのない気持の高ぶりを感じていた。でも、これはきっとわたしが勝手に思い込んでいるだけなのだ。実業家で、彼ほどの富の力があれば、わたしが抱えている問題を解決できるかもしれないなどと、期待しているわけじゃないわ。
  • ガラスの靴(新潮文庫)
    4.5
    まま母と二人の義理の姉にこき使われても明るく暮らす16歳の少女エラ。お城から舞踏会への招待状が届くが、まま母の意地悪でエラは留守番。悲しみに暮れる彼女に、美しい妖精が魔法をかけて――。輝く宝石と煌めくドレス、珍しいご馳走、不思議な道化、無邪気なダンス、極上の砂糖菓子、そして王子のキス。夢のように魅惑的な言葉で紡がれた、ときめきと幸せが溢れだす永遠のシンデレラ物語。
  • ガラスの靴のウエイトレス
    -
    美しき実業家は現れた――ガラスの靴を手に。 父を知らず、やがて母とも別れ別れになったレニは、8歳のときに施設から引き取ってくれた養父母に感謝していた。ウエイトレスをしながら大学に通い、今は卒業したばかりだ。クリスマスが近いある日、レニの働く店に、NYからニック・クラキスという実業家が訪ねてきた。こんなに洗練された人がこの田舎町へ、いったい何をしに?すると彼は、知人だった亡き大富豪がなんとレニの実の父親で、血縁が証明されれば、君は莫大な遺産の相続人になる、と告げた!戸惑うレニだったが、養父の医療費のため、ニックとNYへ飛んだ。美しくも、どこか陰りを帯びた彼の虜になってしまうとも知らず。 ■翻訳家の清水由貴子氏も絶賛! 共感できるヒロインのシンデレラ・ストーリーをお届けします。レニはニックの専用機に乗って、生まれて初めての大都会に降り立ちます。街を案内してくれるニックに惹かれるほど、心を開かない彼のそばにいるのがつらくなって……。
  • ガラスの靴の片想い
    -
    彼の心にはいつも亡き妻がいる。結婚しても私は真の妻にはなれない……。 過ちを犯した父のせいで国を追放されたナタリヤ。帰国の条件は、母国と緊密なミルス王国の王子と結婚すること。だが当の王子はナタリヤには興味がないと結婚を拒み、代わりに王子の兄、国王であるニコライが名乗りを上げた。彼こそナタリヤの初恋の人で、今も密かに憧れている相手──5年前に最愛の妻を亡くして以来、浮いた噂一つなかったのに。戸惑う彼女にニコライは断言した。「君にはこの道しかない」私と結婚したがるのはなぜ? 急いで世継ぎが必要だから?恋心を胸に秘め、彼女は愛されない花嫁になることを決めた。 ■地中海に浮かぶヴォリャルス王国が舞台の、華麗なるロマンスを描いたミニシリーズ、〈愛と継承のはざまで〉の関連作をお届けします。初恋の人からの、思いがけないプロポーズに心が揺れるヒロイン。しかも、彼はなぜか指一本触れてもくれなくて……。
  • ガラスの靴のゆくえ【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
    -
    踊れないシンデレラは逃げ出した――白馬の王子に恋してしまうのが怖くて。 幼いときに親と死に別れたレイナは、若くして結婚と離婚を経験し、二度と不実で傲慢な男性にはかかわらないと心に誓っていた。あるとき、親友の結婚披露宴のためにギリシアを訪れ、街で美神を彷彿とさせる黒髪の男性とぶつかりそうになった。ほんの一瞬だったのに、彼の顔はレイナのまぶたの裏に焼きついた。翌日、披露宴で花婿付添人を見た彼女は思わず息をのんだ――昨日の彼!その正体は、ギリシア屈指の大富豪アキス・ジアノポウロスだった。宴の後、ホテルまでリムジンで送ってくれた彼に胸を高鳴らせる一方、レイナの心は沈んだ。また恋に落ちて傷つくのは、耐えられない……。恋心を戒めると、レイナは名も告げずに彼のもとから逃げ出した! ■ギリシア語を話せない名もなきヒロインのゆくえを、懸命に捜し始めるヒーロー。その姿はさながら、消えたシンデレラを追いかける王子様のようで……。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ガラスの靴はなくても【ハーレクイン・マスターピース版】
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    美しい妹の身代わりでもいい。 いつか彼が振り向いてくれるなら。ローラは地味な容姿のせいか、20代も終わりでいまだに独身だ。 ある日、ローラの名付け親がレイロフという友人を伴って訪ねてきた。 そのハンサムなオランダ人医師を見るなり、ローラは目をみはった。 包容力と落ち着きのある大人の彼は、まさに思い描いてきた理想の男性。 しかし、レイロフが心を奪われたのは、見るからに華やかな妹だった。 ほどなく婚約した二人を、ローラは胸の痛みをこらえながら祝福した。 ところが移り気な妹は、出会ったばかりの別の男性と駆け落ちし、 婚約破棄をレイロフに伝える役目をローラに押しつけた。 ローラがありのままを告げると、レイロフは彼女を見据え、 驚くべき言葉を口にした! 「それなら、君と結婚したっていいわけだ」 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ガラスの靴はなくても
    3.5
    ローラは地味な容姿のせいか、いまだに理想の男性とめぐり合えない。彼女とは対照的に、妹ジョイスは見るからに華やかで、どんな男性も引きつける天性の魅力にあふれている。ある日、ローラの名付け親が友人の医師レイロフを伴ってオランダから訪れた。彼を見るなり、ローラは目をみはる。彼には若者にない包容力と落ち着きがあった。まさに理想の男性だ。しかし、レイロフが心を奪われたのはやはりジョイスだった。ローラは胸の痛みをこらえて二人の恋を祝福する。ほどなく、とんでもない事態が起こるとも知らず…。
  • ガラスの靴【ハーレクインSP文庫版】
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    君は母を見失ったのか、長旅を終えたばかりの老婦人を!怒り狂うリードを前に、ダーシィは言葉もなく身をすくませた。敏腕実業家であるリードの秘書に雇われて7カ月、ダーシィは今日、ロンドンを訪れた彼の母親を迎えに行った。確かに空港で会えたのだが、オフィスに戻ってくる途中、老婦人は忽然と消えてしまった。ちょっと目を離したすきに。絶望的だわ――彼の信頼を失ってしまったんだもの。今までひそかに抱いていた彼への想いも、もう叶わない。ダーシィは悲しみをこらえて、首を言い渡される瞬間を待った。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ガラスの靴・悪い仲間
    3.7
    初期作品世界デビュー作「ガラスの靴」芥川賞受賞「悪い仲間」「陰気な愉しみ」他、安岡文字一つの到達点「海辺の光景」への源流・自己形成の原点をしなやかに示す初期短篇集。幼少からの孤立感、“悪い仲間”との交遊、“やましさ”の自覚、父母との“関係”のまぎらわしさ、そして脊椎カリエス。様々な難問のさなかに居ながら、軽妙に立ち上る存在感。精妙な“文体”によって捉えられた、しなやかな魂の世界。
  • ガラスの靴をさがして 花婿はボス II
    -
    ルーシーはハンサムなイギリス人男性ガイのことが嫌いだった。彼に青い瞳で見つめられ、「シンデレラ」と呼ばれると、なんだか笑われているような気がして、落ち着かなくなるのだ。二人が出会ったのは、オーストラリア奥地の牧場で、そのときのルーシーは牧童たちの世話に追われていたから、特権階級の香りを漂わす、束の間の滞在客だったガイには、彼女が、身を粉にして働くシンデレラのように見えたのだろう。そして今、やむなくロンドンに戻ることになったルーシーは、ちょうど帰国するところだったガイと二人並んで機内にいた。数日後の自分が彼の会社で働き、彼を恋人と呼ぶとは思いもせずに。★〈花婿はボス〉最終話の本作は舞台をロンドンの銀行に移します。嫌っていたはずの男性は、そこでビジネス界の大物へと変身し……。新たな世界に降り立ったシンデレラに、ガラスの靴が差し出される日は来るのでしょうか?そしてその相手とは?ご期待ください。★
  • ガラスの靴を捨てた花嫁
    -
    たとえ彼が名付けなくても、その心に宿る温かい感情は間違いなく、愛。 ロンドン郊外で小学校教員として働きながら娘を育てるグウェン。ある日、学校の式典に現れた黒髪の逞しい来賓を見て仰天した。リオ? なぜ彼がここにいるの? スペインの富裕な実業家、リオ・バルダレスこそ、3年前別れたきりの娘の父親。ゴージャスな彼に出会ってすぐ心奪われ、情熱を分かち合った。だが彼が欲しいのは戯れの恋だけと思い知らされ、姿を消した。恋心を封印し、やがて気づいた妊娠も報せることなく――。なのに娘を託児所から引き取るところを、彼に見られてしまった!「その子は……僕の子供だな」死刑宣告のような声が響いた。まさか、仕返しにこの子を私から取りあげるつもりでは? ■偶然再会した、ヒロインと自分によく似た幼子を見て驚嘆するヒーロー。彼は二人をスペインの瀟洒な別荘に連れていきますが……。純真無垢なヒロイン像が大人気のスター作家、キム・ローレンスが綴る、感動のシークレットベビー物語!
  • ガラスの靴を拾った大富豪
    -
    朝の光が映し出した一夜の恋人の姿。それは、私を蔑む大富豪だった……。 イゾベルがシカゴの上流社会のパーティに潜りこんだのには訳があった。レジ係の給金では2歳の息子をとても育てていけないため、富豪である亡き夫の両親に経済的援助を頼もうと思っていたのだ。ところが街が大停電に陥り、イゾベルは暗闇で一人の男性と出会う。顔の見えないなか、心と心で会話をするうち、いつしか気持ちが高まり、二人は情熱を交わす寸前でそのまま寝入ってしまった。翌朝、イゾベルは相手の正体を知って愕然とし、逃げ出した――彼が億万長者で亡き夫と兄弟同然に育った、ダリウスだったなんて……。亡き夫が自らの不品行を隠すためについた嘘を信じ、イゾベルを蔑む男だ。だが後日、ダリウスは彼女の貧しい住まいを訪ね、結婚を持ちかけた! ■ダリウスは親友の忘れ形見のために求婚し、イゾベルも名目だけの関係――つまり、ベッドは別という条件で承諾します。けれども、ダリウスの琥珀色の瞳がなぜか一瞬熱く燃えたように見えて……。USAトゥデイのベストセラー作家N・シモーン、日本初上陸!
  • ガラスのくびかざり
    -
    1巻330円 (税込)
    短編ミステリ。 12歳の少年カズはRWMの運輸管理部員だ。同じく運輸管理部員の女性シャムと男性タヌキの三人で世界中に荷物と情報を配り回っている。 そんな中、発生したサーモカルスト事件。 事件は世界中を大洪水に巻き込んでいく。 その発生原因は? そしてカズはどうして12歳で社員にならざるを得なかったのか。 少女・ホナミとはいったいどんな存在なのか。 首飾りの意味は? アップテンポ! でもハートウォーミング物語。
  • ガラスの結婚
    -
    ■燃えるような情熱は、幸せな結婚を約束するだろうか?■ドメニカは先祖代々受け継いできた別荘の売却に際して、たたきあげの実業家、アンガスと知り合った。二人は、育ちの違いを越えて強く惹かれ合い、恋人として甘い時間を過ごすようになる。しかし、ドメニカはしだいに二人の関係に疑問を持ちはじめた。私たちの間にはお互いを求める激しい情熱が存在するが、その先にいったいなにがあるのだろう?アンガスの心の中にあるのが欲望だけでないことを確かめたい、悩みを打ち明け、分かち合えるような関係を築きたい。それを実現するのは結婚――彼女はアンガスとの結婚を強く望んだ。結婚は、スタートであってゴールではないのに。
  • ガラスの恋心 男爵家のスキャンダル I
    3.0
    チャーリー・ラドリーが今度の外科部長ですって?毎回違う女性とゴシップ誌をにぎわせている、あのラドリー男爵が?きっと理事たちは患者のことより病院の体面を考え、彼を外科部長に選んだに違いない。ソフィーは腹が立ってしかたがなかった。そもそも彼女は忌まわしい過去の出来事のせいで、上流階級の傲慢な男性を心から憎んでいた。だが、実際にチャーリーに会ってみると、ソフィーはひどく困惑した。真っ青な瞳と心を揺さぶられるような笑顔、仕事に対する真摯な姿勢。この魅力的な男性に、私はいつまで抵抗できるかしら。
  • ガラスの恋人
    3.0
    過去を捨て、警備員として暮らす桐生。迷い猫が縁で、飼い主の少女・翔子と出会う。親しみ以上の気持ちを抱き始めた頃、彼女がボーガンで襲撃される。桐生は彼女を庇護し、ある殺人事件に関わっていることを突き止めるが……。秘密を抱えた少女との絆を守る為、男は封印した過去を掘り出し、圧倒的な巨悪に向かい合う。息づまる攻防の中に一筋の純愛を貫く男に、未来はほほえむか。傑作長編ミステリー。
  • ガラスの恋人(小学館文庫)
    4.0
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 大都会の片隅にひっそり生きる少女翔子との固い絆を守るべく自ら過去を消した男桐生が起ち上がった。二人のまわりに起きる一見、無関係に見えた事件の糸が彼らをからめとろうとする。事件の裏に潜む、闇の正体が暴かれた時、男が満身の怒りをこめて牙をむいた。
  • ガラスの心
    -
    病気の娘のためならなんでもするわ。たとえ憎い相手と結婚することでも。■マーラ・エインズワースは必死だった。夫のグラントが事故で亡くなったあと、幼い娘が重い病にかかり、しかも、お金はない。そのとき思い出したのが、ファルコン・ホワイトローの顔だった。ハンサムで、傲慢で、資産家の牧場主。彼のせいでグラントが亡くなったというのに……。けれども、背に腹は代えられない。娘のためなら――娘の医療費を借りるためなら、憎い相手に頭を下げるのもいとわないと思っていた。ところが、マーラの頼みに対してファルコンが提示した解決策はとんでもないものだった。マーラがファルコンと結婚すること。そしてファルコンの屋敷で、彼と暮らすことだった。
  • ガラスの心を抱いて
    4.0
    友人夫婦の開くパーティに招かれたスーパーモデルのアナは、国際的な建設会社を率いるギリシア人のダモンと同席した。二カ月前にエーゲ海の島で初めて会った彼のことは、女性関係が派手な男性と知りつつも、忘れられなかった。浮気性の父親を持ったために、アナは異性と距離を置いている。それなのに、ダモンは何かとアナに誘いをかけてきた。彼女がチャリティ活動に熱心とみるや、多額の寄付を申し出る。代償は何?ベッドをともにしろというの?そんなふしだらなことは我慢できない。でも寄付金はぜひとも欲しい。ためらいつつも、アナは彼の申し出を受けることにしたが……。★「ギリシアの神の誘惑」(R~2267)で鮮烈な日本デビューを果たしたシャンテル・ショーの第二弾。前作のヒロイン、キジアの親友アナのラブストーリーです。華やかなスーパーモデルでありながらガードの堅い彼女に迫るのはギリシアの実業家。大型新人の力作です!★
  • ガラスの50代
    4.0
    本当に私、大人なのか? 『負け犬の遠吠え』の著者が綴る、令和の50代! Webマガジン「ミモレ」の大反響コラム、文庫化! 上の世代からも下の世代からも、 頼りにはされても心配はされないこの年頃の懊悩を、 これから探ってまいります。――本文より 夏目漱石は四十九歳で亡くなった。 かたや、今は人生百年時代。 令和の五十代が抱える悩みの原因は、寿命が長くなったせい。 美容、体調、親、子供、仕事、趣味、セックス、老後の準備……。 もう若くない。でも、老いてもいない。 心身ともにガラスのように繊細な季節を、どう生きる? 共感必至の人気エッセイ!
  • ガラスの幸せ
    -
    妊娠検査薬が陽性反応を示したのを見て、アナリスは呆然とした。私たち夫婦は子供を持たないと決めていたのに。だが時間がたって動揺がおさまるにつれ、愛する夫との間に子供ができた喜びがふくらんできた。あとは夫のドミニクにもそのすばらしさをわかってもらうだけだ。アナリスが打ち明けると、子供は欲しくないと彼は言い張った。子供に束縛され、今の生活を変えるのはごめんだと。なぜそこまで頑固に反対するのかといぶかるアナリスにドミニクは突然、信じられない事実を明かした。妻にさえ秘密にしていた衝撃的な過去を。★先月刊「愛を禁じた契約」(I~1992)のヒロインだったリアンの双子の妹アナリスの物語をお届けします。予想外の妊娠をきっかけに夫との間に溝が……。夫が子供を拒む理由とは?★
  • ガラスの肖像
    値引きあり
    3.0
    偶然盗み見た夫の日記。見知らぬ女への愛の讃辞が書きつらねてある。そして次に記された一行は妻の心を凍らせた。「それにひきかえ妻はなんと醜いのだろう……。」妻は黄昏どき、鏡の前で唇に紅をぬる。そして夫が帰宅する時――。口紅、香水、靴等女性用品を鍵(キイ)に、愛の陰の恐怖を描出した、円熟の連作集。
  • ガラスの城の約束
    4.5
    NYで活躍する記者のジャネットはある晩、道ばたでゴミをあさる母を見かける。衝撃の再会を機によみがえる家族との日々。夜逃げつづきの極貧生活のなか、夢ばかり追う父母への怒りと愛の狭間で苦悩しつつ、少女は人生を切り拓いていく。全米350万部突破、同名映画の原作となった感動の実話。解説/梯久美子
  • ガラスの城壁
    3.9
    友との誓いを胸に、少年はいま立ちあがる。 父がネット犯罪に巻き込まれて逮捕された。真犯人を捕まえるため、悠馬は友人の暁斗と調べ始めるが――。真相にたどり着けるのか!? ※この電子書籍は2019年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 硝子の探偵と消えた白バイ
    4.7
    警察車両を先導中の白バイが警官もろとも消失した。この怪事件に招聘されたのは「ガラスの探偵」の異名を持つ自称天才、朝倉。捜査は助手任せで見当違いな推理を連発する彼に、刑事たちも呆れ顔。ビル屋上で見つかった白バイ警官の死体と過去のストーカー殺人が絡み合った難事件を、朝倉は解決できるか?
  • ガラスの虎たち
    -
    ノスタルジックでやるせない傑作ミステリー。 1978年12月、バルセロナの貧困地区で一人の少年が殺された。それから37年後、二人の男は偶然再会した。一人は人生の成功者として、一人は人生の落伍者として。彼らは幼い頃に親友として同じ団地で過ごし、12歳の時に罪を犯して、まわりの大人の思惑で離ればなれとなっていた。そしてその再会から、全ての歯車が狂い始めた……。 『死んだ人形たちの季節』『ある自殺』のベストセラー作家が、友情とは? 贖罪とは? 家族とは? を問う、ノスタルジックでやるせない、スペイン発傑作ミステリー。
  • 硝子の鳥
    4.0
    覚醒剤ルートをマークする美貌の公安刑事・梓。ヤクザとつるむ悪徳刑事・佐久間。コリアンマフィアのリーダー・李。新宿、大久保を舞台に3人が火花を散らす。その恐るべき結末は!?著者初の警察小説。
  • 硝子のドレス
    3.4
    菅見は、同級生だった千夏からの親しげな留守番メッセージを交際中の実咲に聞かれた。それから実咲の様子が変わり、忽然と姿を消してしまう。残されたアルバムから、ダイエットコンテストを主催する社の女との関わりを突き止めるが……。ダイエット美女選考裏側で、痩せることが全てと思いつめた女たちの果てなき欲望、葛藤、孤独な闘い。華やかなコンテストに隠された謎と狂気の本格心理サスペンス。
  • ガラスの中の少女
    -
    靖代の高校で女子高生が男子に絞殺された。大学教授の沖中杉太郎は、娘の父として捌け口のない男の性欲の仕業と分析した。だが、沖中は実父ではない。教え子の妻と遺子の靖代が程なく中卒の工員と心中を! なぜ? この映画化で吉永小百合が成長し、今度は後藤久美子が挑戦。他に名作を四編収録。
  • ガラスの中のシンデレラ
    -
    彼に真心を捧げ、身ごもった愛の結晶。でも、身分違いの恋に幸せな未来はない。 高級百貨店のショーウィンドウの飾りつけをしていたイーディはある日、こちらをじっと見つめる男性の姿に気づいた。4年前、彼に心奪われ、勇気を振り絞って話しかけた彼女を、君に用はないと追い払った、銀行家セヴァスティオだった。その彼が泊まり込みで自宅を飾りつけてほしいと依頼してきた。彼とひとつ屋根の下、実らぬ恋と承知で、今を精一杯生きたくて純潔を捧げたイーディ。だがやがて妊娠に気づき、愕然とする。結婚願望のない彼に、お腹の子の存在を打ち明けたら、きっと私はこの子も彼も、同時に失ってしまう……。 ■10代で病を患い、恋愛経験のなかったヒロインは、放蕩者で鳴らすヒーローに恋をして一途な愛を捧げますが……。今や押しも押されもせぬ実力派スター作家となったアビー・グリーンの作品は、ペニー・ジョーダン・ファンのあなたに特におすすめします。
  • ガラスのなかの人形
    -
    バレリーナのフェイは致命的な大怪我を負い、未来を絶たれた。娘に最高の治療を施してやりたいと思いつめた彼女の父は、医療費に困り、あろうことか会社の金を横領してしまう。ショックで動揺するフェイにつけ込むように、会社の社長は自分と婚約すれば父親を告発しないと告げ、フェイは泣く泣く受け入れるしかなかった。結婚までの間、豪奢な別荘で軟禁されて暮らすフェイだったが、目付役としてジェイソンという男が突然送り込まれてきたとき、心の中で何かが弾けた──お願い、私をここから救いだして。
  • ガラスの花嫁
    3.0
    会って1週間で婚約したイタリア人の恋人と挙式するため、ビクトリアは彼の故郷であるピエモンテの田舎町にやってきた。こんなに美しい町で家庭を築けるなんて、想像以上の幸せ……。ところが彼女を出迎えたのは、恋人の兄マウリツィオだった。家業を継いだ敏腕実業家で、誰も逆らえないと聞いている。彼は挨拶もそこそこに、弟とは結婚できないと彼女に告げた。幼なじみの女性を身ごもらせたため、責任をとらせるのだという。あまりの仕打ちに絶句するビクトリアに、彼はさらに言った。「僕はきみを侮辱した家族の長だ。償いとして僕が結婚しよう」
  • ガラスの棺
    -
    重要文化財の京都二条城大門と広島の宮島大鳥居に、男女の名前が落書きされた。そしてこの二人が怪死! 推理作家でTVキャスターの矢村麻沙子は、この事件を番組で取りあげたことから関心をもち、犯人の追及に乗り出した。事件を洗ううち浮かび上がった八年前の惨劇。さらにその背景には……。ダイナミックな物語展開と創意あふれるトリックが織りなす傑作。
  • ガラスのピンヒール
    3.0
    採用された会社で、新しいファッションブランドの顔に抜擢。上司の大物実業家とは婚約。ルーシーはまさにシンデレラ気分だった。ところが、ふと目にした社内のファイルで、すべては新ブランドのイメージキャラクターを作りだすための大嘘で、シナリオが初めからできあがっていたのを知ってしまった。怒ったルーシーは新ブランドの発表会場に乱入し、憎い婚約者に指輪を投げつけて、証拠のファイルを手に逃げだした。彼女はロンドンの街を走り、デパートの人込みの中にまぎれ込んだ。逃げる女性と彼女を捜す男たち――そのありさまを上の階から、じっと見ていたのがナサニエル。デパートのCEOだった。混雑する店をまわっていた彼は、とっさにルーシーのあとを追った。■12月、イマージュの人気作家L・フィールディングがとっておきのクリスマス・ストーリーをお贈りします。夜空に天使が舞う季節、華やぐ街で、恋人たちに訪れる魔法の時をともにお過ごしください。
  • 硝子の魔術師
    4.0
    紙の魔術師になるべく、セイン師のもとで実習にはげむシオニー。実習の一環で見学していた紙工場が何者かに爆破される事件が起きる。どうやら、禁断の術を操る魔術師たちにシオニーが狙われているらしい。彼女の秘密の力を気づかれてしまったのか……? 赤毛の魔術師実習生が活躍する歴史ファンタジイ第2弾!
  • ガラスの街
    -
    1巻495円 (税込)
    それは、ミミというフーテンの真実であると同時に、あらゆるビートやヒッピーの真実であり、また人間そのものの真実でもある。私はそういう観点で、そのヒューマン・ドキュメントを作り上げた。レンズの対象として選んだ瞬間から、私にとって、ミミは捨て猫でしかなかった。(「ガラスの街」より)  サイケとゴーゴーの渦巻く夜の新宿で、美貌のフーテン・ミミの捨て猫のような不様な死を推理タッチで描く表題作のほか、中年男女の爛れたセックスを、幼い目を通して鋭く告発する「殺!」等、昭和の風俗の虚像を余すところ描いた、ハードボイルド小説の中短篇集。 *ギラギラ *殺! *ガラスの街 *青い群 *黒い牛、青い羊 *疫病神より愛をこめて ●河野典生(こうの・てんせい) 1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。
  • ガラスの街(新潮文庫)
    3.9
    「そもそものはじまりは間違い電話だった」。深夜の電話をきっかけに主人公は私立探偵になり、ニューヨークの街の迷路へ入りこんでゆく。探偵小説を思わせる構成と透明感あふれる音楽的な文章、そして意表をつく鮮やかな物語展開――。この作品で一躍脚光を浴びた現代アメリカ文学の旗手の記念すべき小説第一作。オースター翻訳の第一人者・柴田元幸氏による新訳!
  • ガラスのマント
    -
    誰かにとって特別な存在になること。それは簡単なようでむずかしいことなのだ──。 表題の『ガラスのマント』など、不思議で、愉快で、お洒落で、涙の止まらない物語を7話収録した、第49回文藝賞受賞の著者が贈る珠玉の短編小説集。伝説のサラブレッドたちをモチーフにしながら競馬にとらわれない『ゆうべ不思議な夢を見た』シリーズの再編集版。
  • ガラスの密室
    3.0
    憧憬の女神、七条由香の無惨な死体を発見した北前真司は、無実の罪を押し付けられてしまう。真犯人はどこかで笑っている。天井の覗き穴に不審を抱いた棟居刑事と、兄の無実を信じる友美の執念の追跡! だが疑惑の男は、衆人環視のレストランで服毒死を遂げる……! 二転三転の冤罪事件、驚愕の真相とは!?(講談社文庫)
  • ガラスの密室
    -
    東京・中野のアパートで七条由香(しちじょうゆか)の絞殺死体が見つかった! この残忍な事件の解決は早そうに思われた。第一発見者・北前真司(きたまえしんじ)の靴に由香の体液が付着しており、逮捕されたからだ。だが、北前犯人説に疑問を抱く棟居(むねすえ)刑事は、由香の部屋の天井にある覗(のぞ)き穴を発見、意外な目撃者の存在に気づく……。最大のヤマは衆人環視の殺人事件! 森村推理の傑作長編。
  • ガラスの迷宮
    -
    モーガンですって? この人はアンディにまちがいないわ。マーシーは驚きのあまり、新聞を持つ手がふるえた。6カ月前、アトランタへ向かったまま消息を絶った夫。その彼が、建築業界のトップグループ会社のオーナーとして、美しいフィアンセと一緒に新聞の写真のなかで微笑んでいる。すべてをはっきりさせなくてはいけないわ。マーシーはそう決心して彼のもとへ向かった。けれど突然訪ねていっても大会社の社長に会えるはずもない。最初は受付の近くでおとなしくしていたマーシーだが、とうとう我慢できずに社長室に忍び込んでしまい……?■夫が別の女性と婚約発表している――そんなつらい状況でも、夫を、そして夫の記憶をとり戻すためけなげに努力するヒロインを、思わず応援したくなります! あっと驚く真相もお楽しみください。
  • ガラスの迷路
    -
    1巻495円 (税込)
    社会主義国で殺された恋人の無念を晴らすため、日本人青年が単身乗り込んで調査にあたる  ガラス工芸に生きる大浜海多は、恋人・磯西数子の突然の心中事件を知った。場所は数子がガラス器製作の研修で訪れていたチェコスロバキアの首都プラハで、しかも相手は親友の中務秋男だった。数子への追憶を胸に、遺骨引き取りにプラハへ行った大浜は不審な点に気づき、事件を調べ始めたが、警察権力の壁に行く手をはばまれる…。  圧殺された“1968年の春”以後のプラハを舞台に、権力者の腐敗と庶民の沈黙の底に流れる世界を鋭く抉る。第30回日本推理作家協会賞長編賞候補作品。 ●藤本泉(ふじもと・せん) 1923年、東京生まれ。日本大学国文科卒業。1966年に「媼繁盛記」で第6回小説現代新人賞を受賞し文壇にデビュー。部落問題を扱った第17回江戸川乱歩賞最終候補「藤太夫谷の毒」(のちに『地図にない谷』と改題して刊行)、第75回直木賞候補『呪いの聖域』、第30回日本推理作家協会賞長編賞候補『ガラスの迷路』など話題作を立て続けに発表したのち、1977年に『時をきざむ潮』で第23回江戸川乱歩賞を受賞。その他、伝奇ミステリ「えぞ共和国」シリーズなど著書多数。1989年2月、旅行先のフランスから子息に手紙を出したのを最後に消息を絶ち、行方不明のまま現在に至っている。
  • ガラスの森/はだしで海へ
    3.8
    恋愛小説の名手、幻のデビュー作シリーズより2冊が合本版で復刊 銀盤の上でなら、私は流とふたりきりになれる。フィギュアスケートのペアとして出会った男女の青春と別離、邂逅を描く二作を復刊
  • 硝子窓
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    1巻0円 (税込)
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  • ガラパゴス 上
    3.9
    1~2巻814~913円 (税込)
    大ベストセラー『震える牛』ふたたび!  警視庁捜査一課継続捜査担当の田川信一は、メモ魔の窓際刑事。同期の木幡祐司に依頼され、身元不明相談室に所蔵されている死者のリストに目を通すうち、自殺として処理された案件を他殺と看破する。不明者リスト902の男の発見現場である都内竹の塚の団地を訪れた田川と木幡は、室内の浴槽と受け皿のわずかな隙間から『新城 も』『780816』と書かれたメモを発見する。田川が行った入念な聞き込みにより者不明者リスト902の男は沖縄県宮古島出身の派遣労働者・仲野定文と判明した。田川は、仲野の遺骨を届け、犯人逮捕の手掛かりを得るため、宮古島に飛ぶ。仲野は福岡の高専を優秀な成績で卒業しながら派遣労働者となり、日本中を転々としていた……。  現代の生き地獄を暴露する危険きわまりない長編ミステリー!
  • ガラパゴスの箱舟
    4.1
    一九八六年、経済恐慌と戦争と疫病で人類は滅亡の危機に瀕していた。折りしもエクアドル崩壊の直前、ガラパゴス諸島遊覧の客船バイア・デ・ダーウィン号が何人かの男女を乗せて海へ漂い出た。進化論で知られる諸島に漂着したわずかな生存者が、百万年を経て遂げた新たな進化とは? 鬼才が描く旧人類への挽歌。
  • ガラパゴスを歩いた男:朝枝利男の太平洋探検記
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    朝枝利男は何者か。 「ガラパゴス探検の日本人のパイオニア」でありながら、ほぼ無名の人物である朝枝利男の生涯とガラパゴス諸島への探検などを軸に、彼の残した膨大な写真・スケッチを交えながら紹介する試みである ――本書「序章」の紹介――  「博物館の収蔵庫には、そこで日々働いている者にとってさえ思いがけない事物が保存されている。仕事の机から離れ階段を降りて扉を開けるだけの距離に予想外の出会いが待っているのだ。本書の主人公朝枝利男と筆者との出会いもそうであった。短いエッセイの執筆に必要な太平洋地域の写真の原本を確認するために、業務の隙間をぬって映像音響資料室に足を運んだ時である。  事前に保存を担当していた方に電話で確認すると、朝枝利男という見知らぬ人物によって撮影された写真には、補足資料が併せてあるという。そこでバックヤードに赴くと、そこでは彼の日記、水彩画が何箱も保管されていた。彼の水彩画の美しさにみせられ、日記の証言に胸を躍らされ、時間はあっという間に過ぎていった。この偉業をなした朝枝利男とはいったい誰なのだろうか。  このバックヤードでの偶然の出会いが、本書の執筆に至るきっかけである。本書では、探検家・朝枝利男の生涯についてガラパゴス諸島への探検を軸として紹介する。朝枝利男はいまでは無名といってよかろう。しかるにダーウィンに進化論の着想をもたらした聖地とされるガラパゴス諸島と日本とのかかわりの歴史を考えるときには、欠かすことができない人物である。たとえば、日本ガラパゴスの会の『日本・ガラパゴス50年史』の序章である「前史/朝枝利男物語」は、次のように書き出されている。  朝枝利男(1893-1968)はガラパゴス探検の日本人パイオニアである。本書の日本ガラパゴス交流50年史の枠のなかに入らない1930年代の探検であるが日本ガラパゴス史の中で外す事が出来ない存在である。彼のガラパゴス探検が日本または日本人に与えた影響は、ほとんど皆無と云っていいが、ここに50年史の序章として記録しておく(伊藤・西原 二〇一六)  日本のガラパゴス史における朝枝の重要性と位置づけの難しさは、この手短な紹介から明瞭に伝わる。別言すれば、日本人のガラパゴス研究の草分けであることは確かながら、後世に残る実績とは何かと問われると説明しがたいわけである。先に引用した文章のタイトルに「前史」とあるように歴史の前に属するわけである。日本におけるガラパゴス研究を牽引し、生前の朝枝と会ったことのある伊藤秀三が、朝枝をこのように見立てているのは傾聴に値する。実際のところ伊藤秀三は、朝枝利男の数少ない紹介者である。  (序章より) カバー(C) 写真:ガラパゴスに立つ朝枝利男(フロレアナ島ブラックビーチ、1932年、国立民族学博物館X0076115) 図版:クロッカー隊のガラパゴス諸島の経路(製作:朝枝利男、国立民族学博物館X0076014)
  • ガラマサどん
    -
    失業の名人の私がやっともぐりこんだのは、ガラマサどんと仇名されるワンマン社長が一代で築いたビール会社。社長は立志伝を誇大に伝えようと、私を自伝作者に指名した。身近に接するガラマサどんの稚気と奇行、振り回される部下の困惑と狼狽。ユーモア小説の代表的名作に、昭和初期サラリーマンの哀歓を巧みにスケッチした『使う人使われる人』を加え、明朗小説の魅力を存分に伝える待望の一巻。
  • ガラム・マサラ!
    3.9
    北欧、華文、韓国の次は……今もっとも熱い「インド・ミステリー」の傑作 手段を選ばず、お子さんを志望校に入れる。それが僕の仕事です―― 貧困の中からのしあがった青年ラメッシュがニューデリーで営むのは「教育コンサルタント」。依頼人を希望の大学に押し込むのが仕事だ。 今回の依頼は富裕な建設業者からで、息子ルディをインドの一流大学に入れてくれという。ルディはバカなドラ息子であり、手段は替え玉受験しかなかった。 受験は無事に終了するも、予想外の結末が待っていた。ラメッシュは全国トップの成績をあげてしまったのだ。インド最高の天才少年現る!とメディアは群がり、ラメッシュはマネージャーの地位に収まってカネを稼ぐが……。
  • 伽藍とバザール
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  • がらんどう
    3.6
    誰にも恋愛感情を抱いたことがなく、結婚や出産といった未来がまったく見えない平井。愛犬を亡くしたひとのために、3Dプリンターで死んだ犬を作り続ける菅沼。三十八歳と四十二歳、2人組「KI Dash」の推し活で繋がったふたりのコロナ禍での共同生活は、心地よく淡々と過ぎていくが――。世間一般の幸せをどうして諦めきれないのか。諦めてしまえば、楽になれるのだろうか。恋愛、結婚、出産、家族・・・・・・どんな型にもうまくはまれない、でも、特別じゃない。《今》を生きるすべての人へ、あらゆる属性を越えて響く、何も持たない私たちの物語。
  • ガラン版 千一夜物語 1
    4.3
    1~6巻3,850円 (税込)
    古代ペルシアの王シャフリヤールは,王妃の不倫現場を目撃して以来,一夜限りの妻を娶っては殺す,という掟をつくる.宰相の娘シェヘラザードは自ら王の花嫁に志願し,夜明け前にそらんじている物語を聞かせる.話の続きを聞きたくなった王は次の晩まで彼女を生かしておくことにし,物語は次の晩,その次の晩と続いていく.

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  • ガリア戦記
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 紀元前五八から五二年、カエサル率いるローマ軍は、ガッリア(現在のフランス、ベルギー)に遠征、この地を平定してギリシア・ローマ文化がヨーロッパに入る基礎を築いた。その歴史的大事件の現場のありさまを、カエサルは率直かつ簡潔な筆で記録にとどめた。ヨーロッパ史の古典中の古典を、いちばん読みやすく正確な新訳で読む。
  • ガリガリ君ができるまで
    4.3
    ガリガリ君は「熱いチャレンジ精神」でできている! 発売以来、約40年にわたり、子どもたちの「No.1アイス」として大人気のガリガリ君。 この本は、ガリガリ君がどのように作られ、みんなのもとへ届くのかがよ~くわかる、 楽しいドキュメント小説です! わたし、稲葉ナナミ。 ガリガリ君が好きで好きで、大好き。 商品開発部で、“新しい味”を作るため、日々奮闘中! でも、なかなかうまくいかなくて、 挑戦しては失敗のくり返し・・・・・・。 でも、あきらめない! だってわたしには夢があるから。 食べたみんなを、笑顔にしたい! 〈小学中級からすべての漢字にふりがなつき〉
  • ガリバー旅行記
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    4.4
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  • ガリバルディ回想録
    -
    イタリアに限らず、世界中でガリバルディの名前のついた通りや公園などがいたるところにある。それほどガリバルディは世界中で慕われた人物である。アレクサンドル・デュマのガリバルディに関する本は本書『ガリバルディ回想録』と『ガリバルディ千人隊』の二作品ある。『ガリバルディ回想録』はまさしくガリバルディ の正伝となっていて、ガリバルディが一八〇七年七月二十二日にニースで生まれてから一八四九年六月三十日までの記録である。我々はこの『ガリバルディ回想録』を日本語で出版することで満足するが、その理由は、第二巻『ガリバルディ千人隊』は一八六〇年の第二次イタリア独立戦争当初の一年間弱だけだからである。この貴重なガリバルディ伝を日本語にすることでガリバルディ理解が深まることを期待しています。
  • 我利馬の船出
    4.5
    生まれ変わりたい、自分を取り巻く家庭や社会から解放されて、自由に生きたい――幼い頃からそう望み続けてきた十六歳の少年・我利馬は、自作のヨットでこの国を離れる決意をした。貧しい生活の中で何とかヨットを完成させた我利馬は、家族の誰にも告げずにたったひとりで航海へと出発する。さまざまな苦難の末、我利馬がたどりついた場所とは? 自立への道を模索する少年の姿を描いた長編。
  • ガリバー旅行記
    -
    世界中の子どもと大人が読む18世紀の英国の名作を、人気と実力をそなえた柴田元幸が見事に翻訳し注釈する。小人国、巨人国、空飛ぶ島ラプータ、馬たちが暮らす理想郷。次々と起きる出来事、たっぷりの風刺、理屈ぬきの面白さ!  待望の文庫化。
  • ガリバー旅行記
    -
    イギリスのガリバー船長による冒険物語。四話からなるお話。小人の国リリバットや巨人の国ブロブディンナグを旅します。三話は空中都市ラピュタのお話。ガリバーはなんと日本へも来ます。四話は馬の国。ガリバーは住み続けたいと願うのですが……。
  • ガリバー旅行記
    -
    架空の四つの国を訪れることになるガリバーを待っていたものは? 17世紀の英国に材料を採りながら、人間と社会にむけて痛烈な風刺の矢をはなった諷刺文学の最高傑作。ファンタジーの古典。全体は四部からなり、小人国(リリパット)、巨人国(ブロブディンナグ)、飛び島(ラピュタ)その他、馬の国(フウイヌム)を、ガリバーが次々と訪れての体験談になっている。宮崎駿の宙に浮かぶ「ラピュタの城」はむろん第三部の「飛び島」からきている。

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  • ガリバー旅行記
    4.0
    寝ている間に手足と体をしばられ、台車にのせられて小人国の都につれてこられたガリバー。小山のような人間に、都は大さわぎ! 左足を鎖でつながれたガリバーは、小さな皇帝と会うが……。
  • 雅龍天晴
    3.4
    関ヶ原の役を契機に東西に分断された日ノ本。神豊諸侯連合が治める西では陰陽道が発達して妖(あやかし)が跋扈(ばっこ)し、帝国議会政府が治める東では封神兵器・鬼巧(きこう)が開発されていた。西の独立自治区・京で暮らす医学生・竹中光太郎は、貧しいながらも学問に打ち込む日々に幸せを感じていた。一方、東の帝国陸軍武官・真田幸成は不祥事を起こし飛騨に左遷されていたが、公武合体を目論む帝国政府元老・井伊直弼の密命を帯びていた。だが井伊は勅許を得ぬまま米国と通商条約を締結、その独断に抗議するため加賀前田家が軍を起こす。そして、この蜂起に端を発する東西合戦で、光太郎と幸成は望まぬまま相まみえることに――幕末を舞台に科学と妖術が衝突する、大河スチームパンク。

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