デイモン・ラニアンの作品一覧
「デイモン・ラニアン」の「ガイズ&ドールズ(新潮文庫)」「ブロードウェイ物語」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「デイモン・ラニアン」の「ガイズ&ドールズ(新潮文庫)」「ブロードウェイ物語」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
戦前のニューヨーク・ブロードウェイのヤクザ達を描いた軽妙な短編集。一人称の語り手が一体何者かわからないが、ギャンブル好きや酒好きの仲間、密売や禁酒時代の密造酒?を出すバーの仲間達ととにかくつるんでいるという内容である。映画さながらの悪事(気に入らないと鉄砲をぶっ放して逃げるとか、酒の密売で設計を立てている人がやたら多いとか。でもってアパートでは豪奢なパーティーが繰り広げられたり)の連続だが、きっと昔のニューヨークはこんな感じで混沌としていたんだろうなあ。
原作は現在形の語り口だそう。訳は「〜だ、だけども」という倒置が頻繁でちょっと疲れるが、でも内容が面白く引き込まれるのでそのうち気にならずに
Posted by ブクログ
1930-40年代のブロードウェイを舞台にした粋なショートストーリー集。中でも素敵なのはやはり恋の話で、生粋の大物ギャンブラーのスカイが惚れたのは魂の救済のため布教活動をする清廉な美女サラ・ブラウンだった。賭場でギャンブラーに声をかけて金を賭けて勝ったら相手に布教活動を手伝わせようとするスカイを、賭場に乗り込んでたしなめ、同じ条件で賭けようと言い出すサラ。その恋の行方は…、名作「ミス・サラ・ブラウンの恋の物語」。愛に多額の金を使いまくるブレインが死を前にして選んだ相手は「ブレイン、わが家に帰る」、荒んでいた俺を立ち直らせてくれた親父さんと少女リリーのために「サン・ピエールの百合」などビュアな気