重光葵の作品一覧

「重光葵」の「外交回想録」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 外交回想録

    Posted by ブクログ

    軍国動乱ピークの中、次第に世界から孤立していく日本の外交を支えた偉大な人物像が見えてくる。しかし歴史は無情。満州事変、226事件、日中戦争、そして日独伊三国同盟。まさに重光の外交努力を国家が踏みにじっていく。テロの犠牲で片足を失い、国にも裏切られ、それでも外交という仕事を辞めない重光の姿に、単なる悲劇の外交員としてでなく、外交と真剣に向き合うプロとしての生き様を学びたい。

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    2015年07月19日
  • 外交回想録

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     重光葵による、外交に関する回想録。彼の本の魅力は、現場から見た当時の状況だけでなく、彼自身の考え、思想だろう。両親への愛情、外交官としての心構え、国家への忠誠。少し引用してみる。

    p.14
    「外国から帰った後は、必ず両親を慰めずにおくものかと、強く決心したのであった。」
    p.18
    「外交官として働く者は国を出る時が[...]別離なのだ。」
    p.21
    「総領事が数ヶ国語を次々に操って数名の外国人と応接しているところに陪席して深い印象を受けた」
    pp.29-30
    「いかに日本が中国問題その他の処理に当たってヨーロッパの大国から掣肘を受けているかを知っていた私たちは、ヨーロッパに戦争が起こり、ヨ

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    2013年04月17日
  • 外交回想録

    Posted by ブクログ

    満州事変、張鼓峰事件、三国同盟
    外交官の武器を使わない戦いの記録。
    ドイツを皮切りに、米国、中国、ソ連、英国で
    公使・大使等として活躍。第二次世界大戦への
    日本の参戦を阻止するべく心血を注ぐが果たせ
    ず、チャーチルとの会談を最後に、1941年
    7月帰国。日米開戦直前まで約30年の貴重な
    日本外交の記録。解説は筒井清忠。
     序にかえて
     1 第一次世界大戦の勃発
     2 イギリスのデモクラシー
     3 パリ平和会議
     4 内乱下の北京会議
     5 日華関係の転回
     6 国民政府と幣原外交
     7 日華衝突、満州・上海事変
     8 血塗られた祝賀会ー「隻脚記より」
     9 外務次官の三年間

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    2013年11月03日
  • 外交回想録

    Posted by ブクログ

    明治の男は凄い。
    それにしても、自分の国の近現代史を知らなさすぎるのを痛感。
    述べられている事件がいつのものなのか、時間軸が分からない・・・

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    2012年01月07日

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