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Posted by ブクログ
『情報官邸に達せず』のようなノンフィクションでも、『宣戦布告』のようなフィクションでも、危機管理・治安・安全保障分野では豊富な知識と取材を基に描かれる麻生幾さんの小説。
本作はNHKでのドラマ化を前提に原作小説として書いたもので、その後ドラマがヒットし映画化までされている。私はドラマ・映画を観ていなかったが、かなり興味深く読むことが出来た。
正直な感想は「よくここまで書けたな」というもの。警察というと大半はいわゆる犯罪捜査「刑事部」のイメージがあるが、その陰にテロ対策のために奔走する「警備部」(公安(ハム)や外事(ソトゴト))がいることはあまり知られていない。警視庁SATの存在も今や周知されているが、その運用は機動隊ではなく警備部所掌である。
その内幕を、事実・虚構をうまく織り交ぜながらもここまで描いた点に恐れ入った。
ただ、安全保障や治安維持といった分野があまり得意でない方は、読んでいる最中に混乱して何回か前に戻るかもしれない。
スパイ天国と言われる日本。各国のエスピオナージュが飛び交っている。テロも含めて、実は「今そこにある危機」である。
Posted by ブクログ
日本国内で国際テロに対抗する極秘組織。外事警察。
彼らの人事や行動は厳しく秘匿とされて家族にも正体を明かさず、決して存在が公になる事は無い。
日本国内でテロの魔の手が伸びる中、外事第3課の住本はテロを回避出来るのか。
展開も早くてとても内容の濃い作品だったように感じます。
全てが裏の活動となる外事という組織について初めて知りましたし、防衛の最前線に立つ人たちの姿を感じる事が出来てとても楽しめました。
家族にさえ話せない仕事に従事する人達は多くいるとは思いますが、ある意味日本の国自体を肩にのせてるような仕事はあまり無いのでは無いかと思いました。
捜査の為には民間人さえも利用する。テロに対する最後の砦としてテロ回避を奔走する住本達とテロ組織の熾烈な情報戦。
そんな中で仲間や家族に魔の手が伸びていく。。
住本の戦いを平和に慣れてしまった日本が対応しなければならない現実として見て欲しい小説では無いかと思いました。
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小説・文芸
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