あらすじ
日本国内で国際テロに対抗する極秘組織・外事警察。彼らの行動はすべて厳しく秘匿され、決して姿を公に晒さない――。高まっていく日本へのテロ攻撃の可能性、その実態を懸命に探る警視庁外事第3課・住本に舞い込んだ情報とは……。熱気をはらんで展開する非情な世界を描き切り、ドラマ「外事警察」の原点となった傑作警察サスペンス小説。
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Posted by ブクログ
見てはないんだけど、ドラマか映画であったよな?と思いつつ読み出しました。
複雑な構成で難しいところもある小説ですが、だからなのか、楽しませていただきました。
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緊迫感があってとても面白く読ませてもらいました。日本ではテロ対策部隊とかって馴染みがないですが、現実にこの日本でテロ事件が発生した場合、決定権や責任の所在、管轄争い、保身から来る間違った判断、、、など最善の事、当たり前のことが普通に実行できなくなりそう、、、実際に福島第一がそうだった…ホントこの国の有り方を問うようないい作品でした。面白かったです。
Posted by ブクログ
ドラマを先に見て拝読。
ドラマとは別物として思惑を巡らせつつ読みました。登場人物が多く、読んでは戻りを繰り返しました。
様々な場面での緊迫感がひしひしと伝わり、手に汗握り読めました。
Posted by ブクログ
個人的には非常に珍しくドラマの方が面白かった。
本の方は割と主人公が人間臭いけど、ドラマだと渡部篤郎の非常さが際立っていてそこが良かったです。
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『情報官邸に達せず』のようなノンフィクションでも、『宣戦布告』のようなフィクションでも、危機管理・治安・安全保障分野では豊富な知識と取材を基に描かれる麻生幾さんの小説。
本作はNHKでのドラマ化を前提に原作小説として書いたもので、その後ドラマがヒットし映画化までされている。私はドラマ・映画を観ていなかったが、かなり興味深く読むことが出来た。
正直な感想は「よくここまで書けたな」というもの。警察というと大半はいわゆる犯罪捜査「刑事部」のイメージがあるが、その陰にテロ対策のために奔走する「警備部」(公安(ハム)や外事(ソトゴト))がいることはあまり知られていない。警視庁SATの存在も今や周知されているが、その運用は機動隊ではなく警備部所掌である。
その内幕を、事実・虚構をうまく織り交ぜながらもここまで描いた点に恐れ入った。
ただ、安全保障や治安維持といった分野があまり得意でない方は、読んでいる最中に混乱して何回か前に戻るかもしれない。
スパイ天国と言われる日本。各国のエスピオナージュが飛び交っている。テロも含めて、実は「今そこにある危機」である。
Posted by ブクログ
日本国内で国際テロに対抗する極秘組織。外事警察。
彼らの人事や行動は厳しく秘匿とされて家族にも正体を明かさず、決して存在が公になる事は無い。
日本国内でテロの魔の手が伸びる中、外事第3課の住本はテロを回避出来るのか。
展開も早くてとても内容の濃い作品だったように感じます。
全てが裏の活動となる外事という組織について初めて知りましたし、防衛の最前線に立つ人たちの姿を感じる事が出来てとても楽しめました。
家族にさえ話せない仕事に従事する人達は多くいるとは思いますが、ある意味日本の国自体を肩にのせてるような仕事はあまり無いのでは無いかと思いました。
捜査の為には民間人さえも利用する。テロに対する最後の砦としてテロ回避を奔走する住本達とテロ組織の熾烈な情報戦。
そんな中で仲間や家族に魔の手が伸びていく。。
住本の戦いを平和に慣れてしまった日本が対応しなければならない現実として見て欲しい小説では無いかと思いました。
Posted by ブクログ
9・11 以来…。
危機管理という言葉が目立つが…。
国の深部で密かに行われる諜報活動と駆け引き。
外交や、国内の権力闘争など、マスコミに登場しない世界を
想像させて、面白かったです。
最近、物語に似た出来事も起っていたりして…。
映画を見損なったので、DVDを楽しみにしてます。
Posted by ブクログ
凄い迫力。夜中に街を歩いていると、誰かに尾行されてるんじゃないかと思って背筋が寒くなったくらい。
登場人物も多いし、後半1/5くらいはストーリーがよく分からなくなる。
もう一度読んでみたら、新しい発見があるかもしれないけど。
Posted by ブクログ
日本へのテロ攻撃に備え、その実態を探る警視庁外事第3課の住本率いる住本班。
彼らは想像を絶する修羅場を潜り抜けてきた猛者である。
更に彼らの行動は同じ警視庁にあっても厳しく秘匿されている。
しかし、住本は何か違和感を感じていた。
そして次々に起こる事件…
手に汗を握る…
2021.3.13
Posted by ブクログ
なかなかにシビアなカウンターテロもの。
政治絡みのエピソードなど、本当にあってもおかしくない気がしていやですね。(^^;
なかなかにサスペンスフルな内容ですね。
日本を舞台とした謀略ものとしては、変にスーパーマン的キャラクターも出てこない、しっかりした話で愉しめました。
ただ、主人公の部下がもう少しはっきりした個性があればなぁと言うちょっとした残念感も。
まぁ、一般人に紛れ込まなきゃいけないような人達が個性豊かではしょうがないという事情もあるんでしょうけどね。
Posted by ブクログ
2017/9/17
ああ、もう無理。全然わかんない。
そもそもドラマが全然わからなかったから小説読んだらわかるかな?と思ったけど余計わからなかったわ。
Posted by ブクログ
自宅の本棚にあったので、J様オススメ本と言って良いのか?
なんともスケールの大きい話だなあというのが読み始めた印象。
外事第3課というのもあまり小説では見かけないお話で惹かれるものがありました。
しかし、政治が絡んできたり、緻密な内容にちょっと着いていくのが大変だったかな?
ちょっとネタバレですが、
住本のようなプロですら嵌められてしまうというあたりは怖く、
ほんとの日常でどこに誰が潜んでいるのかわからないのかもしれないと思わされました。
Posted by ブクログ
国際テロリストと闘うべく組織された「外事警察」
一般のと乖離した倫理で成り立つこの組織は全てが秘匿され、目立たず影のように存在し活動する。家族ですらその仕事内容を知らない。
テロリストの一派が日本国内に潜入したという情報を得た外事3課住本は自らのチームを率い捜査を開始する。
住本は自らの協力者からの情報を駆使し、陰謀の芽を摘むべく暗闘を繰り広げるが、いつしか完全な秘匿を貫いている彼らの私生活や、家族迄もが露見し危険にさらされていく。
味方で有るはずの政府すら権力闘争の為の手段としてしてしか見ていなかったのだった。
TVに非常に疎いのでドラマをやっていた事すら全然知らなかったのですが、これドラマ化前提で書いた本なんですね。
相当な意気込みで書かれた事がムンムン感じられるのですが、登場人物が多過ぎるのと、出来事も多過ぎるので果たしてどれが重要な事だったのやら読み切った時に頭に残っていませんでした。
登場人物で象徴的なものがある人物があまりいないので、誰が誰なんだかさっぱりで誰が死んだのだか分からずに往生しました。
まあこれは僕の脳の限界なだけだと思うので、評価が下がる要因ではないのかもしれません。
Posted by ブクログ
楽しめはした。
だけれど……ちと、難しすぎたかな(苦笑)。
登場人物多すぎ。
伏線、複雑すぎ。
政治的な駆け引きの描写が、一部ちんぷんかんぷん…(恥)。
回収されない伏線や、雑な扱いで収束させられる前ふりに、消化不良。
悲劇過ぎる主人公家族に、沈む……。
(自分の読解力が足りなさすぎるのでなければ、中2の娘、サークルに近づけさせる前工作として拉致・強姦されたってことよね。その上で、あの扱いはちょっと…引く。)
★3つ、6ポイント半。
2015.03.18.了。
Posted by ブクログ
麻生さん本当にすみません。ついていけなかったです。
知り合いの読書家の方にに教えてもらっての、麻生さん初体験です。この人きっと面白いです。
テロの危機や家族の危険が次第に迫ってくるのはひしひしと感じますが、如何せんワタシの記憶力と理解力がついていきません。あるいはシナリオのように替わるのについていけなかったのか…危機がひしひしと迫ってくるのを感じましたが、話の筋や詳細部分があまりわからないまま終わってしまいました。麻生さん本当にすみません。ちょっとついていけなかったです。
Posted by ブクログ
国際テロ捜査を専門とし、一般的な捜査では取れない捜査方法でテロリストと戦う警視庁公安部外事第3課の物語。
この人の作品は「宣戦布告」以来で、同様にプロットは緻密でリアリティがあり、テーマ・題材はさすが。
ただ全く違うのは、全体の締まりが悪い。
登場人物の多さや急な場面転換も、途中までは伏線じゃないかと考えながら読んで行けるが、諸々の謎を解決することなく同じペースでそのまま最後まで行ってしまうので、そこがちょっと。
他の方も言ってるが、TV・映画ありきなのだろう(まだ観ていない)。
それでも、国際テログループを担当する実在の組織である外事第3課を題材にするのは非常に興味深く、流石だと思わされるし、また違った雰囲気の同テーマの作品を読んでみたい。
Posted by ブクログ
2009年にNHKでTVドラマ化され、
2012年に映画化された物語の“原案”。
“原案”と言うのは、TVドラマの内容と、
この本の内容が、結構違っているから。
まぁ、どこまでが外事警察の実態を表し、
どこからが脚色なのかは皆目見当がつきませんが、
世界からスパイ天国といわれる日本にも、
諜報活動を行なっている人々がいるのは
このご時世、心強い感じがします。
TVドラマ時に、気にはなっていたんですが、
時間がなくて、見れなかったんですよねぇ。
見ればよかったな。
Posted by ブクログ
国際テロに対抗する警察の秘密組織の活躍を描くサスペンス小説。テロリストとの神経戦、警視庁、警察庁、内閣調査庁、各組織の対立、そして政治家の策謀、騙し騙され、入り乱れる人事相関に消化不良のまま読み終えた。登場人物の詳細な関係図をつくらないと、理解が難しいか。
Posted by ブクログ
日本国内で暗躍する国際テロリストと水面下での攻防を繰り広げる外事警察にスポットライトを当てた小説。登場人物が多く、場面もめまぐるしく展開し、ストーリーが把握しづらい。また伏線の張り方や人物の心理描写にくせがあることもその一因だと思われます。普通の警察小説が多い中で「外事警察」というあまり扱われない題材であるため非常に興味深い内容であり、新鮮な気持ちで読むことはできました。
Posted by ブクログ
ちょっと難しかったというか、何か腑に落ちないところがいくつかあったりして、すっきりしなかった。
最後の方は、どうなるんだろうってワクワクしながら読んでたけど、そこに行き着くまでは、読み直しを繰り返している感じだった。
以前読んだジョーカーゲーム(続編のダブルジョーカー)といったスパイ系の話とか、公安の話とかやっぱり夢中になってしまう点はある気がする。
Posted by ブクログ
テロリスト、そしてその対策に取り組む人達の“戦い”。
目まぐるしく変わる場面設定についていけないものを感じるが、手に汗握る、といった感じだった。
でも、結局は沢山の犠牲者がでるのね、とちょっと冷めた気持ちになる。
本や映像の中の世界の事と思えば、そんな事もあるかと思うが、そんな事に関わらなくてもよい自分の立場に感謝。
Posted by ブクログ
日本版CTUなんかな?テロ対策警察と官僚警察の話。最初なかなか入り込めなかったが、途中からはまって一気に読んだ。警察小説は好きだが、SATが出てくる話は、いつも組織や所属がごっちゃになってしまう。。外事警察の映画見てみたいな〜
Posted by ブクログ
重いというか堅いというか・・・。通勤時間だけで読むのは正直しんどかった。ノンフィクション的なテイストが強すぎて、登場人物の心の動きが見えにくい。もっと情報操作による心理戦なものを期待してたのですが、、、映像に期待、かな?
Posted by ブクログ
設定が細かく、話は大きいのですが、その分伏線の回収が雑で、ラストの尻すぼみがなんとも残念でした。ドラマは観てないですが、映像の方が面白そうです。