小説・文芸 - ハーパーコリンズ・ジャパン作品一覧

  • アウシュヴィッツを描いた少年 僕は銃と鉄条網に囲まれて育った
    4.0
    15歳の少年のスケッチブックに残されたホロコースト。 生と死の境目で見つけた、友情、信念、そして未来への希望――収容所から解放後に綴られた貴重な手記。 スケッチ56点を豪華フルカラー収録。 本書を読み進める際には、トーマスのスケッチも、ぜひじっくりと見ていただきたい。証言が、図版とともに語られるのはまれなことなのだ。この二つは、いずれもトーマスが後世へと残す遺言である。 ――序文より 驚くべき、非常に心を揺さぶられる作品。 ――ジェームズ・ホランド(歴史家、ベストセラー作家) 彼の力強い声と絵は、人間が悲劇から何を学べるか、そして、どうしたら過去より未来を良くできるかを教えてくれる。 ――エスター・ギルバート(ホロコースト歴史家) 1943年6月、ナチス支配下のベルリン。 ユダヤ人少年トーマス・ジーヴは、アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所に送られた。 わずか13歳だった彼は、3つの収容所を経て生き延び、22カ月後ついに解放の日を迎える。 そして、記憶の新たなうちにすべてを伝えようと、絵筆をとった。 少年のまなざしで見るホロコーストとは、どのようなものだったのか―― 大人には語り得ない真実が、そこにはあった。 【目次】 序文 はじめに プロローグ─まだ見ぬ未来 一九三九年、ベルリン 第一部 第一章 シュチェチンとボイテン 一九二九-一九三九年 第二章 ベルリン 一九三九-一九四一年 第三章 ベルリン 一九四一-一九四二年 第四章 ユダヤ人一掃 一九四三年 第二部 第五章 アウシュヴィッツ=ビルケナウ 第六章 隔離 第七章 レンガ積み学校 第八章 生き残るための闘い 第九章 極度の消耗 第十章 絶望の中で 第三部 第十一章 混沌の中のやさしさ 第十二章 古参囚人として生きる 第十三章 変化の風 第四部 第十四章 自由はなお遠く 第十五章 グロース=ローゼン強制収容所 第十六章 撤退 第十七章 ブーヘンヴァルト強制収容所 第十八章 解放のとき エピローグ チャールズ・イングルフィールドからのメモ 登場人物について 謝辞 索引
  • アンネ・フランクの密告者 最新の調査技術が解明する78年目の真実
    4.0
    『アンネの日記』を断ち切ったのは誰か? 元FBI捜査官率いるコールドケース・チームが 歴史的迷宮入り事件を徹底検証した迫真のルポ。 世界的ベストセラー『アンネの 日記』を書いた 15歳の少女を密告したのは誰なのか? 世紀の未解決事件を解明するため、 元FBI捜査官を筆頭にプロファイラー、 歴史学者、データ・サイエンティストら20名を超える各方面の専門家が結集。 最新技術とテクノロジー、プロファイリング、法医学検査、人工知能など 現代の捜査法を駆使し、真相に迫る――。 誰もが知る結末を、彼女は知らない。 “アンネ・フランクの物語”の基本的なアウトラインはほとんどの者が知っている――第二次世界大戦中、ナチスの占領下に置かれたオランダで、ユダヤ人の十代の少女が両親、姉、一家と親しくしていた何人かと共に、二年以上のあいだアムステルダムの屋根裏に隠れて暮らしていた。最後はついに密告されて全員が強制収容所送りとなり、のちに生還できたのはアンネの父親オットー・フランクだけだった。わたしたちがこうしたことを知っているのは、主として、八月のその日にナチスが人々を連行しにやってきたとき、アンネの貴重な日記が置き去りにされたからだ。(序文より) 【目次】 序文 〈追悼の日〉と自由を奪われた日々の記憶 第一部 〝密告事件〟の背景 第1章 摘発と緑衣の警官 第2章 アンネの日記 第3章 コールドケース・チーム 第4章 利害関係者たち 第5章 「あの男に何ができるか見てみよう!」 第6章 ひとときの安全 第7章 猛攻撃 第8章 プリンセンフラハト二六三番地 第9章 身を隠す 第10章 頼まれたから承知したのです 第11章 恐怖の事件 第12章 摘発の詳細 第13章 ヴェステルボルク通過収容所 第14章 帰還 第15章 対独協力者 第16章 娘たちは帰ってこない 第二部 迷宮入り事件の調査 第17章 調査 第18章 ドキュメンツ・メン 第19章 もうひとつの本棚 第20章 最初の密告 第21章 脅迫者 第22章 近所の人々 第23章 ナニー 第24章 もうひとつの説 第25章 ユダヤ人ハンターたち 第26章 V - フラウ 第27章 実質的な証拠ゼロ PartⅠ 第28章 仲間のユダヤ人のところへ行きなさいよ! 第29章 記憶を探る 第30章 フランク一家を逮捕した男、ウィーンで発見される 第31章 ミープが知っていたこと 第32章 実質的な証拠ゼロ PartⅡ 第33章 八百屋 第34章 ユダヤ人評議会 第35章 見直し 第36章 オランダの公証人 第37章 活動を始めた専門家たち 第38章 友達のあいだのメモ 第39章 タイピスト 第40章 孫娘 第41章 ハウトスティッケル事件 第42章 爆弾 第43章 厳重に守られた秘密 おわりに 幻影の街 あとがきにかえて 謝辞 公文書館と機関 用語解説 原注 参考文献
  • 注文の多すぎる患者たち 野生動物たちの知られざる診療カルテ
    -
    タランチュラをMRIにかけ、クマに脳外科手術を行い、 サメを麻酔し、ゴリラにペースメーカーを植え込む―― 蹴られ、刺され、噛まれ、糞を投げつけられる 世界一ワイルドな“動物のお医者さん”の日常。 イギリス発、野生動物外科の権威が綴る貴重なノンフィクション!  カンガルーを捕まえたり、サメに麻酔をかけたりするにはどうしたらいいのか?   病気の診断をするために、ガラパゴスゾウガメの体の中を覗くにはどうすればいいのか?  タランチュラの整形外科手術はどうして突飛なのか?  セイウチの歯痛はどうやって治療するのか?  この本を読めば、僕たち野生動物の獣医が、地球上の実にバラエティ豊かな野生動物に麻酔をかけ、診断し、手術し、投薬し、最後に野生に帰すまでの様子を垣間見ることができる。 (本文より抜粋) 〇本書に登場する症例の一部 糖尿病、白内障、ヘルニア、胆石、歯周病、胃潰瘍、心筋梗塞、ガン…… 〇本書に登場する動物の一部(全500種以上) ライオン、ゴリラ、ヘビ、カワウソ、ペンギン、チーター、ゾウ、アリクイ、マナティー、オオカミ、サイ、ウミガメ、バイソン、ラクダ、アザラシ、ラッコ、フクロウ、ヤマアラシ、カバ、キリン、クジラ、ワニ、ヒョウ、ワシ、トナカイ、トラ、パンダ、ハイエナ、カタツムリ、ビーバー、イルカ、ハクチョウ、センザンコウ、カメレオン、カワウソ、ナマケモノ、オオサンショウウオ……
  • クリミナル・イノベーション 天才プログラマーが築いた新時代の犯罪帝国
    -
    サイバー技術の天才から国際的犯罪組織の王へ―― 麻薬・小型兵器・ミサイル技術・暗殺をオンラインで販売。 凶悪犯罪に技術革新をもたらした冷酷な殺人者の正体と、 DEAによる逮捕劇に迫る、衝撃ノンフィクション! この本当にあった犯罪冒険物語(サーガ)の真っただ中で明らかになるのは、 ポール・カルダー・ルルーという人物と、この男が導入した業態の変化だ。 ルルーはサイバー技術の天才から犯罪王に転じ、 その道筋で冷血に人の命を奪っていく。 彼は国境を越えた組織犯罪の活動の在り方に革命をもたらした―― (DEAの秘密組織)〈第九六〇班〉は早い段階から、 ルルーが組織犯罪界のイーロン・マスクであり ジェフ・ベゾスであることを認識していた。 ルルーは“新しい今”であり近未来であると、彼らは信じている。 ――マイケル・マン(映画監督)序文より――  ルルーには、21世紀の起業家精神を表す業界用語のほとんどが当てはまる―― 伝統の軽視と破壊、減量経営、世界展開、迅速な拡張性。 埋まっていない隙間(ニッチ)をどう見つけ、どう活用し、 市場の様相をどう一変させればいいかを心得ている。 身軽に旅をし、機敏に動き、回転速度を落とさずにいる方法も。 (「INTRODUCTION」より)
  • 少年は世界をのみこむ
    4.2
    全豪50万部突破 オーストラリアABIA 年間大賞受賞作 壊れた家族。ろくでもない毎日。 それでも少年は、 濁った日常のなかに色彩を探しつづける―― 危うさと眩さが織りまざる少年期を色彩豊かに描いた、 34カ国展開のベストセラー小説。 1980年代ブリスベン郊外。少年イーライは犯罪と暴力はびこる小さな町に暮らしている。母親は薬に溺れ、母に薬を教えた麻薬の売人が父親代わり。本当の父の顔はもう覚えていない。兄はある時から言葉を発しなくなり、時おり予言めいた言葉をその人差し指で宙に綴る。唯一の“まともな大人”は元脱獄犯として悪名高いスリムで、親友であるこの老人に人生の真髄を教わりながら、イーライはいつしか“世界を変えることのできる”ジャーナリストになりたいと夢見るように。だがある日、町を牛耳る悪の手が、彼から大事な人を奪っていき――。 世界34カ国展開。「2019年オーストラリアで一番売れた小説」がついに日本上陸。 *ABIA賞 大賞ほか4部門制覇 *インディ・ブック・アワーズ2019ブック・オブ・ザ・イヤー受賞 *MUD Literary Prize 2019金賞受賞 *New South Wales Premier's Literary Awards読者投票部門・新人部門受賞
  • 新型コロナはどこから来たのか 国際情勢と科学的見地から探るウイルスの起源
    -
    人為的エラーは起きたのか――? 第一線の感染症研究者、ホワイトハウス・各国政府高官、 中国人医師、亡命者、軍・諜報機関の関係者ら 最重要人物に直接取材を敢行。 未曾有のパンデミックの裏側で起きていた出来事を 多角的に徹底検証した、緊迫のドキュメント! 「新型コロナはコウモリ由来で自然変異のウイルスである」。 WHOは2021年の調査でそう結論づけた。 だが実際は多くの事象が「武漢研究所からの流出」の可能性を示唆し、 権威ある研究者の中にもそれを論じる者は少なくない。 ウイルスの本当の起源はどこなのか。流出説はばぜ陰謀論として切り捨てられたのか。 取材を通じて見えてきたのは、「研究所由来」に寄った論文が検閲され、 公正なはずの調査団が骨抜きになり、議論が封じ込められてきた事実。 そして中国共産党の世界戦略、米政権の対立構造が複雑に絡み合った 権力者たちのパワーゲームだった――。 「(科学者たちが)新型コロナウイルスが中国の研究所から流出した可能性を受け入れれば、それはドナルド・トランプの対中姿勢をも受け入れたことになり、大統領選挙で困った事態になりかねない。(中略)それだけでも、流出説をとんでもない理論だとか、陰謀論と呼ぶにはじゅうぶんだった」 ――カリフォルニア大学 物理学教授リチャード・ムラーへのインタビューより(本文抜粋)
  • 最高の敵 冷戦最後のふたりのスパイ
    -
    米ソ冷戦下、CIAとKGBのスパイに 生まれた“大胆不敵”な友情―― 激動の時代を駆け抜けた 型破りな男たちの40年におよぶ軌跡。 圧巻ノンフィクション 1979年、ワシントンDC。 冷戦末期の緊迫した状況下で、彼らは出会った。 一人はCIAの異端児ジャック・プラット。 もう一人は、シベリア育ちのKGB職員ゲンナジー・ワシレンコ。 敵を「徴募(リクルート)」する目的で接近した二人は 計算外の友情を深めていくが、 その固い絆は、やがて世界を揺るがす 二重スパイ摘発という事件の引き金となった――。 権謀術数うごめく諜報活動の世界、半世紀に及ぶ米ソ防諜の内実、 名優ロバート・デ・ニーロを巻き込んだロシア当局との攻防。 規格外の男たちに迫った真実の物語。 ハリウッド映画の影響でアメリカ人がKGB職員にどんな思いを抱いているにせよ、ゲンナジーはそのどのイメージにも当てはまらなかった。西側の人間は、ロシア人スパイはシベリア並みに冷たくて、個々の人間性がまったくないと思いがちだ──イアン・フレミングのスパイ小説に出てくる暗殺者を思い浮かべたりする。『007ロシアより愛をこめて』に登場する、彫刻かと思うほどの目鼻立ち、ブロンドの髪、ロボットのような殺し屋グラントとか、脈拍もほとんど上げずに太ももで男たちを絞め殺す『007ゴールデンアイ』のゼニア・オナトップ。あるいは、ウラジーミル・プーチンとか。こうしたステレオタイプは何十年もアメリカ人の意識に刻まれてきた。どこまでも残虐で無慈悲。しかし、ゲンナジーは天真爛漫な魅力に満ちている。(本文より) 【目次】 第1章 見習いスパイ 第2章 すべての道はワシントンに通ず 第3章 コンタクト 第4章 銃士 第5章 IOC 第6章 裏切り者 第7章 そっと、そっと、つかまえろ 第8章 ハバナの騙し討ち 第9章 サーシャ 第10章 旧敵 第11章 旧交ふたたび 第12章 表舞台 第13章 キャビアの重い箱 第14章 嵐の前の静けさ 第15章 あんたはおれを知らない 第16章 甦ったグラーグ 第17章 リセット:赤いボタン 第18章 大詰め 謝辞 原注 登場人物/組織 参考文献
  • ジェフリー・エプスタイン 億万長者の顔をした怪物
    -
    話題の全米ベストセラー! トランプ、クリントン、ビル・ゲイツ、英アンドルー王子、 MIT、ハーバード…世界中の「持てる者」を巨万の富と頭脳で 魅了した男は、10代の少女たちを異様な性的人身売買システムに 絡め取っていた―― 世界を揺るがす事件を暴き出した、ある記者の全記録。 米国ペンクラブ賞、ヒルマン賞ほか多数受賞の 新聞記事をもとにした衝撃のルポルタージュ。 億万長者の慈善家という顔の裏で、100 人を超える未成年の少女を性的虐待し、 異様な人身売買システムを築き上げたジェフリー・エプスタイン。 2019年、トランプ、クリントン、ゲイツら政財界の有力者と親しい彼の逮捕に、 世間は騒然とした。その1カ月後、エプスタインは獄中死を遂げる――。 前代未聞のセックス・スキャンダルを暴いたのは、地方紙マイアミ・ヘラルドの記者。 数年前、エプスタインと不可解な司法取引をおこなった元連邦検事が政権の要職に就いたのを機に調査を開始。事件の全貌と腐敗の権力構造を明かした記事が逮捕へとつながり、 世界中の権力者たちにも影響が波及してゆく……。 「なぜ真実は封殺され続けたのか?」 被害者、正義を求めた刑事たち、「持たざる者」の視点で地道な取材を続けた著者ブラウンは、時に危険を感じながらも真相究明に突き進んだ。 世界的スキャンダルを白日のもとに晒すきっかけとなったシリーズ記事を再編! 彼が何をしているのかを知っていた人は、おおぜいいる。 社会的にも政治的にも強く結びついた大金持ちはもちろん、報道機関で働く者もいたし、 数十億ドル規模の巨大企業のトップや、ノーベル賞受賞者もいた。 エプスタインが少女を性的に虐待し搾取していたことが明らかになったあとも、 彼の友人や仕事上の知り合い、彼の小切手帳に魅入られた者はつき合いをやめなかった。 ――本文より抜粋
  • ジミー・ペイジの真実
    -
    「ジミー・ペイジは、いかにしてレッド・ツェッペリンの黒い心臓となったか―― その秘密がいま、あのリフと同じ激しさで剥がされる」(ザ・メール・オン・サンデー) 「まさに波瀾万丈。唯一無二のロックスターの半生がここに」(サンデー・タイムズ) 「筋金入りのレッド・ツェッペリン・ファンなら必読!」(カーカス) ロックがひれ伏す伝説―― サリーの天才ギター少年、オカルトとの出会い、ヤードバーズ加入、レッド・ツェッペリンの栄華と崩壊、落胆のソロ時代、そして復活。 70年代からペイジにインタビューしてきた元NME紙のライターが、ギター・ゴッドの全てをここに解き明かす。 1969年のアルバムデビューから50周年を記念して書かれた初の本格ジミー・ペイジ伝、待望の翻訳! 〈目次〉 口絵8P まえがき 序章 第1章 サレーのスパニッシュ・ギター 第2章 ネルソン・ストームからセッション・プレイヤーに 第3章 シー・ジャスト・サティスファイズ 第4章 ベックス・ボレロ 第5章 欲望 第6章 「1000ドルぽっちのためにオレを殺すつもりか?」 第7章 「鉛の飛行船みたいに」 第8章 アメリカからの引き合い 第9章 〈胸いっぱいの愛を〉 第10章 《レッド・ツェッペリンⅡ》 第11章 「汝の思うところを為せ」 第12章 大いなる獣666 第13章 輝けるものすべてが 第14章 ZOSOの伝説 第15章 天使の街 第16章 王様(キング)とジミー・ペイジ 第17章 コカインの夜と幽霊屋敷 第18章 亡命中の事故 第19章 ケネス・アンガーの呪い 第20章 直接対決 第21章 交戦規則 第22章 ボンゾ最後の戦い 第23章 隠者 第24章 中年のギター神 第25章 魔法使いの弟子 第26章 不死鳥の飛翔 謝辞 参考文献
  • 短編回廊 アートから生まれた17の物語
    4.3
    その芸術はいま、語りはじめる――。 ゴッホ、ルノワール、葛飾北斎ら 美の巨匠に捧げる短編集。 名だたる作家17人による文豪ギャラリー第2弾! 作家ローレンス・ブロックは頭を悩ませていた――エドワード・ホッパーの絵から紡いだアンソロジー『短編画廊』の第2弾を計画しているのだが、いったい今度は誰の絵をモチーフにするべきか。思い悩んだ末、ブロックはある考えにたどり着く。何もひとりの画家でなくていい。今度は作家たちに、好きに名画を選んでもらおう。かくして、ジェフリー・ディーヴァーはラスコー洞窟壁画を。S・J・ローザンは葛飾北斎を。リー・チャイルドはルノワール、ジョイス・キャロル・オーツはバルテュス……といった具合に、今回も個性豊かなアートから物語が生まれ、新たなる〈芸術×文学〉の短編集が完成する。ここに文豪ギャラリー第2弾が幕を開けた――。 ○収録作品 「安全のためのルール」ジル・D・ブロック/田口俊樹 訳 「ピエール、ルシアン、そしてわたし」リー・チャイルド/小林宏明 訳 「扇を持つ娘」ニコラス・クリストファー/芹澤 恵 訳 「第三のパネル」マイクル・コナリー/古沢嘉通 訳 「意味深い発見」ジェフリー・ディーヴァー/池田真紀子 訳 「理髪師チャーリー」ジョー・R・ランズデール/鎌田三平 訳 「ジョージア・オキーフの花のあと」ゲイル・レヴィン/田口俊樹 訳 「アンプルダン」ウォーレン・ムーア/芹澤 恵 訳 「オレンジは苦悩、ブルーは狂気」デイヴィッド・マレル/浅倉久志 訳 「美しい日々」ジョイス・キャロル・オーツ/芹澤 恵 訳 「真実は井戸よりいでて人類を恥じ入らせる」トマス・プラック/田口俊樹 訳 「グレートウェーブ」S・J・ローザン/直良和美 訳 「考える人たち」クリスティン・K・ラッシュ/田口俊樹 訳 「ガス燈」ジョナサン・サントロファー/芹澤 恵 訳 「陽だまりの中の血」ジャスティン・スコット/田口俊樹 訳 「ビッグタウン」サラ・ワインマン/芹澤 恵 訳 「ダヴィデを探して」ローレンス・ブロック/田口俊樹 訳 ○収録アート一例 ※全18点をフルカラーで挿入 Cypresses―「糸杉」フィンセント・ファン・ゴッホ The Empire of Light―「光の帝国」ルネ・マグリット Greatwave―「神奈川沖浪裏」葛飾北斎 Bouquet of Chrysanthemums―「菊の花束」ピエール=オーギュスト・ルノワール The Thinker―「考える人」オーギュスト・ロダン David―「ダヴィデ像」ミケランジェロ・ブオナローティ
  • カリスマCEOから落ち武者になった男 カルロス・ゴーン事件の真相
    5.0
    合併、再編が相次ぐ大手自動車メーカー戦国時代――フォーチュン500の巨大グローバル企業2社を世界で初めて同時に率いた型破りな天才経営者。 彼はなぜ一夜にして、権力と栄光をすべて失ったのか? カルロス・ゴーン事件とは、一体なんだったのか? 日産、ルノーの現・元幹部ら100名以上の関係者、逃亡後のゴーン本人への取材に加え、1000ページ超の未公開法律文書、監査報告書、取締役会議事録、メールや社内文書を徹底検証。ウォール・ストリート・ジャーナル東京/パリ支局の記者2人による、緊迫のノンフィクション! 組織マネジメント、企業統治(ガバナンス)、 いきすぎたグローバリズム、CEOの巨額報酬―― 本書はビジネス界が直面する課題の格好の参考例であり、 ベストセラー小説顔負けの最高にスリリングな物語である。 レバノン人の少年ホスンは、明晰な頭脳と燃える野心を武器にパリに渡り、 超エリート難関校に進学した。やがて「ゴーン」と呼ばれるようになった彼は、 卒業後、タイヤメーカーの工場長からフランスを代表する自動車メーカーの重役へと、 瞬く間に出世の階段を駆けのぼった。 合併、統合、再編――グローバル化の波とともに訪れた大手自動車メーカー戦国時代、 日仏の「企業連合(アライアンス)」を率いるため遠い異国、日本へやってきたゴーンは、 倒産間際だった日産を奇跡の V 字回復に導き、スター経営者として時代の寵児となる。 数年後、彼はフォーチュン500 企業 2 社を同時に経営する世界初の CEO として、 キャリアの絶頂に昇りつめた。 金も名誉も権力も、すべてを手にしたと信じていた。 あの日、部下に裏切られたと知るまで、そして箱の中に隠れて、 生まれ故郷へと逃げ落ちるまでは……。
  • AFTER STEVE アフター・スティーブ 3兆ドル企業を支えた不揃いの林檎たち
    3.5
    ジョブズ亡き後になにがあったのか? 鳴りやまぬ不協和音、上がり続ける株価―― ビジネスの豪腕クックと、デザインの天才アイブ、 アップルを託されたのは、正反対の二人だった。 ジョブズ亡き後、アップルはデザインの鬼才ジョニー・アイブと、 業務執行の凄腕ティム・クックの二人に託された。 「もうイノベーションは起こせない」と誰もがアップルの未来を悲観するなか、 社は快進撃を続け、世界最強テック企業へと成長する。 一方、社内では、カリスマ不在による歪みが時と共に表面化していた。 モノづくりと営業、現場とマネジメント、クリエイティブと数字…… アップルで起きていたのは、あらゆる職場で起きうる衝突だった。 10億人のポケットにiPhoneを滑り込ませた陰で、アップルは何を失ったのか――? 「アフター・スティーブ・ジョブズ」のすべてを語る、壮大なノンフィクション!。
  • 野戦のドクター 戦争、災害、感染症と闘いつづけた不屈の医師の全記録
    -
    最悪の悲劇を目にしても、毒にやられても、重傷を負っても、 救うことをやめなかった医師の物語。 戦争や災害から感染症まで、国境を超えあらゆる緊急事態に 駆けつける無給のドクターたちがいることを知っていますか? 緊急医療の革新者が綴った「いのちの現場」の 最前線。 ボスニア内戦、クルド人難民キャンプ、四川、スマトラ島沖地震、 パンアメリカン航空爆破事件から新型コロナウィルスまで、 世界中の悲劇の最前線に立ってきた男は、何を目にしたのか――? 救急救命医療の第一人者が綴る、心震わすノンフィクション。 2020年1月、「Covid-19」の最初の2例が英国で確認された。 それから2ヵ月もしないうちに患者数が急増。急速な医療崩壊が懸念され、急遽、緊急の「野戦病院」が全国に設置された。 私たちは650床の病院を一から開設し、スタッフを配置し、わずか2週間で患者を迎え入れた。 しかしながら、それは私が開設した初めての野戦病院ではなかった――                            [本文より抜粋]
  • 氷の木の森
    4.0
    その華やかで美しい旋律は、凄惨な死を引き寄せる。 音楽の都で出会った孤高の天才バイオリニストと、純真無垢なピアニスト。 相反する彼らを待ち受ける悲しき運命とは……。 音楽×ミステリ×ファンタジーの傑作、待望の邦訳。 すべての音楽家の故郷であり聖地であるエダン。 この平和な都市のはずれで惨たらしい殺人が起きた。 その中心にいたのは孤高の天才バイオリニスト、アナトーゼ・バイエル。 そして、数多の音楽家を魅了し、その命を奪ってきた罪深きバイオリン〈黎明(れいめい)〉。 稀代の音楽家と伝説の名器、そして、導かれた者しかたどり着けない『氷の木の森』。 数奇な運命がもたらすのは世にも美しい旋律か、残酷な死の呪いか―― 世代を超えて愛される韓国ファンタジーの名作!
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語
    3.8
    すべての絵には、物語がある。名だたる作家17人による文豪ギャラリー奇才エドワード・ホッパーに捧げる短編集。 米国を代表する名画家、エドワード・ホッパー(1882-1967)。 作家ローレンス・ブロックは、ホッパーの作品は「絵の中に物語があること、その物語は語られるのを待っていること」を強く示唆していると語り、ホッパーの絵から物語を紡ぐこの短編集を考えついた。彼の呼びかけに集まったのは、スティーヴン・キング、ジェフリー・ディーヴァー、マイクル・コナリー、リー・チャイルド……といった錚々たる顔ぶれ。各々の個性を遺憾なく発揮した華麗なる文豪ギャラリーが、ここに幕を開けた――。 ○収録作品「ガーリー・ショウ」ミーガン・アボット 小林綾子 訳 「キャロラインの話」ジル・D・ブロック 大谷瑠璃子 訳 「宵の蒼」ロバート・オレン・バトラー 不二淑子 訳 「その出来事の真実」リー・チャイルド 小林宏明 訳 「海辺の部屋」ニコラス・クリストファー 大谷瑠璃子 訳 「夜鷹 ナイトホークス」マイクル・コナリー 古沢嘉通 訳 「11月10日に発生した事件につきまして」ジェフリー・ディーヴァー 池田真紀子 訳 「アダムズ牧師とクジラ」クレイグ・ファーガソン 不二淑子 訳 「音楽室」スティーヴン・キング 白石 朗 訳 「映写技師ヒーロー」ジョー・R・ランズデール 鎌田三平 訳 「牧師のコレクション」ゲイル・レヴィン 中村ハルミ 訳 「夜のオフィスで」ウォーレン・ムーア 矢島真理 訳 「午前11時に会いましょう」ジョイス・キャロル・オーツ 門脇弘典 訳 「1931年、静かなる光景」クリス・ネルスコット 小林綾子 訳 「窓ごしの劇場」ジョナサン・サントロファー 矢島真理 訳 「朝日に立つ女」ジャスティン・スコット 中村ハルミ 訳 「オートマットの秋」ローレンス・ブロック 田口俊樹 訳 *エドワード・ホッパーの絵画18点をフルカラーで挿入
  • 結婚という物語
    4.0
    生まれる愛、誓う愛、試される愛―― 2019年 女性小説賞受賞! 世界累計100万部突破の話題作。 “冤罪という悲劇であると同時に、感動的な物語” ――バラク・オバマ(アメリカ元大統領) “深い感銘を受けた。そして、考えさせられた” ――ビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者) “アメリカが歴史の大きな転換点にある今、必読の書。人々を引き裂くのはナイフや銃弾とは限らない。でも、結びつけるのはいつも愛なのだ” ――鴻巣友季子(翻訳家・文芸評論家) “アメリカの人種問題を扱いつつも「結婚」が個人や家族に与える普遍的な問題を描いており、読後に誰かと共感や反感を分かち合いたくなる” ――渡辺由佳里(書評家・エッセイスト) ありふれた幸せな夫婦、ロイとセレスチャル。 ある日、町の寂れたホテルに泊まった二人だが、 その夜に女性客が強姦され、犯人と疑われたロイは警察に連行されてしまう。 とんでもない濡れ衣だと誰もが釈放を信じたが 夫の無実を訴えるセレスチャルの証言もむなしく ロイに言い渡されたのは懲役12年の刑だった。 唐突に、理不尽に引き裂かれた二人は、 刑務所のなかと外とで手紙をやり取りしつづけるが―― 愛とは、結婚とは、人種とは、社会とは。魂に訴えかける各賞受賞の話題作。 *女性小説賞受賞 *NAACPイメージ・アワード受賞 *アスペン・ワーズ文学賞受賞
  • ボルグとマッケンロー テニスで世界を動かした男たち
    5.0
    「テニスを超えた、人間ドラマだ」(松岡修造氏、本書解説より) 道なき荒野からテニス史を切り拓いた先駆者たちの、熱きストーリー。 いまのテニス界はこうして創りあげられた!! いまだ語り継がれる名試合――1980年ウィンブルドン男子決勝。 その日センターコートに立っていたのは、ウィンブルドン5連覇がかかる絶対王者ボルグと、 その言動で物議をかもしていた悪童マッケンローだった。 二人が死闘を繰り広げた約4時間。あの時センターコートで何が起きていたのか? またあの試合がその後の二人の運命をどう変えていったのか? 両選手の知られざるエピソード、ライバル関係、絆に迫りながら 本書はテニス史の中でもひときわ存在感を放つ“70、80年代テニス界”を紐解いていく。 ボルグとマッケンローだけでなく、激動の時代をともに駆け抜けた ジミー・コナーズ、ビタス・ゲルレイティス、イリ・ナスターゼ、イワン・レンドル―― 彼らのエピソードや、タイブレークなどルールの歴史、NIKEを始めとするスポンサーの参入。 そして、いかにしてテニスが“上流階級の娯楽”から“誰もが知る世界的スポーツ”に 変わっていったかが細やかに書かれた、テニスファン、スポーツファン必読の一冊。
  • 標的:麻薬王エル・チャポ
    3.7
    世界最凶の男を狩れ!腐敗した当局、拷問、裏切り。 元DEA捜査官が実名で告白――中米麻薬カルテル壊滅作戦。 【解説】丸山ゴンザレス(ジャーナリスト) 「世界最重要指名手配犯」エル・チャポとは: 本名:ホアキン・アルチバルド・グスマン・ロエーラ 1957年4月4日、シナロア州バディラグアト市ラトゥナ生まれ。 メキシコの世界最大の麻薬組織シナロア・カルテルの首領。 コカインとマリファナを世界各地に密輸して巨万の富を得た闇の実業家。 1993年に逮捕後、2001年に脱獄。米当局から「アル・カポネ以来最大の社会の敵」と呼ばれる。 本書はエル・チャポを逮捕した元麻薬取締局(DEA)捜査官が8年に及ぶ捜査の裏側を語った実話である。
  • ミッドナイト・ライブラリー
    3.9
    全英1位!世界43カ国刊行 その図書館には “選ばなかった人生”が待っていた。 BTSメンバーも読んだ 各国でロングセラーの話題の1冊がついに日本解禁! ――あなたには、やりなおしたい過去はありますか? ノーラはその日人生のどん底にいた。飼っていた猫を亡くし、仕事をクビになり、 いくら悲しくても話を聞いてくれる家族も友人もいない。頭をめぐるのは後悔ばかり。 「私がもっといい飼い主だったら」「両親にも亡くなる前にもっと親孝行ができていたら」 「恋人と別れなければよかった」「故郷に戻らなければよかった」 生きている意味などもうないと、ノーラは衝動的に自らの命を絶とうとする。 だが目覚めたとき、目の前には不思議な図書館が佇んでいた――。 英米Amazonで驚異の20万レビュー超え。 『In the SOOP』でRMやV、JINをはじめとするメンバーがこぞって読んだことでも話題の、 今こそ読みたい、優しさに満ちた世界的ベストセラー小説。
  • パフューム
    3.0
    蜜に群がる虫のように、女たちは彼の香水を求めた。その肌に唯一無二の香りを持つ女、エヴァ以外は。 孤独な若妻グレイスのもとに、パリから遺言状が届く。彼女はエヴァ・ドルセーという心当たりのないフランス人女性から、莫大な遺産の相続人に指名されていた。弁護士ティソと共に故人の意図を探るグレイスは、パリ左岸に立つ、廃屋のような香水店に辿り着く。エヴァはある天才調香師のミューズだった。奔放な生き様、痛すぎる愛、そして生まれた幻の香り……それは鼻腔を経てグレイスの記憶をたぐり寄せ、悲愴な過去の秘密を呼び覚ましてしまう。1920~50年代ニューヨーク、パリ、モンテカルロ――狂騒の時代と史実を基にテッサロが描く、デカダンな愛。
  • 羊飼い猫の日記 アイルランドの四季と暮らし
    4.3
    牧羊ネコ、ボデイシャスは空と羊の間をみる。 何をみているのだろうと不思議に思う。 ご主人のスザンナさんがささやく。「妖精がいるのよ」 僕も空と羊の間をみる。 ――岩合光昭(動物写真家) 野良猫だったぼくはある日拾われ、牧羊猫になった―― テレビやSNSでも話題、アイルランドでもっとも有名な猫の365日 「ぼくは牧羊猫のボデイシャス、これはぼくの物語だ」 ある日、羊飼いに拾われてブラックシープ農場で暮らすことになった野良猫のボデイシャス。 やがて立派な“羊飼い猫”になったボデイシャスが、 ご主人の羊飼い、そして動物の仲間たちとの四季折々の日々を綴った猫自伝。 ――小高い丘のてっぺんの牧草地は、心地のいい静寂に包まれている。 トラクターや車の音も、人の声も聞こえない。 毛のふわふわしたぼくの耳を震わせる音は何もない。 もちろん、梢がこすれる音、鳥の歌声、ハイイロリスのやかましいおしゃべり、 カラスの呼び声、彼方で啼くタカ、ノスリのさえずり、牛の呻き声は聞こえる。 そして、ぼくの足下の大地が、氷を解かすあたたかな南風を大きく呼吸する。(本文より)
  • ブックショップ
    3.4
    誰の人生にも、本を――ブッカー賞受賞作家による映画原作本屋のない海辺の小さな町。そこに初めての書店を開くのが、彼女の夢だった。 1959年英国。フローレンスには夢があった。それはこの海辺の町に本屋を開くこと。しかし時代はまだ事業を始めようとする女性に優しくなく、住人や町の権力者からは反対の声が。それでも本への情熱を胸に、フローレンスはついに〈オールド・ハウス書店〉を開店させる――。人と本との、心揺さぶる物語。※ゴヤ賞主要3部門受賞の映画『マイ・ブックショップ』(3月9日全国順次ロードショー)原作※ブッカー賞最終候補作品。
  • 見えざる敵
    4.0
    「ゴシップガール」著者、絶賛!! 全世界同時発売!! NYタイムズベストセラー作家新作!恋と裏切り、欲望と嫉妬が渦巻く、青春ガールズ・ミステリー。 夢をつかむためなら、どこまで許される? あらゆる成功をつかめる街、LA。その街で今をときめく“アイコン”、マディソンがある夜失踪した。容疑者はリッチなクラブに出入りする10代の3人――夢を叶えるためにきわどいゴシップサイトで金を稼ぐライラ、自分を捨てた父親を見返したい、アーティスト志望のトミー、厳格な家庭で育てられた女優志望のお嬢様、アスター。マディソンはこの中の誰かに殺されたのか?
  • ヒート 2
    5.0
    NYタイムズ・ベストセラー第1位 名匠マイケル・マン監督が、MWA受賞作家と放つ話題作! アル・パチーノとデ・ニーロ共演の伝説の映画『ヒート』につながる物語。 リアルなキャラクターと力強いストーリーテリングで、見事に引き込まれる。逃走する犯罪者と追いつめようとする警察官を真に活写した作品のひとつ。 ――ドン・ウィンズロウ 『ヒート2』 は瞬く間に私のお気に入りの犯罪小説になった ――ジェイムズ・パタースン 映画『ヒート』のファン必読 ――USAトゥデイ紙 1988年シカゴ。 クリスは切れ者のニール率いる強盗団の仲間とメキシコの麻薬カルテルの現金貯蔵庫を狙っている。 一方、殺人課の刑事ハナは高級住宅地を襲う残忍な連続強盗殺人を追っていた―― 7年後、LAの銀行強盗事件で男たちの運命が交錯したとき、血で血を洗う悲劇が産声をあげる。 追う者と追われる者、米国、南米、アジアを跨ぐ犯罪組織の抗争を壮大なスケールで描く、伝説の映画『ヒート』続編!
  • 東京クラッシュ 男は星の数ほどいるけれど
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 マッチして、デートして、好きになって、 ダメになって、ふりだしに戻って―― 日本で愛を探したわたしは、誇り高き干物女になった。 パリ出身 アラサー Tinder歴5年 フランス女子のリアル・トーキョー日記 外国で現地のことばを話せるようになる近道は恋人をつくること――。 ワーキングホリデーで東京にやってきたヴァネッサは、マッチングアプリで日本男子との出会いを重ねる。 刹那の恋、未遂の恋、本気の恋、スワイプするたび見えてきたのは、この街独特のデートのお作法や恋愛のルール、結婚観、女子の楽しさ生きづらさで……。 フランスで話題を呼んだエッセイ!
  • 手づくり二十四節気
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ゆるりと楽しむ、暦のうつろい。 手づくりのもので季節をあじわう、 平野流、心豊かな暮らしのアイデアが満載。  日々、気負わずに暦とともに暮らせるといいですね。 本書では、二十四節気ごとに、その季節や節目に合ったものを手づくりするご提案をいたします。身の回りにあるものを使って、ごく簡単にできるものばかり。一時間もかからずに仕上げられるのもポイントです。  自分でつくったものは、出来上がりが多少ヘッポコでも、どこか思いがこもるもの。その日、その季節を過ごしたことが印象に残ります。すべてでなくても、作ってみようかな、と思ったものがあったら、ぜひ挑戦してみていただけたらうれしいです。 ――本文より 「暦生活」の人気連載を加筆し書籍化。描き下ろしのフルカラーイラストと和みの文章で綴る、ほっこり歳時記。
  • トロナお別れ事務所
    3.5
    そこは、人びとの「別れ」を代行する奇妙な会社だった。 厄介な恋人、価値観の合わない家族、やめられない習慣……あなたがお別れしたいものは、何ですか? 文学賞受賞作家が贈る、韓国発の話題作! イ・カウル、30歳。これまでまともな仕事に就けないまま非正規雇用を転々とし、気付けば人生崖っぷちだ。そんなとき、<トロナお別れ事務所>という会社の面接が決まる。意気揚々と面接へ向かったカウルがたどり着いたのは、オシャレな街の路地裏にある古びた雑居ビルだった。アクの強い社長に振り回されながらも、なんとか成果を上げようと、さまざまな別れの依頼に奔走するカウルだったが、ある出来事をきっかけに、心の奥底に閉じ込めていた本来の自分と向き合うことに……。世の中に押し流され、自分を見失ってしまった人へエールを送る話題作。
  • スティーグ・ラーソン最後の事件
    4.0
    もうひとつの「ミレニアム」―― 夭逝の小説家が遺した資料を手掛かりに、未解決の首相暗殺事件の謎がいま、暴かれる! 小説を超える捜査実録。 ミレニアム・シリーズで知られる作家スティーグ・ラーソンは、 その生涯をかけて、ある事件を追い続けていた―― 1986年にスウェーデン全土を震撼させた首相暗殺事件。 だが玉石混淆の情報が交錯し警察の捜査は難航、事件は迷宮入りする。 やがてラーソンは世界的ベストセラー作家になることも知らぬまま急逝。 そのとき彼は暗殺の真相に肉薄していた。 未公開資料を入手した著者が、小説を超える闇を暴く!
  • 怪奇日和
    3.4
    「この現実と地続きの近未来恐怖絵図」【解説】東雅夫(文芸評論家) 新世代モダンホラーの旗手ジョー・ヒル最新作。 記憶を吸い取る“ポラロイドカメラ”を手にした謎の男が現れる『スナップショット』、森林火災が迫る町で起きた不可解な銃撃事件を追う『こめられた銃弾』、スカイダイビング中に不思議な雲に迷い込んだ男の追憶『雲島』、奇妙な雨が降り、あらゆものが命を奪われていく『棘の雨』の4篇収録。デビュー作にしてブラム・ストーカー賞に輝いたモダンホラーの奇才が放つ、怪奇幻想文学 中篇集! 【収録作品】 スナップショット  白石 朗 訳 Snapshot こめられた銃弾  玉木 亨 訳 Loaded 雲島  安野 玲 訳 Aloft 棘の雨  高山真由美 訳 Rain
  • Beyond the Label (ビヨンド・ザ・ラベル) 「こうあるべき」の先にある、自分流リーダーシップと成功の形
    3.0
    世界最高のラグジュアリー・メゾン「シャネル」を率いて3倍成長を達成した元グローバルCEO、初の自著。 業績躍進の裏にあった、シャネル初のCEOの経営手腕と哲学を紐解く! 感情(エモーション)や創造性(クリエイティビティ)がビジネスを前進させる―― フランス最大手企業ロレアル、90~00年代の狂熱のGAPを経て、老舗メゾンのシャネルでレガシーと革新を融合させた社内イノベーションを起こし、急成長を成し遂げた実力派リーダー、モーリーン・シケ。自らの軌跡をたどりつつ、これからの時代――本当の意味での女性参画の時代――における「自分らしい働き方」と「優れたリーダーシップ」の意味を問う。 ――こんなに輝かしい伝説的なブランドのCEOに就任し、社歴も長く経験豊富な経営陣を率いていくのは、どう考えても手強いことだった。どうやってこのチームを未来へと導いていこう? 私はどんなCEOを目指そうか? やはり、創業者であるココ・シャネルに触発された私は、どうしたら既成概念を覆して新しいものを生み出せるか、と考えることにした。(本文より) ■本書のポイント ○キャリア途上にあるビジネスウーマンはもちろん、就職したての希望あふれる女性たち、働き方に悩むワーキングマザーのロールモデルともなる著者が、CEOに登りつめ、現在に至るまでの経験と力強いメッセージを、明快な書き口で著す! ○企業経営者や幹部が「女性の躍進」をサポートするための、本質的で未来志向のマネジメント・スタイルとは? ○クレイトン・クリステンセン、ジム・コリンズ、ジャック・ウェルチ、マイケル・デル、サティア・ナデラら、米国ビジネス界の立役者たちの著書を出版する“Harper Business”より原書刊行。 【目次】 イントロダクション 第1章 息を吹き返す 第2章 新しい目で 第3章 チャンスに身を任せて 第4章 ロード・トレーニング 第5章 得意分野はどこに 第6章 微妙なライン 第7章 頭角を現す 第8章 リーダーへの道 第9章 すべてを手に入れる 第10章 直感は告げる 第11章 相反する要素の組み合わせ 第12章 コルセットを壊す
  • GONE ゴーン Ⅴ 暗闇
    -
    15歳以上が消えた町に “終末の日”が訪れる―― 〈バリア〉の外に待ち受けていたものとは…… ついにすべての謎が明らかに。 巨編シリーズ、クライマックス! 15歳以上の人間が忽然と消えた日から1年が経とうとしていた――町は半透明のバリアで封じられたまま、外の様子はいまだまったくわからない。食料不足や諍いを繰り返しながらも必死に生きるサムたちだが、ある日そのバリアに異変が起きる。黒い染みがじわじわと広がって陽光を遮り、町を完全なる暗闇にのみこもうとしていたのだ。皆が絶望し戦慄するなか、時同じくして、バリアの外でも異変が起きていて……。
  • もう一度、恋させるために
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 著書累計35万部! 「媚びることなく男心に火をつける力」=「メス力」を提唱し、 日本中の愛され迷子を「ど本命婚」へ導いてきた超人気恋愛コラムニストが くすぶった彼の心に再着火する秘密の方程式を徹底解説!! 「どう考えても運命だったのに結婚話が進まない!」 「穏やかだった彼が最近私にイライラしてる…」 「彼が『疲れてる』『忙しい』と会ってくれなくなった!」 「彼の都合だけで二人の予定が決められていく…」 出会った頃はあんなに溺愛されてたのに……最近、扱いが雑。 何よりも貴女を大切にしてくれていた彼がそっけなくなった、変わってしまったと悩んではいませんか? その原因は、ズバリ貴女が「ど本命クラッシャー」を繰り返してしまったから、といえます。 せっかく出会えた最愛の相手との関係をぶち壊してしまう行動=「ど本命クラッシャー」には4つのタイプがあります。 ・彼を自分の理想通りに動いてくれないので、口を出したり指図してしまう(支配系クラッシャー)  ・彼が尽くしてくれることを「あたりまえ」だと思ってしまっている(甘ったれ系クラッシャー) ・彼に嫌われなくないあまり、無理して相手に合わせてしまっている(オドオド系クラッシャー) ・自分ファースト過ぎて彼を束縛したり、彼に負けず嫌いを発動してしまう(感情暴走系クラッシャー) このようなことに思い当たったら要注意! 本書では、タイプ別「ど本命クラッシャー」“あるある”と男性心理をおさえた“対処法”、 そして、ど本命復活に必要な“5つのメス力(謝罪・感謝・尊敬・自立・凛とする)”を 3つのステップにそってお伝えしていきます。 さあ、壊れかけの彼との関係を貴女の手で修復するため、ここから一歩踏み出しましょう!
  • 黒猫ノロと世界を旅した20年
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 小っちゃな野良猫と、猫ぎらいの男―― 僕らの奇跡みたいな旅は、出会ったあの日に始まった。 世界37カ国を旅したノロと僕の、 20年のすべてが詰まった オールカラーフォトエッセイ ある日、東京のとある町の片隅で、カラスに狙われていたところを保護された小さな黒猫。なんの因果か、よりによって猫ぎらいだった著者のもとにやってきたその「黒いの」は、ノロと名づけられて一緒に暮らすことに――。 やがて世界37カ国を一緒に旅することになるノロと著者の、出会ってからの20年のすべてを綴ったノンフィクション。190点以上の写真をオールカラーでお届け。 ************** ■CONTENTS はじめに 第1章 黒いのがやってきた 第2章 ノロと旅(入門編/冒険編/ノロ・ファースト編) 第3章 ノロと山暮らし 第4章 最後の22日間 おわりに **************  ひょんなことからうちにやってきた黒猫〈ノロ〉と僕のことを書こうと思う。ノロは猫のくせに車や飛行機に乗って旅ができる、ちょっと変わった猫だ。  僕はこのノロと、20年間、文字通りずっと一緒だった。家や自分の店で仕事をしてきたので、朝起きてから夜寝るまで、趣味の旅行で海外へ出かける時も、八ヶ岳へ移住した時も、僕の傍らにはいつもこの〝黒いの〟がいた。  昔から「猫は家につく」と言われるが、ノロは僕との暮らしの中で「おうちの人がいるところがボクの家」という、独特の生活感覚を身につけていった。どこに行っても、どこで暮らしても、ノロはいつだってノロでいられるのだ。  そんなノロと世界中を旅して、それをシェアするのを面白がってもらって、さらにはそれが自分にしかできない仕事にもなった。  ノロと出会って旅をして、僕は今、想像もしなかったような未来を生きている。   この話は、そんな僕とノロの、20年にわたる夢のような日々の記録である。                                  ――本文「はじめに」より ************** ■ノロと旅した37カ国 スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、エストニア、ラトビア、リトアニア イギリス、フランス、モナコ、ベルギー、オランダ、ルクセンブルク、リヒテンシュタイン ドイツ、スイス、オーストリア、イタリア、サンマリノ、バチカン、スペイン、ポルトガル スロヴェニア、クロアチア、ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー、ブルガリア ルーマニア、チュニジア、モロッコ、エジプト、シリア、ヨルダン、トルコ、ロシア(全37カ国)
  • 暗闇のサラ
    3.7
    暴行された女性の最期の言葉が、15年前に封印した悪夢を呼び覚ます―― 〈ウィル・トレント〉シリーズ最高峰! Disney+(ディズニープラス)でドラマ配信中! 〈ウィル・トレント〉シリーズ最新刊。 19歳の医学生がERに搬送され亡くなった。当直医サラは、生々しい暴行の跡が残る彼女から最期の言葉を託される。あいつを止めて、と。やがて起訴された男子学生の母親は、偶然にも研修医時代のサラの同僚で、裁判後の動揺の中で妙なことを口走った。今回の件は15年前のサラの事件につながっていると。サラの恋人で捜査官のウィルが捜査を開始するなか、再び大学生が失踪し――。シリーズ最高峰! ■カリン・スローターの好評既刊 〈ウィル・トレント〉シリーズ 『ハンティング 上・下』 『サイレント 上・下』 『血のペナルティ』 『罪人のカルマ』 『ブラック&ホワイト』 『贖いのリミット』 『破滅のループ』 『スクリーム』 『暗闇のサラ』 〈グラント郡〉シリーズ 『開かれた瞳孔』 『ざわめく傷痕』 『凍てついた痣』 ノンシリーズ作品 『彼女のかけら 上・下』 『忘れられた少女 上・下』←『彼女のかけら』関連作 『偽りの眼 上・下』 『グッド・ドーター 上・下』 『プリティ・ガールズ 上・下』
  • ローズ・コード
    4.7
    政府暗号学校に潜む裏切り者は誰なのか――。 第二次大戦下の英国で暗号解読に挑む女たちがいた。 本の雑誌が選ぶ2019年度文庫ベストテン第1位(本の雑誌増刊『おすすめ文庫王国2020』) 『戦場のアリス』著者が放つ最新作! 全米ベストセラー! 第二次世界大戦下、社交界の令嬢オスラは国に召喚され、ブレッチリー・パークに辿り着く。 そこには秘密裏にドイツの暗号解読に挑む政府暗号学校があった。 オスラは下町育ちのマブ、パズルの名手ベスと知り合い友情を育むが、ある事件から3人に悲劇が訪れ―― 7年後、オスラは差出人不明の暗号文を受け取る。 それはかつて自分を裏切った友人が助けを求める手紙で……。 陰謀渦巻く歴史ミステリー! 【好評発売中既刊】 『亡国のハントレス』 『戦場のアリス』
  • ミステリーしか読みません
    NEW
    -
    観客の前で、出演者が殺された。 ミステリー劇が本物の殺人事件に―― 犯人は舞台と客席、どちらかにいる? 元“空手チョップ探偵”が謎に迫る! 空手チョップが得意技の探偵役で15年前に一世を風靡した女優ミランダ。今は仕事もなく、遂にエージェントにクビを言い渡されてしまう。再起にはあのドラマの続編しかない─ミランダは脚本担当だった別居中の夫を説得するため、彼が暮らす町の劇団公演に参加することに。癖だらけの団員たちと殺人劇の稽古に励むが、出演者の一人が舞台上で小道具のシャンパンを飲んだ直後に死んでしまい……。
  • 狙撃手ミラの告白
    3.8
    家族のため、祖国のため。少女は敵を撃つ―― 第二次大戦下、309人の敵を仕留めたソ連の伝説のスナイパー。 実話に基づく歴史ミステリー! 1941年。狙撃学校を優秀な成績で修了した大学院生のミラ・パヴリチェンコは、ドイツのソ連侵攻を受けて軍隊に志願した。劣勢の前線に送られ、日々仲間を失う苛烈な状況のなか、ライフルを手にひたすら己の任務を遂行する。やがて凄腕の狙撃手として知られるようになったミラは、戦局の鍵を握るアメリカへ渡り支援を仰ぐ派遣団に抜擢されるが、そこには合衆国大統領の暗殺計画が待ち受けていた――。
  • 謀略のカンバス
    -
    シリーズ連続全米初登場1位! 伝説のスパイ×美術ミステリー。 世界的巨匠の名画に浮上した衝撃の真実―― 背後に潜む組織と、顔のない贋作師の正体とは!? イスラエル諜報機関長官を引退したガブリエルはヴェネツィアに居を構え、美術修復師として静かな生活を送ろうとしていた。 そんな矢先、画廊経営者の友人からある事件を調べてほしいと依頼される。 先日取引されたファン・ダイクの名画に懸念があると知らせてきた女性が、事故死したというのだ。 やがて正体不明の超一流の贋作師と背後に蠢く組織の存在が浮上し――。 伝説のスパイ×美術ミステリー!
  • GONE ゴーン Ⅵ 夜明け
    -
    世界累計400万部突破シリーズ、 ここに完結! 奇妙な〈バリア〉のなかに閉じこめられた少年少女。 壮絶サバイバルの果てに、彼らを待つ運命は―― 町を覆っていたバリアに異変が起き、ついに外の様子が明らかになった――マスコミや野次馬が押し寄せるなか、子供たちはバリア越しに家族と涙の再会を果たす。その様子を見たサムは、バリアが解けて“フェイズ”が終わる日も近いと予感するが、生き残った仲間と一緒にここを出るためには、終わらせなければいけない戦いがあり……。少年少女を待ち受ける未来とは? 世界累計400万部突破シリーズ、完結編!
  • 陽炎の市
    4.5
    逃避行の果て、男たちの手はふたたび血に塗れる―― 犯罪小説の名手が放つ、ギャング・ノワールの極致。 「ウィンズロウ作品の歴代ベスト級」――スティーヴン・キング 犯罪小説の名手が放つ、ギャング・ノワール3部作、第2弾! 1988年12月。 アメリカ東海岸を血に染めた抗争に敗れ、多くの仲間を失ったダニー・ライアンは、わずかな味方とともに西へと逃亡する。 禍根を残すイタリア系マフィアとFBIの執拗な追跡に次第に追いつめられるなか、当局から自由と引き換えに危険な仕事を持ちかけられたダニーは賭けに出るが――。 メキシコ麻薬カルテル、ハリウッドの裏側も巻き込む男たちの争い。 全米ベストセラー3部作、第2弾! 【解説】SYO(映画ライター)
  • 業火の市
    4.4
    かけがえのないものを奪われたとき、 男たちは血で染まる道を歩み始める―― 鬼才ウィンズロウが放つ 新3部作の幕開け! 「『ゴッドファーザー』以来、最強のギャング小説」 ――CWA受賞作家スティーヴ・キャヴァナー ギャング小説の新たな金字塔。 絶賛の声、続々! 「“新米マフィアのドン”。ダニー・ライアンを待ちうけるのは光か闇か? ベテラン作家のドン・ウィンズロウを待ち受けるのは、称賛と喝采だ!! 傑作だ!!」 井上 順(俳優) 「巨匠の新作の誕生に立ち会えるだけでも、この不安と混迷の時代を生き延びる価値はある」小島秀夫(ゲームクリエイター) 「過熱する抗争劇と肉厚の人間ドラマに終始圧倒」宇田川拓也(書店員) 1986年アメリカ東海岸。 ダニーは通称ドッグタウンを仕切るアイルランド系マフィア・ファミリーの片隅に身を置いているが、昔からの仲間と平穏に暮らしている。 ところがある日、長らく共存共栄してきたイタリア系マフィア・ファミリーとの間に小さな諍いが起き、歯車が狂い始める。 やがて報復は一線を越え、ダニーは否応なく復讐と裏切りに血塗れた抗争に引きずり込まれていき――。 壮大な叙事詩の幕開け!
  • 報復のカルテット
    -
    全米初登場1位!! ロンドンで反体制派のロシア人富豪が暗殺された。 彼が追っていたのは、ある新興財閥(オリガルヒ)と欧州で蠢く巨額のロシアマネー ――クレムリンの「皇帝」 に繋がる、恐るべき機密事項だった! スパイ小説の巨匠が放つリアルタイム・フィクション! 英国でロシア人富豪が暗殺された。使われたのは神経剤。 旧友がクレムリンに繋がる機密を追っていたと知ったイスラエル諜報機関の長官 ガブリエルは、MI6と弔いの作戦を始動させる。 狙いは西側の体制を挫く目的で張り巡らされた巨額のロシアマネー。 ガブリエルはスイス在住の新興財閥(オリガルヒ)を標的に、 チェロの名手にして世界一ダーティな銀行に勤める1人の女性を通じ、 大胆不敵な罠を仕掛けるが─
  • 姉妹殺し
    4.0
    全仏ベストセラー1位! 人気ミステリー作家の小説になぞらえて 惨殺された美しき少女たち。 25年後、同様の手口の殺人事件が発生し―― 新米刑事セルヴァズ、最初の事件簿。 世界22カ国で刊行。 累計400万部突破の絶賛シリーズ最新刊! 1993年、トゥールーズの森で大学生の姉妹が殺された。 駆け出しの刑事セルヴァズが目にしたのは、白いドレス姿で木につながれた異様な遺体。 姉のほうは美しい顔を潰されていた。 容疑者に浮上したのは人気ミステリー作家。 犯行手口が彼の小説と酷似しており、姉妹との関係も判明するが、 事件は意外な幕引きを迎える。 だが25年後、今度は作家の妻が白いドレス姿で作中の手口で殺されて……。
  • デンマークに死す
    3.0
    美しい女は、決まって災いを連れてくる。 コペンハーゲンの私立探偵ゲーブリエル・プレスト。 新たな依頼は、移民による右派政治家殺しの冤罪疑惑を探ること――。 “『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』のファンなら、 このユニークな作品をきっと気にいるはずだ“ ――BuzzFeed(2023年の最注目スリラー20選出) コペンハーゲンの私立探偵ゲーブリエル・プレストは、 元恋人の弁護士レイラから冤罪疑惑の調査を依頼される。 右派で知られる法務長官メルゴーの殺害事件で、 犯人のイラク系移民は息子を強制送還され、 ISに処刑されていた。 動機と証拠から有罪判決は決定的に思えたが、 調べを進めるうちメルゴーがナチスに関するある本を 極秘出版しようとしていた事が判明、 関係者の惨たらしい死体が見つかり――。
  • 弔いのダマスカス
    -
    内戦下のシリアで、化学兵器を探っていたCIA局員が消えた。 真相を追うべく放たれたのは若き工作員と、美しき”反逆者”―― 元CIA分析官が描く冒険小説の新機軸! 「過去最高のスパイ小説」――元CIA長官デイヴィッド・ペトレイアス シリアの首都ダマスカスで、CIA局員が拘束された。 ラングレーの工作担当官サムは新たな作戦を始動すべく、 パリに出張中のシリア官邸職員マリアムに接触する。 大統領顧問の参事官で数か国語を操るエリートでありながら、 彼女には米国に協力する”理由”があった。 やがてマリアムから化学兵器攻撃に関する情報が届くが、 ダマスカスでは諜報機関が新顔の大使館職員サムの存在をマークし始め――
  • テロリストとは呼ばせない
    4.2
    CWA賞イアン・フレミング・スチール・ダガー賞候補作! 元麻薬の売人にして、元MI5のスパイ、今はお役所勤めのジェイ。 テロ組織により、彼の暗殺命令が下された―― 麻薬の売人時代にMI5に引き込まれ、イスラム過激派に潜入するはめになったパキスタン系の青年ジェイ。 事件解決後にMI5を去り役所勤めを始めた彼は、生まれて初めてまともな生活を送っていた。 そんなとき、人種差別主義者に暴行されたムスリムの少女が自殺。 復讐を誓う恋人の少年を“テロリスト”にさせまいと、ジェイは奔走する。 一方、ジェイの正体を知ったテロ組織は彼の暗殺を命じ――。
  • 「楽しい」から強くなれる プロサッカー選手になるために僕が大切にしてきたこと
    3.0
    ドイツ・ブンデスリーガのデュエル王に輝いた遠藤航が明かす、当たり負けしない思考。 好きな気持ちは力になる。 「日本人選手はフィジカルが弱い」という評価を覆し、ドイツ・ブンデスリーガで日本人初の「デュエル勝利数1位」を獲得。東京五輪にオーバーエイジ枠で出場し、名門シュトゥットガルトの不動のボランチとして今シーズンから新キャプテンに就任した遠藤航。 いま最も注目されているサッカー日本代表選手のひとりは、これまでどのような道のりを歩み、どんな努力を重ねてきたのか? 初の書き下ろし著書では、彼を支えてきた自然体の思考法と、これまでの知られざる歩みが明かされている。 “当たり負けしない”体に備わった、“当たり負けしない”考え方とは――。 サッカー日本代表の新たな中盤の“要”による、どんなときもぶれない、泰然自若な思考を初公開! - 「好き」を見つける - 人と比べない - 大切なことは自分で判断する - 目標を持ち続ける - 目標をブレイクダウンする - 自分の現在地を知る - より厳しい環境を求める - 失うものは何もないと知る - こだわりを持ちすぎない - 背中で引っ張る 【本文より】  この本には、僕がプロサッカー選手になるために大切にしてきたことや、実行してきたさまざまなステップがつまっている。  どれも特別なことじゃないかもしれないけど、夢や目標を叶えるための何かのヒントになってくれたらいいなと思う。  そしてあのころの僕のように、サッカーが大好きで、楽しくて、ずっと続けたいと思っている子どもたちが読んだとき、あいつにできるんだから自分だって、と思ってもらえると嬉しいです。 (本書「はじめに」より) 【コメント紹介】 「“自然体”が強さにつながることを体現している」 ――曺 貴裁(チョウ キジェ)(京都サンガF.C.監督) 「日本代表として一緒に戦ってみたかった」 ――中澤佑二(元横浜F・マリノス、元サッカー日本代表DF) 「選手としてのひたむきさと、人としての優しさがある」 ――遠藤 貴(株式会社ユニバーサルスポーツジャパン 代表取締役/代理人) 【目次】 はじめに 1st Step:「楽しい」ことを見つける 「好き」を見つける/人と比べない/大切なことは自分で判断する/腰を据えて取り組む/物怖じせずにやってみる/知識を深める/難しさはやりがいになる/目標を持ち続ける/あきらめない 2nd Step:より高いレベルに身を置く いつもどおりの自分で/刺激を楽しむ/目標をブレイクダウンする/自分の現在地を知る/やるべきことをやる 3rd Step:どうすればもっと強くなれるか考える 覚悟を決める/常に上を目指す/力の抜きどころを知る/負けの重みを知る/厳しさに感謝する/アグレッシブにいく/怪我を受け入れる/直感を信じる/より厳しい環境を求める/勝ち方を学ぶ/引き出しを増やす/海外を肌で感じる/信じる道を進む 4th Step:自分の道を決める 新しい可能性に挑戦する/壁の高さを実感する/前へ向き直る/適度に緊張する/悔しい気持ちを大切にする/リスペクトするけど恐れない/手応えをつかむ/危機感を持つ/試合ができることに感謝する/質を上げる/選ばれる重みを知る 5th Step:未知の世界に飛び込む 信頼できる代理人を見つける/自分の市場価値を客観的に判断する/ピッチ外での経験を積む/郷に入れば郷に従う/結果を出す/アドバンテージをいかす/オンとオフを切り替える/適当さも大事にする/フィジカルを鍛える/一歩でもステップアップする 6th Step:“遅すぎる”挑戦はない いちばん下の序列から挑む/チャンスはやってくると信じる/失うものは何もないと知る/こだわりを持ちすぎない/チームの目標を達成する/現状に満足しない/理想の姿をイメージする/背中で引っ張る/自然体でいる/成長を続ける/年齢は関係ない おわりに:サッカーよりも大切なこと 家族の存在/サッカーが普通にある生活/突然のロックダウン/ピッチ内外で自分らしく あとがき 特別寄稿:移籍の舞台裏(株式会社ユニバーサルスポーツジャパン 代表取締役 遠藤 貴)
  • 怪奇疾走
    3.0
    モダンホラーの名手が案内する、悪夢のドライブ旅行。 Netflix映画原作のスティーヴン・キング共作を含む傑作13篇! 著者自身による作品ノート付き。 顔の見えないトラック運転手に執拗につけ狙われる父と子――『激突!』の親子版「スロットル」、草むらに足を踏み入れた双子を恐怖が襲う「イン・ザ・トール・グラス」。 S・キングとの共作2篇をはじめ、死者が訪れる不思議な移動図書館「遅れた返却者」、お伽噺のような扉の先が血塗れの狩場に変わる「フォーン」、イタリアの港町を舞台に描く実験的作品「階段の悪魔」他、怪奇と奇想に満ちたアクセル全開の短篇集! ■収録作品一覧 「スロットル」(スティーヴン・キング共作)白石 朗 訳 「闇のメリーゴーラウンド」白石 朗 訳 「ウルヴァートン駅」玉木 亨 訳 「シャンプレーン湖の銀色の水辺で」高山真由美 訳 「フォーン」安野 玲 訳 「遅れた返却者」高山真由美 訳 「きみだけに尽くす」安野 玲 訳 「親指の指紋」玉木 亨 訳 「階段の悪魔」安野 玲 訳 「死者のサーカスよりツイッターにて実況中継」高山真由美 訳 「菊(マム)」玉木 亨 訳 「イン・ザ・トール・グラス」(スティーヴン・キング共作)白石 朗 訳 「解放」白石 朗 訳
  • 教皇のスパイ
    4.0
    シリーズ連続全米初登場1位! ローマ教皇の逝去とともに消えた禁断の書。 そこには歴史を覆す驚愕の真実が……。 ヴァチカンの闇を暴く、世紀の問題作! ローマ教皇が心臓発作により逝去した。 数日後、イスラエル諜報機関長官ガブリエルは教皇の個人秘書に極秘裏に呼びだされる。 当日の警備担当者が失踪し、教皇が旧友ガブリエルに宛てた手紙が持ち去られたというのだ。教皇暗殺を疑い、わずかな手がかりを追うが、その先には新教皇選挙に不穏な影を落とす秘密組織と、歴史を覆す禁断の書の存在が――。 ヴァチカンに史上最大の危機が迫る!
  • 過去からの密使
    4.0
    シリーズ連続全米第1位! サウジアラビア次期国王の娘が、フランスで誘拐された。 救出を依頼されたのは、イスラエル諜報機関のある男── 希世のスパイ小説! サウジアラビア皇太子の一人娘がフランスで誘拐された。総領事館で起きたジャーナリスト殺害事件の首謀者と噂される皇太子の敵は多く、犯人側の要求は、皇太子が10日以内に退位し王位継承権を放棄することだった。刻々と時が迫るなか、極秘裏に王女奪還を依頼された〈オフィス〉の長官ガブリエルは捜索に着手するが――。幾重にも仕組まれた罠、事件を陰で操る大国の恐るべき野望とは?
  • ゴビ 僕と125キロを走った、奇跡の犬
    3.5
    灼熱の砂漠を走る、過酷な耐久レース―― 君は僕を見つけ、僕を選んだ。 BBCニュースなど全世界が注目! 心に傷を抱えたランナーと、なぜか彼になついてしまった犬との、感動ノンフィクション。 2016 年初夏。7日間かけて250kmを走るゴビ砂漠マラソンに挑戦するためスコットランドからやってきたディオンは、レース2 日目、スタート地点に紛れこんだ小さな迷い犬が自分をじっと見上げているのに気づいた。犬はなぜか彼のそばを離れず、レースが始まると一緒に走り出す。この出会いが、ディオンの人生を大きく変えていくことに――。各国でベストセラー! 人間と犬との、奇跡の実話。
  • アリスはどこへ行った?
    4.0
    ブロードウェイミュージカル原作『ウィキッド』の著者が贈る、もうひとつの『不思議の国のアリス』。私たちがよく知るあの物語の裏では、いったい何が起きていたのか?生きることとは。大切な人を失うこととは。想像力とは。著者が物語に込めたのは、とても奇妙で、でも大切なメッセージ。 ある夏の日、アリスが消えた。どこへ行ったのかと、後を追いかける友人。妹がいなくなっても、無関心な姉。妻を亡くした悲しみから立ち直れず、娘がいなくなったことさえ知らない父親。1860年代オックスフォードを舞台に、それぞれにとっての長い長い一日が、いま幕を開ける――。
  • ソレルとおどろきの種
    4.3
    頭の上に「自分だけの花」が咲く!? その種は、灰色の町に奇跡を起こす―― 人が自然と向き合うことの大切さを教えてくれる、ネイチャー・ファンタジー! 英ガーディアン紙が選ぶ 2019年度 年間ベストブック! 「ファンタジーとリアリティが、みごとにからみあったデビュー作!」――ガーディアン紙 「フレッシュで、楽しくて……すばらしい物語が咲いた!」タイムズ紙 「おどろきとふしぎに満ちた、なんともユニークな1冊」ブックセラー誌 --- ある日ソレルは、裏庭の枯れかけたヤナギの木の下に、種の入った古びた封筒を見つける。 頭のなかに聞こえてきたのはふしぎな声―― 「その種をまけば、必要なものが手に入る」 もしかしてこれは……魔法の種!? わたしの願いは……学校の優等生コンテストで1位になること! はたしてその種がかなえたこととは―― --- 対象年齢:小学校高学年~ 小学校5年生以上で習う漢字にルビつき
  • 炒飯狙撃手
    4.0
    炒飯(チャーハン)の名手にして一流のスナイパーと、定年退職12日前の刑事。 暗殺事件の裏に隠された陰謀とは――。 世界中で話題沸騰、台湾発の謀略スリラー! イタリアの小さな炒飯店で腕を振るう台湾の潜伏工作員、小艾はある日命令を受け、ローマで標的の東洋人を射殺する。だが根城に戻ったところを何者かに襲撃され、命を狙われる身に。一方、定年退職を12日後に控えた刑事老伍は、台湾で発生した海軍士官と陸軍士官の連続不審死を追っていた。やがて遺体に彫られた“家”という刺青が二つの事件をつなげ――。背後に蠢く巨大な陰謀とは!?
  • 世界のねこことわざ
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世界中から集めた「猫」が出てくることわざを ねこ写真とともに解説! ■猫が4匹いる(イタリア) ■玄関の猫(スリランカ) ■猫のように足から落ちる(スペイン) ■袋から猫を出す(アメリカ) ■角の生えた猫を待つ(インドネシア) ■猫も茶を飲む(日本) などなど、猫まんさい! はるか昔から、人とともに生きてきた猫。 古今東西「ねこことわざ」の数だけ、 「人と猫のドラマ」がある! ++++++++++++++++++++++++++    猫は、人類の歴史とともに、あらゆる時代・地域で人と一緒に生きてきました。もともと中東の砂漠地帯に生きていたリビアヤマネコが、人と生活をともにするようになって「イエネコ」になったと言われています。そうして猫の、愛らしさ、有能さ、奥深い魅力が、世界中に広まっていったのです。  まさに「古今東西、人とともに"猫"あり」です。たとえばエジプトのピラミッドの時代には、もう猫は人間に飼われていたようです。そして今では世界中のあらゆる地域で、猫と人が生活をともにしているのはご存じのとおり。(中略)  こんなふうに、世界中ありとあらゆる場所と時代に「猫」は登場します。そして、人々に愛され、その中でたくさんの、猫にまつわることわざや慣用句、言い回しが誕生しました。本書はそんな、世界各地から集めた「ねこことわざ」を紹介したものです。 「ねこことわざ」の世界へようこそ! (本文「はじめに」より抜粋)
  • 親父と猫 定年後に待っていた猫ライフ
    4.4
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 SNSや各メディアで話題! 70歳、定年退職。 そんな親父が子猫を拾ってきた。 仕事人間だった親父の人生を変えたのは、1匹の子猫―― ふたりの出会いからをつづったフォトエッセイ。 仕事一筋で無骨な親父さんが救った小さな命。 黒猫るるはかけがえのない幸福を運んでくれました。 人生を豊かに生きる家族の微笑ましい日常が綴られております。 ――藤 あや子(歌手) るるちゃんのクリクリお目々に映る 優しく 切なく 愛しく 温かな 家族のハーモニー。 ご家族の営みに癒しほぐされている一人です。 ――朴ろ美(声優/女優) ***************** この春、父が定年退職を迎える―― 仕事一筋でこれといった趣味もなかった父が 定年後どうなってしまうのか、ひそかに心配していた僕。 だが定年を目前にしたある日、父は1匹の子猫と出会う。 その子猫との出会いが、父の人生を大きく変えることに……。 想像もしていなかった、笑顔あふれる父親のセカンドライフを 息子である著者がつづったフォトエッセイ。 “親父”と“るる”――ふたりの出会いから現在に至るまでの ゆるやかで優しい日々を、写真とともに。 ***************** 親父とるるの出会い方自体は、 一般的にそこまで珍しいものじゃないかもしれない。 ただ、定年間際にるると出会ったことは、 親父にとって奇跡のような出来事だったんじゃないかと思う。(本文より) ■目次 はじめに 親父とるるの出会い 親父、母の猛反対に遭う 子猫、病院へ行く 子猫に名前がついた! 親父に懐くるる ついにその日がやってきた ~親父の定年の日~ るると始まった猫ライフ るるはおてんば真っ盛り! 妹とるる るるが親父を看病!? オリンピックはるると一緒に るるに負ける親父 るる、握手を覚える!? 親父、若返る 母の用意したハロウィン るるの初めてのクリスマス お正月、家族が集まった! 誕生日もひな祭りも盛大に! 最近の親父とるる おわりに
  • つなげる力 最高のチームに大切な13のこと
    5.0
    「彼がいなければ生まれなかったトライがある」 ――田中史朗(日本代表/キヤノンイーグルス) ラグビー日本代表、不動の13番が学んだチームワークの極意。 2019年ワールドカップ、 悲願の決勝トーナメント進出を果たしたラグビー日本代表。 全試合にフル出場したラファエレ ティモシー選手は、 抜群の判断力とテクニックで芸術的なパスを放ち、 いくつものトライを生み出した。 サモア生まれのごく普通の少年はいかにして、 日本代表の座を掴み、勝利に貢献したのか――。 ラファエレ選手のこれまでの軌跡を辿り、 チームワークの秘訣を紹介する一冊。 応援の声、続々! 「どんなときも言い訳をせず、持てる力を発揮する」 ――リーチ マイケル(日本代表/東芝ブレイブルーパス) 「やる時はやる男」 ――松島幸太朗(日本代表/サントリーサンゴリアス) 「いつも全力。選手としても人としても唯一無二。#yeaboii」 ――中島イシレリ(日本代表/神戸製鋼コベルコスティーラーズ) 「僕のトライはほぼ彼の、スキルと閃きから生まれたもの」 ――福岡堅樹(日本代表/パナソニック ワイルドナイツ) 心を落ち着かせ、チームで成果を出す秘訣 ・  自分の役割を果たす ・  敬意を払う ・  違いを受け入れる ・  自分のスタイルを持つ ・  やってきたことを信じる ・  ビジョンを共有する 【著者紹介】 ラファエレ ティモシー Timothy Lafaele 1991年8月19日、サモア生まれ。4歳のときにニュージーランドに渡り、6歳からラグビーを始める。ラグビーの強豪校デラセラカレッジ卒業後、2010年に山梨学院大学入学。卒業後、2014年にコカ・コーラレッドスパークスに加入。2016年に日本代表初キャップ、2017年に日本国籍を取得。2019年に神戸製鋼コベルコスティーラーズへ移籍し、ワールドカップ日本大会では全試合にフル出場を果たす。 【目次】 はじめに  1. 自分の役割を果たす  ひとりひとりに役割がある/自分には何ができるのか/チームを支える 2. 初心を忘れない  原点を大切にする/ただ楽しむ/一歩ずつ進む 3. 敬意を払う  Be Happy/大切な3つの教え/心を落ち着かせる 4. 違いを受け入れる  グローカル/変化を恐れない/新しい環境を受け入れる/積み重ねる 5. 目標をノートに書く  いいところを学ぶ/目標を書くということ/初めての日本代表入り 6. 自分のスタイルを持つ  自分のスタイルを見つける/仲間の強みを見つける/プロフェッショナルであること 7. リーダーシップを示す  話すのが苦手でもいい/率先して動く/プランを作る/尊敬するリーダー像 8. ハードワークを続ける  練習に正直に/厳しい選別/息抜きをする/細部にこだわる/仲間のハードワークを知る 9. うまくいかないときを受け入れる  いちばんつらいとき/いいときもあれば悪いときもある/失敗を糧にする 10. プレッシャーと向き合う  騒音をシャットアウトする/予想外のことは起きるもの/緊張するのは当たり前 11. やってきたことを信じる  振り返る/Hard Work Pays Off/練習どおりに 12. 柔軟に対応する  気持ちを切り替える/ひとつの試合として/臨機応変にかまえる 13. ビジョンを共有する  自分たちの準備に集中する/ひとつにつながる/仲間を信頼する おわりに 謝辞 Q&A
  • プロヴァンス邸の殺人
    3.0
    伯爵邸をめぐる殺人―― 犯人は招待客の中に? 令嬢が祖父から受け継いだのは 莫大な財産と“探偵業” トラベル令嬢ミステリー。 1930年。スイスで教師をするアタランテのもとに疎遠だった祖父の訃報 が届く。祖父は莫大な財産を孫娘に遺す代わりに、自分の“探偵業”を 継ぐようにと遺言を遺していた。かくして祖父のパリの屋敷に移り住んだ アタランテの前にさっそく依頼人が─名声ある伯爵との結婚を控えた その令嬢は誰かに脅迫されているらしく、披露宴が催される南仏の伯爵 邸へともに向かうことに。だが地所内で一人の男の死体が発見され……。
  • 頬に哀しみを刻め
    4.0
    『このミステリーがすごい! 2024年版』(宝島社)海外編第1位! 「ミステリが読みたい! 2024年版」(早川書房)海外篇第3位! アンソニー賞、マカヴィティ賞、バリー賞3冠! MWA賞長篇賞最終候補作! 黒人の父親、白人の父親、惨殺された息子たち―― 血の弔いが幕を開ける。 「懺悔と贖罪に彩られた哀しき父親たちの挽歌」 宇田川拓也 ときわ書房本店 (本書解説より) デニス・ルヘインの『ミスティック・リバー』を訳したときと同じくらい、感情を揺さぶられた。 ――加賀山卓朗(翻訳家) 読者の鈍った心身を痛めつけ、頭蓋と魂を揺さぶる! S・A・コスビーの才能は、もはや疑いようがない! ――小島秀夫(ゲームクリエイター) 僕らの生きるこの世の悲痛を描く、コスビーは詩人である。 ――霜月 蒼(ミステリー評論家) 疾走する文章によって読む者の心をたまらなく震わせる物語である。 ――杉江松恋(書評家) 現代クライムサスペンスの最前線をゆく傑作だ。 ――吉野 仁(ミステリー評論家) 殺人罪で服役した黒人のアイク。出所後庭師として地道に働き、小さな会社を経営する彼は、ある日警察から息子が殺害されたと告げられる。白人の夫とともに顔を撃ち抜かれたのだ。一向に捜査が進まぬなか、息子たちの墓が差別主義者によって破壊され、アイクは息子の夫の父親で酒浸りのバディ・リーと犯人捜しに乗り出す。息子を拒絶してきた父親2人が真相に近づくにつれ、血と暴力が増してゆき――。解説:宇田川拓也
  • 邪悪催眠師
    3.2
    ネット上で予告された、奇妙な連続怪死事件。 生死を操る“催眠師”の正体とは――。 本国でシリーズ累計120万部を突破した『死亡通知書 暗黒者』の前日譚。 中国発、警察小説! 龍州市で怪事件が発生した。 ある男はゾンビのように人の顔を食いちぎり、またある男はハトのようにビルから飛び立ち死亡。 まもなく“生死を操れる”という催眠師による犯行予告がネット上で発見され、数日後に開かれる催眠師大会への参加が判明する。 刑事の羅飛は、大会主催者で催眠療法の第一人者といわれる凌明鼎に協力を仰ぎ、捜査を進めるが、その先には恐るべき陥穽が待ち受けていた――。
  • 犠牲者の犠牲者
    3.6
    被害者全員、犯罪者。 ストックホルム近郊で発生した凄惨な連続殺人事件。 真の目的を知ったとき、あなたはきっと驚愕する―― スウェーデンNo.1ベストセラー! 国内ベストセラーリスト、6週連続トップ10入り! ヨーロッパで話題沸騰! 「刑事マルティン・ベックシリーズとミレニアムシリーズに根ざした強烈なデビュー作」De Telegraaf(オランダ) 「完全に予想外。手に汗握るスリラー」Aftonbladet(スウェーデン) 「誰が被害者で誰が加害者なのかを問いかける 残酷な物語」Nordjylland(デンマーク) ストックホルム郊外で磔にされた男の全裸体が見つかった。 残虐な拷問を受けた被害者は名うての凶悪犯罪者で、局部を切り取られたうえ、“生かされて”いた――。 過去のレイプ被害者の家族による報復か、犯罪組織の抗争か?  捜査を指揮する警部カールと匿名情報を得た記者アレクサンドラ、それぞれが事件に迫るなか、異なる手口で拷問された惨殺体が発見され……。 戦慄の北欧ミステリー!
  • 獣たちの葬列
    4.0
    CWA賞受賞作家が放つ全英No.1ベストセラー! 衝撃のクライム・サスペンス。 腹部を切り裂き、人形を埋める猟奇殺人鬼“インサイド・マン”。 8年ぶりの凶行を掟破りの元刑事が追う―― 全英No.1 ベストセラー作家 スチュアート・マクブライドへの賛辞 「類い希な才能」タイムズ紙 「巧みな語り口、強烈なキャラクター。そのすべてにそそられ、夢中になる」ガーディアン紙 「必読。最高のストーリーテリング」サン紙 「心をつかんで離さない。圧巻のスリラー」サンデー・ミラー紙 スコットランド東部で、切り裂かれた腹に人形を埋められた遺体が見つかった。 猟奇殺人鬼“インサイド・マン”が、8年ぶりに凶行を再開したのだ。 犯人検挙のため協力を要請されたのは、殺人罪で服役中の元刑事アッシュ。 かつて犯人を逮捕目前まで追いつめたアッシュは、仮釈放を条件に捜査を引き受ける。 だが彼にはある別の計画があり―― 毒をもって毒を制す! CWA受賞作家が放つ、掟破りの警察小説。
  • イタリアからの手紙 コロナと闘う医療従事者たちの声
    5.0
    2020年2月、イタリア初の 新型コロナ感染症患者を担当した医師は、 パンデミックの予兆から感染拡大まで 最前線で何を思い、何を感じ、どう行動したのか――。 未曾有の危機に立ち向かう、医療従事者たちの日々を伝える貴重な手記。 [監修]笠原 敬(奈良県立医科大学 感染症センター センター長)サン・マッテオ総合病院の感染症科部長を務める医師ブルーノのもとに、 2020年2月22日、高熱を出し呼吸困難を起こしたひとりの青年が運ばれてきた。 彼こそ、Covid‐19――新型コロナウイルス感染症のイタリアの第一号患者だった。 世界を揺るがす長い闘いが、ここイタリアでも始まった。 「このパンデミックにまつわるさまざまなエピソードを、私たちみんなの記憶として共有できれば、未曾有の闘いの最前線に立った医師や看護師たちが払った犠牲も無駄にはならない。多数の患者を死から引き離そうと命がけで闘った人のがんばりを忘れなければ、次の世代にもっと安全な未来を約束できる。この記憶は、今日よりも明日の、新たな危機に立ち向かう最強の武器になるはずだ」 ――(本文より) 「3月18日夜、軍用車の長い列がベルガモの中心地を横切った」 この一文は、2020年春、イタリアで火葬が追いつかず軍が支援に乗り出したというニュースで見たトラックの長い車列を私に鮮明に思い起こさせた。 ああ、やはりあれは事実だったのだ。イタリアの人口は日本の約半分だが感染者数は日本の約6倍、そして死亡者は約10倍にのぼる。 本書はそんな悲劇の地イタリアで第一線の感染症医が医師として、そして一人の人間としてどう考え、行動したかが克明に記されている。 同じ感染症医として本書の内容は医学的に正確に描かれていることを保証する。ただひとつ、本書の結びにある「普通は特別なのだ」という言葉は、間違っていたと思い直す未来がくることを願いたい。 ――笠原 敬(奈良県立医科大学 感染症センター センター長) 〈目次〉 第1章 発端 第2章 過去のパンデミック 第3章 第一号患者 第4章 緊急事態 第5章 世紀の医師のように 第6章 私たちは孤独じゃない 第7章 若年者 第8章 全国民がウイルス学者 第9章 ロックダウン 第10章 集中治療 第11章 マッティア 第12章 隔離病棟 第13章 チーム 第14章 覚醒 第15章 ともにゴールへ 第16章 戦争映画のように 第17章 父子 第18章 呼びかけ 第19章 世界の中心 第20章 マッティアの退院 第21章 私の誕生日 第22章 自然療法 第23章 よい知らせ 第24章 家に留まりましょう(レスティアーモ・ア・カーザ) 第25章 家族の一員 第26章 休息 第27章 否認主義のウイルス 第28章 ワクチンの略史152 第29章 新型コロナウイルス感染症 第30章 普通は特別 謝辞
  • 夜

    4.3
    全仏ベストセラー第1位。 北欧で起きた奇怪な殺人事件。 それは悪夢の序章だった―― Netflixドラマ化&累計300万部突破の 絶賛ミステリー・シリーズ最新刊! ノルウェーの教会で女性の惨殺体が見つかった。 遺体にはオスロ警察の女性刑事シュステンの名を記したメモが残され、 被害者が勤めていた北海の石油プラットフォームから悪名高き連続殺人鬼 ジュリアン・ハルトマンのDNAが検出される。 彼の部屋にあった大量の隠し撮り写真の被写体が警部セルヴァズだと知った シュステンはフランスに合同捜査を申し入れるが、 それこそは底深き罠の入り口で――。
  • 壊れた世界の者たちよ
    4.6
    『このミステリーはすごい!』2020年度(宝島社)第3位『ザ・ボーダー』に並ぶ最高傑作! 復讐、正義、野望、喪失、裏切り、贖罪―― アメリカの「今」を活写した6篇を収録。 【解説】穂井田直美 「いま最も偉大な犯罪小説家」が活写する、アメリカの光と陰―― 驚愕と感嘆、絶賛の声高し! 「驚き満載の玉手箱。ウィンズロウの多彩さが堪能できる上にテーマも深い」堂場瞬一(作家) 「市井の黙示録のような見事な一冊」田口俊樹(翻訳家) 「正義は最善ではない。本作が残酷で理不尽な物語か、自己犠牲の美談か、それは読者の正義感に委ねられる」丸山ゴンザレス(ジャーナリスト、第6話「ラスト・ライド」) ニューオーリンズ市警最強の麻薬班を率いるジミーは、ある手入れの報復に弟を惨殺され復讐の鬼と化す――。壊れた魂の暴走を描く表題作はじめ、チンパンジーが銃を手に脱走する「サンディエゴ動物園」、保釈中に逃亡したかつてのヒーローを探偵ブーンが追う「サンセット」、映画原作『野蛮なやつら』の幼なじみトリオが引き起こす新たな騒動「パラダイス」など6篇を収録。犯罪小説の巨匠による傑作中篇集! 【収録作品】 壊れた世界の者たちよ 犯罪心得一の一(クライム101) サンディエゴ動物園 サンセット パラダイス――ベンとチョンとOの幕間的冒険 ラスト・ライド
  • 破滅のループ
    4.4
    「スローター史上最大スケール、一気読み度も史上最高」 ――解説:霜月蒼(ミステリ評論家) CDC疫学者の拉致と爆破テロ、連続する凶悪事件の目的とは!? 〈ウィル・トレント〉シリーズ、最大の危機! ■〈ウィル・トレント〉シリーズ 『ハンティング 上・下』 『サイレント 上・下』 『血のペナルティ』 『罪人のカルマ』 『ブラック&ホワイト』 『贖いのリミット』 『破滅のループ』 ショッピングモールの駐車場で、疾病予防管理センターの疫学者が拉致された。行方不明のまま一カ月が過ぎたとき、アトランタ中心で爆破事件が発生。現場へ急行した捜査官ウィルと検死官サラは混乱の中、車の追突事故の救命にあたる。だがその車に乗っていたのは、逃走中の爆破犯たちとさらわれた疫学者だった。銃撃戦の末にサラも連れ去られ――。連鎖する凶悪事件、真の目的とは!?
  • 贖いのリミット
    4.5
    建設現場で元警官の惨殺死体が発見された。首にはドアノブの軸が突き刺さり、一面血の海だったが、鑑識の結果、大量出血したのは被害者でなく現場から姿を消した女だと判明する。特別捜査官ウィルは車の側に残された銃が別居中の妻アンジーのものと知り動揺する。現場となった建物の所有者は捜査中のレイプ事件の容疑者。やがて事件の背後に恐るべき闇が浮かびあがり――シリーズ最高傑作!
  • ヒヒは語らず
    4.3
    現役警察官が放った圧倒的リアリティに屈服せよ!かわいそうな猿…死んだ姉の謎の言葉が意味するものは――?ストックホルムの暗黒=アンダーグラウンドでうごめく、罪と性。 姉はなぜ死んだのか――その答えを探るべく、アマンダは警察官になった。麻薬依存とレイプ被害の果てに、“猿”にまつわる不可解な言葉と日記を遺して自殺した姉。早急な調査打ち切りの裏には何が? アマンダは素性を隠し、担当捜査官マグヌスの愛人となる。さらに、姉を悪の道に引き込んだ元恋人アドナンに接近するが、そこには想像を超える真相が……。北欧最旬の作家が放つ警察小説!
  • マンソン・ファミリー 悪魔に捧げたわたしの22カ月
    4.0
    14歳。わたしはカルト集団の一員(ファミリー)になった。愛され、殴られ、蹂躙された日々のはて、1969年、世紀の無差別殺人は起きた――。著者が初めて語る壮絶な自伝。 1967年、14歳のダイアンはチャールズ・マンソン率いる“ファミリー”の一員になった。セックスとドラッグが蔓延するLAでヒッピーになった両親に捨てられ、ようやく見つけた居場所だった。だがチャールズの微笑みは暴力的な支配に変わり、ファミリーは無差別殺人を犯すカルト集団へと変貌していく。一夜に女優シャロン・テートら5人を惨殺するまで――。事件から50年、初めて明かされる衝撃の内幕!
  • ザ・ボーダー 上
    4.4
    国境、人種、階級、法、 あらゆる境界/限界(ボーダー)を超えた麻薬との戦い―― これこそが犯罪小説の完成形。 ――解説:杉江松恋 エンタメ直球の疾走感と文学の重み… ウィンズロウの3部作はまさに『ゴッドファーザー』と『戦争と平和』のハイブリット版だ。 ――ニューヨーク・タイムズ グアテマラの殺戮から1年。メキシコの麻薬王アダン・バレーラの死は、麻薬戦争の終結をもたらすどころか、新たな混沌と破壊を解き放っただけだった。後継者を指名する遺言が火種となり、カルテルの玉座をかけた血で血を洗う抗争が勃発。一方、ヘロイン流入が止まらぬアメリカでは、DEA局長に就任したアート・ケラーがニューヨーク市警麻薬捜査課とある極秘作戦に着手していた――。
  • 戦場のアリス
    4.5
    全米100万部突破!第一次大戦下、暗躍した伝説の女スパイ。実話に基づく傑作歴史ミステリー。 NYタイムズ、USAトゥデイ・ベストセラー! ヒストリカル・フィクション部門第1位!――『The Globe and Mail』紙 ベスト・ブック・オブ・ザ・イヤー!――〈ナショナル・パブリック・ラジオ〉、〈BookBub〉 2017年ベスト・ブック!――〈Girly Book Club〉 1947年、戦争中に行方不明になったいとこを探すシャーリーは、ロンドンの薄汚れた住宅を訪ねる。現れたのは酔いどれの中年女。潰れた指で拳銃を振り回すその女、イヴは元スパイだった――。第一次大戦中、若きイヴは無垢な容姿と度胸を買われ、ドイツ占領下のフランス北部へ潜入する。そこでは凄腕のスパイ“アリス”が無数の情報源を統括していた。語られる壮絶な真実とは? 傑作長編!
  • 父と僕の終わらない歌
    -
    これはアルツハイマーになった父が80歳で夢を叶え、世界に歌声を響かせるまでの物語。歌が人生にもう一度光をくれた――父と息子の絆を描いたノンフィクション『奇跡体験!アンビリバボー』やテレビCMでも話題に 2016年秋。アルツハイマーの80歳老人がCDデビューを果たしたというニュースが世界中を駆けめぐった。テッド・マクダーモットがアルツハイマー病と診断されたのはその3年前。陽気だった性格は一転して怒りっぽくなり、昼夜問わず妻に当たり散らしてはガラクタを庭に集め、いつしか実の息子のことさえ忘れ、症状は悪化の一途をたどるばかり。そんな出口の見えない日々に一筋の光をくれたのは、幼い頃からテッドが愛した“歌”だった――。息子サイモンが綴った、すべての人に届けたい魂のノンフィクション。
  • アルバート、故郷に帰る 両親と1匹のワニがぼくに教えてくれた、大切なこと
    4.0
    ワニにさよならするための、1000キロの旅。それは型破りな、愛と奇跡の物語。 1935年米国。若き夫婦はその日、飼っているワニのアルバートを故郷へ戻してやるべく旅に出た。車の後部座席にワニを乗せ、千キロもの距離を一路南へ。その途中で繰り広げられる珍騒動と、風変わりで愛すべき人々との出会い。いつしか二人と1匹のクレイジーな旅は、愛を知るための道のりに変わってゆく――。若かりし頃にワニを飼っていたという両親の話を基に著者が紡いだ、型破りな愛と奇跡の物語。
  • ロスト・アイデンティティ
    4.5
    CWA賞&MWA賞ダブルノミネート! イスラム過激派による テロの緊張が高まるロンドン。 MI5が命運を賭したのは、 モスクに通う麻薬の売人だった―― 各賞ノミネート、鮮烈なデビュー作! 2018年CWA賞新人賞最終候補 2019年シークストン・オールドペキュリア犯罪小説オブ・ザ・イヤー賞最終候補 2021年MWA賞ペーパーバック部門最終候補 「飛び抜けた魅力。新進気鋭のスリラー作家の登場」 デイリー・メール紙 「アクション・スリラーであり、青春小説。完全に心?まれる」 ガーディアン紙 ロンドンにあるモスクが人種差別主義者たちに荒らされた。 モスクに通う“敬虔な”ドラッグの売人ジェイ・カシームは怒りを覚えながらも、 同胞の過剰な反撃に疑問を抱く。 そんなとき、麻薬密売の容疑で逮捕されたジェイは、 無罪放免と引き換えにMI5の一員となってテロ対策に協力するよう命じられる。 やがてイスラム過激派の中枢部に迫るにつれ、 無差別テロが現実味を帯びていき――。 英国発の話題作!
  • ジグソー・キラー
    3.1
    被害者を切断し街中にばらまく連続殺人鬼“ジグソー・キラー”。 逮捕から2年半、ロンドン各地で同じ手口の遺体が次々発見され……。 真犯人は“そこに”いる――  英国発! 話題の大型ミステリー テムズ川の河岸で人体の一部が相次ぎ見つかった。 検死の結果、異なる男女のものであると判明。 さらに遺体には服役中の連続殺人犯“ジグソー・キラー”のシンボル ――関係者しか知りえないはずの図形が刻まれていた。 ロンドンを震撼させた凶悪なシリアルキラー逮捕から2年半。 特捜班の警部補ヘンリーはジグソー事件との関連を調べるため 刑務所に面会に赴くが、時を置かず新たな切断遺体が発見され……。
  • 死ぬまでにしたい3つのこと
    3.5
    北欧新星デュオが放つ 進化形、警察小説! 肌に刻まれた3つのチェックボックス。 すべてを埋めたとき、少女たちは姿を消す―― あなたもきっと騙される。 ・スウェーデンで100人に1人が読んだ話題作! ・世界16カ国で刊行決定! ・オーディオブック部門ベストセラー1位! ・2020年度クライム・タイム賞新人賞受賞! スウェーデンを代表する企業の社長令嬢が大量の血痕を残して失踪した。 少女は腕に3つのチェックボックスのタトゥーを入れ、直前に最後の1つを埋めていた。 10代の少年が容疑者に浮上したものの遺体は発見されず、 未解決のまま時が過ぎた10年後、同じタトゥーを入れた少女の死が判明する。 ある事情から素性を隠し再捜査に加わったFBI捜査官ジョンは、 事件の深い闇に囚われていき……。
  • チェスナットマン
    4.0
    バリー賞新人賞受賞! デンマークを震撼させる連続殺人事件。 手首のない死体の側には、 “栗の人形(チェスナットマン)”が残されていた―― 「1ページ目から鷲掴み!」  ジェフリー・ディーヴァー Netflixドラマ原作の絶賛北欧ミステリー! 〈ニューヨーク・タイムズ〉〈カーカス〉〈ライブラリー・ジャーナル〉ベストブック・オブ・ザ・イヤー選出! リアルな登場人物、秘密と欺瞞に満ちたストーリーに 巻き込まれ、ラストまで目が離せない。 警察小説としても第一級。今年の本命作品。 ――ジェフリー・ディーヴァー スティーグ・ラーソンを思わせるアドレナリン全開の スリラー。一言一句見逃せない。 ――A・J・フィン コペンハーゲンで若い母親を狙った凄惨な連続殺人事件が発生。 被害者は身体の一部を生きたまま切断され、 現場には栗で作った小さな人形“チェスナットマン”が残されていた。 人形に付着していた指紋が1年前に誘拐、殺害された少女のものと知った 重大犯罪課の刑事トゥリーンとヘスは、服役中の犯人と少女の母親である 政治家の周辺を調べ始めるが、捜査が混迷を極めるなか新たな殺人が起き――。
  • 薬屋の秘密
    4.3
    40言語に翻訳、全米100万部突破! その毒は男を殺し、女を守る。 18世紀ロンドン、 連続殺人犯と恐れられた〝薬屋〟がいた―― 18世紀、ロンドンの路地裏にひっそりと佇む薬屋があった。客は男に苦しめられた女性のみで、店主ネッラがつくる“毒”に助けを求めやってくる。ネッラは女たちのため毒を処方し続けたが、ある少女が店を訪れたことで運命の歯車が狂いだす――時は変わり現在、大学で歴史学を学んだキャロラインは古びた瓶を拾ったのを機に、かつて謎の薬屋がおかした連続殺人を調べることに……全米100万部の話題作!
  • 7月のダークライド
    3.3
    23歳の夏――この罪を見過ごすことはできなかった。 MWA賞受賞作家が放つ瑞々しい青春ノワール。 「ルー・バーニーの最高傑作」S・A・コスビー 「最後のページまで心を掴んで離さない」ドン・ウィンズロウ 遊園地で働く青年ハードリーはある日、煙草の火傷痕の残る幼い姉弟を見かける。 行きがかり上、虐待を通報するも当局に相手にされなかった彼は、証拠を掴むため素人探偵まがいの調査を開始する。 見えてきたのは裕福なのに荒れ果てた家と、弁護士の父親の背後にちらつく麻薬組織の影。 23年間、面倒を避け気ままに生きてきたハードリーは、幼い命を救うため人生で初めて壮大な賭けを仕掛けるが……。 解説:吉野 仁 ■著者既刊 『11月に去りし者』
  • シャーロック・ホームズの事件録 悪魔の取り立て
    3.0
    ベイカー街に新たに飛び込んできたのは、 Aから名前順に殺される“アルファベット殺人事件”!? ホームズ×ワトスン、知られざるもうひとつの事件。 「近年書かれたホームズ・パスティーシュの中でも 最上位の作品だ」――マイケル・ダーダ(ピューリッツァー賞受賞作家) 1890年。ロンドンでは不可解な殺人事件が相次いでいた。そのひとつが富豪アンソン卿殺し─ベッドの上で寝間着のまま死んでいるのが見つかったが、死因は溺死だという。やがてホームズとワトスンは、殺害手口こそバラバラだが被害者は皆、とある慈善事業団体のメンバーだと突き止めた。そしてもうひとつ、どうやら殺人はアンソン卿の“A”に始まり、名前順に行われているようで……。
  • ブラック・フォン
    3.8
    イーサン・ホーク出演 『ブラック・フォン』映画化原作! 閉じこめられた地下室で鳴り響く黒電話。 それは“死者”からの電話だった―― あらゆる恐怖を蒐集したサイコ・スリラー短篇集。 【解説】大森望 誘拐された少年が閉じこめられた地下室で、黒電話が鳴り響く。それはこれまで攫われた“死者”からの電話だった――。 映画原作「ブラック・フォン」を始め、アンソロジストが謎の作家の自宅を訪ねて恐怖に直面する「年間ホラー傑作選」、“風船”の友人との奇妙で温かな友情物語「ポップ・アート」他、ブラム・ストーカー賞などを多数受賞した傑作短篇集『20世紀の幽霊たち』を改題・改稿した特別版! 【収録作品】 年間ホラー傑作選 白石 朗[訳] 二十世紀の幽霊 白石 朗[訳] ポップ・アート 大森 望[訳] 蝗の歌をきくがよい 白石 朗[訳] アブラハムの息子たち 安野 玲[訳] うちよりここのほうが 安野 玲[訳] ブラック・フォン 玉木 亨[訳] 挟殺 玉木 亨[訳] マント 白石 朗[訳] 末期 の吐息 白石 朗[訳] 死樹 安野 玲[訳] 寡婦の朝食 安野 玲[訳] ボビー・コンロイ、死者の国より帰る 白石 朗[訳] おとうさんの仮面 安野 玲[訳] 自発的入院 白石 朗[訳] 救われしもの 玉木 亨[訳] ブラック・フォン[削除部分] 玉木 亨[訳]
  • 黒き荒野の果て
    4.3
    2021年アンソニー賞、マカヴィティ賞、バリー賞、3冠! 「クライム文学の新星」デニス・ルヘイン 裏社会の元凄腕ドライバーが 家族のために引き受けた最後の仕事―― 米国南部の町で自動車修理工場を営むボーレガード。 裏社会で語り継がれる伝説のドライバーだった彼は、足を洗い家族とまっとうに暮らしていた。 だが工場の経営が傾きだしたことで運命の歯車は再び狂い始める。 金策に奔走するボーレガードに昔の仲間が持ちかけてきたのは宝石店強盗の運転役。 それは家族を守るための最後の仕事になるはずだった。 ギャングの抗争に巻き込まれるまでは――。
  • 亡国のハントレス
    4.3
    第二次大戦後、激動の時代に消えた殺人者 “ザ・ハントレス”の正体とは―― 「戦場のアリス」(「本の雑誌が選ぶ2019年度文庫ベストテン」第1位/本の雑誌増刊『おすすめ文庫王国2020』)著者が放つ全米ベストセラー! 第二次大戦のさなか、ドイツ占領下のポーランドに“ザ・ハントレス”と呼ばれた殺人者がいた。 森で人を狩り、子供や兵士を殺した冷酷な親衛隊将校の愛人。 その女に弟の命を奪われた元従軍記者の英国人イアンはナチハンターとして行方を捜し、1950年春、手がかりを追って大西洋を渡る――。 一方、米国ボストンでは、17歳の娘ジョーダンが父親の再婚相手に不審を抱き……。 壮大な歴史ミステリー
  • ポー殺人事件
    3.4
    ノルウェーNo.1ベストセラー! エドガー・アラン・ポーの像に磔にされた首なし死体―― 事件の鍵は、1冊の“災いの書”。 マウリッツ・ハンセン新人賞受賞 エドガー・アラン・ポー・ミュージアムの館長が殺された――死体はポ ーの像に磔にされ、頭部はなく皮膚を剥がされた状態。怪奇小説さなが らのその惨劇は“ポー殺人事件”と世間で騒がれることに。捜査に乗り だしたリッチモンド警察署刑事フェリシアは、殺される前に館長が分析 に出していた書物が鍵ではないかと目をつける。そんななか時同じくし て、遠く離れたノルウェーの図書館でも同じ手口の惨殺死体が発見され……。 世界17ヶ国で刊行、ノルウェー国内ベストセラーリスト第1位獲得ミステリー。
  • スクリーム
    4.3
    最新作にして最高到達点! 異常な手口で“口を閉ざされた”犠牲者たち―― 戦慄の連続殺人、再び。 ミステリー界の新女王が放つ、ノンストップ・スリラー。 〈ウィル・トレント〉シリーズ最新刊! ※カリン・スローター特設ウェブページはこちら。 https://www.harpercollins.co.jp/karinslaughter/ 刑務所内の暴動中に起きた殺人事件の捜査にあたるウィルは、服役中の男から犯人を教える代わりに8年前の連続強姦殺人事件を再捜査するよう取引を持ちかけられる。 不正捜査によって男を逮捕したという人物は声望の高い前グラント郡警察署長、ウィルもよく知る人物だった。 時を置かず当時と同じ異様な手口で傷つけられた女性の遺体が発見され――。 過去と現在の因縁が衝突する、シリーズ最高傑作! ■カリン・スローターの好評発売中既刊 〈グラント郡〉シリーズ 『開かれた瞳孔』 『ざわめく傷痕』 〈ウィル・トレント〉シリーズ 『ハンティング 上・下』 『サイレント 上・下』 『血のペナルティ』 『罪人のカルマ』 『ブラック&ホワイト』 『贖いのリミット』 『破滅のループ』 『スクリーム』 一話完結作品 『グッド・ドーター 上・下』 『彼女のかけら 上・下』 『プリティ・ガールズ 上・下』
  • ミステリアム
    4.3
    少年とその犬の運命が重なったとき、 邪悪な“何か”が蠢きはじめる―― 不朽の名作『ウォッチャーズ』を継承する 巨匠クーンツの全米ベストセラー! 高機能自閉症で言葉を発した事のない11才の少年ウッディ。 IQ186の天才ハッカーでもある彼は、父の事故死の真相を密かに探っていた。 そんななか父が関連するハイテク企業の極秘研究所で爆破事故が発生、 ウッディのパソコンに不気味な文字が現れだす。 同じ頃、1頭のゴールデンレトリバーがかすかな声に導かれるように ウッディの元へ向かっていた。 邪悪な“何か”が同じ道を辿っているとも知らずに……。
  • 終の航路
    5.0
    必ず生き延びる。 飢えても、騙しても、殺しても。 海面が上昇し、陸の大部分が水没した近未来。 生き別れの娘を救うまで、残された時間はあとわずか―― 海面が上昇し、陸の大部分が海に沈んだ2130年。 マイラは小舟で島を転々としながら、生き別れの娘ロウを捜している。7年前、身重のマイラを置いて、夫は娘だけを連れて逃げた。 あるとき、その娘が北の辺境で生きていることが判る。そこは武装集団の支配下にあり、年頃になった少女達は一斉に“繁殖船”に乗せられるのだという。 マイラは一路北の果てへ向かった――すべてを賭け、娘を救うために。
  • 血の郷愁
    4.3
    19世紀シリアルキラーの完璧なる模倣。 噛みちぎられた惨殺死体と10本の針――イタリア史上初の連続殺人事件が蘇る。 バンカレッラ賞最終候補作。 北イタリアの村で発見された女性の変死体。定年間近の新聞記者マルコは、インターンのイラリアからある情報を得る。ふくらはぎを噛みちぎり、内臓を抜き、死体の傍に針を置く残忍な手口が、イタリア犯罪史に名を残す19世紀の連続殺人犯のそれと同じだというのだ。二人は村に潜む狂気を追うも、カニバリズムを思わせる死体がまた一つ……。歴史と文化に血の香りが混じりあう、重層的スリラー。
  • ブラック&ホワイト
    4.1
    潜入捜査中に起きた警官銃撃事件。 誰が敵で誰が味方か――? 「スローターの新作だから、というだけの理由であとは黙って読まれたい」北上次郎(解説より) 〈ウィル・トレント〉シリーズ最新刊。 素性の知れない犯罪者ビッグ・ホワイティを炙り出すため潜入捜査中の特別捜査官ウィルは、警官の家を狙った強盗事件に出くわす。犯人は警官夫婦の家に押し入るなり、最初から命を狙っていたかのように発砲した。夫は重体。刑事の妻は反撃のすえ強盗犯一人を殺害する。襲われたのは、ウィルが取り調べたことのある曰くつきの女刑事だった――。さらに彼女と同じチームの警官が襲撃され……。
  • 罪人のカルマ
    4.3
    捜査官ウィルVS連続殺人犯(実父)! 「壮絶なラストまで、一気読みの迫力」北上次郎(本書解説より) MWA賞、CWA賞ダブル受賞作家。〈ウィル・トレント〉シリーズ最高潮! 女子大学生の失踪事件が発生。特別捜査官ウィルはなぜか捜査から外され、忌まわしい事実を知らされる。40年以上前に凶悪な連続殺人事件を起こし、終身刑になった実の父親が仮釈放されているというのだ。やがて発見された女性の遺体には見るも無惨な拷問の痕があり、それはウィルの父親の手口と酷似していた――。1975年と現在、ふたつの事件が交錯するとき、戦慄の真実が浮かびあがる!
  • 血のペナルティ
    3.9
    MWA賞受賞作家による警察小説!「いまもっとも面白いミステリー作家に注目せよ」――北上次郎(梅田蔦屋書店『北上次郎選 2017年のエンタメおすすめ本30』)〈ウィル・トレント〉シリーズ最新刊! 血の海と切断された薬指を残し、元刑事の女性が自宅から連れ去られた。駆けつけた捜査官ウィルはすぐにある事件に思い当たる。4年前、彼女の率いる麻薬捜査課の部下たちが汚職にまみれて刑務所送りになった。彼女だけは無罪放免となったが、ウィルは証拠が握り潰されたことを疑っていた。事件を洗い直すためウィルは服役中の元部下を訪ねる。ところが面会の直後、彼が獄中で殺害され――。
  • 否定と肯定 ホロコーストの真実をめぐる闘い
    5.0
    ナチスによる大量虐殺を証明できるか―― 「歴史学者」対「ホロコースト否定者」 真実をかけた法廷闘争、緊迫の1779日。 実際にあった世紀の裁判の回顧録。 歴史家は何が起きたかを客観的に確認するという方法で歴史的な“真実”を確立していく。ただし、他の歴史家が異なる結論に到達する可能性のあることを、つねに承知している。 ――本文より 「ナチスによる大量虐殺はなかった」そう主張する、イギリス人歴史家アーヴィング。彼を“史実を歪曲したホロコースト否定者”と断じたユダヤ人歴史学者リップシュタットは、反対に名誉毀損で訴えられる。裁判に勝つには、ホロコーストが事実だと法廷で証明するしかない。だが予想に反し、アーヴィングの主張は世間の関心を集めていく――。実際にあった世紀の法廷闘争の回顧録。
  • 謎めいた肌
    4.0
    父親の不在 性的虐待 売春… この虚無感はだれのせい? 世界は少年たちに残酷だ ジョセフ・ゴードン=レヴィット主演 青春ゲイ映画『ミステリアス・スキン』原作 <東京国際レズビアン&ゲイ映画祭出展映画作品> 美少年ニール、8歳。男の唇が唇に重ねられたとき確かに愛の至福をみた。しかし、同じ体験がブライアンの弱い心を押しつぶした。カンザスの田舎町で、小児性愛者に性的いたずらをされても、親も気づかない、声も発せない――やがてニールは、男の影を求めて憑かれたように売春を重ね、ブライアンは人を拒み、心を閉ざした。歪な過去の呪縛から逃げられない、ふたりの少年たち……。解説:北丸雄二 挿絵:麻生ミツ晃■爆発的ヒットをしたGuilt|Pleasure『FATHER FIGURE』(『In These Words(著:咎井淳)』の番外編小説)の翻訳者・仔犬養ジン、渾身の翻訳に、人気BL漫画家・麻生ミツ晃が息苦しいほどの繊細なタッチのイラストで華を添えます…。
  • 獣狩り
    4.0
    ◆バースデー。それは少女たちが殺される記念日。バリー賞、CWA賞受賞の実力派が放つ衝撃のノワール!刑事アッシュ・ヘンダーソン シリーズ第1弾◆BLOODY BRILLIANT MACBRIDE ――才能が血のごとく溢れ出す、マクブライド英国TIMES紙ベストセラーリストNo.1作家による、待望の新刊!◆“殺人的な暴力を描かせたら右に出るものはいないマクブライドが、今回もまた本領発揮だ……” ――SUN紙◆“前半の緻密で丹念な描写、事件が大きく動きだしてからの手に汗握る急展開、あっと驚くどんでん返しに、きっと、ページをめくる手が止まらなくなるだろう” ――翻訳者 山本やよい◆13歳の少女を誕生日直前に誘拐し殺害する連続殺人犯、バースデー・ボーイ。惨たらしく拷問した姿を撮影し、誕生日カードにして毎年両親に送るその手口は、英国中を震撼させている。最初の事件から9年、担当刑事のアッシュはある事実を握っていた。それは、犠牲者がもう一人いること。5年前に家出したとされる彼の娘もまた犯人の手に落ちたのを、彼は隠していた――我が手で仇を討つために。
  • 凍てついた痣
    3.9
    大学で発生した不審な飛び降り自殺。 直後、第一発見者の女子学生も自殺を図り―― 検死官サラ、最大の窮地。奇妙な連続死事件に挑む! 〈グラント郡〉シリーズ最新刊。大学の敷地内で男子学生の遺体が発見された。 遺書を残し飛び降り自殺を図ったかに見えたが、現場に臨場した検死官サラは妙な違和感を覚える。 自殺と他殺、両方の線で調べが進むなか、第一発見者の女子学生が拳銃自殺し、事件は思わぬ様相を呈し始める。 被害者二人に繋がりはなく動機も不明。 捜査は難航を極めるが、男子学生の部屋からサラもよく知る元警察官の指紋が検出され――。 ■カリン・スローターの好評発売中既刊 〈グラント郡〉シリーズ 『開かれた瞳孔』 『ざわめく傷痕』 『凍てついた痣』 〈ウィル・トレント〉シリーズ 『ハンティング 上・下』 『サイレント 上・下』 『血のペナルティ』 『罪人のカルマ』 『ブラック&ホワイト』 『贖いのリミット』 『破滅のループ』 『スクリーム』 一話完結作品 『グッド・ドーター 上・下』 『彼女のかけら 上・下』 『プリティ・ガールズ 上・下』 電子書籍限定短編 リー・チャイルド、カリン・スローター共著『ザ・ゴールド』
  • ざわめく傷痕
    3.4
    犯行現場で警察に射殺された少女―― その体には、悪夢のような傷が刻まれていた。 MWA賞受賞作家が放つ、戦慄の犯罪小説。 〈グラント郡〉シリーズ第2弾。 賑やかな週末のスケート場で起きた発砲事件。 仲間といた少年が襲われ、犯人の十代の少女は警官によって射殺された。 現場付近のトイレから未熟児の遺体が見つかり、少女の赤ん坊と推測されるなか、 検死官サラは彼女の亡骸に暴行とレイプの痕跡を発見する。 だが少女の下腹部には、出産できないようにむごい傷がつけられていた。 捜査が暗礁に乗り上げたとき、さらにひとりの少女がさらわれ――。 ■カリン・スローターの好評発売中既刊 〈グラント郡〉シリーズ 『開かれた瞳孔』 『ざわめく傷痕』 〈ウィル・トレント〉シリーズ 『ハンティング 上・下』 『サイレント 上・下』 『血のペナルティ』 『罪人のカルマ』 『ブラック&ホワイト』 『贖いのリミット』 『破滅のループ』 一話完結作品 『グッド・ドーター 上・下』 『彼女のかけら 上・下』 『プリティ・ガールズ 上・下』
  • 死者のカーテンコール イヴ&ローク57
    NEW
    -
    200人の招待客の前で人気映画俳優が毒殺された。 捜査線上に浮かびあがったのは、 かつて闇に葬られたブロードウェイの悲劇で― モンスター・ヒットシリーズ、最新作! ニューヨークの高級ペントハウスで開催されたパーティで、主宰者の俳優が毒殺された。 誠実な人柄やその人気から、彼に恨みを持つ人間は見当たらない。 なぜ200人の招待客が集まる場で犯行におよんだのか? その動機は? 膨大な人数の目撃者、くせ者揃いの関係者への聴取は困難をきわめていく。 謎が謎を呼ぶなか、イヴは25年前に不審死を遂げた舞台女優との奇妙な繋がりに気づき……。
  • 超訳 古今和歌集 #千年たっても悩んでる
    3.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 もしも平安時代の和歌が現代に転生したら――!? 最近冷たくない?とやさぐれる小野小町に、 白髪を気にする紀貫之、 自分だけ出世できないと嘆く大江千里。 1000年以上も昔から、仕事も恋も…… 人の悩みは変わらない! 令和の言葉で読む、古今和歌集 むかしむかし、今から1000年以上も前。 時の帝、醍醐天皇からこんな命令が出されました。 ――数ある和歌から、後世に残る優れたものを選んで献上するように。 そうして選者に選ばれた紀友則ら4名の 「最高の和歌集を俺たちの手で作ろうぜ!」 「前に出された万葉集を超えるものを!」 というアツイ想いのもと生まれたのが『古今和歌集』。 いったいどんな歌が収められているのかと読み解けば、 意外や意外。1000年以上も前につくられた歌なのに 悩んでいることや考えていることは 令和を生きるわれわれとちっとも変わらない……? 本書では、思わず共感してしまう歌を厳選して現代語に超訳。 令和に生まれ変わった『古今和歌集』の世界へようこそ。
  • 運命の時計が回るとき ロンドン警視庁未解決殺人事件特別捜査班
    4.0
    スコットランドヤード警視総監への道を歩む刑事ウォーウィックが豪華客船の死体と未解決殺人の謎に迫る! 巨匠アーチャーが放つ、英国警察小説。 〈ウィリアム・ウォーウィック〉シリーズ第4話。 「著者インタヴュー」と「ウィリアム・ウォーウィックの極秘ファイル」を特別収録! ロンドン警視庁のウィリアム・ウォーウィックは警部昇任後、豪華客船に乗り、束の間の休暇を妻と過ごしていた。 だが一族を引き連れた老大富豪が後継者争いの最中に死亡。 ウィリアムは真相究明に乗り出す。 一方、彼の留守を預かる同僚たちは5件の未解決殺人の再捜査を開始。 まもなくウィリアムも合流し、敵対する犯罪組織の報復殺人事件を追うが――。 巨匠が放つ、至高の英国警察小説!
  • 霧に眠る殺意
    -
    「この地では、何が起こってもおかしくない」  世界の果てでイヴを待つのは、卑劣な罠と、2000年前から続く運命の輪…… 女王ジョハンセンが描く復顔彫刻士イヴ・ダンカン・シリーズ最新作! 死者の骨から生前の姿を復元する復顔彫刻士イヴ。 麻薬カルテルの抗争に巻き込まれ負傷した彼女は、搬送先の病院で思いがけない妊娠を知る。 カルテルに執拗に命を狙われる11歳の少女カーラとお腹の子を守るべく、知人の伝手でスコットランドへ飛んだイヴだったが、 その地では古代ローマの財宝にまつわる伝説と、新たなる戦いが待ち受けていた―― ロマンティック・サスペンスの最高峰シリーズ。

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