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CWA賞&MWA賞ダブルノミネート!
イスラム過激派による
テロの緊張が高まるロンドン。
MI5が命運を賭したのは、
モスクに通う麻薬の売人だった――
各賞ノミネート、鮮烈なデビュー作!
2018年CWA賞新人賞最終候補
2019年シークストン・オールドペキュリア犯罪小説オブ・ザ・イヤー賞最終候補
2021年MWA賞ペーパーバック部門最終候補
「飛び抜けた魅力。新進気鋭のスリラー作家の登場」 デイリー・メール紙
「アクション・スリラーであり、青春小説。完全に心?まれる」 ガーディアン紙
ロンドンにあるモスクが人種差別主義者たちに荒らされた。
モスクに通う“敬虔な”ドラッグの売人ジェイ・カシームは怒りを覚えながらも、
同胞の過剰な反撃に疑問を抱く。
そんなとき、麻薬密売の容疑で逮捕されたジェイは、
無罪放免と引き換えにMI5の一員となってテロ対策に協力するよう命じられる。
やがてイスラム過激派の中枢部に迫るにつれ、
無差別テロが現実味を帯びていき――。
英国発の話題作!
Posted by ブクログ 2022年04月30日
イギリス在住の作者クラム・ラーマンはパキスタンはカラチ生まれ。一歳で英国移住、ロンドン育ちの現在はIT企業会社役員、という珍しい肩書の新人作家だ。本書は、作者お馴染みの、ロンドン西部の移民率が高い自治区にあるハウンズロウに育ったムスリムの青年たちの日常からスタートする。
主人公のジェイ・カシー...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月29日
主人公はイギリス生まれのパキスタン人。ムスリムでありながら、麻薬の売人、酒も飲む、と言う設定。イギリスの組織に計略的にスパイの仲間入りをさせられる。始めは主語は一人称だが、ある時から主語が変わっていき、それと共に物語のスピード感も増す。ジハードの話?と懸念する必要はなかった。訳が上手くて、明治維新の...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月18日
ジェイは、パキスタン系でロンドンでドラッグの売人をしている。イスラム教徒とキリスト教徒の対立に巻き込まれ、金を失いドラッグの総元締に迫られる。すると、MI5からリクルートされ、テロ組織に潜入するよう言われる。
なかなか面白かった。作者自身がパキスタン系で、これがリアルロンドンの人種、宗教対立なのか...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月28日
スパイスリラーとして面白かった。
一人称での語りは、主人公ジェイの視点で世界を認識する際の葛藤や苦しみ、怒りが強調されたので、うまく機能していた。世界を知っていく中で信念が揺らぐなど、未熟だが等身大の語り口は読者に感情移入させやすかった。
テーマとしては、ロンドンでのムスリムの立ち位置、今なお続く憎...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月23日
ロンドンにあるモスクが人種差別主義者たちに荒らされた。モスクに通う“敬虔な"ドラッグの売人ジェイ・カシームは怒りを覚えながらも、同胞の過剰な反撃に疑問を抱く。
そんなとき、麻薬密売の容疑で逮捕されたジェイは、無罪放免と引き換えにMI5の一員となってテロ対策に協力するよう命じられる。
や...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月11日
敬虔、とはいえないムスリムでありドラッグの売人でもある主人公がMI5にスカウトされて、イスラム過激派のグループに潜入する。
なぜ彼がスカウトされ、なぜスムーズにグループに招き入れられたのか?一つのパズルがきちっと嵌り、ストーリーがしっかりと動き出す。
根底にあるイスラムの物語の上に、主人公の軽妙さや...続きを読む
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