クラム・ラーマンの作品一覧
「クラム・ラーマン」の「テロリストとは呼ばせない」「ロスト・アイデンティティ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「クラム・ラーマン」の「テロリストとは呼ばせない」「ロスト・アイデンティティ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ジェイ・カシーム三部作の二作目ということである。前作のラストは異様であった。本作はそれを継いで始まる。ぼくは前作で、町の移民である若者ジェイが悪を倒すために国家的組織に利用される構図を、『傷だらけの天使』のヒーロー修とアキラの兄弟に例えてしまったのだが、それは本作でもあまり変わぬ印象のまま。
『傷だらけの天使』という稀代のTVドラマをかつて青春真っただ中で体感したぼくには、木暮修たちは純情なコアの部分を持ちながら青春を精いっぱい生きる若者たちであるにも関わらず、東京という大都市に蠢く大人たちの欲望や駆け引きに否応なく利用されてしまう悲しき天使たちとして描かれていた。等身大のヒーローならま
Posted by ブクログ
敬虔、とはいえないムスリムでありドラッグの売人でもある主人公がMI5にスカウトされて、イスラム過激派のグループに潜入する。
なぜ彼がスカウトされ、なぜスムーズにグループに招き入れられたのか?一つのパズルがきちっと嵌り、ストーリーがしっかりと動き出す。
根底にあるイスラムの物語の上に、主人公の軽妙さや周囲の人間との結びつきが描かれ、スピーディーな展開で面白い。
主人公はチャチな悪党かと思いきや、母や友達を大事に思い、正義感をもった人物で本当に魅力的。
翻訳が素晴らしい。
が!ラスト!嫌な予感はしてたけど。
これは一体どうなるの…?
ここで終わるっていうことは、そういうことなんだろうけど、でも