検索結果

  • 文藝春秋2026年1月号
    NEW
    -
    ■■■高市総理の対中戦略■■■ ◎3つの処方箋 垂秀夫 前駐中国大使が渾身の緊急提言!「問われているのは“国家のあり方”だ」 ◎片山さつき財務相インタビュー 取材・構成 森健 「財務官僚のマインドをリセットします」 ◎鈴木憲和農相インタビュー 取材・構成 奥野修司 「農業は稼げてなんぼでしょ、というのが総理の考えです」 ◎高市首相を支える60人 出身校・仕事ぶり・実績……霞が関コンフィデンシャル名鑑【似顔絵付き】 ◎米国の敗北を直視して核武装せよ E・トッド×佐藤優 ◎中国には核保有も選択肢だ 用田和仁×神保謙×小黒一正 高市首相「持ち込ませず」見直しでは甘い 【復活拡大版27組 僕の、わたしのオヤジとおふくろ】 ◎ファザコン娘の父自慢 吉田羊 ◎ご両親は共産党ですか 斎藤幸平 ◎休日のおでかけ 新井紀子 ◎死ぬならみんな一緒に 森本毅郎 ◎陸軍経理学校卒 林原めぐみ ◎数字と睨めっこ 伊達美和子 ◎父の病院の小さな増築 藤本壮介 ◎大関で終わるなよ 湊川親方 ◎実家のスーパーストアー 神谷宗幣 ◎アンマーとおっかあ 玉城デニー ◎鬱を隠していた母 村山斉 ◎母とのキャッチボール 和田一浩 ◎母が読んだら大変だ 小川哲 ◎糸井アナが心配だわ~ 河崎秋子 ◎献身の人 藤崎忍 ◎四〇冊以上の育児絵日記 矢部太郎 ◎殿に土下座した母 玉袋筋太郎 ◎男がピアノなんて 反田恭平 ◎父富十郎の教育論 中村鷹之資 ◎二つの人格を持った父 EPO ◎阪神電鉄の踏切で 浅野ゆう子 ◎この、下手くそ 一龍斎貞鏡 ◎父と母の術中にはまる 光浦靖子 ◎母が飾ってくれた作品 日比野克彦 ◎過剰な母と曲者の父 山口真由 ◎アニメ『白蛇伝』生みの親 山根一眞 ◎男は十年だ 北方謙三 ◎ニデック永守代表の落日 井上久男 指示は「執念を見せろ!」。不正は一千億円を超えていた ◎USスチール買収と日本の勝ち筋 橋本英二(日本製鉄会長)×齋藤ジン(投資コンサルタント) ◎南場さん、現場のミスはどう注意しますか 南場智子×宮本恒靖  ◎株主は企業を育てる資本家であれ! 石井光太郎×楠木建 ◎日本の顔インタビュー 藤田晋 ◎〔名古屋主婦殺害〕安福久美子の名が閃いた刑事との問答 小野一光 ◎〔戦後80年の新発見!〕「けものみち」モデル、伝説のフィクサー辻嘉六の遺言状 千本木啓文 ◎〔箱根駅伝〕早大×中大監督の「打倒青学」 花田勝彦×藤原正和 ◎「頭抜けた大傑作にやられた」年忘れ映画ベスト10 芝山幹郎×森直人 ◎仲代さん、叱ってくれてありがとう 役所広司 ◎〔伝統の芸 幇間〕お座敷遊びのコーディネーター 櫻川米七 ◎藤井六冠に勝ったと思った瞬間 伊藤匠 二冠奪取した最強ライバル・インタビュー ◎パリの日本人、人気ユーチューバーになる 井筒麻三子 ◎「入れ歯お治し達人」全国歯科医60人リスト 塩田芳享 ◎〔読書〕2025年「わたしのベスト3」 BOOK倶楽部特別篇 【連載】 ◎〔最終回〕秀吉と秀長 磯田道史 豊臣兄弟流 もてなしの極意 ◎〔新連載〕飲食バカ一代!3 松浦達也 ◎〔新連載〕大成建設の天皇、大いに語る3 森功 ◎ディープな地経学7 マット・ポッティンジャー ◎ゴルフ春秋11 ◎言霊のもちぐされ15 山田詠美  ◎地図を持たない旅人21 大栗博司 ◎成田悠輔対談10 椎名林檎 ◎有働由美子対談84 清水ミチコ ……ほか

    試し読み

    フォロー
  • 真説 豊臣兄弟とその一族
    NEW
    -
    通説を打破! たった二代で滅びた栄華と衰退の真相 農民から大出世を遂げた天下人として知られる豊臣秀吉。 しかし、彼とその一族の実像は、驚くほど謎に満ちている。 本書は、貧しい百姓出身説の真偽、人たらし神話が生まれた本当の理由、右腕として活躍した秀長の裏の顔、ねねと淀殿の不仲説、秀次事件に隠された真実など、豊臣家にまつわる定説を、最新研究をもとに徹底検証。 さらには、朝鮮出兵の誤算、大坂の陣の舞台裏などの歴史的事件の真相にも迫る。 豊臣家の知られざる姿を暴きつつ、「なぜ天下を極めた一族が、たった二代で滅んだのか?」という問いに答える1冊。
  • 戦国武家の死生観 なぜ切腹するのか
    4.0
    破天荒な、戦国日本人のリアル エミー賞「SHOGUN 将軍」 時代考証家・衝撃の一冊 戦国時代の武士たちは、刹那的で激しく、常に死と隣り合わせで生きていた。 合戦での討死は名誉とされ、主君の死や敗戦の際には、ためらうことなく自ら切腹を選んでいる。命より家の将来や社会的立場を重んじ、死を〝生の完成形〟と捉える死生観が、その覚悟を支えていたのだ。 こうした戦国独特の価値観を古文書から読み解き、その知見をドラマ『SHOGUN 将軍』の時代考証に存分に活かした歴史学者が、戦国武士の生きざまを徹底検証。 忠義と裏切り、芸術と暴力――相反する価値観の狭間で気高く生きた兵たちの精神世界を、鮮烈に描き出す一冊。
  • 新説戦乱の日本史
    4.1
    古代から近代まで、日本史はさまざまな争乱・合戦によって彩られてきた。時代の画期となったさまざまな争乱・合戦について取り上げる。 歴史研究は、日進月歩の深化をみせ、かつての「常識」が疑われ、更新されてきている。 本書では、こうした新たな研究の成果を、「教科書には出てこない新説」として紹介したい。紹介をしてくれるのは、まさにその研究の当事者である研究者。その「生」の声を通じて、歴史学の最前線の雰囲気が感じ取れる。
  • 平安京の下級官人
    3.6
    長年昇進を望みながら叶わなかった下級官人。宮廷を襲った疫病。闘乱に明け暮れる人々……。古記録から平安京の息吹を伝える一冊。
  • 影の日本史にせまる
    -
    西行から芭蕉に至る平安~江戸時代を、タブーを無視して縦横に語る。老熟の作家と気鋭の歴史家による刺激に満ちた異端の日本史談義。
  • 日本史 敗者の条件
    3.4
    ■「はじめに」より一部抜粋 江戸時代の大名で剣術の達人でもあった松浦静山が説いたように、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」である。華麗な成功は必ずしも「勝利の方程式」に基づくものではなく、偶然や幸運に支えられていただけであることがままある。一方で、敗北や失敗には明確な原因がある。であるならば、むしろ歴史上に無数に存在する凡庸な失敗を反面教師とするほうが役に立つのではないだろうか。景気が悪く退屈な話だったとしても、敗者の失敗に関心を寄せ、同じ轍を踏まないよう心がけるほうが、成功者の派手で華麗なリーダー論に接して気分が良くなるよりも、よほど意義がある。本書では、あえて歴史上の敗者に注目し、彼らがなぜ敗れたか、失敗したのかを考察していく。 ■目次【第一章】現場主義・プレーヤー型 ●源義経:最強プレーヤーはなぜ「独立」に失敗したか ●西郷隆盛:情に流された英雄の末路 ●山本五十六:大作戦を破綻させたコミュニケーションの欠如 【第二章】サラリーマン社長型 ●明智光秀:「三日天下」を招いた決断力不足 ●石田三成:最大の敗因は組織づくりの軽視 ●田沼意次:官僚の枠を超えられなかった改革者の限界 【第三章】オーナー社長型 ●後鳥羽上皇:自身の権威を過信した「名君」の誤算 ●織田信長:部下の謀叛を招いた「ブラック企業」の長
  • 応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱
    4.0
    室町後期、諸大名が東西両軍に分かれ、京都市街を主戦場として戦った応仁の乱(一四六七~七七)。細川勝元、山名宗全という時の実力者の対立に、将軍後継問題や管領家畠山・斯波両氏の家督争いが絡んで起きたとされる。戦国乱世の序曲とも評されるが、高い知名度とは対照的に、実態は十分知られていない。いかなる原因で勃発し、どう終結に至ったか。なぜあれほど長期化したのか――。日本史上屈指の大乱を読み解く意欲作。
  • 感染症の日本史
    4.1
    新型ウイルスに対するワクチン、治療薬も確立していない今だからこそ、歴史を見つめ直す必要がある。 「給付金」も「出社制限」も「ソーシャル・ディスタンス」もすでにあった! 今こそ歴史の知恵が必要だ! 一級の歴史家が、平安の史書、江戸の随筆、百年前の政治家や文豪の日記などから、新たな視点で、感染症と対峙してきた日本人の知恵に光をあてる。 【目次より】 第一章 人類史上最大の脅威 牧畜の開始とコロナウイルス/ペリー艦隊が運んできた感染症/スペイン風邪は波状的に襲ってきた ほか 第二章 日本史のなかの感染症――世界一の「衛生観念」のルーツ 「最初の天皇」と疫病/奈良の大仏は天然痘対策?/疫神を歓待する日本人/江戸の医学者の隔離予防論 ほか 第三章 江戸のパンデミックを読み解く すでにあった給付金/薬をただで配った大坂の商人たち/上杉鷹山の患者支援策 ほか 第四章 はしかが歴史を動かした 「横綱級」のウイルスに備えるには/都市化とパンデミック/麻疹が海を渡る ほか 第五章 感染の波は何度も襲来する ――スペイン風邪百年目の教訓 高まった致死率/百年前と変わらない自粛文化/「「感染者叩き」は百害あって一利なし ほか 第六章 患者史のすすめ――京都女学生の「感染日記」 日記が伝える「生きた歴史」/ついに学校が休校に ほか 第七章 皇室も宰相も襲われた 原敬、インフルエンザに倒れる/昭和天皇はどこで感染したか?/重篤だった秩父宮 ほか 第八章 文学者たちのスペイン風邪 志賀直哉のインフルエンザ小説/宮沢賢治の“完璧な予防策”/荷風は二度かかった? ほか 第九章 歴史人口学は「命」の学問 ――わが師・速水融のことども 数字の向こう側に/晩年に取り組んだ感染症研究 ほか
  • 小学館版 学習まんが人物館 藤原道長
    3.0
    【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 『源氏物語』の黒幕は藤原道長だった!? 学校の教科書に必ず登場する藤原道長は、平安貴族の代表的な人物として知られています。 この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたる事も 無しと思へば (訳:この世を私の世のように思う。満月が欠けることもないと思うので) 道長の権力の大きさを満月にたとえたこの和歌を、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。実はこの和歌、道長自身の日記には記録がなく、道長のライバルの手によって書き留められたものなのです。この和歌によって、道長にはしばしば「強欲な権力者」としてのイメージがつきまといますが、はたしてそれは史実なのでしょうか? また、2024年の大河ドラマ『光る君へ』で描かれる紫式部との関係も注目です。貧しい学者の娘にすぎなかった紫式部は、一体なぜ『源氏物語』を執筆できたのでしょうか?(当時、紙はとても貴重で高級品でした) そして主人公の光源氏のモデルは、一体だれなのか――? この本では、1000年にわたって誤解されてきた藤原道長の真実の姿が、まんがで楽しく学べます。 ※この作品はカラーが含まれます。
  • 江戸の備忘録
    3.9
    なぜ信長は殺されたのか? 教育パパ家康が子どもたちに学ばせたものは? 江戸時代の教育事情は?  『武士の家計簿』『無私の日本人』など、著書が続々と映画化されている気鋭の歴史家が、広く、深く、日本史を見わたせるような歴史のトピックを厳選。かろやかな語り口を楽しむうちに、いつのまにか日本の歴史のたどり方が身につくエッセイ集。
  • 『鎌倉殿の13人』で学ぶ日本史
    値引きあり
    -
    1巻249円 (税込)
    『鎌倉殿の13人』最終回記念! 大好評連載が電子書籍に! 話題の大河ドラマがもっと楽しめ、歴史学の最新成果がわかる! ・八重とのロマンスはあったのか? ・以仁王と源頼政が挙兵した理由 ・人生最大の危機=石橋山合戦で頼朝が流した涙 ・武田信義、木曾義仲らとの「源源合戦」 ・上総広常が粛清された「本当の理由」 ・なぜ壇ノ浦の合戦で義経は勝利できたのか? ・曾我事件に黒幕はいたのか? ・大姫入内工作の悲劇 ・13人の合議制の実像は? ・比企氏の変の真相 ・『吾妻鏡』、『愚管抄』に書かれた頼家の死 ・畠山重忠父子はなぜ排除されたのか? ・北条時政の末路 ・頼朝死後、最大の内紛「和田合戦」 ・実朝暗殺を検証する…… 【本文「はじめに」より】  本書は『鎌倉殿の13人』の歴史解説本であり、本書を読めばドラマ内の複雑な人間関係や時代背景をより深く理解することができ、ドラマをもっと楽しむことができると思う。  だが、本書のねらいはそれだけではない。『鎌倉殿の13人』を入り口にして、歴史学の最新の研究成果を知ってもらいたいと著者は考えている。言うまでもなく、『鎌倉殿の13人』はあくまでドラマである。最新の学説を踏まえた描写も散見されるが、歴史的事実に常に忠実なわけではない。演出意図に基づき、あえて創作や脚色を交えている箇所もある。むしろ、そこにこそ歴史ドラマの醍醐味がある。  そうした創作部分を指摘し、「実際はこうである」「歴史学界ではこう考えられている」と説明することは、決してドラマを否定することにはならない。ドラマと史実の違いを知ることで、歴史の勉強につながるし、ドラマの魅力を再発見することができるだろう。まさに一石二鳥である。
  • 明智光秀と細川ガラシャ ──戦国を生きた父娘の虚像と実像
    3.2
    謎の武将・明智光秀と悲劇のヒロイン細川ガラシャ。戦国時代を生きた父娘は、どのような人物だったのか。光秀が織田信長を裏切った本能寺の変の背景には、何があったのか。キリスト教を学び改宗した娘は、石田三成率いる西軍の人質になることを拒絶して死に追い込まれた「気高い美女」とされるが、本当の彼女はどのような才覚、性格、容貌の持ち主だったのか。明智家の状況、当時の布教の様子、イエズス会の置かれた立場や日本戦略、近代化の過程で変容したイメージなど幅広い観点から、彼らの実像を浮かび上がらせる。
  • 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊
    3.9
    二百六十五年の平和――その体制を徳川家康がつくり上げることができたのは、波瀾万丈の人生と、天下人織田信長・豊臣秀吉の「失敗」より得た学びがあったからだった……。しかし盤石と思われたその体制は、彼の後継者たちによって徐々に崩され、幕末、ついに崩壊する。なぜ、徳川政権は消えてしまったのか? 薩長による明治維新は最後のトドメにすぎない。家康の想定を超えて「誤算」が生じ、徳川政権が滅んでしまったウラ事情をわかりやすく解説! そして、家康が「日本のつくり」に与えた影響とは――。 ●第一章 家康はなぜ、幕藩体制を創ることができたのか ●第二章 江戸時代、誰が「神君の仕組み」を崩したのか ●第三章 幕末、「神君の仕組み」はかくして崩壊した ●第四章 「神君の仕組み」を破壊した人々が創った近代日本とは ●第五章 家康から考える「日本人というもの」
  • 磯田道史と日本史を語ろう
    4.1
    日本史の達人が語り尽くす 日本史を語らせたら当代一! 磯田道史が、半藤一利、阿川佐和子、浅田次郎、養老孟司ほか、各界の「達人」を招き、歴史のウラオモテを縦横に語り尽くす。最新科学で探る日本人の起源から、歴史上のリーダーたちの品定め、弥生式土器を自作した少年時代を語った「磯田道史ができるまで」など、歴史好きなら参加したくなる歴史談義。目からウロコの連続です。 ・DNAでここまでわかった日本人のルーツ ・頼朝から家康まで リーダーの知られざる素顔 ・信長はアスリート体形? ・秀吉、淀殿の「カルテ」を読むと ・家康自ら調合した薬が現存する? ・昌平坂学問所の首席を輩出した会津の教育 ・「靖国の原型」は柳川藩と薩摩藩? ・龍馬 刀傷三十八カ所の意味 ・スパイ戦に長けた西郷兄弟 ・学歴エリートの陸軍、海軍の武士道 ほか 目次 「磯田道史」ができるまで ×阿川佐和子 日本史のリーダーを採点する ×半藤一利 日本人の不思議な起源 ×篠田謙一・斎藤也 信長はなぜ時代を変えられたのか? ×堺屋太一・小和田哲男・本郷和人 戦国武将の養生訓 ×酒井シヅ 徳川家康を暴く ×徳川家広 幕末最強の刺客を語る ×浅田次郎 歴女もハマる! 幕末のヒーローたち ×杏 「龍馬斬殺」の謎を解く ×中村彰彦 脳化社会は江戸から始まった ×養老孟司 鎖国か開国か? グローバリズムと日本の選択 ×出口治明 幕末からたどる昭和史のすすめ ×半藤一利
  • 1偉人1分 まんがでサクッと日本史
    -
    1巻1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 卑弥呼はとてもミステリアス? 藤原道長は超ラッキーボーイ? 織田信長は経済的な感覚がすぐれていた? 日本史を代表する12人の偉人を短いマンガでさくっと読める、新感覚の歴史まんが本!「中日こどもウィークリー」の人気連載! わかりやすい「各時代の概説」付き この本で読める人物伝 卑弥呼、聖徳太子、安倍晴明、藤原道長、源頼朝、足利尊氏、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、坂本龍馬、西郷隆盛、新撰組 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 一揆の原理
    4.3
    一揆といえば、虐げられた民衆が農具や竹槍を手に極悪非道な領主たちに立ち向かう、そんなイメージを抱きがちだ。しかし、それは戦後歴史学が生み出した幻想に過ぎない。史料を丹念に読み解くなかで見えてくるのは、革命や暴動といった固定観念とはほど遠い、権力者とのしたたかな折衝のあり様だ。一揆とは、暴発的な武装蜂起ではなく、既成の社会関係では対応できない危機に直面した人々が「契約」によって生みだした、新たな社会的つながりなのだ──。これまで語られてこなかった一揆の実像と、現代の社会運動にまで連なる結合の原理を、新進の中世史家が鮮やかに解き明かす。
  • 陰謀の日本中世史
    4.1
    ベストセラー『応仁の乱』の著者、構想三年の書き下ろし! 本能寺の変に黒幕あり?  関ヶ原は家康の陰謀? 義経は陰謀の犠牲者? 俗説、一蹴! 『応仁の乱』の著者が史上有名な“陰謀”をたどりつつ、 “陰謀論”を徹底論破する。 史実とフィクションは明瞭に違う! ◆本能寺の変に黒幕あり?→いない。光秀をバカにしすぎ ◆関ヶ原は家康の陰謀? →違う。家康も追い詰められていた ◆義経は陰謀の犠牲者? →誤り。義経の権力は砂上の楼閣だった 他、 ■足利尊氏=陰謀家説は疑わしい ■後醍醐天皇は黒幕ではなく被害者だった!? ■富子はスケープゴートにされた ■騙されやすかった信長 ■「三成が家康の伏見屋敷に逃げ込んだ」は俗説 ■「小山評定」は架空の会議 「事実」はドラマや小説より面白い。 陰謀論の誤りを最新学説で徹底論破!! トンデモ説やフェイクニュースが溢れる世の中で騙されないために。 陰謀論の法則まで明らかにする、必読の歴史入門書!
  • ウィリアム・アダムス ――家康に愛された男・三浦按針
    5.0
    徳川家康の外交顧問、三浦按針とは何者か。関ヶ原合戦の半年前、英国人ウィリアム・アダムスが日本に辿り着いた背景には、大航海時代の激動する欧州事情があった。彼が見た戦国時代末期の日本では、カトリックのイエズス会がキリスト教の信仰を広げ、英蘭の東インド会社が貿易の機会をうかがうなど、スペイン、ポルトガル、イギリス、オランダ各国の思惑が交錯していた。家康の側近としてその渦中にあったアダムスは何をなしたのか。二代将軍・秀忠のもとで禁教と鎖国が進むなか、どんな晩年を送ったか。アダムスの生涯から世界史の中の日本史をとらえ直す。
  • NHK英雄たちの選択 江戸無血開城の深層
    3.8
    大河ドラマ『西郷どん』でも描かれる、江戸無血開城。西郷隆盛と勝海舟という傑出した人物のみでなく、徳川慶喜、皇女和宮、篤姫らの選択が歴史上の決断に結節した。歴史学・政治学・脳科学など各分野の専門家と共に、磯田道史が歴史のif に挑む! ※電子書籍版では一部掲載していない図版があります。
  • NHKさかのぼり日本史(1)戦後 経済大国の“漂流”
    3.4
    1~10巻523円 (税込)
    現代から過去へ―。私たちが生きる“いま”を出発点に、「なぜこうなったのか」と問いかけながら時代を一つずつ遡っていく。時代と時代の因果関係を浮き彫りにし、歴史の大きな流れを明らかにする、これまでに類をみない“新しい日本通史”。第1巻では、金融グローバル化や新興国の台頭に対応できない「漂流国家・現代日本」―その要因を冷戦終結(1989年)→中曽根内閣発足(1982年)→保守合同(1955年)→講和と安保(1951年)の“日米関係”のなかに見出す。 ■著作権上の契約により、印刷版に掲載されている図版は、掲載しておりません。

    試し読み

    フォロー
  • 皇子たちの悲劇 皇位継承の日本古代史
    3.4
    『古事記』『日本書紀』をはじめ、日本古代の歴史書には、天皇として「即位できなかった皇子」の記事が多数残されている。これらの皇子たちの多くには、残念では済まされない苛烈な未来が待っていた。彼らは、なぜ即位することができなかったのか。記紀の伝承時代から、律令制成立期、律令制下、さらには平安時代の摂関期から院政期にかけて、敗者となった皇子たちの政治的背景を探求し、日本古代国家の本質に背面から迫る。
  • オランダ商館長が見た 江戸の災害
    4.4
    オランダのハーグ国立文書館には、歴代の長崎オランダ商館長の日記が残されています。1633年から幕末におよぶこの日記は、日本の社会や文化を知る情報の宝庫で、なかでも火災や地震、噴火など当時の災害が克明に記録されているのです。明暦の大火、元禄地震の災害のなか人びとはいかに生きたか。磯田道史氏解説付!
  • カラー版 江戸の家計簿
    3.3
    ベストセラー『江戸の家計簿』が新しいトピックを大幅追加し、カラー化されて再登場! 奉行の年収3億円、卵1個316円、4畳1K家賃が月4850円――武士や町人の生活を、物価や収入からひもとき、イラストや写真などオールカラーのビジュアルでわかりやすく紹介します。江戸時代の人々の懐事情が見えてくることで、時代小説が今よりずっと面白くなること請け合いです。本書は「江戸の職業図鑑」で取り上げる職業をさらに増やし、さらに江戸庶民の最大の楽しみだった「お伊勢参りにまつわる値段」の秘密についても綴ります。
  • 教養としての歴史問題
    3.9
    歴史問題の全体像を理解するための最良の書 歴史認識問題、歴史修正主義…、 なぜ「歴史」は炎上し、差別意識を助長するのか? いま世界的な争点になっている歴史問題について、 歴史学だけではなく、社会学や国際政治の視点から、 その背景に何があるのかに迫る。 気鋭の研究者らによる憂国の書、書き下ろし!
  • 公家源氏―王権を支えた名族
    4.2
    源氏と聞いてイメージするのは頼朝や義経に代表される武士だろう。だが古代から近世にかけ、源朝臣の姓を賜わった天皇の子孫たちが貴族として活躍する。光源氏のモデルとされる源融、安和の変で失脚した源高明、即位前に源定省と名乗った宇多天皇など、家系は二十一流に及ぶ。久我家、岩倉家、千種家、大原家など中世や幕末維新期に活躍した末裔も数多い。藤原氏とともに王権を支え続けた名族の全貌。
  • 古代史から読み解く「日本」のかたち
    -
    日本という国号が定まり、天皇という称号が成立した七~八世紀。今に続くこの国の原型が出来上がった。古代史を専門とする歴史学者と、古代を舞台にした作品を数多く発表してきたマンガ家が語り尽くす。古代を知ることは、現代を知ること。浮かび上がったのは、日本が現代も抱える問題点だった。
  • 災害と生きる日本人
    4.5
    各メディアで引っ張りだこの磯田道史氏と、万葉集研究の大家にして文化勲章受章の中西進氏。 地震、噴火、津波、人災、その極みである戦争。過去の歴史を振り返りながら、万葉集に遺されたメッセージから、先人たちの知恵から、現代日本人とその目指す場所を縦横無尽に語りつくす!
  • 「司馬遼太郎」で学ぶ日本史
    4.1
    当代一の歴史家が、日本人の歴史観に最も影響を与えた国民作家に真正面から挑む。戦国時代に日本社会の起源があるとはどういうことか? なぜ「徳川の平和」は破られなくてはならなかったのか? 明治と昭和は本当に断絶していたのか? 司馬文学の豊穣な世界から「歴史の本質」を鮮やかに浮かび上がらせた決定版。
  • 「昭和天皇実録」の謎を解く
    4.3
    最強メンバーは1万2000ページに及ぶ 激動の記録をどう読んだか? 初めて明らかにされた幼少期、軍部への抵抗、開戦の決意、聖断に至る背景、 そして象徴としての戦後。天皇の視点から新しい昭和史が浮かび上がる。 第一章 初めて明かされる幼年期の素顔 第二章 青年期の栄光と挫折 第三章 昭和天皇の三つの「顔」 第四章 世界からの孤立を止められたか 第五章 開戦へと至る心理 第六章 天皇の終戦工作 第七章 八月十五日を境にして 第八章 “記憶の王”として
  • 新版 江戸の家計簿
    3.0
    1巻1,320円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 税金のニュースが増えています。江戸時代に最も高かった税率は「五公五民」、収穫の約50%が税で取られ一揆が起きました。現在、働く人の税金の負担も同じくらいの高水準。物価高に反して収入は増えず、税金は上がり……という昨今と江戸時代の暮らしはどちらが大変なのか? 本書では江戸時代の収入、物価、税金などを、米価を基準に現在価格に換算して現代と比較します。
  • 常識が変わる!? 日本史の大論争
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中公新書『日本史の論点』の執筆者が異分野の専門家と徹底討論。 【古代】 「都と“田舎”の相克から、この国のかたちを問う」 井上章一(国際日本文化研究センター教授)×倉本一宏(国際日本文化研究センター教授) 【中世】 「戦国期の『高度成長』と『外国人受け入れ』に学べ」 堺屋太一(作家)×今谷明(帝京大学特任教授) 【近世】 「江戸は封建時代か初期近代か」 よしながふみ(漫画家)×大石学(東京学芸大学教授) 【近代】 「連続か断絶か? 明治維新という大転換」 佐々木雄一(首都大学東京助教)×清水唯一朗(慶應義塾大学教授) 【現代】 山崎拓・元自民党副総裁に聞く「動乱期に求められる総理の器」 聞き手・宮城大蔵(上智大学教授)
  • 壬申の乱 古代日本の風景を歩く
    4.0
    古代史の大転換点となった大王位継承の戦い「壬申の乱」。大海人王子は、どのような道をたどって大友王子との争いに勝ったのか。その全戦線を、詳細なルートと多数の写真を使って紹介。大津宮から吉野宮、伊賀・伊勢を経て、美濃を拠点として、また近江路へ。さらには大和・河内での戦線も掲載。壬申の乱伝説の旅も体感できる、古代の風景を訪ねる旅の案内書。
  • 素顔の西郷隆盛(新潮新書)
    4.0
    今から百五十年前、この国のかたちを一変させた西郷隆盛とは、いったい何者か。薩摩での生い立ちから、悩み多き青春と心中未遂、流謫の南島から幕末の渦中へと舞い戻り、策謀と戦闘の果てに倒幕を成し遂げ、ついには賊軍として西南戦争で自決するまで――後代の神格化と英雄視を離れて、「大西郷」の意外な素顔を活写、その人間像と維新史を浮き彫りにする。
  • 戦国武将、虚像と実像
    3.8
    妄説、打破! 信長は戦前まで人気がなかった。秀吉は人たらしでなく邪悪だった!? 時代ごとに人物像は変化していた。最新研究による実像に加え、虚像の変遷から日本人の歴史認識の特徴まで解析した画期的論考! 画期的に見える人物像も、100年前の焼き直しにすぎないものが多い。 織田信長は革命児、豊臣秀吉は人たらしで徳川家康は狸親父。明智光秀は常識人で、斎藤道三は革新者、石田三成は君側の奸で、真田信繁は名軍師。 このようなイメージは、わずか数十年前にできたものが実は多い。 彼らの虚像と実像を通して、江戸、明治、大正、昭和と、時代ごとの価値観まで浮き彫りにする! ■光秀=「温厚な常識人」は一つのベストセラーがつくった。 ■油売りでも革新者でもなかった道三 ■信長は将軍も天皇も尊重していた  ■秀吉の評価ポイントは勤王と海外進出  ■江戸時代にも三成肯定論はあった ■幸村は「軍師」ではなく「現場指揮官」だった ■司馬遼太郎の家康論は徳富蘇峰の受け売り!? ■歴史小説・ドラマの源流は“蘇峰史観”にあり!  ■「野心家・光秀」はなぜ定着しなかったのか? ■信長の「勤王」は「革命」だった?  ■徳川政権への不満が生んだ秀吉人気  ■三成忠臣/奸臣論が見落としてきたもの  ■超人化していった真田幸村 ■賞賛されていた家康の謀略 【目次】 はじめに 第一章 明智光秀――常識人だったのか? 第二章 斎藤道三――「美濃のマムシ」は本当か? 第三章 織田信長――革命児だったのか? 第四章 豊臣秀吉――人たらしだったのか? 第五章 石田三成――君側の奸だったのか? 第六章 真田信繁――名軍師だったのか? 第七章 徳川家康――狸親父だったのか? 終  章 大衆的歴史観の変遷 あとがき 参考文献
  • 戦争の日本古代史 好太王碑、白村江から刀伊の入寇まで
    3.8
    今日の近隣諸国との関係は、近現代史を追うだけではわからない!好太王碑が語る対高句麗戦惨敗の衝撃。史上最大の敗戦「白村江」。壬申の乱と北東アジア情勢。藤原仲麻呂独裁政権の新羅征討計画。藤原道長ら平安貴族を襲った「刀伊の入寇」――。話題作『蘇我氏』の著者が帝国日本の源流を探り、日本人の「異国」観がつくられていく過程を辿る、日本古代史の決定版!
  • 戦争の日本中世史―「下剋上」は本当にあったのか―
    4.0
    手柄より死を恐れた武士たち、悪人ばかりではなかった「悪党」、武家より勇ましいお公家さん、戦時立法だった一揆契状……「下剋上」の歴史観ばかりにとらわれず、今一度、史料をひもとき、現代の私たちの視点で捉え直してみれば、「戦争の時代」を生きた等身大の彼らの姿が見えてくる。注目の若手研究者が描く真の中世像。
  • 戦乱と民衆
    3.8
    白村江の戦い、応仁の乱、大坂の陣、禁門の変――。民衆は戦乱をいかに生き延びたのか? 戦乱は「下克上」のチャンスだった!? 民衆の被害に国家は関心を持っていたのか? 『京都ぎらい』の井上章一氏も交え、日本史研究の風雲児たちが描く、英雄中心の歴史とは異なる、民衆を主語とした日本史!
  • 蘇我氏-古代豪族の興亡
    3.7
    蝦夷・入鹿父子は六四五年の乙巳の変で討たれたが、蘇我氏は滅亡せず、以後も国家権力の中枢に位置した――。稲目を始祖とした馬子、蝦夷、入鹿の四代はいかに頭角を現し、大臣として国制改革を推し進めたのか。大化改新後、氏上となった倉麻呂系は壬申の乱へとつづく激変の時代をどう生き延びたのか。六世紀初頭の成立から天皇家を凌駕する権勢を誇った時代、さらに平安末期までを描き、旧来の蘇我氏イメージを一新する。
  • 増補版 藤原道長の権力と欲望 紫式部の時代
    4.0
    2024年大河ドラマ「光る君へ」(主演・吉高由里子)の世界がこの1冊に! 紫式部の時代がわかる! 『源氏物語』のパトロンでもあった藤原道長。世界記憶遺産に認定された日記『御堂関白記』から、王朝の様子、権力の動きが明らかに。 ※この電子書籍は、2013年6月に文藝春秋より刊行された新書版に「紫式部と『源氏物語』」の章を加えた新書増補版を底本としています。
  • 続 平安貴族列伝
    12/17入荷
    -
    藤原氏、小野篁、在原業平…… 正史で紐解く平安貴族43人の実像 千年前から変わらない人間の本質 大河ドラマ「光る君へ」時代考証をつとめた著者が、正史に載せられた「薨卒伝(こうそつでん)」と呼ばれる個人の伝記を紐解いた『平安貴族列伝』の続編。 「薨卒伝」とは、日本の正史である六国史において、五位以上の貴族に載せられる死亡記事のこと。簡単な故人の来歴を記すだけのことが多いものの、面白い内容のものもあり、何よりそれぞれの官人の生きる姿勢がよく表われている。 前書『平安貴族列伝』で扱った『日本後紀』『続日本後紀』につづき、本書では、六国史の五番目の『日本文徳天皇実録』と六番目の『日本三代実録』に載せられた薨卒伝から、藤原氏などの有名貴族からあまり知られていない人物まで印象深い人々を厳選。現代語訳や系図を示し、経歴や時代背景を含めて、わかりやすく解説。 北家でも出世が叶わなかった藤原氏の官人はどのように生き延びたのか? 苦労の多かった皇親氏族から異例の出世を遂げた渡来系氏族、医療技術や絵画、琵琶、琴など芸術に秀でたもの、さまざまな伝説が残る小野篁、在原業平の実像など、多種多様な官人たちが登場。平安貴族たちのリアルな姿とともに、千年の時を経ても変わらない人間の本質を描き出す。   目次 第一章 『日本文徳天皇実録』に見える薨卒伝 興世書主 嵯峨天皇に認められ破格の出世をした百済系渡来人 滋野貞主 業績を残すも出自のせいで参議止まりの官人 和気仲世 空海を保護し、神護寺建立など平安初期仏教を庇護 藤原高房 神の祟りを恐れず民を救った豪傑肌の官人の生涯 小野篁  遣唐使乗船拒否…さまざまな伝説が残る男の真実 菅原梶成 最も医療を解し侍医になった官人の命をつないだ技術 百済河成 正史にはじめて特筆された画家の生涯と「伝説」 橘百枝  橘氏の官人が八十歳まで生きられた意外な理由 石川長津 蘇我氏が改姓した石川氏の官人、古代氏族の終焉 藤原長良 出世を抜かれても恨まない、藤原北家を救った稀有な人格 春枝王  長屋王の子孫に見る、皇親の政治的役割と没落 長岑高名 皇位継承や政権抗争の陰にある下級官人層の営み 高枝王  苦労しながらみごとな出世を遂げた桓武天皇の孫 山田春城 清廉な観察で神官の誤りを糺した百済系渡来氏族の学者 第二章 『日本三代実録』に見える薨卒伝 安倍安仁 身長一九〇センチで巨漢だった官人が大出世した理由 藤原春津 出世を期待されながら欲がなかった藤原式家の官人 真済   すさまじい遭難を経て生き残った空海の弟子 藤原良仁 藤原北家でありながら十分な出世ができなかった理由 物部広泉 独学で医療を学びトップに立った物部氏の官人 橘岑継  橘奈良麻呂の変より復活を遂げた橘氏の官人 大神虎主 医道に進み針薬の奥義を究め侍医となった大神氏 清原岑成 皇親出身氏族としては異例の出世を遂げた官人 讃岐永直 代々律令を講義する学者だった讃岐国出身の官人 高橋文室麻呂 九歳で天皇に仕え琴を習い、「琴師」の号を得る 坂上当道 軍事貴族として活躍した坂上田村麻呂の子孫 斎部文山 下級官人が名を残すこととなった稀有な才能 壱演   藤原氏の同族の僧はなぜ祈り、水上で亡くなったのか 藤原貞敏 琵琶の祖となった藤原京家の官人の幸せな生涯 源信   優れながらも非業の死を遂げた公家源氏の初代 春澄善縄 身分が低くてもあきらめなかった官人の功績 伊伎是雄 渡来系氏族・伊伎氏、神事を司る重職に就任 藤原有貞 藤原南家最後の大臣の七男のあっぱれな生涯 清原秋雄 没落した皇親氏族・清原氏、出世を妨げた悪癖 多治貞岑 六世紀の大王の子孫・多治氏の、羨ましい人生 藤原良近 承和の変で失脚した藤原式家、最後は神祇官に 源寛   公家源氏としての優遇措置を選ばなかった官人 大江音人 学者や歌人を輩出した大江氏の主流となった官人 在原業平 決して不遇ではなかった「恋の王者」の意外な実像 高向公輔 女性と通じて還俗させられた僧の面白い「逸話」 坂上滝守 大宰府にて危機を収めた坂上田村麻呂の弟の孫 紀安雄  地方豪族出身ながら異例の出世を遂げた官人 橘良基  出来過ぎた能力が不幸を招いた橘氏の官人 文室巻雄 騎射を得意とし武官一筋だった官人の静かな最期

    試し読み

    フォロー
  • 天災から日本史を読みなおす 先人に学ぶ防災
    4.0
    豊臣政権を揺るがした二度の大地震、一七〇七年の宝永地震が招いた富士山噴火、佐賀藩を「軍事大国」に変えた台風、森繁久彌が遭遇した大津波―。史料に残された「災い」の記録をひもとくと、「もう一つの日本史」が見えてくる。富士山の火山灰はどれほど降るのか、土砂崩れを知らせる「臭い」、そして津波から助かるための鉄則とは。東日本大震災後に津波常襲地に移住した著者が伝える、災害から命を守る先人の知恵。
  • 徳川家康 弱者の戦略
    4.1
    徳川幕府が250年隠してきた真実を暴く!  信長、信玄、そして秀吉。圧倒的な強者を相手にしてきた家康はつねに「弱者」だった。それがなぜ天下人となったのか? そこには弱者だから取り得た戦略、ライバルからの旺盛な「学び」があった。第一人者が家康の実像に迫る。 はじめに――家康はどうしたのか! 第一章 「境目の土地」三河という運命 第二章 信長から学んだ「力の支配」とその限界 第三章 最強の敵・信玄がもたらした「共進化」 第四章 二つの滅亡 長篠の合戦と本能寺の変 第五章 天下人への道
  • 動乱の日本戦国史 桶狭間の戦いから関ヶ原の戦いまで
    3.9
    教科書や小説に描かれる戦国時代の合戦は疑ってかかるべし。信長の鉄砲三段撃ち(長篠の戦い)、家康の問鉄砲(関ヶ原の戦い)などは後世の捏造だ! 戦国時代を象徴する六つの戦いについて、最新の研究結果を紹介し、その実態に迫る!
  • 内戦の日本古代史 邪馬台国から武士の誕生まで
    3.6
    古代国家はいかに建設され、中世社会はいかに胎動したのか?倭王権に筑紫磐井が反乱を起こした理由は?蘇我馬子と物部守屋の国際的な路線対立とは? 古代史上最大の戦乱「壬申の乱」勝敗の分岐点は?桓武天皇の「征夷」を生んだ国家観「東夷の小帝国」とは? 天慶の乱はどのように中世へと時代を転換させたのか?――古代の戦いから日本のかたちが見えてくる、画期的な一冊。
  • 南朝研究の最前線 ここまでわかった「建武政権」から後南朝まで
    3.3
    近年、急速に進展した研究から、〈建武政権・南朝は武士を優遇していた〉、〈室町幕府は「南朝の合体」以後も“南朝の影”に怯え続けた〉など様々なことがわかってきた。一次史料を駆使し、南朝=特異で非現実的な政権という定説を覆す。
  • 【2冊 合本版】『皇子たちの悲劇』『平安朝 皇位継承の闇』
    -
    『皇子たちの悲劇 皇位継承の日本古代史』:『古事記』『日本書紀』をはじめ、日本古代の歴史書には、天皇として「即位できなかった皇子」の記事が多数残されている。これらの皇子たちの多くには、残念では済まされない苛烈な未来が待っていた。彼らは、なぜ即位することができなかったのか。記紀の伝承時代から、律令制成立期、律令制下、さらには平安時代の摂関期から院政期にかけて、敗者となった皇子たちの政治的背景を探求し、日本古代国家の本質に背面から迫る。 『平安朝 皇位継承の闇』:平城上皇の乱を起こした平城天皇、宮中殺人事件で廃位された陽成天皇、奇行説話が伝わる冷泉天皇、色好みの逸話に彩られる花山天皇。「狂気」とされた4人の天皇の実像を読み解き、平安朝の闇の歴史に迫る。 ※本電子書籍は『皇子たちの悲劇 皇位継承の日本古代史』『平安朝 皇位継承の闇』を1冊にまとめた合本版です。
  • 日本の新構想 ~生成AI時代を生き抜く6つの英智~(小学館新書)
    4.0
    豪華論客が生成AI時代の日本の指針を示す。 「生成AI」誕生は、「農耕革命」「産業革命」に続く、第3の革命である。 磯田道史(歴史学者)、島田雅彦(小説家)、神保哲生(ジャーナリスト)、中島岳志(政治学者)、西川伸一(生命科学者)、波頭亮(ソシオエコノミスト)――。 日本が誇る各界のスペシャリスト6人が豊富なデータと知見をもとに、生成AI時代にこの国が進むべき道を指し示す。 <AI化以前の社会とAI化以降とは、全く違った世界になる。仕事の中身も、ライフスタイルも、権力構造も、物事の善悪の判断基準も、これまでとは全く異なったものとなっていく。世界全体が、一人一人の人生が、根本的に変貌を遂げる。今はまさにその時である。社会全体の大変革の夜明け前である今、何より大事なことは、これから起こる変化を見通した上で、私たちが作り上げるべき社会を構想していくことである。(波頭亮・まえがきより)> (底本 2025年1月発売作品)
  • 日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで
    3.8
    西郷隆盛の性格は、書状からみえる。豊臣秀頼の父親は本当に秀吉なのか。著者が原本を発見した龍馬の手紙の中身とは。司馬遼太郎と伝説の儒学者には奇縁があった――日本史にはたくさんの謎が潜んでいる。著者は全国各地で古文書を発見・解読し、真相へと分け入ってゆく。歴史の「本当の姿」は、古文書の中からしかみえてこない。小説や教科書ではわからない、日本史の面白さ、魅力がここにある!
  • 日本史の探偵手帳
    3.7
    いまの日本と日本人の問題を歴史的につきつめていくと「江戸時代のこと」を考えざるをえなくなる。戦国時代の最強教育、殿様のベストセラー本、乃木希典の理想の軍人像……当代随一の歴史学者が、好奇心の赴くままに古文書を徹底調査。膨大な近世の古文書から、新時代を生き抜く知恵と人生において本当に大切なことを伝える。 【目次】 まえがき 第1章 中世の武士と近世の武士の違い 江戸から読み解く日本の構造/大失業時代は幕末武士に学べ/サムライ時代のエコノミクス 他 第2章 歴史を動かす英才教育 幸村の天才軍略遺伝子 武田+上杉+秀吉の知謀を引き継いだ男/くの一は江戸時代のハニートラッパーだった/明治維新を起こした奇才 頼山陽 他 第3章 古文書を旅する 「震災離婚」事始め/江戸の「会いに行けるアイドル」/イケメン大名の悲劇/幕末の男性不妊治療 他 第4章 歴史を読む 家康のコイを食った男/将軍が愛したウナギ/西郷隆盛が古文書偽造!? 他 初出一覧
  • 日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで
    3.6
    歴史には裏がある。古文書を一つずつ解読すると、教科書に書かれた「表の歴史」では触れられない意外な事実が見えてくる。明智光秀が織田信長を欺けた理由、信長の遺体の行方、江戸でカブトムシが不人気だった背景、忍者の悲惨な死に方、赤穂浪士が「吉良の首」で行った奇妙な儀式、漏洩していた孝明天皇の病床記録……。古文書と格闘し続ける著者が明らかにした、戦国、江戸、幕末の「歴史の裏側」がここにある。
  • 講談社 学習まんが 日本の歴史(1) 列島のあけぼの
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 最新にして受験に役立つ! 今こそ「学びたい」「伝えたい」私たちの国の歴史 ◎講談社の学習まんが、ここがすごい! 1 受験には情報量!「受験対応力がすごい!」   〇「カリスマ講師」スタディサプリの伊藤賀一先生、絶賛! 2 最新の研究を反映!「監修者がすごい!」 3  面白いから読みたくなる!「漫画家がすごい!」 講談社 学習まんが 日本の歴史 第1巻(全20巻) 監修者:若狭 徹(明治大学文学部准教授) 漫画家:寺沢 大介 代表作:『ミスター味っ子』『将太の寿司』 <収録内容> 第1話 「列島のあけぼの」 わたしたちの住む日本の歴史は、いつごろ、どのように、はじまったのだろう? 第2話 「道具の進化」 縄文時代、気候が温暖化しはじめる。その変化が人々の生活を変えていく。 第3話 「稲作のはじまり」 縄文時代の晩期に、狩猟採取の生活から農耕中心の社会に変わったのはなぜ? 第4話 「邪馬台国」 弥生時代、多数のクニ(小国)が乱立。倭国大乱とよばれる争乱がおこる。 第5話 「女王・卑弥呼」 邪馬台国に都をおく倭国の女王・卑弥呼は小国連合をどのように治めたのか? 第6話 「ヤマト政権と地方の王」 巨大な古墳が各地でつくられ、ヤマト政権へと国のかたちが整っていく。 <監修者のことば>  近年、地球規模での温暖化や大雨などが国際問題となっています。 第1巻は、人類が日本列島に登場してから、国の形が生まれるまでの3万年間を扱っていますが、 この期間は人々が気候変動に苦しめられ、それに適応してきた歴史でもあります。  氷河期を生き延び(旧石器時代)、温暖な気候がもたらす山海の幸をいただき(縄文時代)、 再びの寒冷化を稲作と集団の結集で乗り越え(弥生時代)、 国々の争いを豪族連合という平和的な方法でまとめていった(古墳時代)、 長い長い歴史ストーリーを楽しんでください。  最近のはげしい気候変動は、人類の未来への警鐘でもあります。 賢くこれを乗り越えていくため、わたしたちは歴史に学ぶ必要があります。 本巻がその手助けになれば、うれしく思います。  また、本巻では、中央だけでなく地方にも目を向けました。 中央と地方の歴史、さらには隣国との付きあいを合わせて紡ぐことで、 わたしたちは豊かな日本の歩みを知ることができるのです。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 敗者たちの平安王朝 皇位継承の闇
    3.7
    皇位をめぐって嵯峨天皇と争乱を繰り広げた平城天皇。宮中で殺人事件を起こし廃位となった陽成天皇。神器を見ようとするなど、異常な振る舞いが多かった冷泉天皇。色好みで奇矯な行動が目立つ花山天皇――。こうした天皇たちの奇行と暴虐に彩られた説話、そして「狂気」に秘められた知られざる真実とは。平安王朝の皇統の謎と錯綜する政治状況を丁寧にひもとき、正史では語られてこなかった皇位継承の光と影を明らかにする。
  • はじめての日本古代史
    4.0
    日本はいつどのようにして生まれたのか? 農耕がはじまり、国家が生まれ、政変が繰り返され、中世へと続く日本の原型がつくられる。その流れをトピックでおさえる一冊。
  • 小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    3.8
    平安時代の公家で、故実に通じ「賢人右府」と称賛された藤原実資。彼の日記『小右記』は、藤原道長が詠んだとされる「此の世をば我世とぞ思ふ望月の欠けたる事も無しと思へば」が載ることでも著名である。63年にわたり書き続けられた現存5463条の膨大な記事のなかから、男性貴族によって宮廷で執り行なわれた政務や儀式など、初心者にも面白い内容を精選。原文・訓読文・現代語訳を収録した、研究の第一人者による決定版。
  • 権記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    3.8
    天皇の側近である蔵人頭に抜擢され、一条天皇や東三条院、藤原道長の篤い信任を得て昇進を重ね、権大納言にまで上りつめた藤原行成。彼が書き残した摂関期の日記が『権記』である。宮廷の政治や儀式がこと細かく記録されており、当時の政務運営や権力中枢の深奥、秘事までが把握できる貴重な史料といえる。貴族たちの知られざる日常生活を記した興味深い出来事を厳選し、原文・現代語訳と書き下し文、コラムと解説を収載する。
  • 古事談 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    3.0
    鎌倉時代初め、源顕兼により編修された『古事談』は、王道后宮・臣節・僧行・勇士・神社仏寺・亭宅諸道の6巻から成る説話集。後続の『宇治拾遺物語』『古今著聞集』にも大きな影響を与えた。好色譚「称徳天皇が道鏡を愛した事」から始まり、貴人の逸話や故実・奇譚・霊験譚まで、王朝社会の多彩な説話が満載。清少納言・藤原道長・平将門・安倍晴明も登場。70話を厳選し、原文・現代語訳と書き下し文に解説を付した決定版!
  • 藤原氏―権力中枢の一族
    4.0
    「大化改新」で功績を残したとされる鎌足に始まる藤原氏。律令国家を完成させた不比等から四家の分立、ミウチ関係を梃子に天皇家と一体化した摂関時代まで権力中枢を占めつづける。中世の武家社会を迎えても五摂家はじめ諸家は枢要な地位を占め、その末裔は近代以降も活躍した。本書は古代国家の成立過程から院政期、そして中世に至る藤原氏千年の動きをたどる。権力をいかにして掴み、後世まで伝えていったかを描く。
  • 藤原道長 「御堂関白記」 (上) 全現代語訳
    値引きあり
    5.0
    1~3巻1,039~1,078円 (税込)
    平安時代最大の権力者・藤原道長が、絶頂期に記した日記を読む! 『御堂関白記』は、平安時代中期いわゆる摂関政治の最盛期を築いた藤原道長の日記である。 長徳元(995)年、30歳で関白に准じる職・内覧に任じられたときから始まり、豪放磊落な筆致と独自の文体で描かれる宮廷政治と日常生活の様子が記されている。 平安貴族が活動した世界とはどのようなものだったのか。 自筆本・古写本・新写本などからの初めての現代語訳。
  • 藤原道長「御堂関白記」を読む
    値引きあり
    3.7
    【平安最大の権力者は何を“後世に残すべきだ”と考えたか】 大河ドラマ『光る君へ』時代考証者が徹底的に読み解く! 原本写真多数掲載。 豪放磊落な筆致、破格の文体、そして抹消された箇所……平安時代最大の権力者は、自らの手で何を書き残したのか。 「披露すべきに非ず。早く破却すべき者なり」と道長が記したのはなぜか。 「望月の欠けたる事も無しと思へば」はいかなる場で詠まれたものだったか。 摂関期の政治、外交、儀礼の生々しい現場から家庭生活と精神世界までを描く世界最古の自筆本日記を、第一人者が徹底的に読み解き、宮廷社会の実像をさぐる。 原文写真・翻刻・現代語訳・解説がそろった、決定版! 【本書より】 『御堂関白記』独特の面白さがある。また、『御堂関白記』を記した藤原道長自体、日本史上でめったにいないほど、面白い人物である。それらの楽しみを、原本の写真とともにたどることは、他の史料ではちょっと味わえない面白さがある。 この本では、その日の記事に何が記されているかに加えて、その日の記事がどのように記されたのか、また、どのように書写されたのかに視座を据えて、記述のてんまつ、また書写のてんまつを明らかにしたい。本来、歴史学というのは、史料を読み込んでいき、それを読み解くというのが基本的な姿勢である。世間では古代史というと、好き勝手な推論を積み重ねている ものと思われているかもしれないが(実際、『御堂関白記』や道長についてもトンデモ本が流布しているらしいのは嘆かわしいかぎりである)、史料にどう向き合うかという姿勢を伝えることこそ、歴史学者の本来の使命であると考える。 結果的には、自分が楽しんだだけではなかったかと恐れているが、自分が楽しいことはきっと楽しんでくれる人もいるはずであるという思い込みに支えられて、この本を世に出す。 【本書の内容】 序 章 『御堂関白記』とは何か 第一章 権力への道 ――政権獲得、彰子入内・立后など―― 第二章 栄華の初花 ――敦成親王誕生、一条天皇崩御など―― 第三章 望月と浄土 ――摂政就任、威子立后、出家など―― 番 外 『御堂関白記』自筆本の紙背に写された『後深心院関白記』 終 章 再び『御堂関白記』とは何か 年譜/略系図/主な登場人物紹介/関係地図を掲載 *本書の原本は、2013年に講談社選書メチエより刊行されました。
  • 藤原行成「権記」全現代語訳(上)
    値引きあり
    5.0
    1~3巻1,078~1,116円 (税込)
    『権記』は、平安中期、九条流藤原氏の嫡流で三蹟の一人と称される藤原行成の日記である。青年期は不遇であったが、長徳元年(九九五)、蔵人頭に抜擢されて以降は、一条天皇や東三条院、藤原道長の信任を得、側近の能吏として順調に累進してゆく。日々の宮廷の政治・儀式・秘事が細かく記され、貴族の多忙な日常が見える第一級史料、初の現代語訳。
  • 藤原行成「権記」全現代語訳 全三冊合本版
    -
    一条天皇・藤原道長の側近として多忙極まる日常的政務 能吏による平安宮廷詳細日記である『権記』は、平安中期、九条流藤原氏の嫡流で三蹟の一人と称される藤原行成の日記である。平安最盛期の宮廷での政治的動きや儀式次第、行事の実態などが詳細に綴られている。日々の宮廷の政治・儀式・秘事が記され、貴族の多忙な日常と平安の政治体制が見える第一級史料、初の現代語訳。
  • 武士とは何か(新潮選書)
    3.5
    平安後期から戦国時代にかけて、政治・社会の中心にいた中世武士。日常的に戦闘や殺生を繰り返していた彼らのメンタリティーは、『葉隠』『武士道』で描かれた江戸時代のサラリーマン的な武士のものとはまったく異なっていた。史料に残された名言、暴言、失言を手がかりに、知られざる中世武士の本質を読みとく画期的論考。
  • 武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新―
    4.2
    国史研究史上、初めての発見! 「金沢藩士猪山家文書」という武家文書に、精巧な「家計簿」が完全な姿で遺されていた。仕事は経理、小遣い5840円、借金地獄、リストラ……。タイム・カプセルの蓋を開けてみれば、江戸時代史や日本近代史の見直しを余儀なくされる驚きの連続。気鋭の研究者による意欲作。

    試し読み

    フォロー
  • 平安貴族とは何か 三つの日記で読む実像
    4.4
    「驕れる道長」は虚像? 歴史の主役としては光の当たらない平安貴族。 だが、武士が台頭し不安定化する世情にあって、彼らは国のために周到に立ち回り、腐心しながら朝廷を支えていた。 NHK大河ドラマ「光る君へ」の時代考証も務める著者が、知られざる平安貴族の実像を、 藤原道長『御堂関白記』、藤原行成『権記』、藤原実資『小右記』という三つの古記録から複合的に明らかにする。
  • 平安貴族の心得 「御遺誡」でみる権力者たちの実像
    -
    大河ドラマ「光る君へ」の時代考証者が描く平安期の天皇・貴族の統治と人事の実態。「御遺誡(ごゆかい)」と呼ばれる史料には権力の座に君臨した人物たちの帝王学や宮廷政治の心得、人物批評が克明につづられている。宇多天皇、醍醐天皇、藤原師輔、菅原道真の四つの文書から中世に向かう時代変遷や個性を描く。
  • 平安貴族の夢分析
    -
    平安時代の貴族は夢を神や仏のお告げと信じ、加持祈祷や陰陽道にすがったとされてきた。目に見えない「物」を怖れ、迷信や禁忌に囲まれていたと考えられていたのである。しかし、古記録からは、自らの利益実現のために夢を巧妙に利用した強かな姿が浮かび上がってくる。行成の『権記』では昇進要求に。道長の『御堂関白記』では政務や儀式をサボる口実として。彼らは夢をどのように捉えていたのか。知られざる精神性に迫る。
  • 平安貴族列伝
    3.5
    藤原道長が栄華を極める前の時代、古代の名族はどう栄え、滅んでいったのか? 正史に残された知られざる平安貴族の人生 日本の正史である六国史に載せられた個人の伝記「薨卒伝(こうそつでん)」。 本書では藤原氏などの有名貴族からあまり知られていない人物まで、興味深い人物に関する薨卒伝を取り上げ、平安京に生きた面白い人々の実像に迫る。 出世より仙人に憧れた風変わりな藤原氏の官人、菅原道真より優秀だった祖父の功罪、天皇に寵愛されながらも政争に翻弄された内親王、そして後世の伝説に繋がる空海の知られざる最期など、出世だけではない官人たちの豊かな感性とともに、千年の時を経ても変わらない人間の本質を描き出す。 「光る君へ」時代考証を担当する倉本一宏氏の書籍。原文はすべて現代語訳を掲げ、詳細な系図も掲載。 この書籍に登場する37人の藤原氏、古代氏族、皇親氏族、僧たち ・藤原仲成 天皇の後継争いに巻き込まれた、藤原式家の官人の最期 ・藤原継彦 出世より趣味を選んだ藤原京家の始祖・麻呂の子孫 ・藤原真夏 官歴を消された藤原北家の官人が残したもの ・藤原三守 ひとりの天皇に尽くした藤原南家最後の大臣 ・藤原友人 出世より仙人に憧れた?風変わりな貴族 ・酒人内親王 天皇に寵愛されながらも政争に翻弄された内親王 ・空海 後世の伝説へ繋がる六国史に書かれた空海の最期 ・菅原清公 菅原道真より優秀だった?祖父の功罪 ・高階石河 唯一の特技?美声を誇った長屋王の子孫 ・安倍真勝 没落する名族の中で僅かな出世を遂げた安倍氏の官人…etc 発行:株式会社日本ビジネスプレス
  • 平安時代の男の日記
    5.0
    天皇・貴族、武家や僧侶、庶民にいたるまで、日本にはさまざまな日記が残されている。平安貴族、なかでも男性の日記に光を当て、豊かな日記の世界に迫る。 女の日記 『蜻蛉日記』と藤原道綱母 『和泉式部日記』と和泉式部 『枕草子』と清少納言 『紫式部日記』と紫式部 『更級日記』と菅原孝標女 男の古記録─平安時代中期 『宇多天皇御記』と宇多天皇 『醍醐天皇御記』と醍醐天皇 『村上天皇御記』と村上天皇 『貞信公記』と藤原忠平 『清慎公記』と藤原実頼 『九暦』と藤原師輔 男の古記録─平安時代後期 『権記』と藤原行成 『御堂関白記』と藤原道長 『小右記』と藤原実資 『左経記』と源経頼 『春記』と藤原資房
  • 平氏―公家の盛衰、武家の興亡
    4.0
    清盛ら平家一門が権力を握り、日本史の主役を務めたのはわずか十数年。だが平氏の存在感は大きい。「源平合戦」で功績を挙げて鎌倉幕府を支えた御家人(北条氏、梶原氏、三浦氏など)の多くは平氏出身とされ、後世の織田信長も平氏の末裔を称した。本書は、平朝臣の姓を賜った天皇の子孫たちに始まり、朝廷に対して反乱を起こした平将門、公卿・実務官人として京都で活躍した堂上平氏など、公家・武家にわたる平氏の全貌を描く。
  • マンガでわかる 災害の日本史(池田書店)
    4.1
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 歴史家・磯田道史氏がライフワークの1つとして研究を続けている日本の震災史を、体系的にビジュアルでまとめた本です。古文書に基づいて当時の人たちがどのように被災し、どのように復興を果たしたのかを伝えることで、写真や動画のない時代の災害を今に甦らせると同時に、今の私たちに役立つ教訓や防災対策につながるようにします。 ・地震、津波、噴火、台風、土砂崩れ、感染症、歴史的災害にまつわる古文書を、磯田道史が徹底解説!! ・災害の専門家、河田惠昭が災害のしくみ、避難方法を解説。 ・数十年以内に起こる確率が高いと言われている、「首都直下地震」「南海トラフ巨大地震」に備えることができる。 ・災害とともに生きてきた、日本人の復興の知恵を知ることができる。 「昔の災害はちょっとこわいけれども、見ておいた方がいい。私と一緒に『災害の日本史』の旅に出かけましょう。読んでおいたら命が助かるかもしれない、こんなマンガはそうはないですよ」磯田道史
  • 無私の日本人
    4.3
    2016年5月に映画化! 「殿、利息でござる!」の原作。 清廉な生き方を貫いた三人を、歴史の中から掘り起こした感動作。 穀田屋十三郎-伊達藩の貧しい宿場町に生まれた商人。同志をあつめて一家離散を覚悟で大金を集め、それを伊達藩に貸し付けて、その利息で、滅びようとする郷里を救おうと奔走。 中根東里-江戸時代を通じて空前絶後の詩才の持ち主ながら、栄達を求めず、極貧のうちに村儒者として死す。 大田垣蓮月-津藩家老の娘として京都の花街に生まれた絶世の美女。家庭に恵まれず、尼僧として京都郊外に庵をむすび、当代一流の文人墨客と交流。 大ヒット映画「武士の家計簿」に続き、気鋭の歴史家が描く日本人の誇るべき美徳。
  • 紫式部と藤原道長
    4.1
    『源氏物語』がなければ道長の栄華もなかった!  無官で貧しい学者の娘が、なぜ世界最高峰の文学作品を執筆できたのか? 後宮で、道長が紫式部に期待したこととは?  古記録で読み解く、平安時代のリアル ・紫式部は早くに生母と死別、父は後妻のもとに通う日々 ・道長の権力獲得に欠かせなかった姉・詮子 ・道長最大の政敵が失脚した「長徳の変」 ・紫式部と夫宣孝の「痴話喧嘩」 ・一条天皇は『源氏物語』の愛読者 ・華やかな定子サロンと地味な彰子サロン ・「御物怪が……」彰子出産の記録『紫式部日記』 ・三条天皇と道長の確執 ・彰子と実資の間を取り次ぐ紫式部 ・「この世をば……」が詠まれたとき 24年大河ドラマ「光る君へ」時代考証担当の第一人者が描く、平安宮廷の世界と、交差した二人の生涯!
  • 明治維新で変わらなかった日本の核心
    4.0
    「日本は明治維新で近代化を果たし、それまでとは一変したと一般的には思われています。しかし、よくよく見ていくと、どうもその見方は表層的なものにも思えてくる。むしろ、江戸時代以前、というよりは古代から連綿と深層を流れてきた『核心』ともいうべき組織原理や権威構造、行動原理などがいまも色濃く影響を及ぼしているのではないか」(猪瀬直樹「はじめに」より) 「いま、読者諸氏に申しあげたい。日本が変化しないときは、時代ごとの死んだ歴史を読んでいても命に別状はない。だが、いま日本人は、これまでの構造が一夜にして変わってしまう世の中に生きている。このようなときは、『通史的思考』をなさねば変化のなかを生きてはゆけない」(磯田道史「おわりに」より) 明治以降、なぜ日本は近代化に成功したのか。それは明治維新で日本が変わったのではなく、成功の要因がすでに江戸時代までの歴史の中で形づくられていたからだ。日本には、古代から変わらない「国の核心」がある。古来、培ってきた組織原理や行動原理、権威に対する考え方などが、今なお日本人に大きな影響を与えている。その「日本的原理」の長所と短所を知らねば、この国で成功をつかむことは難しいし、いかなる変革も望めない。では、「この国の秘密」とは何か?――平安時代から江戸時代まで「通史的思考」で読み解き、日本のあり方に迫る、白熱討論。 【目次】より●第1章 日本の組織原理と権威構造の源泉――古代をたずねる ●第2章 「新しい公」の再編成――鎌倉、室町、戦国のダイナミズム ●第3章 江戸武家社会の組織と個人――サラリーマン根性の始まり ●第4章 二六〇年の泰平を維持した社会システム――「転封」や「ジャンケン国家」の智恵 ●第5章 江戸に花咲いた近代的経済――進んだ経済政策と百姓たちの企業家精神

    試し読み

    フォロー
  • 頼朝と義時 武家政権の誕生
    4.0
    なぜ日本では武士優位の社会が生まれたのか? 朝廷と交渉しつつ、したたかに武士の権利を拡大していった、源頼朝、北条義時の軌跡。
  • 龍馬史
    4.0
    坂本龍馬を斬ったのは誰か? 黒幕は? 幕末最大のミステリーに挑んだ 気鋭の歴史家が、史料の丹念な読解と巧みな推理でついに謎を解きあかした。 自筆の書状から龍馬の内面に迫り、龍馬が生きた幕末という時代、土佐藩の事情などを一つ一つ検証。既成の枠にとらわれない自由な発想の持ち主が生まれた背景にも迫ります。 坂本龍馬の生涯をたどることで、複雑な幕末史が分かる。
  • 令和に生かす日本史
    -
    【令和でこそ役に立つ!真の日本史を】 経済、スキルアップ、出世の方法、組織運営、改憲問題etc. あなたを苦しめる難題は、日本史を深掘りすることで解決できる! 著書『応仁の乱』が48万部を超えるベストセラーとなり、歴史学ブームの火付け役となった呉座勇一が、世間に誤って伝わっている歴史像を排し、真実の日本史から現代でこそ役に立つ知恵を発掘する。 本書は個々の偉人に的を絞り、織田信長、西郷隆盛、伊藤博文、北条早雲、蓮如、宗祇の生き方を考察した<人生編>、改憲問題、国民性としての武士道、リスキリングの観点から、日本社会の問題点を斬った<社会編>の二部構成で進む。 これまでの歴史ビジネス本に疑問を抱いていた気鋭の歴史学者が、満を持して送る[歴史啓発書]の決定版!! ◉既得権益を無闇に否定しなかったリアリスト・織田信長の肖像 ◉自分の才能に驕り、毒舌家だった西郷隆盛が、誰からも愛される存在になった理由とは? ◉初代総理大臣にまでのし上がった伊藤博文の戦略眼と根回しの技術 ◉「応仁の乱」の激動の時代に成功を摑んだ三賢人は、北条早雲、蓮如、宗祇 ◉なぜ日本人は、1000年にわたって“憲法”を改正してこなかったのか? ◉日本人のアイデンティティ・武士道は、朝鮮蔑視とともに醸成された ◉リスキリングが重要な時代だからこそ、江戸時代の教育システムから学べ!
  • 歴史とは靴である
    4.1
    「日本」は着ぐるみがつくった国? 元号はこうして決まる。ニセモノはなぜ生まれるのか──。 古都鎌倉の高校生を前にイソダ先生が行った特別講義。 「歴史は好きか嫌いかの嗜好品ではなく、安全に世のなかを歩くためのむしろ実用品である」 という目からウロコな歴史の見方が反響を呼び、さらなる対話を生んだ。 「ブタやトイレに歴史はあるか」 「カミ・クニ・カネの『3K』」 「『いまだから言える』ということ」 「おめでたいときも、災害のときも」 「教養とはムダの別名である」 「歴史は実験できない。ただし、ある程度の法則性はある」 こんな授業を受けてみたかった。 図書館の本を読み尽くした! 筋金入りの学者が語る「歴史」とは。 「ビリギャル」こと小林さやかさんをはじめとする2対談を、文庫化にあたり新規収録。
  • 歴史の愉しみ方 忍者・合戦・幕末史に学ぶ
    4.2
    忍者の子孫を訪ね歩き、東海道新幹線の車窓から関ヶ原合戦を追体験する方法を編み出し、龍馬暗殺の黒幕を探る――。著者は全国をめぐって埋もれた古文書を次々発掘。そこから「本物の歴史像」を描き出し、その魅力を伝えてくれる。同時に、歴史は厳しいものでもある。地震史研究にも取り組む著者は、公家の日記などから、現代社会への警鐘を鳴らす。歴史を存分に愉しみ、現代に活かせる「歴史通」になりたいあなたへ。
  • 歴史のミカタ
    3.8
    歴史の本質に正面から迫る――歴史はどのような時に動くのか、歴史は繰り返されるか、日本史の特徴は何か…など、歴史の本質に正面から迫る本格対談。職場で上司・部下の関係にある二人は、膨大な知識と教養を持ちながらも、それに拘泥することなく、また狭いタコツボに逃げ込むことなく縦横無尽にユーモアを交えて語り合う。今に活かす「教訓としての歴史」も、堅苦しさを除外した「楽しめる歴史」も本書にはある。付録として、二人がすすめる書籍を掲載。歴史のおもしろさを味わいながら、豊かなミカタが身につく。
  • 歴史力で乱世を生き抜く
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『応仁の乱』はなぜヒットしたのか。世界の先行きが不透明な今、歴史への関心が高まっている。戦争とは何か、文明とは何か――時代と地域を飛び越えて、人類の普遍を見つける。呉座勇一×細谷雄一「英雄なき時代の混沌に立ち向かう」ほか。

最近チェックした作品からのおすすめ