瀧井一博の作品一覧

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作品一覧

2023/06/30更新

ユーザーレビュー

  • 大久保利通―「知」を結ぶ指導者―(新潮選書)
     著者の瀧井氏は10年以上も前に伊藤博文を「知」の政治家としてとらえて中公新書に上梓したが、本書はその「知」を誰から、どのようなものとして継承したのかを明らかにした書といえる。
     それは攘夷という狂乱の騒ぎの中で福沢を始めとする洋学の徒が説いた近代的な意味の「公」publicという観念を大久保や木戸...続きを読む
  • 伊藤博文 知の政治家
    伊藤博文による政治とその再評価をするための本。

    これまでの歴史的な評価だと伊藤ってわりと一貫性のない、フレキシブルな(っていうと聞こえがいいけど、まあ尻の座らない)政治家というイメージで語られがちですよね。
    でも作者によると実はさにあらず。
    伊藤の頭の中には、世人の計り知れない深慮遠謀があった!
    ...続きを読む
  • 伊藤博文 知の政治家
    ブックファースト渋谷文化村通り店で
    購入しました。
    (2014年4月26日)

    ちょっとだけ読もうと思ったら、
    読み始めてしまいました。
    いやあ、大分読んだな、と思って
    ページ数を見たら、まだ14ページ目です。
    だけど。
    この本は、濃い。
    素晴らしい。
    (2014年4月26日)

    「思想家」としての...続きを読む
  • 伊藤博文 知の政治家
    これまでの研究史を十分踏まえた上で、著者は、これまでとはまったく逆の伊藤博文評価を試みている。やや伊藤を持ち上げすぎのようにも感じたが、一次資料に依拠した非常にすぐれた分析であり、説得力があった。

    副題にもある通り、伊藤を「知の政治家」としてとらえる視点は、韓国統監としての植民地統治の場面にも一貫...続きを読む
  • 伊藤博文 知の政治家
    国造りの難しさを感じた。伊藤はやはり胆力のある政治家だったのだなと思う。彼は主知主義の理想家だったが、漸進主義で譲歩もたくさんしている。それが、彼の一貫性のなさにも見えるが、基本路線として、文明化し国を豊かにし、国民に安全な生活を提供したいという考えがあったように思う。知識の吸収にも貪欲だったシュタ...続きを読む

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