作品一覧

  • 増補 文明史のなかの明治憲法 ──この国のかたちと西洋体験

    増補 文明史のなかの明治憲法 ──この国のかたちと西洋体験

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,397円 (税込)
    日本人は、西洋から何をいかに学んで明治立憲体制をつくったのだろうか。憲法制定のルーツを明治初めの岩倉使節団にまで遡り、不平等条約改正に向けた諸国調査を原点としていた明治国家形成の動きが、やがて「徹頭徹尾日本的」な立憲君主制への道に転じていく過程を、木戸孝允、大久保利通、伊藤博文、山県有朋らの西洋体験を通して描き出していく。日本型立憲国家誕生のドラマとしてのみならず、西洋文明受容をめぐる思想史としても高く評価された角川財団学芸賞・大佛次郎論壇賞ダブル受賞作に、大久保利通論、伊藤博文論を増補した待望の完全版。
  • 大久保利通―「知」を結ぶ指導者―(新潮選書)

    大久保利通―「知」を結ぶ指導者―(新潮選書)

    ビジネス・実用

    4.5
    1巻2,640円 (税込)
    旧君を裏切り、親友を見捨てた「冷酷なリアリスト」という評価は正当なのか? 富国強兵と殖産興業に突き進んだ強権的指導者像の裏には、人の才を見出して繋ぎ、地方からの国づくりを目指した、もう一つの素顔が隠されていた。膨大な史料を読み解き、「知の政治家」としての新たなイメージを浮かび上がらせる、大久保論の決定版。
  • 明治史講義【グローバル研究篇】

    明治史講義【グローバル研究篇】

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻1,067円 (税込)
    かつて西洋文明の圏外にあった日本は、西洋に由来する価値観や制度を受容し、定着させ、近代化を成し遂げた。明治維新が稀有な人類の歴史的経験であることに疑いの余地はない。それはいかなる思想と条件の下、可能となったのか。明治維新は世界史においていかに語られ、そこにどんな意味が見出されているのか。世界各地域の第一線で活躍する日本研究者の知を結集し、定説とされる歴史観に囚われず、国際的に大きなインパクトを与えた明治維新の世界史的意義を多面的に検証する。
  • 明治国家をつくった人びと

    明治国家をつくった人びと

    ビジネス・実用

    3.5
    1巻990円 (税込)
    福沢諭吉宛の世界的大学者からの手紙、幕末の使節団がみたアメリカのデモクラシー、初代帝大総長がヨーロッパで接した知の精神――。伊藤博文、山県有朋、井上毅から旧幕臣知識人まで、この国のかたちを築いた骨太な指導者たちの幕末明治の文明受容の旅を辿りながら、彼らの思想と行動を読む。『本』好評連載、待望の新書化!
  • 歴史力で乱世を生き抜く

    歴史力で乱世を生き抜く

    小説・文芸

    -
    1巻305円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『応仁の乱』はなぜヒットしたのか。世界の先行きが不透明な今、歴史への関心が高まっている。戦争とは何か、文明とは何か――時代と地域を飛び越えて、人類の普遍を見つける。呉座勇一×細谷雄一「英雄なき時代の混沌に立ち向かう」ほか。
  • 伊藤博文演説集

    伊藤博文演説集

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,430円 (税込)
    「我国旗の中央に点ぜる赤き丸形は……昇る朝日の尊き徽章(きしょう)となり……文明諸国の間に伍して前方に且(か)つ上方に動かんとす」と明治四年サンフランシスコで日本の進む途を謳い上げた「日の丸演説」。文明国たらんと憲法制定・議会開設に奔走、政党政治のあるべき姿を説き、台湾・韓国統治の意義を語って国制を彫琢した政治家・伊藤の代表的演説三九篇を収録。(講談社学術文庫)
  • 伊藤博文 知の政治家

    伊藤博文 知の政治家

    ビジネス・実用

    4.1
    1巻1,034円 (税込)
    幕末維新期、若くして英国に留学、西洋文明の洗礼を受けた伊藤博文。明治維新後は、憲法を制定し、議会を開設、初代総理大臣として近代日本の骨格を創り上げた。だがその評価は、哲学なき政略家、思想なき現実主義者、また韓国併合の推進者とされ、極めて低い。しかし事実は違う。本書は、「文明」「立憲国家」「国民政治」の三つの視角から、丹念に生涯を辿り、伊藤の隠された思想・国家構想を明らかにする。

ユーザーレビュー

  • 大久保利通―「知」を結ぶ指導者―(新潮選書)

    Posted by ブクログ

    大久保利通の印象がガラリと変わる。丁寧な考証を積み重ね、客観的な史料から大久保の内面に迫る。細かい書簡や日記から読み解いているため、リアリティがあり、当時の苦悩が偲ばれる。彼が居なかったら別の日本もあっただろう。政治家の孤独と覚悟が感じられる本である。

    0
    2026年07月08日
  • 伊藤博文 知の政治家

    Posted by ブクログ

    伊藤博文 知の政治家
    中公新書 2051
    著:瀧井 一博
    出版社:中央公論新社

    伊藤博文(18411016~19091026)の半生を描いたのが本書です

    彼の顔とは、明治憲法(大日本帝国憲法)の立案者、初代内閣総理大臣、そして、朝鮮総監である

    西洋列強の日本の植民地化という国難を、国内統一、明治維新として乗り切ったのが、大久保利通や西郷隆盛といった世代でした。

    伊藤博文や、山県有朋らは、そのあとの、近代日本の整備発展という課題を担わなければならなかった、次の世代になります

    まずしい農民(卒族)として生まれた伊藤は、長州藩にて、吉田松陰の松下村塾に入塾する機会を得、安政の大獄で松陰獄死のおりには、その遺骸を引き取るという役回りも得た。

    イギリスへの短期留学を行い、ついで、アメリカへもわたっている伊藤がそこで得たものとは、まず、堪能な英語力であった。
    次に、金本位制を中心とする、通貨と国債制度。伊藤は、経済にも明るかった。
    そして、岩倉使節団の副団長として、再び、ヨーロッパへ。

    その過程で、政府の統治機構とは、制度設計と、憲法を中心とした議会制度であると確信する

    再び、憲法調査のために、ヨーロッパに渡る
    そこで、ウィーンでシュタインにであり、彼の国家学に感服する
    シュタインの説く国家学とは、憲法を頂点とする政府の組織行政であり、
    憲法とは、単なる法典ではなく、国家構造、政治の在り方を規定する側面をも考察する

    伊藤は、憲法検討の過程で、全国に、その重要性を知らせるために、講演におもむいている

    伊藤の考える政治とは、文明、立憲国家、国民政治であり、憲法と、議会はその両輪をなす重要な根幹なのである

    伊藤の考える憲法とは、天皇を中心とする立憲国家であると同時に、国民が政治の中心となる基礎なのである

    そういう意味であれば、初代の首相が、彼であったことは日本にとって、幸運だったといえる。

    あと、印象にのこったのは、陸軍との軍令の扱いだ。

    伊藤は、軍令も、内閣の統制下に置くべきであるとの立場をとったが、山県は、軍令はその限りにあらずとした。

    当時は、軍が暴走することなど視野にはいれてはいなかったが、近代日本が、朝鮮、満州、台湾とその統治対象が広がるにつれて、管理統制の分散化が問題になっていく。日本政府、帝国議会が天皇をふくめて、各所で発生する問題にタイムリーに対応ができなくなっていく

    軍令問題は、やがて、昭和において、軍の暴走を招いていくこととなる。

    目次
    はしがき
    第1章 文明との出会い
    第2章 立憲国家構想―明治憲法制定という前史
    第3章 一八九九年の憲法行脚
    第4章 知の結社としての立憲政友会
    第5章 明治国制の確立―一九〇七年の憲法改革
    第6章 清末改革と伊藤博文
    第7章 韓国統監の“ヤヌス”の顔
    あとがき
    注記
    文献略記
    参考文献
    伊藤博文年譜

    ISBN:9784121020512
    判型:新書
    ページ数:400ページ
    定価:940円(本体)
    2010年04月25日発行

    0
    2026年02月28日
  • 明治国家をつくった人びと

    Posted by ブクログ

    ・幕末の福沢諭吉、玉虫左太夫、ジョセフ・ヒコ等の欧米・ハワイ王国でのconstitution(国制)の感得。
    ・幕末・明治の伊藤博文等の国制の感得。シュタインは福沢の時事小言の国制・行政二元論を評価
    ・井上毅の天皇親政絶対論vs伊藤の「行政権ハ帝国内国ニ於イテ統一ス」
    ・「(天皇)は日本国をrepresent(表彰す)by伊藤~対外的表象であり、国民統合の象徴


    ・合衆国は、まずは合・衆国=連邦United States であり、合衆・国=共和国

    0
    2025年05月16日
  • 大久保利通―「知」を結ぶ指導者―(新潮選書)

    Posted by ブクログ

     著者の瀧井氏は10年以上も前に伊藤博文を「知」の政治家としてとらえて中公新書に上梓したが、本書はその「知」を誰から、どのようなものとして継承したのかを明らかにした書といえる。
     それは攘夷という狂乱の騒ぎの中で福沢を始めとする洋学の徒が説いた近代的な意味の「公」publicという観念を大久保や木戸も倒幕の嵐を潜り抜けるうちに体得し、それがあってはじめて尊皇攘夷の薩長が新政府になると尊皇開国に転じて文明開化の新政府を演ずるという曲芸もどきの大転換ができたのだろう。
     たいへんな労作である。

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    2023年02月18日
  • 伊藤博文 知の政治家

    Posted by ブクログ

    伊藤博文による政治とその再評価をするための本。

    これまでの歴史的な評価だと伊藤ってわりと一貫性のない、フレキシブルな(っていうと聞こえがいいけど、まあ尻の座らない)政治家というイメージで語られがちですよね。
    でも作者によると実はさにあらず。
    伊藤の頭の中には、世人の計り知れない深慮遠謀があった!
    つまり、(現時点では政党政治とか無理だけど、いずれは実践していくべきだよね)とか(軍部の権限をできるだけ制御して、内閣中心の政治をおこなっていくつもりだけど、軍部と話し合いしてある程度お互いに妥協するのも大事だよね)とか・・
    漸進的で平和主義的な伊藤らしい政治のかじ取りの仕方だと思います。
    そういう伊藤の政治的スタンスや思惑を、筆者は、莫大な史料から読み解いている。

    時代時代にあわせた政治の在り方をプレゼンしていってるイメージですね☆彡
    気まぐれや適当な判断で動いてるわけではないんだね☆
    幕末の多幸症やんちゃ坊主がここまで成長するなんて・・木戸さん天国から見て泣いてるぞ俊輔☆☆彡

    それにしても腹心の伊東巳代治や、原敬からも(日記の中で)糞みそに言われたりして・・・かわいそうな伊藤博文wwでも、そこがかわいいんだけどね!

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    2016年03月29日

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