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Posted by ブクログ
源氏といえば武士!というイメージをそっと塗り替えてくれる本ですが、天皇の多さと系統の煩雑さでとりあえずの大筋はつかんだけどごめん名前は全く頭に入らなかった・・・。
村上源氏は息長く活躍したってことと、ずっと昔から公家は藤原氏に遠慮してたんやなってことは覚えました。源氏物語にもそういう社会背景が反映されていたり、お寺の偉いさんを勤めた源氏のお歴々などの紹介も面白かったです。どうして仁和寺の法師のエピソードはアホなのが多いのかという理由も、この本を読めば納得です。大きなお寺の座主や長者はだいたい尊い家系の方が務めますよね・・・。あと摂関家の発生から消滅までを追えたのも良かった。大昔に勉強した日本史で、あれこれと覚えさせられたあんなことやこんなことのバラバラな事項が、公家源氏を軸にして自分なりに納得できる感じで読めました。とにかく何度もいうけど名前を覚えるのが無理すぎて、この人は何天皇の何番目だとか、いま筆者が出したこの人は誰の子供なんやと、系図も丁寧にのせてくれてるんだけど遡ってきりがないし覚えられないし色々と無理。
とても勉強になる本だったことには違いないので★4つです。
Posted by ブクログ
公家源氏とは武家源氏と一線を画す、清和源氏が一般に知られているが「公家源氏として生き残れない」から武家になったのであって、清和帝の時代の頻繁な幼帝誕生を考慮してみれば「(天皇の)ミウチ意識」が薄い時代の臣籍降下では議政官(閣僚みたいなもの)は無理なので「清和源氏は公家源氏としては低迷」という事が本書から分かる
天皇の子孫たちが貴族として成功したのは「藤原氏」と血縁関係を成した宇多源氏・醍醐源氏が「藤原道長」室のは母方氏族として「摂関家からのミウチ意識」についてきた地位だ(元々天皇に結びついた藤原家が准皇室家=ミウチ意識の恩恵に預かったのを縮小再生産?)
皇室の藩屏として王権を支えてきたのは初期は王族、宇多・醍醐源氏が続き村上源氏が幕末まで隆盛となる、これだけが公家源氏と言って差し支えない)
本書で再確認できたのは(村上⇨具平親王⇨)源師房=村上源氏も道長娘を嫁にし頼通の猶子ゆえの准摂関家ゆえの繁栄、台記からも「源氏なりと雖も(師房=)土御門右丞相の子孫は(道長=)御堂の末葉に入る 彼の(師房=)右府は頼通=宇治殿の御子なるが故也」と源氏摂関家であると明言されている
色々と示唆含んだ一冊である
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