素顔の西郷隆盛(新潮新書)

素顔の西郷隆盛(新潮新書)

902円 (税込)

4pt

今から百五十年前、この国のかたちを一変させた西郷隆盛とは、いったい何者か。薩摩での生い立ちから、悩み多き青春と心中未遂、流謫の南島から幕末の渦中へと舞い戻り、策謀と戦闘の果てに倒幕を成し遂げ、ついには賊軍として西南戦争で自決するまで――後代の神格化と英雄視を離れて、「大西郷」の意外な素顔を活写、その人間像と維新史を浮き彫りにする。

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素顔の西郷隆盛(新潮新書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この本を読んで、西郷隆盛の姿をより深く知ることができました。
    本の帯にあるように、彼が「愛すべき異端児」でありながら、新しい日本国家を作るために徹底した破壊を断行したことから、畏敬の念と感謝の情を抱かざるを得ません。
    西郷隆盛は強烈な個性をもった男であり、「傷がある金の玉」というような存在であったと

    0
    2023年02月22日

    Posted by ブクログ

    再読したいと思わせてた本。
    磯田さんの本は好きだが中でも好きな本の一つ。
    学生時代に読みたかったな〜と思った

    0
    2022年11月19日

    Posted by ブクログ

    今や司馬遼太郎の後継者として引っ張りだこの著者であるが、本作も実に西郷を調べ尽くしている。西郷の周りでは多くの人間が死んでいくというのは言い得て妙である。司馬遼太郎の「翔ぶが如く」でも地元では西郷はあまりよく思われていないと書かれていたと思う、多分西郷は時代の破壊者として生まれてきたのであろう。とこ

    0
    2019年04月09日

    Posted by ブクログ

    磯田氏のこの本と司馬遼太郎氏の翔ぶが如く読んだ。もちろん磯田氏は古文書から日本歴史家として歴史を忠実にかかれている。それに対し司馬氏はあくまでも小説家であるため、史実は忠実に再現され、それに創作部分をくわえられている。両書に描かれている共通部分が史実として私は捉えている。
    この歳になって、古文書から

    0
    2018年07月09日

    Posted by ブクログ

    磯田氏の人気の秘密は、埋もれていた古文書を掘り出し、拾い集めて、ミクロの視点で歴史を解釈して見せることにあるでしょう。
    西郷隆盛という人間は体格も、人物スケールも大きい。
    いわばマクロの代表のような人です。
    それを、ミクロから解釈して見せるのですから、面白くないはずがない。
    この組み合わせですから、

    0
    2018年07月05日

    Posted by ブクログ

    西郷隆盛の本はだいぶ読んだが、一生を客観的に記載されており、歴史学者ならではの評伝である。
    西郷隆盛を知れば知るほど、わからなくなる。だからこそ、西郷は語り継がれていくのが理解できた。

    0
    2023年08月06日

    Posted by ブクログ

    質素倹約・自己犠牲をいとわない、他者を自己と同一化する優しさと、調査・分析を怠らない冷徹さを持った革命家の一生を描いたノンフィクション。

    司馬遼太郎「翔ぶが如く」やNHK大河で終わっていた革命家としての西郷隆盛を深掘りしてくれた作品。

    家族にとって困った長男坊という著者の指摘には苦笑いしかできな

    0
    2020年05月21日

    Posted by ブクログ

    西郷隆盛についてはいろいろな見方がある。この本はその理解しにくい西郷の人物像がわかりやすく書かれており読んでよかった。

    0
    2019年05月12日

    Posted by ブクログ

    ★★★2019年5月★★★


    『武士の家計簿』などの著作で知られる、磯田氏による西郷論。西郷こと吉之助少年は、周囲から「ややこしい奴」だと思われていたらしい。自らの高い志のため、妥協する事がなかったからだろうか。


    君主斉彬の死、自らの入水自殺未遂、弟吉二郎の死、多くの出来事が西郷に影響を与えた

    0
    2019年05月06日

    Posted by ブクログ

     西郷隆盛という人がいなかったら、今のこの国のかたちはなかったかもしれない。

     しかしそのキャラクターは子供のように自然体すぎる。人にはない大きな愛と力を持ちながら、ときには全てをほりだして逃げ、脱力し、自然へと帰っていってしまう。

     子供みたいな純真な側面がありながら、策謀をはじめるといくらで

    0
    2019年03月23日

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