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Posted by ブクログ 2024年02月25日
冒頭、秀吉と二度の天災の章がおもしろかった。こういう発見を探すのが歴史学者なのだと今後ももっと伝え続けてほしい。未来の素敵な学者ががもっと増えそう。
最後の東北地震の章は、編集者の意図なのか著者が本心から入れたかった話なのかわからないけれど、ちょっと蛇足感があった気がする。おわりにでサラリと話すのみ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月24日
過去の文献から、地震、噴火、台風の日本各地での状況を特に過去マックスの被害を受けた可能性のある場所、状況を考え今後の防災への呼びかけを訴える。
地震では南海トラフは150年程度のスパンで起こっており、あと20年の猶予はあるかと著者は考えている。また、富士山噴火は、大地震と前後することがほとんどであり...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月22日
「歴史学は生きている。我々の命をも守りうる現代に必要な学問である。」筆者の強い信念の元書かれた本書は防災史に残る名著であろう。
歴史研究は決して過去のものではない。現代の目から過去を見つめることにより、未来に活かしていく学問。そんな筆者の考えが本書から伝わってくる作品。
地震や火山活動には周期が...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月07日
最近は毎年災害が発生しています。
しかし昔の自然災害による被害は現代とは比べ
ものにならなかったでしょう。
そしてそれらは、その後の歴史に大きく影響を
与えたと推測されます。
一方で被災に遭った先人たちはその教訓を後世
に伝えようともしたはずです。
東日本大震災では震災遺構を残すべきか、それ
...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月02日
過去日本に起きた天災、災害について古文書から読み解き、昔の人の経験や教訓をこれからの自分たちに生かして行こうという筆者の思いが前面に詰まった一冊。
歴史というと、小中学校では覚えることがたくさんあって、よく分からない政治のことやら人物やらできごとやらを一生懸命覚えてテストして…これに歴史を学ぶ意義を...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月15日
日本史の1つの切り口、災害史。
日本は歴史的に数多くの自然災害に遭遇している。
このため、それを遺した古文書が数多くあるというのが、
磯田氏が繰り返し伝えられている過去の災害の記録である。
東日本大震災から月日が経つにつれて、地震や津波に対しての関心が早くも薄れつつあることを感じる。
しかし、過去の...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月20日
古記録に残る天災の資料のいくつかを紹介し、今後の防災に役立てようという趣旨である。わが国は世界有数の天災多発地帯にある。台風は低気圧による季節的な被害に加え、長期的で予測不可能な大地震や津波の害を繰り返し受けてきている。その数は膨大だ。
にもかかわらず、私たちが日々の生活に恐怖を感じることがない...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月27日
日本史に関わってくる天災についての本。当たり前の話だが、日本が地震大国と言うのは大昔からなのだと改めて実感する。その時々の経験や知恵が生かされ、また別の分野にも影響を与え次の代へと繋いでゆく。それらが後の天災への対応に役立った例も多々ある。つくづく歴史というものは馬鹿にできない。
それを残すために必...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月21日
地震、津波、台風、高潮、がけ崩れ等々、日本は自然災害が多い国であるが、その歴史が過去の古文書にたくさん残されている。本書は磯田氏がそれらを広く収集し研究したものをまとめたものである。新聞の連載記事を集めた部分があり、同じ内容の繰り返しなど、一冊の本としてのまとまりに欠ける箇所はあるが、そのことが気...続きを読む
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