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Posted by ブクログ 2024年04月28日
平安時代は決して平安ではなかった。そのことを痛感することができる本である。それも摂関政治の絶頂期と言える藤原道長や頼道の時代でもかなりの乱行が幾つもあった。本書は歴史学の立場で文学作品は一等資料としては用いず、公家日記の類を根拠にして論じられている。しかも対象は地下と呼ばれた下級官人なのである。
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Posted by ブクログ 2024年01月05日
平安時代の摂関期での、平安京での下級官人について、
古記録から拾い上げ、その仕事や生活等を紐解く。
・初めに
序章 摂関期の平安京
第一章 下級官人の仕事 第二章 生活のあれこれ
第三章 恐怖の対象 第四章 平安京の人びと
・おわりに 平安京の日々
略年譜、関係地図(平安京内)、関係地図(平安京...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月05日
平安時代の下級官人の置かれていた状況、人事への一喜一憂やその勤務振り、生活の実相を、「古記録」を用いて明らかにしようとするもの。
摂関期になると下級官人が昇進できるのは限られたポストまでとなってしまっていたが、役人にとって人事は何よりも重要。悲喜こもごもが語られる。また、この時代何よりも求めら...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月10日
<目次>
序章 摂関期の平安京
第1章 下級官人の仕事
第2章 生活のあれこれ
第3章 恐怖の対象
第4章 平安京の人びと
おわりに 平安京の日々
<内容>
平安期の貴族の日記をベースに、当時の教科書レベルよりも下の人びと=下級官人を主人公に、彼らの生き方を見ていく本。ちょっと単調で飽...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月22日
下級官人の業務・日常・取り巻く社会を御堂関白記・権記・小右記などの記録から導き出している
そこかしこに実資(大河ドラマではロバート秋山)の名前がでてくる、日記にマメな貴族さん
興味深かったのは、触穢に対するこだわり(本朝独特の忌む風習)は疫病と関係あるのではないか、天然痘等の最悪の死を前提に考えると...続きを読む
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