三浦しをんのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ往復書簡の形式で進むお話というのがとても新鮮でおもしろかった。本当にこれだけで長編小説が成り立ってしまうのね…
一方からの手紙が続く様だけでここまで「語れる」とは、小説家って本当にすごいなと思った。
登場人物は二人ともお嬢様って感じ。
ののは一般家庭ではあるものの、通ってる学校がお嬢様学校だからだろうか。
小説全体を通して、二人の学生時代から大人になるまでが描かれており、物語の壮大さとしては、『トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー』(ガブリエル・セヴィン)にも似ている。人間の人生をまるっと読んだような感覚。
特に学生時代の、友達以上恋人未満のような秘密を含んだ甘い雰囲気は、と -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ軽快で明るく、ひたむきな作品の印象がある三浦しをんさんが、こういう小説も書くのかと少し驚いた。けれども確かに、小説やエッセイにおいて、心情の核のようなものを常にまっすぐ捉えているしをんさん
だから、われわれ人間の裡にぽっかり空いた空虚な闇も、こうして静かな視線で見つめているのかとも思う。
正直言って、この作品の登場人物すべてが嫌いだ。私が言えた義理じゃないけど、どの愛もすべて身勝手で歪んでいる。信之の美花への、輔の信之への、偏執的なそれは、かつて津波という「暴力」で大切なものを損なわれた代償なのか。
いや、一番気持ちの悪いのは信之の妻の、津波とは何の関わりもない南海子だ。夫からかけらほども愛さ -
Posted by ブクログ
ネタバレうーんなんとなくで終わってしまった。
特にこれといった感想は浮かばないけどまあそういうのがあってもいいかなとは思う。
エレジーって平井堅の歌であったような哀歌ってことだよな?と思いながら開いた本だけど、ずっともちもち流れてたな。たしかに生い立ちの複雑さに比してエレジーのエの字もなさそうだったけどひとえにお母さんたちのおかげだろうなぁよかったね〜という感想だった。
父親はよく分からない程度の存在感しかなかったけどなんだあいつって感想しかないな。
なんで登場してきたんだろうか謎すぎる。
物語の都合とか考えず物語の世界が実在していると考えるとより一層塵芥じゃんと思う。 -
-
Posted by ブクログ
トイレ文庫におすすめ(衛生的にはダメ)
文章が軽快で、こんなにも執筆家が書いている情景を思い浮かべられるエッセイ集はない気がする。
印象的なだったのは、
近所で朝からスパーンスパーンとキャッチボールをする少年の話。芽は早くに摘んでいくと三浦しをんさんは語る。
なんて挑戦的!非情なのかと思わせる話だけど、決して非情でも、冷たい人でもない。面白優しい思考で、物事を捉えている。
無理なポジティブ変換ではなく
自分の不快な感情を出しつつ、ユニークに物事を考えることができたら生きやすいだろうなと思った。
だからこそ、バリキャリが多そうなBAILAでのコラムが適当なのかなと思った -
Posted by ブクログ
イマイチ必要性を感じない姥捨山のような職場でゆるく働く社員達の反逆。てっきり人生の岐路に立たされたOLのゆるいお話かと思ってた。
どこか「ののはな通信」と「舟を編む」を思い出させますね。
面白かったけど、主人公を突き動かす感情が理解できなかった。私だったらクビになりたくないから口をつむぐと思う笑
好きなキャラはみっこちゃん。
外見や仕草から女の敵みたいなキャラだけど、割と無愛想な主人公の事を先輩と慕ってる。可愛くて良い子だなと思った。
苦手なキャラは美咲と洋平。
幸せのカタチは人それぞれだけど、もう少し相手の気持ちを考えてくれ。特に洋平お前だ。
BLに詳しいけどやっぱり三浦先生って腐女