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Posted by ブクログ 2023年05月07日
読みながら、ジーンとしたり、ホロリとしたり、クスッとしたり、ニヤッとしたり、73歳の国政と源二郎、幼なじみコンビに心奪われた。
政も源も、それぞれ偏屈なところがあるけれど、源は自由奔放が故で偏屈というより頑固という方が合っているか。政の方がややこしいタイプで、本当に偏屈。
でも、70年以上の幼なじ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月18日
やっぱり上手いなあ、しをんさん‼︎
読む前は、「パワフルおじいちゃんたちの活躍話かな?」なんて思ったけど、失礼しました。ちょこっと違う。
国政の目線で話は進みます。
もちろんパワフルなとこもあるし、源二郎との会話や、国政が心の中で悪態つくとことか、もう声を出して笑っちゃう( ´∀`)
でも、この作...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月02日
『政と源』 三浦しをんさん
真面目な元銀行員の国政と、破天荒で自由人なつまみ簪職人の源二郎は、子供の頃からの幼馴染み。年齢は2人合わせて146歳!そんなおじい2人が繰り成す、笑いあり、涙もちょっとありな人情物語。
おもしろいです。きっと1ページ目から笑います。笑
「秒針が夜を数えていた」
夏の...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年05月02日
ほっこり。幼馴染っていいな。そして、家族は大事にしなくては。とくに会話すること。無言でわかり合うなんてできないことね。大事な人に、伝えるべきことは伝えないといけないし、話し合わなくては。そして、他人でも、家族と同じくらい近い人がいる。いざという時には自分の人生を助けてくれる存在。家族より長く一緒に過...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月23日
東京下町に住む政と源。元銀行員でやや僻み根性の国政。自由奔放な、まさに職人気質の源二郎。戦後を乗り切った同級生は、羨ましいくらいの親友だ。6話の連作短編で、日常と非日常の境界線が巧く表現されている。つまみ簪という言葉を初めて知ったのも収穫だ(この歳にして……)。源二郎の弟子・徹平の一途さが物語を明る...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月20日
正反対の性格と境遇にあって、老人凸凹コンビの国政と源次郎。おさななじみの73歳。
どんな人生を生きたとしても、こんな友人が生涯そばにいてくれるってなんて幸せなことだろう。
「もう桜も終わりだな」
「また来年があるさ」
「来年の桜を見られるのか、俺たちは」
「さあなあ」
「俺たちが見られなかったとして...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年04月07日
多くの人は政のような感情を抱え、源のような人に憧れ嫉妬しながら、でも自分の人生を変えられないのだと思う。
今私は社会人3年目だが、仕事を頑張って40年間経た後に何があるんだろうと考えるきっかけになった。政は決して仕事をサボってきたり、充実していない人生を送ってきたわけではない。ただ源と決定的に違うの...続きを読む
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