政と源

政と源

605円 (税込)

3pt

東京都墨田区Y町。つまみ簪職人・源二郎の弟子である徹平の様子がおかしい。どうやら、昔の不良仲間に強請られたらしい。それを知った源二郎は、幼なじみの国政とともにひと肌脱ぐことにするが――。当年とって七十三歳の国政と源二郎は、正反対の性格ながら、なぜか良いコンビ。水路のある下町を舞台に老人パワーを炸裂させるふたりの、痛快で心温まる人情譚! 【目次】一、政と源/二、幼なじみ無線/三、象を見た日/四、花も嵐も/五、平成無責任男/六、Y町の永遠

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政と源 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    日本の平均年齢は50を超えたらしいけど、その辺から上の人たちには面白くてサラサラ読めるんじゃないかな。

    0
    2024年08月01日

    Posted by ブクログ

    読みながら、ジーンとしたり、ホロリとしたり、クスッとしたり、ニヤッとしたり、73歳の国政と源二郎、幼なじみコンビに心奪われた。

    政も源も、それぞれ偏屈なところがあるけれど、源は自由奔放が故で偏屈というより頑固という方が合っているか。政の方がややこしいタイプで、本当に偏屈。
    でも、70年以上の幼なじ

    0
    2023年05月07日

    Posted by ブクログ

    やっぱり上手いなあ、しをんさん‼︎
    読む前は、「パワフルおじいちゃんたちの活躍話かな?」なんて思ったけど、失礼しました。ちょこっと違う。
    国政の目線で話は進みます。
    もちろんパワフルなとこもあるし、源二郎との会話や、国政が心の中で悪態つくとことか、もう声を出して笑っちゃう( ´∀`)

    でも、この作

    0
    2021年07月18日

    Posted by ブクログ

    『政と源』 三浦しをんさん

    真面目な元銀行員の国政と、破天荒で自由人なつまみ簪職人の源二郎は、子供の頃からの幼馴染み。年齢は2人合わせて146歳!そんなおじい2人が繰り成す、笑いあり、涙もちょっとありな人情物語。
    おもしろいです。きっと1ページ目から笑います。笑

    「秒針が夜を数えていた」

    夏の

    0
    2020年08月02日

    購入済み

    何度読んでも面白い

    三浦しをんさんの作品は神去りなあなあ村を初めて読んで、痛快な落語を聞いているような言葉の選び方がうまい!とうなってしまった。この政と源もストーリーもさることながら、源さんの破天荒ぶりにクソ真面目な政さんが振り回されている様が面白く、でもこの源さんにはつらい過去があるという笑いだけではない内容に心ひか

    0
    2019年12月29日

    Posted by ブクログ

    相変わらず面白い!

    不器用で気持ちを素直に言葉にできない国政。
    天真爛漫で人思い。自由気ままな源二郎。

    似ているようで真逆な2人。

    2人の掛け合い、お互いを思う気持ち、すれ違っているようでしっかりと絆で繋がっている。

    読んでいてとても楽しく、2人の関係性がうらやましく思える作品でした。

    0
    2024年10月10日

    Posted by ブクログ

    プロマンスってこいうことを言うんだ…!?って思わせてくれた。これもある意味のバディものでもある気がするけど、やっぱキャラクターが正反対だと映えるよなあ。すごく好きだった。
    亡くなった人は記憶になって頭の中にいるっていうのがとても好きだった。あと葉書送るのが好き。
    どっちが先に亡くなっちゃうかなってち

    0
    2024年09月07日

    Posted by ブクログ

    幼馴染である国政と源二郎の下町人情あるれる物語。つまみかんざし職人である源二郎の弟子、徹平と彼女のマミたちとの心温まる話しでした。
    自分がその年になった時、このような友はいないよなあと思うと、二人がとても羨ましくなった。
    80歳、90歳になってもこのままの二人でいてほしい。そして、国政の奥さんが帰っ

    0
    2024年05月14日

    匿名

    購入済み

    幼馴染っていいですね。
    楽しく読ませていただきました。

    0
    2024年03月24日

    Posted by ブクログ

    東京下町に住む政と源。元銀行員でやや僻み根性の国政。自由奔放な、まさに職人気質の源二郎。戦後を乗り切った同級生は、羨ましいくらいの親友だ。6話の連作短編で、日常と非日常の境界線が巧く表現されている。つまみ簪という言葉を初めて知ったのも収穫だ(この歳にして……)。源二郎の弟子・徹平の一途さが物語を明る

    0
    2024年01月23日

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