政と源

政と源

小説・文芸
605円 (税込)

3pt

東京都墨田区Y町。つまみ簪職人・源二郎の弟子である徹平の様子がおかしい。どうやら、昔の不良仲間に強請られたらしい。それを知った源二郎は、幼なじみの国政とともにひと肌脱ぐことにするが――。当年とって七十三歳の国政と源二郎は、正反対の性格ながら、なぜか良いコンビ。水路のある下町を舞台に老人パワーを炸裂させるふたりの、痛快で心温まる人情譚! 【目次】一、政と源/二、幼なじみ無線/三、象を見た日/四、花も嵐も/五、平成無責任男/六、Y町の永遠

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政と源 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    水路のある下町で生まれ育ち御歳73才になったつまみ簪職人源二郎と元銀行員の国政。ぎっくり腰で動けなくなった国政や源二郎の弟子徹平の結婚騒動に、お節介やら人情やらで心から「素敵な人間関係だなぁ」と思えるものばかり。
    時代は平成中期くらいかな。良かったです。

    0
    2026年03月28日

    Posted by ブクログ

    下町育ちの幼馴染の老人2人が、なんとも言えない心地よさを生み出しています。
    2人のキャラや、2人を取り囲む人々のキャラが絶妙で、あっという間に読み終わってしまいました。

    0
    2025年12月24日

    Posted by ブクログ

    日本の平均年齢は50を超えたらしいけど、その辺から上の人たちには面白くてサラサラ読めるんじゃないかな。

    0
    2024年08月01日

    Posted by ブクログ

    読みながら、ジーンとしたり、ホロリとしたり、クスッとしたり、ニヤッとしたり、73歳の国政と源二郎、幼なじみコンビに心奪われた。

    政も源も、それぞれ偏屈なところがあるけれど、源は自由奔放が故で偏屈というより頑固という方が合っているか。政の方がややこしいタイプで、本当に偏屈。
    でも、70年以上の幼なじみならではの息ピッタリなところをみせたり、喧嘩したり、妬んで拗ねたり。何も言わなくても分かり合っていて、そういう生涯の友っていいなぁと思う。

    三浦しをんさんの表現にも、はっとさせられるたり、ジワッと情景が広がって心動かされる。
    国政と源二郎が生まれ育ち、今も暮らす町の象徴にもなっている水路に、今生きている人々の人生だけでなく、これまで生きてきた人や、これから生まれくる人々に至るまで、永遠に続く時の流れをなぞらえているところが特に良いなぁと思った。

    0
    2023年05月07日

    Posted by ブクログ

    やっぱり上手いなあ、しをんさん‼︎
    読む前は、「パワフルおじいちゃんたちの活躍話かな?」なんて思ったけど、失礼しました。ちょこっと違う。
    国政の目線で話は進みます。
    もちろんパワフルなとこもあるし、源二郎との会話や、国政が心の中で悪態つくとことか、もう声を出して笑っちゃう( ´∀`)

    でも、この作品の良さは、この年代の老人の心の中を、暖かく素直に、明るく描けてるところだと思うのです。

    私の亡き母が昔、
    「歳取ったら、時間なんていくらでもあるわよ」ってよく言ってました。
    当時、私が、子育てと、パートと、学校のPTAが重なってた頃かなぁ?
    あの頃の、母の気持ちが、今私もすごくわかる気がしてきてるのです。
    (まだ私はそこまでの歳ではないけれどね)

    この作品の中で、国政が、夜中に目が覚めてどうにか寝ようと姿勢を考えたり、出かける何時間も前、早朝から起きてしまい、どうやって時間を潰そうかと考えたり、過去を振り返っては落ち込んだり、源二郎と比べてみては、己の不甲斐なさを感じたり、寂しさゆえ、妬んだり僻んだり…。

    こういう描写の一つ一つに、うんうん!わかるわかる!って思いながら…自分がこの年代になって読んだからだなぁ、今読んで良かった‼︎ って思いました。

    どんな人でも、若い頃があって、どんな人でもいずれ年寄りになる。どの年代にあっても、迷いジタバタするけど、そうやって積み重ねていくしかないのよねぇ…なんてしみじみしながら読み、じんわりと涙が滲んだのでした。

    0
    2021年07月18日

    購入済み

    何度読んでも面白い

    三浦しをんさんの作品は神去りなあなあ村を初めて読んで、痛快な落語を聞いているような言葉の選び方がうまい!とうなってしまった。この政と源もストーリーもさることながら、源さんの破天荒ぶりにクソ真面目な政さんが振り回されている様が面白く、でもこの源さんにはつらい過去があるという笑いだけではない内容に心ひかれている。

    0
    2019年12月29日

    Posted by ブクログ

    こんな最高の幼馴染がいる二人が羨ましい。
    生き方も考え方も正反対なのに、なぜか仲良し♪
    それはきっと互いに認め合い、大切に思っているからだろう。
    人って温かいな(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)



    73歳の国政と源二郎は、水路のある下町に暮らす幼馴染。

    ※元銀行員で真面目な政
    見合い結婚をし、懸命に働いてきたはずだが、今は妻と二人の娘に見放され、孤独な一人暮らし。

    ※つまみ簪(かんざし)職人の源
    好きな相手と駆落ち同然の結婚をした。
    妻に先立たれ子もいないが、今は若い弟子を取り楽しそうに暮らしている。

    そんな源に嫉妬する政の姿には、思わず笑ってしまう( *´艸`)
    でもその気持ちは正直だよね。
    慕ってくれる弟子とその彼女がいつも近くにいて、賑やかで、生き生きと見えるんだもの。

    しかし二人は〝幼なじみ無線〟で繋がっているから、どちらかがピンチの時は助けにいくのね。
    ホントに良い関係…



    あぁ、やっぱり人って温かい。
    どんなに孤独だと思っても、一人じゃない。
    寄り添ってくれる人、一緒にご飯を食べてくれる人がきっと近くにいるはず。


    人間味に溢れる温かい一冊でした(*๓´╰╯`๓)


    0
    2026年08月11日

    Posted by ブクログ

    幼馴染みの国政と源二郎。真面目な国政と奔放な源二郎。油と水のような関係だが、お互いを気遣い合う間柄が素敵だ。
    船で行き来するというのが江戸の情緒を感じる。

    0
    2026年07月23日

    Posted by ブクログ

    おじいさんの幼なじみ
    ニコイチってこんな感じ?
    足りないところを補うとかそんなくさい関係じゃないけど、必要不可欠な存在。素敵だと思った
    あとは気持ちを正直に伝える大切さ、素直になる大切さを感じた

    0
    2025年07月27日

    Posted by ブクログ

    江戸っ子じいさんたちの切なくて面白おかしい日常!
    こんな幼なじみがいたら老後生活も悪くない。
    いいな〜、こんな幼なじみがほしいなぁ。

    思わず1人でプププと笑う場面もあり、元気になれる一冊。
    続編あればいいのにな。

    0
    2025年05月18日

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