三浦しをんのレビュー一覧

  • 愛なき世界(上)

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    文楽、林業、辞書制作などなど。
    三浦さんの作品ではディープな世界を、登場人物の肩越しにのぞき込むことができて楽しい。

    今作では植物学。
    T大学ご近所で、古くからある洋食屋「円服亭」の見習い料理人藤丸陽太青年を案内人として、密林のようにディープな世界に入っていくことになる。
    この青年が、底抜けに明るく、人が好く、本当に嫌みがないおかげで楽しく読み続けられる。
    彼の眼には、大学の建物も、実験の手続きも、全てが新鮮で、神秘的で、魅力的に見えるのだ。

    このお人よしの藤丸が、出前を届けに行ったT大理学部松田研究室で、運命の出会いを経験する。
    大学院生の本村紗英。
    植物を愛し、シロイヌナズナの研究に打

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    2024年11月22日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    贅沢な列車に、贅沢な名前の並ぶ小説

    それぞれの物語がとてもあたたかい気持ちになる

    そこに乗車するそれぞれが
    何らかの思いを一緒に乗せて旅に出る

    誰かを大切に思って
    大切な人を誘って
    願い叶わなかった列車の旅になっても
    「その人を思い出すこと」が供養にもなる

    1話目の
    さよなら、波瑠/井上荒野
    一見、芯もあって強くて…こういう人の気持ちが
    苦しくて苦しくてね
    思わず感情移入、涙が出た

    糸井重里さんの
    「帰るところがあるから、旅人になれる」
    当たり前なんだけど
    そんなふうに考えたことなかったからね
    さすがだな、
    糸井さんの言葉だな、って思った

    静かな気持ちで読めるキレイな本でした

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    2024年11月19日
  • わたしの名店

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    おいしい一皿と題されてはいるが、決してグルメ店巡りの内容ではない。
    28名の著名な方々にとって、思い入れのあるお店を紹介しながらその由来をエッセイとして綴られている。
    三浦しをんさんを筆頭に、西加奈子さん、瀬尾まいこさん、藤岡陽子さんたちが自分だけの大切なお店を語っておられるのだ。
    単なる食事処ではあるのだが、やはり食と人生の繋がりは人それぞれにあるものだと、読書後に思い至った。

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    2024年11月16日
  • 女子漂流

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    んー、悪くないんだけど根底では共通点の多い女2人が飲み屋でしゃべっているのを眺めている気分になりました。2人とも大人なのでいい塩梅におとしどころを見つけながら喋っているというか。。

    個別の小説なりエッセイを読む方が2人の個性をよりよく理解できます

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    2024年11月16日
  • まほろ駅前狂騒曲

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    読めば読むほどに、多田と行天の魅力爆発。
    今回は少しドタバタしていたけど、それでもまほろの個性的な住人たちの優しやが十二分に伝わった。

    これからの多田と行天の生活もちょっとのぞいてみたい。

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    2024年11月11日
  • 神去なあなあ夜話

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    神去シリーズ第二弾!といっても「神去なあなあ日常」より時を経ること7年目。
    私は「日常」を2010年に読んだので、14も歳を重ねてしまったけど「夜話」の平野勇気くんはまだ林業2年目爆走中。

    林業と村に生きる人々との暮らし。
    神に触れ、恋をして、怪我をして遭難して免許を取得して鳥居を作って初めてのクリスマスパーチー、神去を愛し奮闘する青年が書き記した痛快備忘録。

    がんばれ勇気。そんな1冊。

    今年の28冊目
    2024.11.4

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    2024年11月04日
  • わたしの名店

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    そのお店が好きなんだなぁと伝わる内容だったと思うけど、時間がたって、覚えているのは朝井リョウだけ…。

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    2024年10月27日
  • ビロウな話で恐縮です日記(新潮文庫)

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    三浦しをんのWeb日記!
    こないだエッセイを読んだのと繋がってる?ってぐらい日常が変わり映えしてないのが可笑しかった(笑)
    変わらぬオタクっぷりと、お風呂に入らない生活ww
    でも周りの人もみんなオタクで漫画やDVDなどについて語り合ったりすごく日常を謳歌してる感じが伝わってくる。
    わたしには分からない二次元の話も多いけどw
    あとは言葉について毎回考えたり調べたりはさすなだな〜と思うし、何よりも夢のレベルが桁違い(笑)
    あんな夢一般人は絶対に見ない(笑)

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    2024年10月23日
  • のっけから失礼します

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    ネタバレ

    創作物を読む・観ることから、考えて言語化する様を読むことがこんなにも楽しい!

    ようやくゲットでき、読めた。

    スポーツ漫画に赤点回避のために勉強する回が必要であるという意見にそうなんだよ~!!!と深く共感することもあれば、恋や性別の違いについての意見にハッ!とさせられる。

    まさか高天を読んでいるとは。(嬉)

    やっぱり『ハイロー』観るべきか。。

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    2024年10月22日
  • 白いへび眠る島

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    閉鎖的な島の因習や、島の人々との関係性に息苦しさを感じる事は若い頃によく感じ、その悩み、故郷への単純に割り切れない感情を、ファンタジー色の中にうまく入れ込んでいる。

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    2024年10月20日
  • 乙女なげやり(新潮文庫)

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    しをんさん、小説と人格違いすぎwww

    一つ前に読んだ同著者の『極め道』より面白かった

    おそらく恋愛要素があるから
    声出して笑いました

    だめだ、最近は、本読むと眠くなってまう

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    2024年10月10日
  • 女子漂流

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    他者と自意識かぁ、、
    どちらも、あったら厄介だけど、若さの象徴のイメージだな。自分らしさを確立するための養分になることも大いにある。
    生きやすさという視点とはまた別で。
    好きじゃないことはしなくていい!と言い切るのは難しいけど、必要以上に他者を気にするのも不毛。いい塩梅って人によるし、正解はないし、その時々で違うし、まさにその辺を両立しようと思うと漂流しているような感覚になるのかも。
    下世話すぎる話もあったけど、2人とも自分の周りの人たちとまた全然違うタイプで面白かったな。
    自分が彼女たちと対談してもこんなエピソードは聞けないだろうなとも思うし。
    対談本もやはり面白い。

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    2024年10月09日
  • サイドストーリーズ

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    鯨と煙の冒険(『百瀬、こっちを向いて』番外編/中田栄一)
    一服広場の謎(『防犯探偵・榎本径』シリーズ番外編/貴志祐介)
    皇帝の宿(『校閲ガール』番外編/宮木あや子)
    街で立ち止まる時(『ススキノ探偵』シリーズ番外編/東直己)
    同窓会(『君たちに明日はない』シリーズ番外編/垣根涼介)
    心の距離なんて実際の距離にくらべれば、(『遠くでずっとそばにいる』番外編/狗飼恭子)
    平和と希望と(『さよならドビュッシー』番外編/中山七里)
    ゴロさんのテラス(『春を背負って』番外編/笹本稜平)
    雁首仲間(『天地明察』番外編/冲方丁)
    落としの玲子(『姫川玲子』シリーズ番外編/誉田哲也)
    オレンジの水面(『北天の

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    2024年10月06日
  • ぐるぐる♡博物館

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    舟を編む、繊細な小説を書かれる三浦しをんさんを知りたいという一心で始まった三浦さんエッセイの旅

    三浦さん、めちゃめちゃオタクだった^_^
    そして愛情がある

    三浦しをん✖️博物館
    どちらも私の好物ということで手に取る

    途中から、熱量に押されてしまって、というか三浦さんの主観?が多く、今の自分はついていけなくなった笑
    博物館のテーマは多岐にわたる
    ぼたんめがね色物とか…
    それぞれの歴史を知るのには絶好の機会だったけど、テーマが自分の気になるところとは離れていると、読んでいても読書に集中できなくなる時もあったかなぁ

    まだまだ、しをんさんのエッセイ旅は続けようと思いますので、よろしくお願いしま

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    2024年10月04日
  • 光

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    覚悟していたけど、衝撃が大きい。津波という目に見えて大きな暴力と、闇の深い人の暴力。こんなに救いがないなんてことあるの?読み出して止まらなかったけど、疲れてしまって消化しきれていない。

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    2024年10月02日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    川上弘美さん、三浦しをんさん、糸井重里さんと好きな作家さんのラインナップに惹かれて手にとった。本のデザイン素敵だなーと思ったら、クラフト・エヴィング商會だった。
    九州の豪華寝台列車「ななつ星」にまつわるお話。寝台列車の旅って憧れがあるけど、なかなかなお値段。それでも抽選になるぐらいだから、きっと素敵なんだろうな。
    途中のイラストも小山薫堂さんの「旅する日本語」も素敵で、眺めているだけでほわっとした気分になった。

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    2024年09月30日
  • ロマンス小説の七日間

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    あかりが直面している現実の問題と、翻訳しているロマンス小説とがリンクして物語が進んでいくのが面白くて一気読み。
    ロマンス小説の続きも気になるし、あかりと神名の行末も気になる!って感じでした。

    結末もよかった。あかりの気持ちが書かれた文も共感できた。

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    2024年09月30日
  • 私が語りはじめた彼は(新潮文庫)

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    愛情と情愛は違うなーと。
    セックスは男と女のものではなく獣と獣の本能によるもの。
    でも愛は違う、人が人に求め手に入らないともがくもの。
    ある種の女にはたまらない魅力、味わってみたいと思う。甘美なのかそれとも苦渋なのか。村川という男には一種のカルト的な魅力があったのでは、それとも女ではなく雌を刺激するなにかがあったのだろうか。
    出会ってみたい、村川のような男に。

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    2024年09月28日
  • 悶絶スパイラル(新潮文庫)

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    ネタバレ

    面白かった。
    エッセイって書きやすそうでネタ探しに苦労しそうだな…
    でも日常をネタにできるから、そういう思いで外出できたりしそう

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    2024年09月24日
  • 光

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    ネタバレ

    借り物。作者のイメージがガラッと変わった。

    天災ですべてを失った中学生の信之。共に生き残った幼なじみの美花のため、彼はある行動をとる。それから二十年後、信之の前に、秘密を知るもう一人の生き残り・輔が現れ──。

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    2024年09月19日