あらすじ
三浦しをん、西加奈子、道尾秀介、ジェーン・スー、朝井リョウ、瀬尾まいこ、畠中恵、はるな檸檬、小川糸、森見登美彦――全28名が競演する「おいしい」エッセイ集。キラキラとした幸福感が染み入る「鴨ロースト」、憂鬱の原因が汗とともに流れ出ていく「ガパオ」など、自身にとっての「名店」と大好きな一皿をエピソードを交えて綴る。お腹も心も満たされる食エッセイ。エッセイに登場するお店の情報も掲載。
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Posted by ブクログ
様々な方がお気に入りのお店を、そのお店のエピソードと共に紹介してくれる1冊
朝井リョウさんはギャグ漫画のような語彙力高すぎの表現力でガリガリ君が1本刺さってるサワーを出す早稲田大学生の定番丸八を
孤独のグルメの作者である久住さんは佐賀の絶品餃子を南吉を
人それぞれの名店をこれでもかとくらい惜しみなく紹介してくれる、読むための食べログ
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読んで、めちゃくちゃ敷居が高いけど、銀座の久兵衛で江戸前鮨を食べてみたくなった。
もうカウンターで食べても許される歳ではある(笑)
佐賀には行ったことがないけれど、あの餃子食べてみたい!ゴローさんも食べたかな。
澤村伊智さんが、コロナが明けたら真っ先に行きたいと言っていたお店、イラストの下に小さく閉店文字があって切なくなった。
藤岡陽子さんのおばあちゃんとお姑さんの、キッチンゴンに出前を頼む時の言葉には、昼休みなのに涙がじんわり出てしまったよ。
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色んなエピソードと共に語られるそれぞれのわたしにとっての名店。読んでるだけでお腹が空いちゃう一編から、切なくて目頭が熱くなる一編、一緒に居心地の良い空間でくつろいでいる気持ちになれる一編…このページ数でここまで心を揺さぶってくるのはきっとわたしにも素敵なお店と出会った経験があるから。わたしにとってのいちばんの名店探しの旅はまだ続きそうです。
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稲垣えみ子さんお目当てで読みました。
他の方々のエッセイも大変面白く、思わぬ収穫でした。
ここに出てきた店の鍋焼きうどん、メーヤウ、ピネライス…食べてみたい。
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どのお店もその人にとってほんとに名店。
美味しそうで行けるとこかなとおもわずググっちゃった。
朝井リョウの高田馬場にある居酒屋「丸八」学生たちですんごくうるさそう。でもガリガリ君がそのまま入ってるサワーってちょっと飲んでみたい。
三浦しおんの近所のビストロも素敵。
こんなお店がいきつけでふらりとひとりで入って食べて軽く飲んで帰る…なんて贅沢な時間なんだろう。
藤岡陽子のおばあちゃんちでいつも出前でとってくれるキッチンゴンの”ピネライス”このエッセイに心揺さぶられた。
まったく同感!
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以前食を題材にした小説を読んだが、本当にあるのか調べたりしたので
本作は有難い。
それこそ温泉、とか喫茶店、とか細かくジャンル分けしても作家さんそれぞれのオススメがあるはずなので
シリーズ化しないかなぁ。。
雰囲気や、ピンポイントの品物目当て、また何を食べても美味しくて通う、と色々なエピソード。
また個人店の儚さと切なさも。。
三浦しをん 京王線千歳鳥山 『Ho 100%drunker』 ベルギービール煮込み
→たかぎなおこ氏のバクダン納豆といい、京王線沿いには魅力的なお店が。。
西加奈子 渋谷 『虎子食堂』スパイス系
→渋谷も新宿も駅近ですますので、開拓したい。。
中江有里 三軒茶屋 蕎麦『たけや』
→口コミで人気店を選んでしまうが、落ち着けるのはフラッと見つけたお店なのは、雰囲気が気になって入るからだろうか。
美村里江 京王井の頭線西永福駅 フレンチ『ブティ・コトン』鴨ロースト
→観光地でなく、美味しい物目当ての散策もしてみたい。
宇垣美里 『東京赤坂やぶそば』期間限定冬の鍋焼きうどん
清水由美 神楽坂『龍朋』トマトたまごめん
山田ルイ53世 甲府『なまそば きり』
→旅行など、同じ場所を複数回いくと、新発見と馴染と混在してそこまで疲れなくて良いんだよなぁ。。
塩谷舞 スースーチャイヨ系列 ガパオ
→早速調べてしまった、今度行こう。
稲垣えみ子 祐天寺駅『安珍』
→近所のオススメ店、という事で周囲の人に聞いたらどんな名店を発掘できるだろう。
道尾秀介 浅草『酒菜 田の神』
→エピソードに笑ってしまった。
ジェーン・スー 飯田橋『bar meijiu』
→ノンアル派には嬉しい情報
岡崎琢磨 武蔵小山 『ブラウニー』
→赤坂の芋洗い坂でとても美味しいハンバーグを出してくれたお店、閉店後の状況が分からずで
こういった地元系であったら通い詰めたのに。。
バービー 梅ヶ丘駅『Mogari (虎落吹)』 納豆ぞうすい
→またもや京王線。。
朝井リョウ 高田馬場『丸八』
→有名デザイナーを誘うのと箸置きエピソードに笑う。水道橋にもあるらしい。飲み屋で本当に話声が聞こえないくらいの喧騒に巻き込まれた自分としては、ちょっと苦手系だろうか。。
瀬尾まいこ 大阪など西日本『千鳥屋宗家』和菓子
佐藤雫 鎌倉『豊島屋』
→はとサブレ有名すぎて社名ピンとこないな。。
→3代将軍実朝への愛が(笑)大河ドラマでも取り上げられたし、今は知名度変わっていそう。
清水ミチコ 自由が丘『えんがわinn』コーヒー
あさのますみ 『焼き菓子momomo』スコーン
→哀しいけれど、その行動で良い方へなった部分もあると思う。
畠中恵 池袋『服部珈琲舎』タバコがなければ、純喫茶はおちつくのだけれど、最後の砦の方もいるだろうしなぁ。。
はるな檸檬 宮崎市『百姓うどん』
→東村アキコ氏の漫画にも登場するが、ふわふわしたうどんとは??
小川糸 『銀座久兵衛本店』
→利用できるお金があっても敷居の高さで回らない寿司って入り辛い。。
久住昌之 佐賀市『南吉』餃子
→色々な場所へ仕事で行く人いいなぁ。。観光とは違った店選びになりそうだし。
川内有緒 山梨『はやぶさ温泉』
→すごく気になる。。文章力のなせる業なのか。。何食べても美味しいお店っていいなぁ。。
澤村伊智 阿佐ヶ谷『MU』2022年閉店。。
朱野帰子 早稲田『メーヤウ』カレー
→カレーとかラーメンにかける思いの強さって何なのだろう。。ラーメンも店主の後を継ぎ、とかあるけれど
日常的に食べるからこそ、枯渇するのだろうか。。
最相葉月
→閉店がテーマのエピソードだけに哀しい。。
藤岡陽子 京都『キッチンゴン』店屋物って丼やラーメンのイメージだけれど、いいなぁ。。
出来立てを店内でも好きだが、自分のペースで、最悪残しても後で食べられるテイクアウトも重宝する
森見登美彦 奈良県生駒市『生駒山上遊園地ビューレストラン』
→家族多くてあまり外食しなかったので、さくらももこ氏のエッセイとか、子供時代からの行きつけに憧れる。
大人になっていくのとでは、記憶の定着率が違う。。
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大好きなお店の一皿で、気分があがる! 自身にとっての「名店」と特別な一品を28人の作家たちが想いを込めて綴るエッセイ集。登場するお店の情報も掲載。『asta*』掲載を文庫化。データ:2023年10月現在。
行ってみたいお店もちらほら。
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オールドタイランドが出てきて嬉しかった!
わたしも大好きなお店。ガパオも食べたことあるけどいつも頼むのはパッタイ。
他のタイ料理屋さんでも食べたことあるけど、ここの甘みと酸味が絶妙なのよ大好き。
こんどランチに赤坂のやぶそばに行ってみよう。
京都ではキッチンゴンにも行ってみたい。ピネライスとはなんぞや。
はやぶさ温泉も、桃の花見、温泉のついでに訪れたい。
わたしの名店はどこだろう?そんなことを考えながら読むのも楽しい時間になった。
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行きつけのお店。人に自慢するものでも無いが、あればいいよね。座れば気の置けない人達がいて落ちつく事が出来る場所。家族とは違う距離感の店主など。まさに絶妙。
Posted by ブクログ
「わたしの名店」 は、好きなお店と、そこで味わえる特別な一品について、28人の作家の個性的な文章で綴られているエッセイ集です。三浦しをんさんのエッセイを読んだ後には、きっとあなたも、自分にとっての「名店」を探しに行きたくなるでしょう。
三浦しをんさんの作品 は、どれも読みやすく、心が温まるものばかりです。まだ三浦しをんさんの作品を読んだことがない方は、ぜひ「わたしの名店」を読んでみてください。
Posted by ブクログ
こういう本を読むと、つい場所をチェックしちゃったりするんだけど、わりとそれだけで満足しちゃうタイプw
今回、いちばん行ってみたくなったのは久住さんの餃子屋さんだったけど、めっちゃ遠いので即諦めたwww
知ってるお店が登場してほくそ笑んだり、楽しみはいろいろあるわけだけど、すっかり引きこもり体質になっちゃったもんだなぁ。
Posted by ブクログ
28名の著名人エッセイ集。
お気に入りのお店を思い出やその出会い、魅力について綴っている作品。
なかなか読む機会のない方々がどんな風に書くのかも知れてお得感。
藤岡陽子さんのお話が好きでした。
Posted by ブクログ
28人の著名人が、大好きなお店をそれぞれのエッセイで教えてくれる素敵な一冊でした。
みなさん心が休まるいきつけのお店を求めている。でも常連さんがワァワアというところはちょっと、、、
すごく共感しました。
食べるって元気の源ですよね。何があってもおなかはすく。食べれることは本当に幸せだ。
龍朋、メーヤウ、私も大好き。まさに名店。
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28名の方が紹介するお店の全てが魅力的に感じました。人によってお店に関わる思い出をメインに伝えたり食事そのものの良さを書いたりと、紹介の仕方も様々なので面白かったです。
食事では宇垣美里さんの「鍋焼きうどん」がとても美味しそうに書かれていて、ぜひ味わってみたくなりました。
思い出では藤岡陽子さんの「ピネライス」にグッと胸を打たれました。懐かしさと切なさと幸せが詰まっているすてきな名店でした。
自分は名店を選ぶなら、きっとエピソードとともに語りたくなるだろうなと思いました。
Posted by ブクログ
“ちょうどいい”本がないかなと入った駅のお土産屋さんに併設されている小さな本屋さんで買い、そのまま新幹線で読み終えた。リズムよく読める感じが逆にありがたく、思わず左手に本を開きながら右手はGoogleマップを検索していた。年始の隙間にぴったりな本、おいしい食べものって、あたたかくてしあわせな描写が多くていい。
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著名人達が自分のお気に入りのお店を、エピソードともに描く。それぞれ個性が出ていて面白いし、一話がちょうど良い短さで終わるので、とても読みやすい。
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おいしい一皿と題されてはいるが、決してグルメ店巡りの内容ではない。
28名の著名な方々にとって、思い入れのあるお店を紹介しながらその由来をエッセイとして綴られている。
三浦しをんさんを筆頭に、西加奈子さん、瀬尾まいこさん、藤岡陽子さんたちが自分だけの大切なお店を語っておられるのだ。
単なる食事処ではあるのだが、やはり食と人生の繋がりは人それぞれにあるものだと、読書後に思い至った。
Posted by ブクログ
28人の著名人が紹介する大好きなお店。食べ歩きが趣味の人にピッタリの本でした。餃子が美味しそう。食べたいっ
美味しい物を食べる時ってほんとに幸せ。外で食べると、意外な食材の組み合わせとか、味付けとか参考になる事がいっぱい。帰ってから、新メニューに挑戦するのもいいな。
私のお気に入りの和食屋さんは、マスターが骨折してしばらくお休みだったけど、今週から再開。今が旬の鱧食べたいなぁ。年に一度のお楽しみ。スーパーの湯引きは細かな骨が気になり残念な時があるけど、こちらは骨切りが上手い。生肝を胡麻油と塩で。揚げたらサク、ふわ。煮ものとの優しい味わい。しゃぶしゃぶは、さっとくぐらせ、はながひらいたら食べ頃。
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三浦しをんさんの文章が読みたいと思い手に取りました。
総勢28名のエッセイ集。なのでしをんさんを満喫、とはいかなかったのだけれど。
エピソードに触れることで行ってみたいお店もチラホラ。都内はもちろん、地方でも。
なかでも心が動いたのは、藤岡陽子さん。
食べ物って味だけじゃないよな、と再認識。
味も香りも、記憶が蘇る。
Posted by ブクログ
小説ではなくエッセイですが、著名人の人生が少し垣間見えた気がします。
人には、必ず思い出のある名店がある。
やはり、東京がメインでしたが、関西寄りが多い名店もあれば嬉しいですね。
それでも、行ってみたい名店が多く迷います。
僕自身も名店を持っていますが、もう店舗はありません。
ご飯とモダン焼きが合体した飯モダンが小さい時から大好きでした。
なんかふっと思い出させてくれるいいエッセイでした。
Posted by ブクログ
作家だけでなく、俳優や芸人も書いているエッセー集。山田ルイ53世、朱野帰子が面白い。東京のお店が多かったので寂しい気持ちもあったけれど、まさかの最後にまさかの生駒頂上遊園地のお店が出てきてびっくり。(むっちゃ地元!)
Posted by ブクログ
好きな作家さんが名前を連ねていたので手に取った1冊
作家さんだけでなく、タレントさん、漫画家さんなど
28名の方が 自分のイチオシだったり、思い出のお店を紹介しているエッセイ集。
作家さんが食べ物ネタの取材に行きつけのお店を使っていたり、行きたいけど著名人だから顔を覚えられて、気恥ずかしくて足が遠のいたり・・・いつもは本の末尾で名前を拝見するだけの方の日常生活がのぞけて 楽しい。
お店の名前も住所もついているから 近くに行く機会があったら寄ってみたい。
まずは 塩谷舞さんお勧めの「あのガパオ」
オチも含めて 私も食べてみたいと思う。
Posted by ブクログ
作家のみならず女優や芸人等も含めた28名それぞれにとっての名店、一品を紹介したエッセイ集。
見事なまでに行ったことのないお店ばかりだが
それぞれのお店に関わる想いには共感を覚えた。
こんな時はここ!ってお店があるって、それだけで心強い。
Posted by ブクログ
著名人(主に作家)が紹介する、推しの店とメニューえをエッセイで。
読んで良さそうだったら行ってみようと思っていたのだが、遠くの店やら居酒屋やら(自分はお酒を飲まない)が割と多く、行けそうにない店のほうが多い。
ってことは、ただでさえ文章、表現が冴えてる人たちだけに、フィクションを読んでいるのと同じなのではないか。
というわけで、普通にエッセイを楽しみました。
もちろん、実在店なのでお店の場所と写真は検索しながら。
おかげでスマホが低速に切り替わりました。。。
Posted by ブクログ
大好きなお店の一皿にまつわるエッセイ。著者28名が思い入れのある料理やお店を紹介している。食べることは単にお腹を満たすことだけでなく、家族や友達、好きな人などとの幸せな(楽しい)思い出が結びつき、舌と脳に忘れがたい記憶として残るのだろう。どのエッセイ、お店も捨てがたいけど、朝井リョウさんの着眼点の面白さに笑った!
Posted by ブクログ
メンツも豪華だったし、食のエッセイは基本的に読む人を幸せにする。食のエッセイで暗い気持ちになる人はあまりいないと思う。私の場合は実際は行かないとは思うけれど、あれ食べたい、これ食べたいと思いながら読みました。
また食べ物ってその人の思い出と深く繋がっている。そんな思い出話もよかった。
Posted by ブクログ
三浦しをん、ジェーン・スー、朝井リョウなど好きな人の名前が沢山あったので買ってみた。
名店をテーマに色々な人の文章を読めて、隙間時間にちょっとずつ読むのに適していた。
1つも知っているお店はない。そんな中気になったのは…
オールドタイランド、神楽坂・龍朋、東京赤坂やぶそば、メーヤウ、ピネライス
Posted by ブクログ
28名による名店エッセイ
お寿司のカウンターだったり、馴染みの店だったり、趣向だったり
どこかしら交わる部分があって、自分の中でも思い出を咀嚼できてとても楽しい