三浦しをんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
可南子、砂子、二木君の大学生っぷりがいい、呑気なんてものを通り越していて。若いんだからこの先なんとでもなる、と言えば確かにそうなんだけど周りの学生を見たらもう少し真剣に就職活動してもいいんだけどな。まあ、三人ともまだ余裕がある。オイラが学生の時にこの物語を読んでいたら、「ふざけんじゃねえよ」って思ってたろうな。オイラの就職活動は可南子以下だったけど、当時はフリーターって言葉もなくてどこの会社でもいいからとにかく就職するしかなかった。オイラが勝手にそう思っていただけかもしれないけど、まさか大学卒業後も親のすねをかじる選択肢はなかったなぁ。でも今この物語を楽しく読むことができたオイラは気持ち的には少し余裕が持てるようになったのかもしれない。自分の子どもたちに対してもあまり干渉しない。望むのは自分がやりたいことを早く見つけてくれるといいなぁってことくらい。いくら血のつながった子どもでも、ひとりの人間だからオイラの思うようにはならない。思い通りになんかならなくてもいいから、自分のやりたいこと、やるべきことに真っすぐであればいい。
だから可南子も砂子も二木君も好きだな。旅人も。怠惰で呑気なことに説教する気にはならない。彼らには彼らの意思があってやっていることだから。
あぁ、そう思うと子どもに教えてもらうことって多い。だから知らないことやできないことを大人ぶってごまかす必要なないと思う。いまの歳になって思うけど大人も子どももやってることなんか大差ない。西園寺のじいさんみたいになれたらいいな。