三浦しをんのレビュー一覧
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他者と自意識かぁ、、
どちらも、あったら厄介だけど、若さの象徴のイメージだな。自分らしさを確立するための養分になることも大いにある。
生きやすさという視点とはまた別で。
好きじゃないことはしなくていい!と言い切るのは難しいけど、必要以上に他者を気にするのも不毛。いい塩梅って人によるし、正解はないし、その時々で違うし、まさにその辺を両立しようと思うと漂流しているような感覚になるのかも。
下世話すぎる話もあったけど、2人とも自分の周りの人たちとまた全然違うタイプで面白かったな。
自分が彼女たちと対談してもこんなエピソードは聞けないだろうなとも思うし。
対談本もやはり面白い。 -
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鯨と煙の冒険(『百瀬、こっちを向いて』番外編/中田栄一)
一服広場の謎(『防犯探偵・榎本径』シリーズ番外編/貴志祐介)
皇帝の宿(『校閲ガール』番外編/宮木あや子)
街で立ち止まる時(『ススキノ探偵』シリーズ番外編/東直己)
同窓会(『君たちに明日はない』シリーズ番外編/垣根涼介)
心の距離なんて実際の距離にくらべれば、(『遠くでずっとそばにいる』番外編/狗飼恭子)
平和と希望と(『さよならドビュッシー』番外編/中山七里)
ゴロさんのテラス(『春を背負って』番外編/笹本稜平)
雁首仲間(『天地明察』番外編/冲方丁)
落としの玲子(『姫川玲子』シリーズ番外編/誉田哲也)
オレンジの水面(『北天の馬たち』番外編/貫井徳郎)
多田便利軒、探偵業に挑戦する(『まほろ駅前』シリーズ番外編/三浦しをん)
小説を読んだことがなくても映像作品を見たことがあったり、全く知らないシリーズは少なかった。 -
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舟を編む、繊細な小説を書かれる三浦しをんさんを知りたいという一心で始まった三浦さんエッセイの旅
三浦さん、めちゃめちゃオタクだった^_^
そして愛情がある
三浦しをん✖️博物館
どちらも私の好物ということで手に取る
途中から、熱量に押されてしまって、というか三浦さんの主観?が多く、今の自分はついていけなくなった笑
博物館のテーマは多岐にわたる
ぼたんめがね色物とか…
それぞれの歴史を知るのには絶好の機会だったけど、テーマが自分の気になるところとは離れていると、読んでいても読書に集中できなくなる時もあったかなぁ
まだまだ、しをんさんのエッセイ旅は続けようと思いますので、よろしくお願いします -
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前作『まほろ駅前多田便利軒』の
スピンオフとなる本作『まほろ駅前番外地』
今回も、生真面目な多田と、いつの間にか多田便利軒に居ついているつかみどころのない行天コンビが、ゆるりと様々な依頼を引き受ける。
スピンオフだけに、まほろ市のお馴染みの顔触れに焦点が当たる物語も多く、意外な一面を垣間見れるのもまた楽しい。
単体でも勿論面白いが、未読の方は『まほろ駅前多田便利軒』から見るのがオススメだ。
収録は以下の7作品
『光る石』
『星良一の優雅な日常』
『思い出の銀幕』
『岡夫人は観察する』
『由良公は運が悪い』
『逃げる男』
『なごりの月』
特に私が印象的だったのは、以下2作品。
『星良一の優雅な日常』
裏社会の若きボスの日常が、意外に所帯染みていてどこかコミカルで、それでいながらストイックさは忘れない。
母親と恋人の清海にめっぽう弱い。そして日記は忘れない。こういう男は何だか憎めない。
そして『思い出の銀幕』
曽根田のぼあちゃんが訥々と語る若かりし頃のロマンス。いやぁ、一生忘れられない程の恋っていいもんだなぁ。
そしてそこで語られた、徴兵で戦に駆り出された男同士だけに分かり合える結び付き。なんとも深いなぁ。
多田と行天が作り出す、独特でゆるくて居心地のいい空気感はそのままに、たくさんのキャラクターが登場する物語は、何やら賑やかで騒がしい。
個性豊かな各章は、読んだ人それぞれに心に残る作品が異なりそうで、それもまた興味深い。
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小説家や歌人などによる子どものお悩み相談会。
子どものお悩みというのが、子供側の事情を詳しく書いたものではなく「謙虚になるにはどうしたらいいですか?」「遅刻グセがなおりません」といった一行のみ。
だから、お悩みに対するアドバイスというより、それをテーマにしたエッセイのようなものだった。参考になるかどうかは、微妙だった笑。
作家さんたちの多くは、自分の経験について語っているのが、大人として読む側はおもしろかったな。
子どもと大人、どっちが読めば共感できたり面白く感じたりするんだろう。
一番最初に「夏休みの宿題ぎりぎり派はだめ?」というテーマについての角田光代さんの回答で、小学生の時絵が好きで美術部に入っていたが、夏休みの絵画の宿題ができずぎりぎりになってくまのぬいぐるみ(茶色)を書いたら絵が黒と茶色になってしまい、教師から「きったねー絵だな」と言われ、それから絵を描いていないという話が心に刺さった。
私の小学生の時も、美術の男性教師がとても個性的な人で、児童の絵について笑いながらバカにしてた。それも他の児童に同意を求めるように言うから同級生からもからかわれるんだ。私もやられて、恥ずかしくて鉛筆で必死に絵を消して描き直したっけな。・・・まさか同じ教師じゃないよね?
私は大人だから、大人の一言がが子どもにどんな影響を与えるのかということについて、自分の苦い思い出とともに、痛感した。
あと、津村記久子さんの同級生が、教師になったから自分の学生時代のことがよくわかるようになったというのも、なるほど。そうだよね。教師は、自分の学生時代のことを思い出して「あのときのことって・・・」と答え合わせができることもありそうだ。 -
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ネタバレ三浦氏の小説は久しぶりです。『まほろ駅前多田便利軒』を読んで以来。あれは子どもが生まれる前後だったか。ざっと20年ぶりであります。
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本作は昔話にちなんだ短編集。
「ラブレス」「ロケットの思い出」「ディスタンス」「入江は緑」「たどりつくまで」「花」「懐かしき川べりの街の物語せよ」の計7篇。最後の一篇が101頁の中篇で後は短篇。
そのうち「入江は緑」以降の4篇は連作となっています。ただ言葉の端々から他もモチーフが関連しているようにも見えます。
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内容ですが、いやあ、どれも面白かった!
で、ふと思ったのは伊坂幸太郎氏の作品に似ている?ということ。これは、「入江は緑」以降特に、地球滅亡(隕石が数か月後に衝突する)という筋が通底しており、それを受けての人間ドラマが各篇で独立して描かれており、伊坂氏の『終末のフール』を彷彿とさせるところがあったことが大きいかと思います。
また、泥棒の半生を独白形式で描く「ロケットの思い出」のシュールな設定(犬との思い出、変態同級生の部屋に泥棒で入ってしまった事等)や軽妙な語りもまた、伊坂氏の『ラッシュライフ』を思わせるところもありました。
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他方、ノワールなものも才能ありますね。ただキレイに仕上げる方です。
冒頭作の「ラブレス」はホストが知らずにヤクザの女に手を出し、殺される間際にケータイからダイイングメッセージを打っている話ですし、「ディスタンス」は叔父に恋をしてしまった女子高生が、離れてしまった叔父の心に気づかず、熱く思いを語るもの。
こうしてみると中村文則氏の作品にも似てるかもって思い始めますが、「最近読んだものにメッチャ引っ張られてるだけじゃん」と気づきました。ブルブルブル。
改めて彼女の特徴を考えると、三浦氏の本作を読んでいて感じるのは、「癖のなさ」「平明さ」のようなもの。
どれもさっぱりとスラスラと読めるのです。ホストの話「ラブレス」はノワールというよりどこかコミカルさを感じますし、近親相姦を描く「ディスタンス」もグロくなく、さっぱりと描くのです。
これは彼女ならでは、と感じた次第です。
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ということで、ほぼ初めましてというくらい久しぶりな三浦氏の作品でした。
他の作品も徐々に渉猟してまいりたいと思います。