三浦しをんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読書備忘録815号。
★★★☆。
隅田川と荒川に挟まれた東京墨田区。
物流を水路に頼っていた名残が色濃く残るY町という架空の町を舞台に広げられる下町人間ドラマ。
73歳ジジイのBL物語と言ってもいいですね。笑
源こと、堀源二郎73歳。つまみ簪職人。若くして妻に先立たれ子供もおらず1人。
政こと、有田国政73歳。もと銀行員。家庭を一切顧みず妻と二人の娘に見放され1人。
性格が真逆な2人は幼馴染。なぜ友人関係が続いているのか本人たちもよく分からない。
源二郎は弟子の吉岡徹平、徹平の恋人マミちゃん、飲み屋のママとかから慕われていつも周りは賑やか。
独り身でありながら孤独の対極にいる。
一方の国政はまさに独居老人そのもの。源二郎の周りの賑やかさに僻みを感じる。
そんな2人の日々の人間ドラマ、ちょっとした三匹のおっさんストーリー、それぞれの連れ合いとの馴れ初めストーリー、そして徹平とマミちゃんの結婚式の仲人問題からのドタバタストーリー。
以上。
読んでて楽しい。
ただ、ストーリー性がある訳でもないので、備忘録に一番しにくい・・・。
★3.5が限界かな。知らんけど。 -
Posted by ブクログ
単なる博物館のレポートではなくて、しをんさんならではの視点や妄想が語られていて面白かった。
"熱海秘宝館"や"風俗資料館"のように、アレと正面から向き合う展示のレポートは難しいものだが、しをんさんの説明はうますぎます。
興味津々でドキドキしているのを見透かされないように平静を装う姿が目に浮かびました。
"国立科学博物館"以外は知らない博物館ばかりですが行ってみたくなります。
"めがねミュージアム"は予想どおり鯖江にありました。
以前メガネフレームに「MADE IN SABAE JAPAN」と書いてあるのを見て、鯖江という地名を知っただけなのに懐かしい気分になりました。
思いがけず興味をそそられたのは"ボタンの博物館"。
ボタンを5000種類も集めていて、そのうち1700程を展示しているそうです。
ボタンなんか見て何が楽しいの?と思いながら読んでいたのですが、展示されているものは、まさに宝石・装飾品でした。
女性のコレクターが多いというのも頷けます。
手間暇かけて創られた小さな芸術品です。
どのようなボタンを身につけているかが、その人の地位を示す手段だった時代もあったことを知って目から鱗でした。
しをんさんが訪ねた時は、大阪市天王寺区にありましたが、今は移転して東京の日本橋浜町にあるので、その気になれば行けそうです。