三浦しをんのレビュー一覧

  • むかしのはなし

    購入済み

    昔話の枠を使って

    話し上手の三浦しをんさんが昔話の枠を使って少し不気味な夜話をする といった雰囲気の本。
    昔話の使われ方は本当に枠だけで内容は作者に完全に入れ替えられている。
    生死を扱う重い話が多い割には、しん とした雰囲気が漂っているのは作者の狙い通りなのか?

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    2022年10月04日
  • 星間商事株式会社社史編纂室

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    ネタバレ

    川田幸代
    星間商事株式会社社史編纂室。友人二人とサークル「月間企画」というサラリーマン同士が恋をするストーリーの同人誌を出しまくっている。ペンネーム河内サチ。、

    みっこちゃん
    幸代の後輩。

    本間正
    実質的な責任者であと一年で定年の課長。学生時代には文芸部に所属し、仲間と同人誌を作っていた。、

    矢田信平
    幸代の二年先輩。専務の愛人に手を出したとの噂から、みっこにヤリチン先輩と呼ばれている。

    室長
    平山。だれも姿を見たことがない。幽霊部長と呼ばれている。ハゲ頭。

    小野実咲
    幸代の高校時代からの友人で一緒に同人誌を作っている。有名な電気機器メーカーに勤めてある。ペンネーム野原きざみ。

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    2022年09月26日
  • むかしのはなし

    購入済み

    面白いけど

    昔から短編のようなものが好きではなかったからか、1つ1つは面白いけど面白いだけといった印象です。

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    2022年09月23日
  • ロマンス小説の七日間

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    一粒で二度おいしい
    というCMがあったけれど、まさしくそれ。
    劇中劇という言葉があるけれど、これは小説中小説。

    主人公はロマンス小説の翻訳家。
    実生活では恋人と半同棲の関係だが、もしかしてその恋人に思いを寄せているかもと思われる女性にもやもやして、翻訳している小説は原書を離れて彼女の妄想小説となる。

    実生活も妄想小説も、どちらも楽しめた。

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    2022年09月20日
  • 格闘する者に○

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    三浦しをんさんのデビュー作。
    主人公の女子大生とその友達が、マイペースを崩さずに就職活動をしている、(ように思える)ちょっと脱力系で緩めの物語です。

    シニカルなユーモアの中に温かみを感じさせる主人公の雰囲気が、エッセイでのしをんさん自身を彷彿とさせて面白いんですよね。
    漫画が好きなところも共通していますし。

    K談社とか集A社とか、ある意味あからさまな社名の会社での面接の模様は、実体験も多少は入っていたりするのでしょうか。
    そんなことを考えながらの読書がとても楽しかったです。

    主人公を始めとする登場人物も印象深く、この人たちにまた会いたい、そんな風に思いました。

    ちょっと変わったタイトル

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    2022年09月19日
  • むかしのはなし

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    ネタバレ

    隕石衝突辺りから、連作短編の様相を呈してきた。
    が、実は最初の話から流ればできていた。ももちゃんはホスト男の息子だったか…。
    むかしのはなしいうものの、さられと流れる記憶に残らぬものばかり。

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    2022年09月12日
  • 秘密の花園(新潮文庫)

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    『ののはな通信』を読んで、しをんさんの女子校ものが読みたくて積読の中から手に取りました。

    女子高生の那由多→淑子→翠の視点で話が進んでいく。
    それぞれ胸のうちに秘密を抱えながら多感な
    時期を過ごしている。
    難しかった…。

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    2022年08月31日
  • ロマンス小説の七日間

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    ロマンス小説の翻訳家とその恋人のお話。
    小説の話が現実に起こり始め・・・とかいうのはわたしがあらすじから勝手に解釈したものでした。
    実際はそんなことなかったです。

    内容はといえば、なんとも消化不良。
    中途半端な、でもたぶんこれ以上は描いてもな・・・というところで物語を終了させている。

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    2022年08月28日
  • 格闘する者に○

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    大学生の就職活動とか、とある職につくために勉強しまくっていたころに適当に受けた3社くらいしか思い出せない。内一社は内定もらったが、最終質問がイチローか松井、どっちが好き?だったのは強烈に覚えている。でもってその頃の記憶は後悔まみれの黒歴史なので正直掘り返したくない。
    というのは自分の大学生のころで、この本の人たちは「就職?んなもんなくても生きていけるでしょ?」という考え方が強いので安穏とした大学生活を送っていてたいへん羨ましい。いいなぁ。人生毎日夏休み。

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    2022年08月18日
  • お友だちからお願いします

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    小説しか読んでなかった三浦しをんさんのエッセイ
    面白おかしく読んでいた。
    自らの事をブスブスとあまりに強調するので
    ネットで検索してしまった。
    どこがブスなんだろう?
    美女とは言えないけど嫌いではない顔つき
    人を嫌な気分にさせなければブスじゃない
    偉そうにそう思いつつ改めて読み進めた。

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    2022年08月17日
  • 新装版 三四郎はそれから門を出た

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    胡散臭さぷんぷんだなぁと敬遠していた作家だが、クールな装丁に惚れた。
    一時間ほどの読書で、くすりと笑えた個所が二、三。
    家族に関するエピソードがよかった。特に弟。
    なるほど家族とは、「耐えがたく、替えがたい」。

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    2022年08月11日
  • あの家に暮らす四人の女

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    血の繋がる母(鶴代)と娘(佐知)、娘の刺繍教室に通う女性(雪乃)、その女性の同僚(多恵美)、4人暮らしの物語。(守衛小屋に住む山田さんもいるけど)
    半分くらいまで読み進めて表紙の烏の羽の意味を理解。
    善福丸とか河童とか、なかなかファンタジーなお話でした。


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    2025年09月13日
  • むかしのはなし

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    三浦しをんが書いた「日本の昔話」をモチーフに現代社会に投影した作品集。

    個人的にはモチーフと本質的に似ている所があって上手い!と思う作品もあれば、ちょっと無理やりではと思うものもあり、作品ごとに差が激しいと感じました。

    作品は全てどことなく暗さや後ろめたさが付き纏っていて、ちょっと暗い気持ちになるかもしれません。

    前半戦の作品は面白いものが多かったように思います。

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    2022年07月07日
  • 星間商事株式会社社史編纂室

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    軽め。

    三浦しおんは、BLを書きたいがために、この本を書いたんじゃないかな。
    彼氏や同僚との掛け合いが気取らず素敵。

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    2022年07月03日
  • むかしのはなし

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    死生観は人それぞれ。
    善悪のラインなんかも人それぞれで、コロナ禍が始まった頃のことを思うと色々と当てはまってた
     

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    2022年06月26日
  • むかしのはなし

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    ちょっと私には理解しにくい世界観だったかな。
    昔話って結構残酷な話しが多いよなぁ〜ってずっと思ってたけど、3ヶ月後に隕石が落ちて地球が滅亡するとしたら…
    現代の私たちも未来の人たちに残酷な歴史を残すのかな…

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    2022年06月17日
  • しをんのしおり

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    本人の後書きの通り、「人生劇場」というタイトルの方がしっくりくる内容だった。
    本当に何気ない日常を妄想たっぷりに描くところがすごいと思った。
    オタクな話は、熱量についていけなくて、ちょっと読み飛ばしてしまったけども。

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    2022年06月14日
  • 夜更けのおつまみ

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    ちょっと一杯の人も
    ちびちび、ずーっと飲む人も。
    31名の物書きさんたちが
    それぞれの愛する肴一品を紹介。

    この「ちょっとずつ」感がいい。
    一応、簡単なレシピがついているから
    自分で作ってみるのもアリ。
    酒は妄想で味わうだけですが
    肴って飲まない人間の舌にも合うのよね〜。

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    2022年06月10日
  • 皇室、小説、ふらふら鉄道のこと。

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    『平成』天皇の生前退位と「おことば」に世の中(ワイドショー)が騒いだ当時の有り様を政治学者であり天皇研究の第一人者たる原武史と作家の三浦しをん(一般人として)の対談で振り返る。天皇制の明治、大正、昭和からの変遷を再認識する。東武ワールドスクエアに萌えたオマケもあり。

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    2022年06月04日
  • 白いへび眠る島

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    ちょっと疑問残るところ多かったけど、まあ愛嬌ね。
    朝ドラの舞台みたいな、海、坂道、美味しい空気な島を想像して旅行行きたくなった

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    2022年05月29日