三浦しをんのレビュー一覧
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購入済み
昔話の枠を使って
話し上手の三浦しをんさんが昔話の枠を使って少し不気味な夜話をする といった雰囲気の本。
昔話の使われ方は本当に枠だけで内容は作者に完全に入れ替えられている。
生死を扱う重い話が多い割には、しん とした雰囲気が漂っているのは作者の狙い通りなのか? -
Posted by ブクログ
ネタバレ川田幸代
星間商事株式会社社史編纂室。友人二人とサークル「月間企画」というサラリーマン同士が恋をするストーリーの同人誌を出しまくっている。ペンネーム河内サチ。、
みっこちゃん
幸代の後輩。
本間正
実質的な責任者であと一年で定年の課長。学生時代には文芸部に所属し、仲間と同人誌を作っていた。、
矢田信平
幸代の二年先輩。専務の愛人に手を出したとの噂から、みっこにヤリチン先輩と呼ばれている。
室長
平山。だれも姿を見たことがない。幽霊部長と呼ばれている。ハゲ頭。
小野実咲
幸代の高校時代からの友人で一緒に同人誌を作っている。有名な電気機器メーカーに勤めてある。ペンネーム野原きざみ。
中 -
Posted by ブクログ
三浦しをんさんのデビュー作。
主人公の女子大生とその友達が、マイペースを崩さずに就職活動をしている、(ように思える)ちょっと脱力系で緩めの物語です。
シニカルなユーモアの中に温かみを感じさせる主人公の雰囲気が、エッセイでのしをんさん自身を彷彿とさせて面白いんですよね。
漫画が好きなところも共通していますし。
K談社とか集A社とか、ある意味あからさまな社名の会社での面接の模様は、実体験も多少は入っていたりするのでしょうか。
そんなことを考えながらの読書がとても楽しかったです。
主人公を始めとする登場人物も印象深く、この人たちにまた会いたい、そんな風に思いました。
ちょっと変わったタイトル -