三浦しをんのレビュー一覧
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豪華メンバーによるアンソロジー。もちろん、期待を裏切らない名作ぞろい。
瀬尾まいこさんは閉店する書店でバイトを始める元気な青年を、凪良ゆうさんは離婚して実家の書店を継いだ40代の女性を、三浦しをんさんは家族経営の小さな書店の4代目の奮闘を描く。小規模書店の苦労や経営の厳しさに触れながらも、書店が街の人たちの交流の場として続いていこうとしているのがとても良い。こんな本屋さんが近くにあったらいいな、この青年たちカッコいいな、このブックカバー欲しいな…と本屋さんを身近に感じながら楽しく読んだ。オンライン書店は便利だけれど、やっぱり本は本屋さんで買いたい!街の本屋さんにエールを!! -
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本屋さんを愛する5人の作家による、本屋さんが舞台の短編集。
「続きは書店で」瀬尾まいこ・・・占い師の私に後押しされた
青年は閉店予定の本屋でバイトを始める。
そこは彼の能力を開花させる理想の場所となった。
「歌うように生きて」一穂ミチ・・・それは不運か無縁か?
中国人の男性との出会いと別れは、彼女の歩みと心情に
徐々に変化を与えてゆく。そして今は、彼の歌うような
言葉の意味も解る。何度でも縁を結び直してあげるよ。
「手に取って見てみろよ」坂木 司・・・本屋の前でふられた。
ついでに退職し友の誘いで雇われ店長となる、俺。
そこは鄙びた地方のアーケード街。繰り広げられる -
Posted by ブクログ
ネタバレ好き。このくらいのスピードの本が好きかもしれない。筆者の言葉遣い、話の流れ、テンポ、挿し込むフレーズが好きだった。
残念ながら私は、辞書の編集がどうなっているか考えたことがなかったので新鮮で初めて知ることが多かった。
登場人物のそれぞれの視点が描かれるところが特に好き。それぞれの人格が確立されていて同じ事象にそれぞれの感じ方、考えがあった(当たり前だが)。その人の裏や闇、心のうちが見れることが、私が小説が好きな理由の一つだから、そこが十分に楽しめて興奮した。
知らない言葉が多かったから、2週目は言葉を調べながら読みたい。
今までの私は、言葉では私の気持ちや内側を伝えきれないことがわかっている -
Posted by ブクログ
大塚英志の『キャラクター小説の作り方』を思い出した。
魅力的なキャラクターたちがこの小説の真髄ではないだろうか。まじめな馬締さんがまあ主人公なんだろうけれど、読む人によっては馬締さんよりも軽薄な西岡さん、想像力を刺激しまくる香具矢さん、初々しさが印象的な岸辺さんと宮本くんの関係、松本先生の生き方に共感したり、好意を持ったりする人も多いのではないだろうか(ところどころでいい味出してくる佐々木さんも忘れがたい)。
この小説が高い評価を受けるのはどんな人が読んでも、どこかに好きになれるキャラクターがいるからだろう。そして恐らく読み返すたびに好きなキャラクターも変わっていくのではないだろうか。
次回手