三浦しをんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
辞書づくりが題材。出版社辞書編集部に引き抜かれた馬締を中心に、松本先生、編集者の荒木と共に十年以上の歳月をかけて辞書「大航海」をつくりあげる。
同じ下宿先で合った林香具矢。長文の恋文には不器用ながらも連ねられた熱い気持ちが込められている。香具矢側も料理人として見習いの姿から一人前になりお店を立ち上げるまでが描かれている。
恋愛模様がメインなのかと物語の展開から想像したけど、香具矢にそっと支えられながら編集に勤しむ、言葉の一つ一つの表現の仕方、意味合い、言葉を表現することの大切さがポイントになっている。
どれぐらい売れたか、反響がどうだったかなど結果や対価は主だって書かれていない。
ひとつ -
Posted by ブクログ
知りたいと言う気持ちが愛
私たちは光を食べている
おもしろい!
研究なんてやったこともないし、植物についても詳しくない。
だから、研究内容について出てきた時、正直うわって思ったけど重すぎず訳でもなく理解できる。
からあげのくだり好きだな
愛溢れてるよ。
思うように結果が出なくて焦ったり、本当は知りたいって気持ちで研究していたのがいつの間にか論文のためってなるところ。分かるなあ。
岩間の恋愛と結婚を割り切れず嫉妬して八つ当たりしちゃうのも人間らしい。
松田の過去の経験から、川井にお節介妬いちゃうところ。なんて素敵なんだろう。私は涙が溢れたよ。
みんな、植物愛だけでなく、人間愛に溢れている。 -
Posted by ブクログ
辞書か〜あんま興味ないけど本屋大賞受賞作だし口コミいいしで読むことにした。
辞書って学生時代しかお世話になったことないけど(今は何でもネットで検索すること多いし)、最初の感想は作成するのにこんなに大変なんだ、時間もスゴくかかるんだ、くらいだった。
でも、たくさんの人が関わって色んなドラマチックなこともあって自分も「ちしお」が抜けているとこが発覚して行われた神保町合宿に参加したいって思うほど話にのめり込んでしまった。
あんなに冴えない馬締が辞書が完成するときには頼もしくなり、やっぱ辞書が馬締を成長させたのかなと思っていたが、最後に掲載されている香具矢への恋文を読んで、馬締が頼もしく見えるようにな -
Posted by ブクログ
辞書。辞書かあー。あんまり興味ないかも。
と思ったが、せっかく勧めてもらったので読み進めた。
でもよく考えてみたら、データベースがない時代に、『あ』から順番に、ページ数も気にしながら言葉を解説していくのってマジで偉大かもと思い始め、興味が湧いてきた。なるほど、用例採集カードという仕組みがあるらしい。
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「感銘を受けつつ、ちょっと色っぽい言葉を引いてみたりもしたでしょう。」
笑。
読書してはこんなフレーズばかり頭に残るから、自分の変態さに呆れる…笑
でも、男の中で辞書と言えば、この話題は鉄板だ。
まだまだ心は思春期…
いや身体もかも。いまだにニキビで悩むし、いつも眠いし、めち -
Posted by ブクログ
名前は知ってたけど読めていなかった作品
店頭で特別カバー版が並んでいてあまりにも可愛かったのでジャケ買いした
私は人が誰かに感化されたり内省したりして、変容していく話が好物なのでめちゃくちゃ好きだった、、
辞書作りって聞いたときはあまりイメージがつかなかったけど、たくさん考え込まれて作られているかなりアツい作業なんだと知った
あと、これを読んでから、あらゆる本の巻末に書かれているスペシャルサンクスってめちゃくちゃ熱いのでは?という気持ちで見るようになった
好きな言葉
たくさんの言葉を、可能なかぎり正確に集めることは、歪みの少ない鏡を手に入れることだ。歪みが少なければ少ないほど、そこに心を移