三浦しをんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
三浦しをんが好きなので、あらすじなど読まずに本編読んだ。
登場人物達はそれぞれ孤独とか、諦めとか、はたまた希望を抱いていて、とても胸にくるものがあった。
多田と行天は真逆といっていいくらいの経歴だけど、欠けた二人だからこそ一緒にいられるんだろうなと思う。
多田が由良に言った台詞が好き。
子供が親から欲しがった愛情について
与えられなかったものを、今度はちゃんと望んだ形で、新しく誰かに与えることができる。
由来公、、多田と行天に出会えて本当に良かった、、
幼い頃から失望に慣れて諦めることを早々に学んでしまったけど、まだ大丈夫。大丈夫だと思える。足りなければ補えば良い。 -
Posted by ブクログ
伝統芸能の文楽という事で読む前に若干の躊躇はあったものの、あっという間に読み終えた。
主人公の健(タケル)は高卒10年目の太夫。師匠は人間国宝だが、芸には厳しいのにその他はユルユル。京都公演に女性を招待し、大阪の自宅に戻らず遊びまくる。師匠の命令で組まされる三味線は偏屈で知られる兎一郎。
芸事に熱心に取り組む健と兎一郎。その健に恋の相手が出来る。女性に甘い師匠に、女性との付き合いを禁止されたり、応援されたり。
兎一郎と師匠の深い関係や、ライバルの師匠への一時的な弟子入りなど、あちこちに読ませどころ満載だった。
人形浄瑠璃、文楽といった難解な世界を、下世話な筋から解説してもらい、本物を見たくなっ