三浦しをんのレビュー一覧
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植物の研究をしている女性と洋食屋店員の青年のお話
以下、公式のあらすじ
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恋のライバルが人間だとは限らない!
洋食屋の青年・藤丸が慕うのは〝植物〟の研究に一途な大学院生・本村さん。殺し屋のごとき風貌の教授やイモを愛する老教授、サボテンを栽培しまくる「緑の手」をもつ同級生など、個性の強い大学の仲間たちがひしめき合い、植物と人間たちが豊かに交差する――
本村さんに恋をして、どんどん植物の世界に分け入る藤丸青年。小さな生きものたちの姿に、人間の心の不思議もあふれ出し……風変りな理系の人々とお料理男子が紡ぐ、美味しくて温かな青春小説。
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Posted by ブクログ
ネタバレ小さな島を襲った津波ですべてを失い、生き残った3人の子どもたちが、長じて愛し合い、殺し合う。3人ともに壊れてしまって、一見普通に生活をしているようで、計り知れない闇を抱えている。
ラストシーンで生まれ育った島を再び目の当たりにして、主人公はいったい何を思ったのか。いや、何も思わなかったのか…
しかし主人公の妹は不憫すぎる。津波の前、出かける主人公に「あたしも行く」と何気なく言った言葉を聞き入れてあげていれば、生き残ることができたのに。
「また今度ね」「わかった」。素直に聞き入れた言葉が可哀想過ぎる…。
「わかった」。この言葉、辛いなあ…。
そして父となった主人公の娘も、夫婦のすれ違いの中で -
Posted by ブクログ
まほろ駅前シリーズ。
素っ頓狂な行天と常識人(行天といるとそうならざるを得ないw)の多田を中心に巻き起こるドタバタ劇。
かと思いきや、本当は闇を抱えたどうしようもない大人たちが、様々な人と関わることでゆっくりと人生を歩んでいくお話。
行天の奇行にだんだんと絆されていくお節介な多田さんが好き。
ただ自分勝手に生きているように見えて、本当は他人を大切に思いやっている行天がすき。
多田さんと行天の、2人の深い信頼関係とそれを決して表に出せない不器用さがとてもすき。
軽く読みやすい文章で軽口が多く、つい笑ってしまう。
でも心に刺さる名言も多くて、登場人物が人間臭いのがまたいい。
読み終わったらな -
Posted by ブクログ
ネタバレ「腐」作品として読んだ感想ですので、苦手な方はご遠慮下さい。
授業中に読んだのですが良すぎて発狂するかと思いました笑笑
気持ち的には、心の叫びが大学の屋根を突破して大気圏まで突き抜けそうでした。
1.2年ぶりに再読したのですがその時より解像度が上がってて己の成長を感じました。
そもそも三浦しをんさんの文体がとても好きなのですが、この小説もその文才を遺憾なく発揮させており、素晴らしい情景描写や人物描写が至る所に散りばめられておりました。
お互い想い合っているのに過去の確執のせいでがんじがらめになって、どうにも身動きが取れない二人の関係性がたまらないです。もどかしい感情と関係性が後半の出来事をき