三浦しをんのレビュー一覧
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辞書作りに、こんなにたくさんの人が携わっていたこと、何度も校正刷り繰り返して、複雑な工程踏んで作られていること、初めて知りました。何気なく使っている辞書も、たくさんの人達の情熱がこめられて作られていたこと知って、もっと大切にしたいなと思いました。
ページの紙にも、黄色みがかって、温もりのある色。めくりやすさにこだわった、ぬめり感。今まで意識したことなかったけど、私が本好きな理由は、この、紙の温もりなのかもしれないなって思いました。
キャラクターが皆、個性的で魅力的であり、私は、馬締くんに特に共感して笑ってしまいました。人間関係苦手すぎて、空回りしてる感じ、共感。笑
苦手でも、ずっと真剣に -
Posted by ブクログ
ネタバレ三浦しをん先生のエッセイは本当に面白いなと爆笑しながら読んだ。
移動中の電車の中で読んだものだから、笑いをこらえるのにどれほど苦労したことか。
一応小説の書き方についての内容だったはずが、今思い出せるのがハイローの話ばかりなのだが、はて。
一人称・三人称の小説の特徴と違いや書き方、プロットのこと、短編・長編のことから、ここをこうすればもっといい感じになるというアドバイスまで、内容はしっかり実践的ではあるのだが、いかんせん語り口調がコミカルなものだから、真面目さがちっとも感じられないという不思議。
いや、本当にいい内容なんですよ。
二十五章分もあるのに、指南書よりよほどさくさく読める。
堅苦し -
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便利屋とはどんな仕事でもするということ。
要するに「何でも屋」なので、小説にとっては設定が容易で都合がいい。
自由にストーリー展開できる環境を整えて、自由気ままに語るのが三浦しをんさんだ。
これは面白いに決まっている。
犬の散歩、塾の送迎、荷物の片づけ、恋人役、家出の手伝い、など仕事内容はざっくばらん。
読み進めていくうちに、親子関係(血縁関係)や家庭環境が一つのテーマであることがわかる。
「便利軒」の二人、多田と行天も親子関係に問題を抱えていたし、仕事に関係して登場する人たちもそうだった。
三浦しをんさんらしく、コメディタッチで書かれているが、実はシリアスな内容だったりする。
あと、行 -
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ネタバレ「たくさんの言葉を、可能なかぎり正確に集めることは、歪みの少ない鏡を手に入れることだ。歪みが少なければ少ないほど、そこに心を映して相手に差し出したとき、気持ちや考えが深くはっきりと伝わる。」
言葉は日々移ろっていくもので、形として目には見えません。だからこそ、たくさん学んで、知って、使って、自分の考え方や気持ちを伝えることができます。
馬締さんの恋文も言葉として、理解することは難しく感じたけど、気持ちがこもっているなと感じることができました。
「好きです」だけでは抑えきれない思いをかぐやさんも感じたのではないでしょうか。
まだ知らぬ、これから出会う人に自分の気持ちを伝えられるように、日々言葉の -
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ホテルマンとそのホテルの筆耕士として登録された書道家との物語です。
全く見ず知らずだった2人が知り合い、実直なホテルマンが自由奔放な書道家に振り回されながらも、少しずつ関係を深めていく過程に、「三浦しをん」さんのコミカルな文章も相まって、すっかり引き込まれてしまいました。
『舟を編む』もそうだったけれど、「三浦しをん」さんの紡ぎ出す文章そして作品はとても読みやすく、何だか優しさが伝わってきて、登場人物は皆んな人間的にも魅力的です。普段ほとんど関わることのない特殊な仕事をしている人たちなのに、こんなに彼らに親しみを感じるのは、間違いなく「三浦しをん」さんの文筆力に負うところが大きいので -
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この本、とってもおもしろかった〜♪三浦しをんさんの文章ってこんなに読みやすいんだなぁ、というのが率直な感想。
ところで、特に今、小説を書いているわけではない。小説といえば、中学生の頃に、ルーズリーフ250枚の長編やら、30枚の短編やらをちょこちょこ書いていた私。いわゆる黒歴史というやつである。
惜しむらくは、これを18で家を出るときに、親に見つかったら恥ずかしすぎるという理由で、全て処分したこと。内容はともあれ、バインダーにぎちぎちになるほどに膨大な文章を生み出したのだ、保存しておいてもよかったというものだ。
そんな私が、なんとなく惹かれてこの本を読み始めたのだが…途中で気がつく。私、三浦 -
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小説からイメージしていた方と結構違った。文学部出身のジェーン・スーという感じ。
小説から、この人かなりの文学通だな、という感じがしていたのだが、やはり、いつも本を読んでいた。実際はそんなことないのだろうけど、本を読んで、文章を書いて、時々旅行をしてと羨ましい生活に思える。
ガーデニングやネイル、ファッションなどおしゃれな主婦かな?みたいところから、土偶や即身仏など、こちらがちょっと??となるようなものまで興味の範囲が幅広すぎるのも見ていて面白いポイントだった。即身仏の章は一際長くて、取材にも力が入っていた…。
身近なところから、自分の知らない世界まで、楽しく豊かに語ってくれる、手元に置い -
Posted by ブクログ
都会育ちの少年が、ひょんなことから縁もゆかりもない山奥で林業の世界へ。
最初は嫌々で、隙あらば逃げ出そうとしていた主人公・勇気が、神去村の過酷な自然と温かい住人たちに揉まれ、見違えるほど逞しくなっていく過程が見事でした。
クライマックスの「燃える山」のシーンは、まさに圧巻の一言。命を懸けて伝統を守る男たちの姿に、勇気自身の「覚悟」が重なり、ページをめくる手が止まりませんでした。
印象的だったのは、自然への畏怖と敬意が、人々の生活の根底にあること。現代社会のような余裕のなさとは無縁の、厳しくも豊かな「人としての在り方」がそこにはありました。
読後、自分の生き方や自然との向き合い方をそっと見