三浦しをんのレビュー一覧

  • 神去なあなあ日常

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    都会育ちの少年が、ひょんなことから縁もゆかりもない山奥で林業の世界へ。 

    最初は嫌々で、隙あらば逃げ出そうとしていた主人公・勇気が、神去村の過酷な自然と温かい住人たちに揉まれ、見違えるほど逞しくなっていく過程が見事でした。
    クライマックスの「燃える山」のシーンは、まさに圧巻の一言。命を懸けて伝統を守る男たちの姿に、勇気自身の「覚悟」が重なり、ページをめくる手が止まりませんでした。
    印象的だったのは、自然への畏怖と敬意が、人々の生活の根底にあること。現代社会のような余裕のなさとは無縁の、厳しくも豊かな「人としての在り方」がそこにはありました。

    読後、自分の生き方や自然との向き合い方をそっと見

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    2026年02月26日
  • 神去なあなあ日常

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    ネタバレ

    林業に突然放り込まれた青年の青春ストーリー。過疎になり手不足の斜陽産業だけど、決して悲観的ではなく、むしろ生き生きと伝わる山での生活になあなあと読み進めちゃいました

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    2026年02月26日
  • ゆびさきに魔法

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    久しぶりに三浦しおんさんの本を読んでみました。足の指はスポーツシューズで変形している自分の爪を眺めつつ、ネールの世界はそこまで来ていた。自分の認識不足に慄きながら、読書の楽しみにどっぷり浸った休日の午後だった。

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    2026年02月26日
  • ゆびさきに魔法

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    現実世界では難しいことや体験できないことを追体験できることが小説の醍醐味である、と。まさにそれを体現してくれた作品です。私はネイルのことはほとんど知らない非専門者ですが、膨大な知識に加えて丁寧な取材をされた作品なのだと感じました。没入感がすごい!

    人の才能を羨んだり無い物ねだりをしてしまうけれど、幸せは遠い場所にあるのではなく、実は身近にあるものだ、と。
    隣の芝生は青く見えるけれど、私も青い鳥理論を実行していきたいな。

    同時進行で三浦さんの「風が強く吹いている」も読んでいますが、こちらも丁寧な描写で書かれているのでまだ途中ですが最後まで楽しんで読めそうです。

    月島の心の中でのぼやきやツッ

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    2026年02月25日
  • 好きになってしまいました。

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    とっても面白かったです!
    1つのお話が大体2p〜5pくらい&どのお話もワードセンスや観点が面白いので、するする読み進められました。
    とにかくさらっとお話に入りこめるし笑えるので、隙間時間や何かいやなことがあったときのとっさの気分転換にも良い本だなと思いました。
    どのお話も良かったですが、特に
    プチ・イメルダ、天国の庭、諦めの空中線、我が心のベルサイユ、眠る旅 
    が私は好きでした!

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    2026年02月26日
  • 墨のゆらめき

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    さすが三浦しおん。今回もはずさない。わくわくしてハラハラしてほろりとして…

    書を書いたり見たりしたくなる、遠田さんの暮らしぶりとTheいい人な続さん。「友達…ではない」らしい2人の関係がいいなぁ。

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    2026年02月23日
  • 舟を編む

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    辞書作りの大変さと言葉を大切に扱う人たちのドラマに感動した。
    字数を減らしつつ、情報を削らないようにという苦心が自分の職業(システムエンジニア)と重なって、より尊く思えた。

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    2026年02月23日
  • 子どもお悩み相談会 作家7人の迷回答

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    小学高学年から。作家7人の迷回答と言うだけあって面白い。お悩みにそれぞれ答えてくれているが、一般的な回答を期待してはいけない。とにかく文章が楽しめる。

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    2026年02月23日
  • 舟を編む

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    自分がいいなと思える作品は、自分では考えつかない、想像のつかないストーリーや表現、世界観の作品なんだけど、この作品はそのどの点も期待を上回り、大満足の作品だった。一貫した「辞書を作る」ということを通して、自分に向き合い、仕事に向き合い、家族に向き合い、そして夢に向き合う。とても読み応えのあるものだった。「辞書」を軸として本編では様々な主人公(もちろん馬締さんが本主人公だが)が自分と向き合い、「辞書」を通して道を切り開いてきた。まさに暗い大海原を主人公たちが辞書という舟に乗り突き進んでいくといった印象だ。

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    2026年02月22日
  • 舟を編む

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    こんなにも日本語の美しさ、奥ゆかしさを感じたことはない。
    そして、辞書に対しても“美しいもの” という新たな視点が持てたことに、この作品を読んだ意義を感じる。

    なんとなく昔から気になる言葉や事象があれば
    人に聞きたがる癖があって、
    それは今も変わらずあるけれど、
    スマホでパパッと調べられるこの時代に
    紙の辞書を引っ張り出してきて言葉をひく、というのはとても有意義な作業であると思うし
    そんな行動を手間を惜しまず起こせる人になりたいと思った。

    まずはこの作品のタイトルとして使われている
    “舟” という言葉を辞書で引いてみたい。
    “船” と何が違うのだろう。
    そしてできれば “ぬめり感” も感じ

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    2026年02月18日
  • マナーはいらない 小説の書きかた講座

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     新刊を買ったのは、どれくらい振りだろう?数年、いや二十年以上前になるだろうか?この本が文庫版で出版されると知って(単行本が出ている事は知らなかった)、気にはしていたが発売日に本屋に行く事が出来ず、翌日に行ったが見当たらず(店員に聞けよ)、次の日曜日に近くの大きな本屋に行くも見当たらず(店員に聞けよ)、諦めきれずに数日が経った。
     別件で家族で買い物に出掛けた際に、地下駐車場に車を停めることになった。用事を済ませ駐車場を出る事にしたのだが、
    「地下街で◯千円以上お買い上げの方は、◯時間分無料にさせて頂きます」と書いた貼り紙を目にしたのだ。
     ならば買わなければならぬだろうと、嫁と二手に分かれ買

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    2026年02月15日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

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    何年ぶりに読み返しましたが今読んでもとても面白かった
    走る事が大好きな2人と走る事とは無縁な日々を送くる8人、10人ギリギリで挑んだ箱根駅伝の物語
    現実には有りえないかも知れないけど後半はテレビで毎年見ている画面が頭に浮かびます、
    私は徹底管理された運動部が嫌いでスパルタ式の運動部に長年疑問を持っていましたが
    青山学院大学が出て来たときにこの小説を思い浮かべました
    他の大学に無い楽しそうな学生達が印象に残り毎年テレビの中継に釘付けになりこの「風が強く吹いている」も共感出来て大好きな小説の1つです皆さんにも読んで欲しいです。

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    2026年02月14日
  • 神去なあなあ日常

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    宮崎駿さんが二度読んで、一度目はアニメにしたいと思い、次はやっぱり実写かなと思ったとか。母の故郷に似た林業の村の風景に、次第に馴染んでいく「勇気」を身近に感じた。

    日本的な風景の中に、受け継がれてきた山の生活や、変わらない習慣、懐かしい祭りや季節の行事、過疎地に今なお残っている心温まる人のつながりが書かれている。

    高校を出たら、まぁ適当にフリーターで食っていこうと思っていた。
    名前の勇ましい、平野勇気。卒業後もこうしてだらだら過ごす予定だった。ところが、式が終わった途端、担任に
    「おう、平野。先生が就職先をきめてきてやったぞ」
    「はぁ?」っつったよ。「なんだそれ、冗談じゃねえよ」

    家に帰

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    2026年02月15日
  • ゆびさきに魔法

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     三浦しをんさんお仕事小説書くのうますぎません?全く働いたことがないのに、働くっていいなぁって思いました。
     『舟を編む』や『愛なき世界』よりはもう少しさらっと読める雰囲気でした。でも月島さんの葛藤や矜持もしっかり書かれていて、登場人物一人一人を愛せる物語でした。

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    2026年02月13日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

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    まず、チームで何かを成し遂げる・箱根駅伝に興味が無い。そんな人が読んだら、面白さも半減だろう。
    毎年、箱根駅伝を欠かさず観てる人。何となく、ぼんやり観てる人。観たことは無いけど、タイミングが合えば観てみたい人。そんな人達にお勧めです。

    箱根駅伝には、花の2区や、山の神が誕生する5区等。それらの区間で、新記録を出すことの凄さや、その区間を派手さは無いけど支えてる他の区間の選手。
    駅伝が好きな人は、その季節が来ると、視聴前に(あ.....また読み始めようかな)と、思える作品です。
    きっと来年の年始は、号泣で箱根駅伝を視聴する事になりそうです。
    また、スポーツをしてる人、していた人にもお勧めの作品

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    2026年02月09日
  • あの家に暮らす四人の女

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    シスターフッドものがお好きな方は、きっと楽しく読める作品だと思います。
    女性同士で語り合ったり何かに取り組んだりする作品を好んでよく読む私は、「自分も''あの家''に暮らしていたら...」と、自分ごととして楽しく読み進めていました。
    全体的なストーリー、文章表現など⭐︎4かなと思ったのですが、最後の数行で心打たれ、⭐︎5をつけました。
    小説に救われる、勇気をもらう、本当にあるなとあらためて感じさせられた一冊でした。

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    2026年02月09日
  • 月魚

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    序盤は美しい表現の数々に溺れてしまい、読み進めるのに時間がかかった。
    それに慣れてきた頃には、先の展開が気になり読む手が止まらず。
    いったいこの人たちは何に囚われてるのか、何を恐れているのか、なぜ踏み出さないのか。
    本から手を離している瞬間でさえも、頭の中では無窮堂の灯りを探していた。読み始めてからずっと、この世界から抜け出せずにいる。
    続きを捲るために早足で帰宅し、早々に寝る準備を済ませる。それほど心奪われていた。
    読後、私はまだ黒い木々に覆われた旧家の灯りを門前から眺めている。
    またすぐに読み返す。

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    2026年02月08日
  • ゆびさきに魔法

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    私はネイルサロンに通っているが、何故しているのかまで考えたことなかった。周りに褒めてほしいからネイルする!という友人もいた。でも、それには同意できなかった。このお話を読んで、ああ私は自分の気持ちを保ちたい、または上げたいからしてるのかも、と気づけた。私の実際の本棚にずっと残しておきたい一冊になりました。

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    2026年02月07日
  • 神去なあなあ夜話

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    日常と続けて読んだが夜話の方がより細かい人間関係や日常の様子が見えて面白かった。

    特に書かれていなかったので私の想像だが、たぶん登場人物全員が最初から林業に特別な思いを抱いていたわけではなく、村で生まれ育った流れで、他にやれることもないし、みたいな消極的な理由で始めた人もいるのではないか(主人公の勇気からしてそうだし、その気になれば村の外にはすぐ出れる)。
    それでもだんだんと自分の仕事に誇りを持つようになり、山で生きていくという覚悟を決めたのだろうなと思った。
    会社勤めをしていると、やたらと仕事のやりがいを求めたり自分の思っていた仕事じゃないから転職を考えたり移ろい気味になりがちだがが、生き

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    2026年02月07日
  • 愛なき世界(上)

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    途中、読むのに時間がかかるところもありましたが、やっぱり私は恋愛の描写が好きだと実感しました。くすっと笑える部分もあって、私の好きなタイプの本です。

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    2026年02月06日