三浦しをんのレビュー一覧

  • 『罪と罰』を読まない

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    ネタバレ

    予想に反してめちゃくちゃ面白かった。
    罪と罰を読まずに読む読書会。
    メンバーに三浦しをんもいて、家賃なんて踏み倒せ!とか、突拍子ももない推理とかめちゃくちゃ面白かった。
    と思ったら読書論とか小説家論も聞こえて、読み応えがすごかった。
    罪と罰は再読したくなってないけど、この本単体でとても面白かったです

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    2024年07月05日
  • のっけから失礼します

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    しおんさん、サイコー過ぎます!
    しおんさんの脳内妄想をこれでもかというくらい披露していただき、読んでいて何度も吹き出しました。
    わかるよ〜、しおんさん、私もわかるよ〜というところが、至る所に散りばめられていて、読んでいる間にしおんさんと仲の良いお友達になってしまうような感覚です。
    因みに、しおんさんが辞書好きな所も、所々出て来て、「舟を編む」に繋がっているんだなぁって思って読みました。
    日常に疲れている時に、アホな気分になってみたい時に、おすすめの本です。

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    2024年07月04日
  • わたしの名店

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    色んなエピソードと共に語られるそれぞれのわたしにとっての名店。読んでるだけでお腹が空いちゃう一編から、切なくて目頭が熱くなる一編、一緒に居心地の良い空間でくつろいでいる気持ちになれる一編…このページ数でここまで心を揺さぶってくるのはきっとわたしにも素敵なお店と出会った経験があるから。わたしにとってのいちばんの名店探しの旅はまだ続きそうです。

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    2024年07月04日
  • ぐるぐる♡博物館

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    個人博物館、企業博物館、国立科学博物館をとりまぜて興味の趣くままにままに訪問している。博物館そのものが良いのは確かだが、著者の紹介のしかたも面白い。博物館に展示されるモノだけでなく、それに関わる人に思いをはせ、博物館の職員の人へのインタビューで、彼らの博物館への愛着ぶりを示している。博物館のというより、人間観察の本だと思う。もっと、いろいろな博物館を訪問してほしい。

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    2024年06月03日
  • ののはな通信

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    ひらがなと表紙がかわいい 作者で選んだだけ 裏のあらすじも読まずに 
    全然想像してなかった内容だった

    ののとはな 2人の女性の手紙のやりとりだけで全て終わる 最後はかなりかけ足で読んでしまった 

    第一章で激しく燃え上がるんだけど、大人になってからの話もまたいい
    勝手にミステリ的な要素を探そうとしまったがそういう話じゃなかった 
    おもしろかった 新しい読書体験ができた

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    2024年05月24日
  • 光

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    ヒメアノ〜ルのように息詰まる描写と疾走感がある。振り返る度霊が近づくように、捲る度危うさが近づいてくる。

    津波による被害の描写は首元を締められるように、じりじり恐怖を感じさせて細やかだ。
    臭いまで伝わる。
    地震雷火事親父。

    光る角度により影のように見え隠れする暴力性を、「どこにでも存在する」と気づかせる。

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    2024年05月19日
  • 天国旅行

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    後ろの作品になればなるほど面白かった!お話として、いろんな関係性の人たちが傷つけて、傷つけられて、救い、救われて、救われなくて、でも彼らにとっては生きることの意味で、、、。全ては解説の角田光代先生の言葉を読んで、グッとわかった感じがしてる。悔しいけど解説読んでこそです。

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    2024年05月12日
  • のっけから失礼します

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    面白いですー!とご本人に直接伝えたい(ぐらい好き)「子供の夢は茶葉のように迅速に摘みまくる派」のしをんさんが内角ギリギリに攻めた内容です。これじゃあ、伝わらないか!!笑続編も購入しましたので楽しみは続く。

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    2024年05月10日
  • 悶絶スパイラル(新潮文庫)

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    なんか気楽に笑える本が読みたいな〜という時に手に取るのが三浦しをんさんのエッセイだ。
    今回何度目か分からない読み返しをしたけれど、やっぱり笑える。
    特に新作落語「カツラ山」には爆笑だった。

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    2024年05月10日
  • ののはな通信

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    読み始めはゆるい高校生百合かと思っていたら、展開がおもしろくてドキドキハラハラでグイグイ引き込まれた。
    往復書簡の小説は初めて読んだけど、感情の揺れや状況も伝わってきて面白かった。

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    2024年05月04日
  • ビロウな話で恐縮です日記(新潮文庫)

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    はあ、おもしろかった!!
    本当に声だしてゲラゲラ笑ってしまうのがすごいところ
    三浦しをんのエッセイは中学生のときから大好きで、あのころも学校の朝の読書の時間に笑いをこらえながら(または堪えきれずに吹き出しながら)読んでいた。
    あのころと同じくらいめちゃくちゃ笑えてしまう。

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    2024年05月01日
  • まほろ駅前狂騒曲

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    ネタバレ

    読み始めてから、多分これの前作(多田便利軒)読んだ事ないな、これ二作目だなって気付いたけどまあ良いや。
    多田が全部説明してくれるから読んでなくても大丈夫。

    行天が好き過ぎる。可愛い。
    屋根から布団に乗って飛び降りて失神して
    「これ、魔法の絨毯にはなんないよ。かなり痛い」
    って言う行天。

    凪子さんも多田も、割と嫌いだ。
    約束を破った癖に、お前の為になる、なんて。
    勝手過ぎる。
    自分だったらうざいけど、結果的に行天の為にはなったね。

    物語だからこれくらい優しくてもまあ別にいいよね。

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    2024年04月29日
  • 月魚

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    本を愛する者は独占欲が強いらしい
    それが本当なら自分もそういう所があるかもしれない
    綺麗な本だと思った

    ナナオが勧めたから読んだ
    いい本だった

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    2024年04月25日
  • 神去なあなあ夜話

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    前の彼女とダメになって転職して、社会人になってはじめて1人きりになった時に、最初に読んだ小説。彼女が勧めてくれた小説だった。読み終わった日に感想を紙に書いて挟んであったみたい。今日部屋の整理をしてたらそれがはらりと落ちてきて目を通したら「世話をかけた。ありがとう」って書いてあった。もう自立した大人になれたみたい。

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    2024年04月12日
  • 神去なあなあ夜話

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    前回から引き続き、三浦ワールドに沼っています。神去なあなあ日常の続編。
    方言とか、村の神話とか地理とか。いや、絶対どこかにあるでしょう、神去村。いるでしょう、ヨキとか繁ばあちゃんとか!という世界観が本当に好き。今日もきっと木を切ってるわ〜ってにまにま再びです。
    そして、あのとんちきなお祭りも再び!前回は特別祭だったみたいで今回は規模縮小ではあるけど、やっぱりとんでもない。
    っていうのが続くと思っていたら、急ハンドルで神去村の悲しい過去のお話に。そういう死生観というか、ぐぅぅっときます。泣いた。

    今回もしっかりがっちり沼らせて頂きました!

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    2024年04月11日
  • 光

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    ネタバレ

    いやぁ、参った…すごい、すごすぎる…
    物語はずっと不穏な空気に包まれ、
    圧倒的な理不尽や現実がドロドロ重くのしかかってくる
    救いはないし、ずっと脳天を殴られ続けてるのに
    読むのをやめられない、この感じ!
    先がもっと知りたい。
    作品に呑み込まれいくのを感じました。
    もちろん読後のすっきり感もないし
    人によっては二度とない読みたくないような
    暗くて重い作品かもしれないけど、
    私は愛に縋って縋って、それがエゴだと気付かず
    ひとりよがりに狂っていく信之も輔も愛おしく感じた。

    "死ぬことでしか、ひとは秘密から逃れられない。"
    最後の最後、
    秘密を手に入れた南海子の思惑の恐ろしさと、

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    2024年03月28日
  • 『罪と罰』を読まない

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    挫折しそうな名作長編を読む前に、みんなで妄想討論するのは最高に楽しそう。私も気になって、漫画版を読んだ。カウリスマキの映画版も再見しようかな。

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    2024年03月26日
  • ぐるぐる♡博物館

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    私の中にある三浦しをんさんへの崇拝は置いといて。
    日本にあるちょっと変わった博物館のご紹介レポ。
    なんていうか、チョイスが既に面白い。もっとこう、普通の博物館があったのではないか。と思いますがそこも好き。
    説明の中にちょこちょこ挟む三浦節ににまにましてしまう感じでした。
    ちょっと偏った愛を楽しく読めます。
    私もメガネミュージアムに行って五時間かけて自分のメガネ作りたい…。

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    2024年03月20日
  • まほろ駅前狂騒曲

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    完結した…のですよね? 読み終えた端から多田や行天に会いたい。星やルルたち、由良公も、みんなに会いたい。まだ書けそうな終わり方だけど…と思いつつも、反発し合っていたみんながまとまったから、みんながそれぞれの傷に向き合い、その壁を乗り越えてしまったから、心地よい余韻を残したままで閉じた方がいいのかな。彼らはこれからも変わらないのだろうし。だから、「俺(私)はあんた(たち)のこと、なるべく覚えているようにする」。うん、それでいいんだよね。完結しても、私の中では、彼らの日常は続いている。

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    2024年02月25日
  • まほろ駅前番外地

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    面白い!!便利屋という職業だからこそ有り得る(?)奇想天外な日常がとてつもなく面白いです。大きな事件が起きたり、ハラハラドキドキしたり…って事はないのに、飽きさせないのはすごい!前作の登場人物に絡んだ話が多かったのも、まほろファンとしては嬉しいですね。そして、多田と行天の相変わらずのゆるさ。これは癖になります。

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    2024年01月23日