三浦しをんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前回から引き続き、三浦ワールドに沼っています。神去なあなあ日常の続編。
方言とか、村の神話とか地理とか。いや、絶対どこかにあるでしょう、神去村。いるでしょう、ヨキとか繁ばあちゃんとか!という世界観が本当に好き。今日もきっと木を切ってるわ〜ってにまにま再びです。
そして、あのとんちきなお祭りも再び!前回は特別祭だったみたいで今回は規模縮小ではあるけど、やっぱりとんでもない。
っていうのが続くと思っていたら、急ハンドルで神去村の悲しい過去のお話に。そういう死生観というか、ぐぅぅっときます。泣いた。
今回もしっかりがっちり沼らせて頂きました! -
Posted by ブクログ
ネタバレいやぁ、参った…すごい、すごすぎる…
物語はずっと不穏な空気に包まれ、
圧倒的な理不尽や現実がドロドロ重くのしかかってくる
救いはないし、ずっと脳天を殴られ続けてるのに
読むのをやめられない、この感じ!
先がもっと知りたい。
作品に呑み込まれいくのを感じました。
もちろん読後のすっきり感もないし
人によっては二度とない読みたくないような
暗くて重い作品かもしれないけど、
私は愛に縋って縋って、それがエゴだと気付かず
ひとりよがりに狂っていく信之も輔も愛おしく感じた。
"死ぬことでしか、ひとは秘密から逃れられない。"
最後の最後、
秘密を手に入れた南海子の思惑の恐ろしさと、