三浦しをんのレビュー一覧

  • マナーはいらない 小説の書きかた講座

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    ネタバレ

    「言葉を獲得することによって、深く考えることが可能になり、思考によって感情は育ち、周囲 のひととかかわった体験や書物などから得た知識によって味わった感情を、自分のなかで言語化してじっくり考える。この繰り返しを通して、想像力や感受性は鍛えられていくものなのではないでしょうか。」

    ここで読書記録をつけ始める時にぼんやり抱いた動機的なものを見事に言語化してくれていて、そう、こういうこと!ってなった。作家になるため、とか大仰なものでなくても、こういう訓練が人生をより豊かなものにしてくれることを再確認し、ちょっと面倒…ってなっても、頑張って続けよう、と改めておもう。
    人称の選択や人物の配置、情報提示の

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    2024年09月17日
  • 愛なき世界(上)

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    何かにのめり込む人の姿はやはり魅力的で、とても良かった。
    知りたいという欲求に突き動かされ、ひたすらに植物と向き合う本村さん。植物を愛する本村さんに想いを寄せる藤丸くんも、料理の道に邁進している。少しずつ研究室の面々と交流しながら、植物への興味を広げていく素直な藤丸くんのキャラクターも気持ちよく、終始さわやかだった。

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    2024年09月16日
  • 私が語りはじめた彼は(新潮文庫)

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    2年くらい前に古本市で出遭ってからずっと積読してた一冊。きみはポラリス、も読まないとだな。
    彼女の作品をデビューから追っかけたくなる。まほろ駅前多田便利軒、読みたくなる。魅力的な作品だった。愛は美しいのか醜いのか、人を愛するとはどういうことか、私たちはどう生きていくべきなのか、それを追求する普遍的メッセージ性が感じられる。

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    2024年08月24日
  • ののはな通信

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    2人の女性の文通だけで成り立っているという面白い本だった。ののとはなのように忘れられないくらい情熱的な恋を経験したことがないので羨ましいと思った。最後は再会するのかと思ったが思いもよらぬ結末だった。

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    2024年08月23日
  • 『罪と罰』を読まない

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    私が『罪と罰』を未読であること、そして岸本佐知子さんがメンバーの1人ということで、読み始めた。そしたら、メンバー4人であれこれ未読のまま推理した挙句、やっぱり一度読みますかーという話に。じゃあ、私も読むかと。
    断然、読んだ後の読書会の方が面白い!一緒になって、それ、私も思った!とか、なるほどねーそういう解釈もありか、とか。
    『罪と罰』もういっぺん読み返したらもっといろんな発見があって楽しめるかも、と思っちゃった(でも、きっと読まない 笑)。

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    2024年08月22日
  • 神去なあなあ夜話

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    「神去なあなあ日常」続編。一年たって少し林業に余裕が出てきた勇気が、前作同様軽快な語り口でディープな神去村をナビしてくれます。相変わらず個性も元気もいっぱいの村人たちと壮大や自然、優しく寄り添う神様を時に感じながら、恋に邁進!とってもおもしろいです。

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    2024年08月14日
  • 神去なあなあ夜話

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    神去なあなあ日常の続篇で、横浜出身の主人公が三重の山奥で林業に挑戦しながら成長している姿に、思わず応援しながら読みました。地域の伝統的な行事が粛々と受け継がれていることにも感動しました。主人公の成長と、恋の行方が知りたいので続編を待ち望んでいます。

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    2024年08月12日
  • まほろ駅前狂騒曲

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    多分、風が強く吹いている を読んだ後に読んだのですが、細かな所は覚えていない。

    読み直したら更新します。
    他の読んだ状態の本も同様

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    2024年08月04日
  • 政と源

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    日本の平均年齢は50を超えたらしいけど、その辺から上の人たちには面白くてサラサラ読めるんじゃないかな。

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    2024年08月01日
  • 月魚

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    ネタバレ

    うわーん苦しい苦しい
    お互いをお互いの過去で束縛し合ってるというか永遠に解けない罪悪感で雁字搦めにされてるしそれを甘んじて受け入れてる2人が切なすぎ〜泣この先の妄想が捗ってしょうがない。
    三浦しをんさんが書くちょっと悪い男の子たちが大好きです。夏祭りのシーンとか最高に良い。本当にこの尊さを表現する語彙力がなくて悔しい。

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    2024年07月25日
  • わたしの名店

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    読んで、めちゃくちゃ敷居が高いけど、銀座の久兵衛で江戸前鮨を食べてみたくなった。
    もうカウンターで食べても許される歳ではある(笑)

    佐賀には行ったことがないけれど、あの餃子食べてみたい!ゴローさんも食べたかな。

    澤村伊智さんが、コロナが明けたら真っ先に行きたいと言っていたお店、イラストの下に小さく閉店文字があって切なくなった。

    藤岡陽子さんのおばあちゃんとお姑さんの、キッチンゴンに出前を頼む時の言葉には、昼休みなのに涙がじんわり出てしまったよ。

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    2024年07月23日
  • 新装版 三四郎はそれから門を出た

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    本好きにはたまらない本。本の紹介もさることながら、語り口が、気を抜かせてくれるトーンで嬉しい。とはいえその中にも、そんな読み方をするんだなと、自分の本の読み方を再考させてくれるところもある。学びになる。

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    2024年07月21日
  • 新装版 三四郎はそれから門を出た

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    およそ20(±2)年前に書かれた、本や漫画についてのエッセイを中心にまとめた本。著者のエッセイをいくつか読んでいるが、これほど本好きとは思わなかった。読書量もすごいが、ジャンルも多彩だ。本がなければ、チラシでも読むというのはわからないでもないが、電車の中で隣に座った人の本まで読む。様々な本を紹介する文章が面白い。特に2章は、本を2冊とりあげて紹介する形式なのだが、組み合わせが独特で、2冊をつなぐ共通項が時々無理やりすぎて面白い。この本の問題点は、読みたい本のリストがどんどん長くなることだ。

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    2024年07月14日
  • 仏果を得ず

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    義太夫の健が文楽の道を突き進むために悩んだり、すこんと落ちた恋に悩んだりする話。

    三味線の兎一郎、師匠の銀太夫、師匠の相三味線の亀治、兄弟子の幸太夫、みんな文楽に貪欲で、チャーミングなキャラなのに舞台上では底知れない凄みがある。

    小学生のミラちゃん、健が恋した真智さん、銀太夫の妻の福子さん、謎の多いアケミちゃん、文楽に惚れた男の周囲にいる女性はみんな強くて美しい。

    熱量高く生きる人々が愛おしく、文楽を観に行きたくなるようなお話でした。

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    2024年07月12日
  • 『罪と罰』を読まない

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    ネタバレ

    予想に反してめちゃくちゃ面白かった。
    罪と罰を読まずに読む読書会。
    メンバーに三浦しをんもいて、家賃なんて踏み倒せ!とか、突拍子ももない推理とかめちゃくちゃ面白かった。
    と思ったら読書論とか小説家論も聞こえて、読み応えがすごかった。
    罪と罰は再読したくなってないけど、この本単体でとても面白かったです

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    2024年07月05日
  • のっけから失礼します

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    しおんさん、サイコー過ぎます!
    しおんさんの脳内妄想をこれでもかというくらい披露していただき、読んでいて何度も吹き出しました。
    わかるよ〜、しおんさん、私もわかるよ〜というところが、至る所に散りばめられていて、読んでいる間にしおんさんと仲の良いお友達になってしまうような感覚です。
    因みに、しおんさんが辞書好きな所も、所々出て来て、「舟を編む」に繋がっているんだなぁって思って読みました。
    日常に疲れている時に、アホな気分になってみたい時に、おすすめの本です。

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    2024年07月04日
  • わたしの名店

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    色んなエピソードと共に語られるそれぞれのわたしにとっての名店。読んでるだけでお腹が空いちゃう一編から、切なくて目頭が熱くなる一編、一緒に居心地の良い空間でくつろいでいる気持ちになれる一編…このページ数でここまで心を揺さぶってくるのはきっとわたしにも素敵なお店と出会った経験があるから。わたしにとってのいちばんの名店探しの旅はまだ続きそうです。

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    2024年07月04日
  • ぐるぐる♡博物館

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    個人博物館、企業博物館、国立科学博物館をとりまぜて興味の趣くままにままに訪問している。博物館そのものが良いのは確かだが、著者の紹介のしかたも面白い。博物館に展示されるモノだけでなく、それに関わる人に思いをはせ、博物館の職員の人へのインタビューで、彼らの博物館への愛着ぶりを示している。博物館のというより、人間観察の本だと思う。もっと、いろいろな博物館を訪問してほしい。

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    2024年06月03日
  • ののはな通信

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    ひらがなと表紙がかわいい 作者で選んだだけ 裏のあらすじも読まずに 
    全然想像してなかった内容だった

    ののとはな 2人の女性の手紙のやりとりだけで全て終わる 最後はかなりかけ足で読んでしまった 

    第一章で激しく燃え上がるんだけど、大人になってからの話もまたいい
    勝手にミステリ的な要素を探そうとしまったがそういう話じゃなかった 
    おもしろかった 新しい読書体験ができた

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    2024年05月24日
  • 光

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    ヒメアノ〜ルのように息詰まる描写と疾走感がある。振り返る度霊が近づくように、捲る度危うさが近づいてくる。

    津波による被害の描写は首元を締められるように、じりじり恐怖を感じさせて細やかだ。
    臭いまで伝わる。
    地震雷火事親父。

    光る角度により影のように見え隠れする暴力性を、「どこにでも存在する」と気づかせる。

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    2024年05月19日