三浦しをんのレビュー一覧
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前回から引き続き、三浦ワールドに沼っています。神去なあなあ日常の続編。
方言とか、村の神話とか地理とか。いや、絶対どこかにあるでしょう、神去村。いるでしょう、ヨキとか繁ばあちゃんとか!という世界観が本当に好き。今日もきっと木を切ってるわ〜ってにまにま再びです。
そして、あのとんちきなお祭りも再び!前回は特別祭だったみたいで今回は規模縮小ではあるけど、やっぱりとんでもない。
っていうのが続くと思っていたら、急ハンドルで神去村の悲しい過去のお話に。そういう死生観というか、ぐぅぅっときます。泣いた。
今回もしっかりがっちり沼らせて頂きました! -
Posted by ブクログ
ネタバレいやぁ、参った…すごい、すごすぎる…
物語はずっと不穏な空気に包まれ、
圧倒的な理不尽や現実がドロドロ重くのしかかってくる
救いはないし、ずっと脳天を殴られ続けてるのに
読むのをやめられない、この感じ!
先がもっと知りたい。
作品に呑み込まれいくのを感じました。
もちろん読後のすっきり感もないし
人によっては二度とない読みたくないような
暗くて重い作品かもしれないけど、
私は愛に縋って縋って、それがエゴだと気付かず
ひとりよがりに狂っていく信之も輔も愛おしく感じた。
"死ぬことでしか、ひとは秘密から逃れられない。"
最後の最後、
秘密を手に入れた南海子の思惑の恐ろしさと、 -
Posted by ブクログ
「舟を編む」の静謐な雰囲気が好きな自分としては、本作のドタバタ感とかエンタメみたいな要素に若干違和感があるけど、楽しく読めたしそれなりに感じるものがあった。
自分にとってのざっくりの印象は、一作目が多田の苦悩、二作目が脇役オムニバス、三作目が行天の苦悩 にメインの焦点が当たっていたと感じた。
幼少期の苦痛な経験はそう簡単に克服されないだろうとか、そもそも行天少年の生い立ちは今の行天のキャラには繋がらないのではないかな?など思うところもあるけど、そのようにいろいろ考えること自体が有意義だと思うし、純粋に前進する行天を応援しながら読むことが楽しかった。
多田も行天も脇役たちも、どれだけ悲しい -
Posted by ブクログ
あなたは、『便利屋』を利用したことがあるでしょうか?
私たちの日常は忙しさの中にあります。それは、『子育て中の若い夫婦も、老人も、学生も』、そして『都心まで通勤して会社で働く』方も、それぞれの忙しさの中に毎日を送っています。そんな中にあっては、『ちょっとした雑事をこなすとき、だれかの手を借りられればなと思ったり』もします。それは、こんな時でしょうか?
・『重い簞笥のうしろに年金手帳を落としてしまったとき』
・『庭掃除をしなければならないのに気乗りしないとき』
・『スーパーへ買い物に行きたいのにぎっくり腰になってしまったとき』
本来であれば自分たちでこなせるはずの事ごとであっても -
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最初はただ仲がよく、気の合う同級生だと思ってた。恋愛がうまくいかなくなっても、相手のことを思う気持ちは変わらない。手紙やメールで繋がりを保ち続ける2人の家族は、この2人のことをどう思っていたのだろう。2人の空気感や距離感は、ただの同級生ではなくなっていた。それぞれの人生を歩むことに変わりはないけれど、お互いを大切にしていることがよくわかる。
手紙やメールの内容を知らない家族だって、机に向かって考えているののやはなを見ていれば、自ずと2人のただならぬ関係性には気づいてしまうかもしれない。
苦しくて楽しくて、こんなに幸せな恋愛ができることは、どんな経験とも代え難い、素晴らしいことなんだろうな。手紙