三浦しをんのレビュー一覧

  • 天国旅行

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    心中という暗いテーマの短編でありながら、描かれるのは恋愛や家族愛など、切なく美しい。悲しいお話もありますが、心癒されるのでおすすめできる本だと思いました。

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    2024年01月07日
  • 天国旅行

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    「生」の究極的な対比である「死」から描いた、わたしたちが生きる世界のうつくしさ。「明日も生きてみようかな」とおもうような、一縷の光が射した作品です。

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    2024年01月06日
  • ロマンス小説の七日間

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    海外ロマンス小説の翻訳家のあかりは、恋人の神名と同棲中。上手くいってた2人だけど、恋人が突然仕事を辞めてきて、何考えてんだー!となり、翻訳中の小説を捏造し始めたあたりから面白かったです。あかり達のお話と、ロマンス小説と一冊の本で2倍楽しめます。
    あとがきもなかなか面白かったので、今度しをんさんのエッセイを読んでみようかな。

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    2024年01月06日
  • まほろ駅前狂騒曲

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    「舟を編む」の静謐な雰囲気が好きな自分としては、本作のドタバタ感とかエンタメみたいな要素に若干違和感があるけど、楽しく読めたしそれなりに感じるものがあった。

    自分にとってのざっくりの印象は、一作目が多田の苦悩、二作目が脇役オムニバス、三作目が行天の苦悩 にメインの焦点が当たっていたと感じた。

    幼少期の苦痛な経験はそう簡単に克服されないだろうとか、そもそも行天少年の生い立ちは今の行天のキャラには繋がらないのではないかな?など思うところもあるけど、そのようにいろいろ考えること自体が有意義だと思うし、純粋に前進する行天を応援しながら読むことが楽しかった。

    多田も行天も脇役たちも、どれだけ悲しい

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    2024年01月06日
  • まほろ駅前狂騒曲

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    あなたは、『便利屋』を利用したことがあるでしょうか?

    私たちの日常は忙しさの中にあります。それは、『子育て中の若い夫婦も、老人も、学生も』、そして『都心まで通勤して会社で働く』方も、それぞれの忙しさの中に毎日を送っています。そんな中にあっては、『ちょっとした雑事をこなすとき、だれかの手を借りられればなと思ったり』もします。それは、こんな時でしょうか?

     ・『重い簞笥のうしろに年金手帳を落としてしまったとき』

     ・『庭掃除をしなければならないのに気乗りしないとき』

     ・『スーパーへ買い物に行きたいのにぎっくり腰になってしまったとき』

    本来であれば自分たちでこなせるはずの事ごとであっても

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    2023年12月30日
  • ロマンス小説の七日間

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    ネタバレ

    三浦しをん作品5冊目か~。今回のお話しは一番ぶっ飛んでいた!海外ロマンス作品の翻訳者のあかり28歳。同棲している神名君が仕事を辞めてきた。丁度翻訳していたロマンス小説に、毎度同じような展開のメロドラマ的な話ばかり作りやがって!と、あかりはオリジナルストーリーを作ってしまう。ウォリック(騎士)とアリエノール(女領主)の愛、そしてウォリックの死によりアリエノールのもう1つの禁断の愛(爆笑)。あかりと神名君の関係性とアリエノールの翻訳の内容の乱高下が見物。あかりとアリエノールの愛嬌と芯の強さへの好感度は100点。⑤

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    2023年12月28日
  • ののはな通信

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    最初はただ仲がよく、気の合う同級生だと思ってた。恋愛がうまくいかなくなっても、相手のことを思う気持ちは変わらない。手紙やメールで繋がりを保ち続ける2人の家族は、この2人のことをどう思っていたのだろう。2人の空気感や距離感は、ただの同級生ではなくなっていた。それぞれの人生を歩むことに変わりはないけれど、お互いを大切にしていることがよくわかる。
    手紙やメールの内容を知らない家族だって、机に向かって考えているののやはなを見ていれば、自ずと2人のただならぬ関係性には気づいてしまうかもしれない。
    苦しくて楽しくて、こんなに幸せな恋愛ができることは、どんな経験とも代え難い、素晴らしいことなんだろうな。手紙

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    2024年03月24日
  • まほろ駅前番外地

    匿名

    購入済み

    大好きな本です。
    もう何回も読み返しました。
    何度読んでも引き込まれます。

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    2023年10月17日
  • ぐるぐる♡博物館

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    私も博物館大好き!
    私の推し博物館は国立民族学博物館、みんぱくだけど、この本の中にはなかった。
    どれもこれも行ってみたい博物館ばっかり。
    一つの物や事柄を探究している人に惹かれる。
    しをんさんの小説「舟を編む」や「愛なき世界」のように。
    しをんさんもきっとそうなんだろうな。
    続編希望!
    全国もっといろんな博物館を紹介してほしいな。

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    2023年10月12日
  • まほろ駅前狂騒曲

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    大好きなまほろシリーズの3冊目。相変わらずドキドキがいっぱい詰まった1冊。小学生から年寄りまでオールスターぶりの個性あるキャラクター達が織りなす展開はまさに『狂騒曲』。シリーズを通し多田と行天が進歩し、2人の間にいつの間にか絆が出来てきた事が暖かく感じた。行天の過去や彼の放つ言葉の重さに感動!いつもだらけてて人間終わった感があって、破天荒な行天はとても自由で憧れます。子供嫌いなのに後には子供に慕われるのも彼のブレない自由さなのかも。本当に行天は神の子かもしれない(笑)探偵の行天に続編を希望したい!

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    2023年10月09日
  • のっけから失礼します

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    個人的には両親や弟さんとのやり取りが面白かった。ファッション誌に載ってるとは思えない、しをんさんのだらしのなさも魅力的。読んでいてププッと笑えました。

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    2025年01月05日
  • まほろ駅前番外地

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    前作を読んでしばらく経ちましたが、改めて読み始めてもユニークな作品です。

    多田と行天だけでなく、他の登場人物のキャラクターもすごく良いです!細かな描写に潜む『人となり』の描き方や、シーンの作り方がとても上手だなと思いました。

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    2023年09月26日
  • まほろ駅前番外地

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    前回の登場人物の生い立ちが語られており、2人のコンビ結束のおかげで解決といった感じになって仲良ささほっこりします。
    その中でも、曽根ばあちゃんのストーリーが好きです。おばあちゃんになっても、昔の恋話が出来るなんてとても素敵。
    最後には、2人の過去の残像が垣間見えて互いに寄り添う感じが友情のように見えました。
    また、2人のストーリーが続編で出たらいいのになぁと思います。

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    2023年09月15日
  • 子どもお悩み相談会 作家7人の迷回答

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    2023年39冊目。
    読書って、おもしろい。
    今悩んでいる事の答えに導くような言葉に出会える。

    「実るほど頭を垂れる稲穂かな」のことわざ。実るから謙虚にするのではなく、謙虚にするから実るのである。このことわざの本当の意味を知ることができた。

    「気づきをありがとう」…世の中というところは気づきに満ちており、いくらでも感謝できる。まさしく、最近そんな思いをした。考え方一つで生き方が楽になると思えた言葉。

    最後の「珍回答してくれた先生方」の紹介までも面白かった一冊。

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    2023年09月09日
  • 墨のゆらめき 無料お試し版

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    人それぞれに思い出がある

    ページをめくって続きを読むにつれて、今まで知らなかった遠田の状況を知ることになる展開が面白いです。頼まれた後に一文字一文字手書きで思いを込めて記すことで、この人物に関わっている人々のことが思い出されていくというのも、心にじんわりと来る展開のように感じました。文章センスも生かされている印象を受けます。

    #深い #感動する

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    2023年08月01日
  • 桃色トワイライト(新潮文庫)

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    表紙の可愛らしさに惹かれてブクオフで購入。

    しをんさんのエッセイが面白いのはわかってたけど、この古いエッセイもまた面白くて、こうなったら全部読もう!と誓うwww

    YouTubeで配信されてた仮面ライダークウガまで観ちゃったよw

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    2023年07月17日
  • むかしのはなし

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    ネタバレ

    昔話をオマージュしてる面白い構成。SFチックなのがストライク。
    世界が終わる時にどんな行動を取るか、に焦点が当てられた話も多くて興味深かった。
    特に「懐かしき町のかわべりの物語をせよ」は、なぜ主人公がその選択を取ったのかを綺麗に回収していって一番好きだったかも。ラブレスも結構好きで、最後の話と繋がってるのも綺麗に作られてるなと。
    比喩表現も綺麗で大好きな一冊。

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    2024年06月02日
  • ビロウな話で恐縮です日記(新潮文庫)

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    単純に面白い、だけでなく、ふと考えさせられる内容と、この比喩とか表現秀逸すぎる、ってきう発見が多くて、改めて三浦しをんのエッセイは私にとってバイブルであり辞書にもなる、と思った次第。

    作家が書く異性はドリーム、っていうネタ
    荷物の山をバーナムの森と例えるセンス。ここでシェイクスピアだす?
    あとはブラッケスト•マーライオン。お見事です。

    2023.6.27
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    2023年06月28日
  • 墨のゆらめき

    購入済み

    面白かった

    殺人事件もなければ大恋愛もないお話ですが、なぜかハラハラ(笑)
    久しぶりに引き込まれて読み直したいと思った作品でした。

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    2023年06月20日
  • ビロウな話で恐縮です日記(新潮文庫)

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    またまた登場、よしながふみ!
    今回の推しは 『フラワー・オブ・ライフ』 だ。
    ほかにも、三宅乱丈の『イムリ』、西田東の『天使のうた』、杉本亜未『ファンタジウム』など、日記が漫画の紹介にもなってる。
    三浦しをんさんのように怒涛の勢いで漫画を読みふけることはできないので、今回の推しはパスすることにする。

    「つきあいたい」好きと、「男だったら、こうなりたい」好きについてイロイロと考えていて、なるほどなあと思った。
    しをんさんのご指摘のとおり、男である私は「女だったら、こうなりたい」という視点では女性を見ていないことに気づいた。
    女優、歌手、スポーツ選手、芸術家、アナウンサー、と数多くの女性を(主に

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    2023年06月14日