三浦しをんのレビュー一覧

  • 政と源

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    ダメダメだけど憎めない人の描写が、三浦しをんは上手い!

    東京都墨田区の下町に住む幼馴染の73歳コンビ国政と源二郎の物語。
    かっこよく生きられないし、後悔していることもあるけど、今を生きる。
    周りの人を思いやりながら生きる。
    そんな温かさを感じる作品です。

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    2022年08月15日
  • 新装版 三四郎はそれから門を出た

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    三浦しをんのおすすめ本のエッセイ集。
    どれも読んでみたいと思ったが、まずはメモしたものから順次読もうと思う。
    また作者の生声がそのまま本になったようなエッセイならではの文章で大変面白かった。
    作者のオタクっぽい表現(ぶるぶるぶると口で(ここでは文でだが)言っているところとか)などは凄く共感が出来た。

    三浦しをんの作品はののはな通信しか読んだことがないがおすすめ本と並行して作者自身の作品も読んでいこうと思う。

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    2022年08月06日
  • 夜更けのおつまみ

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    少しずつそれぞれの作家さんのお話がいただける、まさに「おつまみ」な本。
    読み進めていると、缶ビールが2本、空の状態で目の前にありました。

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    2022年07月24日
  • 『罪と罰』を読まない

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    未読座談会という、(立会人以外の)出席者全員が本を読まずに参加するという、『読んでない本について堂々と語る方法』をやってみたという記録本。

    実際には、冒頭と結末を数ページずつ読んでからでありましたが、想像力が膨らんでどんどん空想の話が進んでいって面白い。小説家と自分の距離感を感じざるを得ませんでした。

    ときどき、想像力に置いてけぼりにされながらも、実際に自分も本で読んだことがないので、こういう話なのかな、と何度か振り回されました。

    読んでは忘れを繰り返しながら、新しい本を読み続ける自分にとっての、「読む」という行為は一体どんな意味があるのだろう。

    忘れてしまうのでは、むしろ無駄なのでは

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    2022年06月29日
  • 風が強く吹いている 1

    駅伝好き

    走るってやっぱり良いですね。

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    2022年06月16日
  • しをんのしおり

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    三浦しをん氏の日常をまとめたエッセイ集。
    三浦しをんさんの作品に漂う、ちょっと古風で込み入った感じが大好きなのですが、この日常からあの作品が生まれるのかー……と、しみじみ眺めつつも、「ぷぷぷ」と笑えるようなお話が満載で、ついつい目尻を歪めてしまいました。

    特に面白かったのが弟さんとスーツを選びにいく話(「アイコンタクトレンズ探し」)、マックブックと冷蔵庫の話(「白雪姫の毒りんご」)、ワンピースが欲しい話(「罪深いがゆえに人は」)、ちょっと抜けているファッションの話(「キメきれない」)、ホワーイの話(「暗黒禅問答」)でした。

    エッセイってこんなに面白かったのか、と思わされるのは、それが三浦さ

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    2022年04月26日
  • 悶絶スパイラル(新潮文庫)

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    2008年刊行、しをん嬢30歳となる。読者が笑いで悶絶する安定のエッセイ。同じ時期に『光』みたいな重い小説を著していたとは思えない。あんちゃん、女犯坊などすごいキャラクターが繰り広げる明るい日常生活。中でもクリスマスイブに開催されたしをん嬢と愉快な古本屋仲間の忘年会の光景は圧巻で、ぜひこういう宴に混ぜてもらいたいと思った。

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    2022年03月23日
  • まほろ駅前狂騒曲

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    まほろ駅前狂騒曲

    まほろ駅前多田便利軒シリーズ三作目にして完結編。
    多田と行天が過去と向き合い未来に進みます。
    シリーズを通してまほろに住む人への解像度が上がり、これからも彼らの物語を読ませてほしいと思います。

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    2022年03月13日
  • 『罪と罰』を読まない

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    すごくおもしろかったです!何やってんだこのひとたち…(もちろんいい意味です)といういとおしい呆れ、ところどころ鋭い考察というかちゃんと読んでいる。作家の人たちはこうやって本を読むのか、とふむふむした。わたしもカタカナ名前が覚えられないがちだけれど、こうやって楽しくあだ名をつけて読んでいくといいのだなという気づきもあり。スベ。

    印象的だったのは吉田篤弘さんが言っていた、意味やつながりを持たせすぎると絵の印象が残らない、という言葉。読書の悦びはかならずしもあそこで説明していたのはこういうことだったんだ!という意味を理解することだけではなく、想像の余白というか像を結ぶ余白をたのしむことにあるのだな

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    2022年03月09日
  • 女子漂流

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    三浦しをんさんが好きで、中村うさぎさんのエッセイも拝読したことがあり拝読しました。氷河期時代のしをんさんとバブル時代のうさぎさんが、女子高から大学にや恋愛や仕事や世間やお互いの趣味について炸裂した対談で良い意味でパンチがありました。お二人の最後のあとがきも素晴らしかったです。女性として生きるのは本当に大変です。

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    2022年03月06日
  • 新装版 三四郎はそれから門を出た

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    本屋さんで待ち合わせ、同様しをん先生が様々な本をプレゼン(?)するという内容で、しをん先生の物を書く力でこの作品は読んでみたい!!と思わせられるものが多くて付箋を貼りながら読むのが楽しかった!エッセイもいつも通り面白くてやっぱり期待を裏切らない、本当に好きな作家さんだと思った。

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    2022年02月23日
  • 『罪と罰』を読まない

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    しをん先生がとても好きなので読んでみよう、と軽い気持ちで読み始めたけどとても面白かった。
    知識と語彙が豊富な4人の語り手によって考察される罪と罰、自分も読んだことは無かったがこれを読んで読んでみたい!と思った。
    なんだか難しそうな話だと敬遠していたが、人が楽しそうに話しているとなんとなく読んでみたい気持ちにさせられる。会話のテンポもすごくよくて、読みながら思わず笑ってしまった。

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    2022年02月23日
  • マナーはいらない 小説の書きかた講座

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    三浦しをんさんによる、小説の書き方についての本です。
    私は三浦しをんさんの小説が好みで、「この作品がどうやって作られているんだろう?」という動機で読み始めました。
    小説家を目指す人にとっても、そうでない人にとっても楽しめるエッセイ形式で、WebマガジンCobalt(コバルト)にて連載されていたものを一冊にまとめて「お口直し」と称した部分を新たに書き下ろしたものだそうです。

    注意点として、
    『あの家に暮らす四人の女』
    『むかしのはなし』
    のネタバレがありますので、「ネタバレの前に読みたい!」という方がおられましたら、先にそちらを読まれることをお勧めします。

    本書を読み終えて、三浦しをんさんの

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    2022年02月20日
  • あやつられ文楽鑑賞

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    以前読んだものを、文楽観劇を経て再読。うーん、めちゃくちゃ面白い!
    感じ方や語り口に卑近な感覚を抱くけど、それだけじゃない。スバっと本質的なことを切り取るところが三浦さんはすごいと思う。
    人形が人間を演じ、太夫が語り、三味線が包み込む。また文楽を観に行こう!

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    2022年02月06日
  • 乙女なげやり(新潮文庫)

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    少し毒のある表現で日常を語ったり、妄想を熱く語ったりと、この人何言ってるんだろうって声を出して笑ってしまいました。

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    2022年01月28日
  • 本屋さんで待ちあわせ

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    作家さんがどんな本に興味を持っているのかがわかり面白かった。

    四章の『読みずにわかる東海道四谷怪談』が個人的には1番だった。

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    2022年01月22日
  • 本屋さんで待ちあわせ

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    さすが三浦しをんさん!と拍手してしまうほどに、私に刺さるものでした。本が大好きな三浦さん、色々な本が紹介されています。
    キュリー夫人の話は少し笑ってしまいました。

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    2022年01月22日
  • 人生激場(新潮文庫)

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    すごい。
    当時の作者と同年代の自分、スマホが普及するよりもかなり前に書かれたエッセイで、今の社会と全く違うのに全然共感できた。
    「三浦しをん」デビューを果たした。

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    2022年01月05日
  • 愛なき世界(下)

    愛に溢れています。

    単行本で読みました。(現在販売終了)やはり三浦しをんさんの作品は大好きです。今回の作品も登場人物が素敵な人たちばかり。研究者の人達が身近に感じました。藤丸君がどんどん植物に興味を持つように私も引き込まれました。

    #感動する #ほのぼの #深い

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    2022年01月04日
  • まほろ駅前番外地

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    番外編

    多田便利軒の二人の活躍?がまた見られます。
    まほろ駅前多田便利軒に出てきた登場人物たちの視点によるオムニバス形式の番外編集です。
    最後は行天の心の暗い部分が描写されていて、続編を読むのが楽しみになりました。

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    2022年01月03日