あらすじ
「漫画の王国」に生れた小説家の乙女な日常生活。バンドを追っかけ上方へ、愉快な仲間と朝まで語り、わきあがる妄想の楽園に遊ぶ……色恋だけじゃ、ものたりない! なぜだかおかしな日常はドラマチックに展開――日本の政局も、家族の事件も、人気のTVドラマも、考え始めたらいつのまにかヒートアップ! 「読んで楽しく希望が持てる」、笑い出したら止まらない、抱腹微苦笑ミラクルエッセイ。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
『極め道』『妄想炸裂』に続く、三浦しをん3冊目のエッセイ集。
冒頭からノリノリ、飛ばしに飛ばし、それが最後まで続いてゆく。やめてくだされ、笑い死んでしまいますって! ただの日常の出来事(プラスちょっとの妄想)を書いているだけなのに、ね。
Posted by ブクログ
ようやく読みました
三浦しをんさんのエッセイのテンション好きです
ご友人とのやり取りがツボです笑笑
三浦さん弟さんにブタさんって呼ばれてるんだ…
Posted by ブクログ
三浦しをん氏の日常をまとめたエッセイ集。
三浦しをんさんの作品に漂う、ちょっと古風で込み入った感じが大好きなのですが、この日常からあの作品が生まれるのかー……と、しみじみ眺めつつも、「ぷぷぷ」と笑えるようなお話が満載で、ついつい目尻を歪めてしまいました。
特に面白かったのが弟さんとスーツを選びにいく話(「アイコンタクトレンズ探し」)、マックブックと冷蔵庫の話(「白雪姫の毒りんご」)、ワンピースが欲しい話(「罪深いがゆえに人は」)、ちょっと抜けているファッションの話(「キメきれない」)、ホワーイの話(「暗黒禅問答」)でした。
エッセイってこんなに面白かったのか、と思わされるのは、それが三浦さんの文体と語り口調を以て示されるからなのかもしれません。しかし、それにしても面白い。クスッと笑える話から、思わず声を出して笑ってしまいそうな話まで……。
気になる方は是非。
Posted by ブクログ
『舟を編む』で大ファンになり、最近エッセイも人気だということを知って読みました。
結果として三浦しをんさんの頭の中が覗けて大変面白かったです。
妄想というのはここまで広がるものなのかと。そしてそれを商業出版できる実力を持ってるあたりが人気たる所以なのでしょうか。
盆栽を見かけた時に、ボンサイダーの話が読みがってきそう、、
Posted by ブクログ
三浦しをんさんがまだ古本屋でバイトをしている時代にかかれたエッセイ。
この頃からエッセイの中で妄想駄々洩れなのは健在だったんですね笑
特に印象に残ったのは
・ジンベイを夏祭りなどへ着てくる男性について
・好みの男性を判別するのに使える次元五右衛門チェックシート
・健さんの日常(純度100%三浦さんの妄想)
・タイトルの由来(元は「人生劇場」:同名の作品を後年に出版されてます。自分の名前を本のタイトルに入れるなんて…という思いがあったそう)
・三浦さんの浪人時代のお話の中にでてきた「生きるというのは、「明日にしわ寄せをすること」なのだ」という一文。夏休みの宿題はギリギリだったし、現在も仕事の締め切り間際にウンウンうなってる身としては首がもげるほどうなずいたし、私の先延場人生をここまできれいに言い表してくれてありがとうございます!という感謝まで覚えたほど。
起伏のない日常の中にこそ、面白いことやヘンなこと、怒りが炸裂するようなことがあるのだ、という三浦さんの信念を表した内容になってます。
Posted by ブクログ
2001年〜2002年にかけて、しをんさんがまだ古本屋でアルバイトをしながら本を書いていたころのエッセイ。
実家での弟さんとの会話も面白いし、友達との妄想が果てしなくてすごすぎるww
周りのお友達も面白い人たちばかりで、これぞ類は友を呼ぶの代表格って感じ(笑)
初っ端の弟さんのスーツを一緒にみに行く話から笑ったし、最後の最後の文庫版あとがきの占いの話でも笑った。
=全部面白いww
他のも時代に沿って順番に読んでいきます!( ´_ゝ`)
Posted by ブクログ
かなり妄想力高め!いきなり妄想寸劇入ります。
onepieceがまだ10巻までしか発売されてないし、なにより当時の三浦さんが古本屋でバイトをしているのに衝撃を受けました…!時代だ。
Posted by ブクログ
オタクっぽい趣味とか愉快な友達とか衝動買いをしてしまうのとか、めちゃくちゃ笑えるわけじゃないのにずっとニコニコしながら読めるようなエッセイで好きだった。
Posted by ブクログ
再読。三浦しをんのエッセイは定期的に読み返している。
今作では弟のスーツ探し、コム・デ・ギャルソンのワンピース、京都旅行記などの話が。エッセイでは毎度のように登場してくる弟さん、Yちゃん、腹ちゃん、ぜんちゃん、ナッキー…など、三浦しをん先生もおもしろい方なのだが、先生を取り巻く方々もめちゃくちゃおもしろい。会話のなかでとびかう変化球の嵐と寸劇。お父様とお母様もおもしろい。今後も定期的に読み返していきます、おもしろいんだもの。
Posted by ブクログ
「極め道」「妄想炸裂」と読んだので、「しをんのしおり」。
これで2002年の春までの三浦しをんさんの人間関係と素行調査終了。
自分の名前をタイトルに入れるのはチョット…ということもあり、本来なら「人生劇場」をこの本のタイトルにしたかったようです。
そんなこだわりもあってか、本書に続くエッセイ第4弾は「人生劇場」改め「人生激場」です。
立て続けに読み過ぎたので、少し間を開けてから読もうと思います。
平凡な日常の一コマから、無制限にネタが湧いてくる三浦しをんさんの脳みそは凄いなーと思います。
少なくとも常に私の10倍ぐらいは脳細胞が活動している。
「高倉健の一日」というテーマで軽く本が一冊書けちゃうというのも良く分かりました。
エッセイなので4ページ程でストップしていますが、
例えば、歯磨きのシーンを書いてと頼めば、すぐに10ページくらい書けちゃいそうです。
本書でも、妄想が湧き出てくるスピード感を感じながら、しをんワールドに引きずり込まれました。
Posted by ブクログ
抱腹絶倒とまではいかなくても確かに笑える。
作者が書いた話にはよくお世話になっているのに、作者自身について触れる機会ってあまり無い。
三浦さんの逸脱した感性が光る一冊
Posted by ブクログ
友人に「三浦しをんはエッセイもおもしろい!」とオススメされて購入!うん、おもしろい!
私自身オタク気質なのもあって、ふへって笑いながら読みきってしまった。
なんの話やねんって笑っちゃう話が本当に大好き。
私自身もそういう文章書きたいなって思うのです。
Posted by ブクログ
三浦しをんさんの小説が好きです。
文庫化された小説は完読したので、エッセイにも手をのばしました。
大笑いしました。
失礼ながら、女性にこんな面白いエッセイが書けるとは…
このお笑いセンス、個人的には、漫画家の高橋留美子に匹敵するかと。
小説ではコメディタッチのものもありつつ、シリアスなものもある しをんさん。
やはり、このエッセイは小説とギャップを感じますが、
そこもいい感じです。
他のエッセイも読んでみようと思います。
Posted by ブクログ
デビューエッセイらしいです。
私は先にいくつか、小説などを読んでからなので
すごい高いところにいる、しをんさんのイメージが
ガラッと変わって身近に感じました。
Posted by ブクログ
途中で著者の一人称が変わるため、最初は混乱しました。話の内容はどれも普通なのですが、語り口が軽妙で本来よりも面白く感じられるのだと思います。すらすらと読めてしまうので、隙間時間の読書にぴったりです。私は、一気に読んでしまいましたが。
Posted by ブクログ
「漫画の王国」に生れた小説家の乙女な日常生活。バンドを追っかけ上方へ、愉快な仲間と朝まで語り、わきあがる妄想の楽園に遊ぶ…色恋だけじゃ、ものたりない!なぜだかおかしな日常はドラマチックに展開―日本の政局も、家族の事件も、人気のTVドラマも、考え始めたらいつのまにかヒートアップ!「読んで楽しく希望が持てる」、笑い出したら止まらない、抱腹微苦笑ミラクルエッセイ。(表紙裏)
2か月も空くとは思わなかった。
読んだのは三冊目ですが、刊行されたのはこれが一番最初ですね。今では語り草になっているアルバイト時代の話もちらほら。
ですが、やはり肝は、いつでもどこでも突入する三浦さんの妄想展開でしょう。楽しそう。
Posted by ブクログ
あいかわらすオモシロイwww
ずいぶん長い時間をかけて、ちびちび読んでたけど、めっちゃ「しをんワールド」全開で、読むたびに楽しかった~!www
Posted by ブクログ
楽に読めるし、少し楽しいし、読み飛ばすのに負担を感じない軽い内容。漫画や小説についてもう少し語って欲しかった。漫画もほぼ同世代だけど、あまりにメジャーだったり、あまり面白くなかった。
Posted by ブクログ
歯が痛くて、何か気楽に楽しめる物を。。と思って積読からこちらを選んだ。
いつにも増して妄想話満載。漫画やベルバラ等私ももっと知識があれば、更に楽しかったんだろうなーと思うと少し残念。
個人的には古今集のみつね君のところが一番好き。
Posted by ブクログ
三浦しをん氏のエッセイで6、7年前の発行本。 初めて三浦氏のエッセイを読んだけど、本当に面白い人でますます筆者を好きになりました。 漫画が大好きでコミケやま○んだらけにも行くオタクぶりに、バンドのライブにも参戦する。そんな三浦氏がとても身近に感じます。それに爆裂する妄想力には圧巻!普段の生活でも溢れ出る妄想には流石です。その妄想が作品に繋がっているんだと胸熱になりました。 それにしても、三浦氏のエッセイ本は外で読むには笑いが止まらなく危険ですね(笑)
Posted by ブクログ
本人の後書きの通り、「人生劇場」というタイトルの方がしっくりくる内容だった。
本当に何気ない日常を妄想たっぷりに描くところがすごいと思った。
オタクな話は、熱量についていけなくて、ちょっと読み飛ばしてしまったけども。
Posted by ブクログ
同年代なので、2000年くらいの懐かしい雰囲気とか、当時のあの年代の雰囲気なんかがとても共感できて、楽しく読めた。若い!!と思いながらも、その若かった三浦しをん氏が書いた文章を今読んでも妙に考えさせられたり、勉強になったりする。
Posted by ブクログ
「舟を編む」で三浦しをんを知ったのは確か当時高校生の頃だったからもう5年以上前かもしれない。国語辞典の作成に挑むという設定と柔らかな文体がよく合っていて気に入ったのを覚えている。その三浦しをんのエッセイということで期待していたが、大学生の日記という印象で、あの柔らかで繊細な文体は「舟を編む」用であったのだと感じた。
Posted by ブクログ
やっぱり面白いな三浦しをんは。
おそらく同年代もしくはちょっと上だと思うんだけど、ネタ元がよく分かって面白い。
バクチク好きだしさ。
バクチク好きなお友達に聞いたら、三浦しをんは有名らしい。
会報誌に寄稿文出したりするレベルで。
気軽に読めるエッセイなのでした。