三浦しをんのレビュー一覧
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政治学者であり,なおかつ鉄学者である原武史さんと,小説家の三浦しをんさんの対談。
哲学じゃないですよ。鉄学です。鉄道オタクです。
三浦しをんさんも,オタク気質のある方です。
5回の対談ですが,2016年6月から2018年8月までの間に,イギリスのEU離脱が決まったり,天皇が「生前退位」の意向を示されたりと,大変歴史的な出来事がありました。
特に「生前退位」に関しては,原さんの専門分野でもあり,微に入り細に入り話されているのがとても印象的でした。一般庶民にはわからないことを,歴史的なことや,皇室のしきたりなど,様々な角度から話されていたのが印象的です。
原さんの膨大な知識量と, -
Posted by ブクログ
三浦しをんさんが,様々な職業の女性にインタビューをした本。
三浦さんは「仏果を得ず」で文楽の太夫,「舟を編む」で辞書の編纂者,「神去なあなあ日常」で林業など,様々な職業の人を主人公にした小説を書かれています。
そんな三浦さんの興味のままに,様々な人から仕事の楽しみ,苦労,生きがいなどをインタビューなさっていて,それらをまとめたもの。
漫画のプロアシスタント,靴職人,動物園飼育係,フィギュア企画開発,女流義太夫三味線,こんな仕事があるんだなあっていうのを改めて教えてくれた本。インタビューした三浦さんの人柄もあるんでしょうけれど,苦労したことよりも,楽しいこと,仕事で充実していること, -
Posted by ブクログ
結構ボリュームあるし、ペラペラめくったら知らない作家の本ばかりだし、面白そうな所だけ適当につまみ食いするつもりで読み始めた。
で、結果は隅から隅まで熟読!どこを読んでも面白い。
飛ばし読みなどしたら損した気分になってしまうではないか。
三浦しをんさんは生真面目で控え目な清楚なお嬢様タイプだと勝手に思っていたけど、イメージが粉々に砕け散った。
建前は本の紹介だけども、実態は三浦しをんはこんな人だよ、こんなことを考えながら生きているんだ、という自己さらけ出し本。
これらのエッセイが書かれた時期は、15年ほど前だけど今も変わってないよね?
最近のエッセイも読んでみて三浦しをんの進化を確認せねば。 -
Posted by ブクログ
三浦さんが趣味に走ったエッセイ。電車の中で読んでいたが、ニヤニヤしてしまった。新撰組!は見ていないし、オダ○ョーのファンでもないが、コアな趣味語りと、まっすぐなオタク感がたまらない感じ。家族ネタも相変わらず面白く、今回はフリーダムな父も出てきて最高である。題名のつけ方も、エッセイに関連していてニヤッとできるが、関係各所に喧嘩売ってないか心配。
岸本佐知子さんが解説を書かれているが、これまでずっと思ってきたこと、話の瑞々しさ、共感性、それそれ!私もそう思っていた!という腑に落ちる感じ、それを「感動の記憶力」という言葉で見事表している(正確には岸本さんの知っている作家さんが。)。頭で感情を記憶する -
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購入済み
良かった
映画上映された時話題になっていたが、スルーしていた、あるきっかけでアニメ版を観てなんとなく原作本を購入して読んで凄く世界感が素敵で読んでいて楽しかったです。